2014/07/04 - 2014/07/04
29位(同エリア84件中)
昆虫博士さん
野生動物、氷河、マッキンリー山を見るため、アラスカに行ってきました。
7日目は早朝に動物を見るためにサルベージ川まで行きました。そこでマッキンリー山がきれいに見えていたので、急遽 昨日のリベンジにアイルソン・ビジターセンターまでシャトルバスで行くことにしました。
天気がよかったので、曇天の昨日とは比べものにならないほど アラスカの大地の雄大さを実感できました。北米最高峰のマッキンリー山は訪れたデナリ国立公園を訪れた観光客の20〜30%しかきれいに見ることができないと言われていますが、雲に隠れる寸前のところで山頂まで見ることができました。マッキンリー山は山麓から見て世界で一番高い山(世界一の比高)なので、すごい迫力!
ここまで来てマッキンリー山がちゃんと見れずに帰るのは悔しいので、デナリで予備日を1日設けておいて大正解でした。
■ アラスカ 北の大地&野生動物 9泊10日 ■
1〜2日目) 準備編, 往路, スワード・ハイウェイ
http://4travel.jp/travelogue/10905727
3日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河クルーズ 海の野生動物&鯨のジャンプ
http://4travel.jp/travelogue/10906719
4日目) キーナイ・フィヨルド国立公園 氷河までハイキング → タルキートナ
http://4travel.jp/travelogue/10907645
5日目) タルキートナ 植村直己ゆかりの地 → デナリ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10908301
6日目) デナリ国立公園 野生動物の宝庫 ワンダーレイク行き始発バス
http://4travel.jp/travelogue/10909392
★7日目) デナリ国立公園 マッキンリー山鑑賞 アイルソン行きバス
http://4travel.jp/travelogue/10912237
8日目) デナリ国立公園 レンジャー引率ハイキング → アンカレッジ
http://4travel.jp/travelogue/10916649
9日目) プリンス・ウィリアム湾 氷河クルーズ 26の氷河&ラッコの大群
http://4travel.jp/travelogue/10920574
10日目) 先住民文化センター, 帰路, 総集編(海と大地の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10923725
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス
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4時過ぎにホテルのあるヒーリーを出発し、デナリ国立公園に動物探しに行きます。
この時間、まだ日の出前です。Denali Park Hotel ホテル
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国立公園内に入り、パーク・ロード(Park Road)を西に向かいます。
南側にはアラスカ山脈の山並みが見えます。デナリ国立公園 国立公園
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その中に雪山が見えます。
これがマッキンリー山(Mt. McKinley, デナリ Denali)です。
昨日とは打って変わって今日は快晴で、マッキンリー山が頂上までとてもきれいに見えます。 -
自家用車で入れる最奥地 サベージ川(Savage River)に向かいます。
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朝霧が立ち込め、神秘的な雰囲気です。
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サベージ川は、国立公園入口から14.8マイル(23.8キロ)の場所にあります。
ここから先は道路が未舗装になり、一般車両は入れません。
運転しながら周りの動物を探すのは難しく、けっきょく動物には出会えませんでした。サベージリバー 滝・河川・湖
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マッキンリー山をちゃんと見ずにデナリを去れないので、急遽 もう一度シャトルバスに乗り、マッキンリー山を近くで見ることにしました。
デナリを3泊にし、予備日を作っておいて正解でした。
いったんモーテルに戻って準備をして、再度 国立公園に出発です。 -
ウィルダネス・アクセス・センター(Wilderness Access Center)で、シャトルバスの当日チケットを入手します。
マッキンリー山の鑑賞が目的なので、アイルソン・ビジターセンター往復で十分です。
この日 7月4日はアメリカ独立記念日の休日のため観光客が多く、9時発だけ2便に増便されていて、2台目に空席がありました。ウィルダネス アクセス センター 建造物
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チケットの半券です。
大人34.5ドル、往復8時間です。
途中何回かトイレ休憩があり、目的地のアイルソン・ビジターセンターでは45分ほどの休憩時間があります。 -
シャトルバスの出発まで1時間ほど時間があったので、ウィルダネス・アクセス・センターの周辺を散歩します。
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黄色い花は、ウサギギク(Arnica)の仲間。
7月上旬は花が満開です。 -
この辺りはクマも出るようです。
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アイルソン・ビジターセンターに向けて出発です。
アラスカ鉄道がちょうど横切りました。アラスカ鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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まだ、マッキンリー山がきれいに見えます。
アイルソン・ビジターセンターに着くまで雲に覆われないことを祈るばかりです。 -
サベージ川(Savage River)にかかる橋でいったん停止します。
サベージリバー 滝・河川・湖
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この橋を渡ったところに、サベージ検問所(Savage Check Station)があります。
この検問所を過ぎると、未舗装道路になります。
シャトルバスと観光バス以外は、原則としてこの先には行けません。 -
毎日、工事車両が未舗装道路を整えてくれているので、よく工事車両と出会います。
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運転手さんが気を利かせて、マッキンリー山が見えるポイントで写真タイム。
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山の先端しか見えませんが、標高が高いのでこの山だけ真っ白で目立ちます。
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テクラニカ休憩所(Teklanika Rest Area)でトイレ休憩です。
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テクラニカ川(Teklanika River)は、レース状の網状河川(Braided River)です。
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今回のシャトルバスは、昨日のボンネットバスとは違い普通のバスです。
左側(運転手側)の方が 往路での景色がよいので、運転手のすぐ後ろの席を陣取りました。 -
セーブル峠(Sable Pass)。
まだ雪が残っています。 -
ポリクローム峠(Polychrome Pass)にさしかかってきました。
トクラット川(Toklat River)が網目状に広がります。ポリクローム パス 自然・景勝地
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このような崖の道を行きます。
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“極彩色の峠”とは、よく言ったものです。
今日の運転手も、ここの景色が一番好きだといっていました。
今日は左側の座席にして正解でした。 -
カラフトライチョウ(Willow Ptarmigan, 樺太雷鳥)。
うまく写真に収められませんでしたが、バスが来たので急いで逃げています。 -
マッキンリー山に少し雲がかかってきました。
一般的には、午後になると雲がかかることが多いので、今日は見れることを祈るばかりです。 -
遠くにカリブーを発見。
メスのようです。 -
雄大な風景が広がります。
昨日は曇天でしたが、快晴だと印象がまったく違います。 -
トクラット川(Toklat River)。
デナリの川の多くが網目状になっていて、不思議です。 -
カリブーの群れが道路のすぐ近くにいます。
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野生動物はせっせと食事をしていることが多いのですが、この群れは休憩中のようです。
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オスの角は立派です。
冬眠しない野生動物は痩せていて、あばら骨が見えていることが多いです。 -
トクラット休憩所(Toklat Rest Area)に到着です。
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トクラット・ビジターセンター(Toklat Visitor Center)。
昨日も立ち寄りました。トクラット ビジターセンター 散歩・街歩き
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マッキンリー山に近づいて来ましたが、その山の周りだけ雲が覆ってきました。
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周りは素晴らしい景色が続きます。
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もうすぐマッキンリー山を望めるストーニー・ヒルです。
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ストーニー・ヒル(Stony Hill)。
よく写真になっているマッキンリー山の鑑賞ポイントです。
少し雲に覆われていますが、最高地点の南峰(6194メートル)が見えます。
何とかギリギリ、マッキンリー山が見れて満足です。
※ ここでアカキツネ(Red Fox, 赤狐)が道路を歩いていましたが、写真には収められませんでした。ストーニー ヒル 山・渓谷
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マッキンリー山の巨大さがよくわかります。
マッキンリーは北米最高峰で海面からの高さ(標高)が6194メートルですが、山麓からの高さ(比高)は5600メートルと世界一です。
つまり、実際に立って見上げると世界一高い山となります。
※ 世界最高峰のエベレストは標高8,848メートルですが、比高は3700メートルと富士山と同じくらいです。マッキンリー山はそれよりも2000メートルも高いことになります。 -
目的地のアイルソン・ビジターセンターが見えてきました。
マッキンリー山の周りが徐々に雲に覆われてきました。 -
アイルソン・ビジターセンター(Eielson Visitor Center)に到着です。
アイルソン ビジターセンター 建造物
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45分ほど休憩時間があるので、近くのツンドラ・ループトレイル(Tundra Loop Trail)をハイキングします。
ハイキングと言っても、短いトレイルなので 散歩程度です。
このビジターセンターは森林限界よりも高い地点にあるので、周りは高山ツンドラ(Alpine Tundra)です。 -
マッキンリー山は、まだ何とか山頂が見えます。
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ホッキョクヤナギ(Arctic Willow, 北極柳)。
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チョウノスケソウ(Mountain Avens, 長之助草)。
ロシア人植物学者マキシモヴィッチの助手の須川長之助が採取したことからこの和名になりました。 -
コケモモ(Lingonberry, 苔桃)。
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ハクサンイチゲ(Narcissus-flowered anemone, 白山一華)。
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この時期は高山植物が満開で、山を眺めたり、植物を愛でたりと忙しいハイキングです。
※ この花の名前がわかりませんでした。ご存知の方、ご教示お願いします。 -
ホッキョクジリス(Arctic Ground Squirrel, 北極地リス)は高山地帯にも住んでいて、走ってきました。
冬眠する動物はせっせと食べているのか、ぽっちゃりしていていることが多いです。 -
マッキンリー山だけに目が行きがちですが、アイルソン・ビジターセンターからのアラスカ山脈の山並みも素晴らしいです。
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時間になったので、バスに戻ります。
言われた時刻に乗っていないと、他の乗客を乗せられてしまいます。 -
帰りのストーニー・ヒル。
山頂はもう雲に覆われています。ストーニー ヒル 山・渓谷
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山の尾根にカリブーがいます。
同乗者に目がよい人がいると、点のような動物を指摘してくれます。 -
トクラット川(Toklat River)でたたずんでいる人がいます。
トクラット ビジターセンター 散歩・街歩き
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ポリクローム峠。
往路では停まってくれませんでしたが、帰路では写真タイムがありました。ポリクローム パス 自然・景勝地
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まさにウィルダネス(手つかずの自然)です。
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遠くにメスのムースを発見。
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山の上にはドールシープが点のようにいます。
昨日の始発シャトルバスと比べると動物は少なかったですが、マッキンリー山が何とか見れて大満足です。 -
ホテルの近くにある 49th ステート ブリューイング カンパニー(49th State Brewing Company)で夕食です。
デナリ近郊では有名なレストランです。49th ステート ブリューイング カンパニー バー
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デナリに到着した2日前にも来ましたが、同じテーブルを案内されました。
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レストランのすぐ横には、ビールの醸造所もあります。
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デナリ最後の夜なので、まずはここで作られたビールを注文。
生ビール “Summerfest” (5.5ドル)。 -
アラスカ・ベリー・サラダ (14.49ドル)。
甘いドレッシングがかかったサラダでした。 -
チーズ・ステーキ (16.99ドル)。
ステーキを思ったら、サンドイッチでした。 -
この日 7月4日はアメリカ独立記念日なので、夜に花火を打ち上げていました。
と言っても、夜の9時前でもこの明るさなので 音と煙だけの花火です。
翌日は午前中に国立公園のレンジャー・ハイキングに参加し、午後にアンカレッジに向かいました↓
http://4travel.jp/travelogue/10916649Denali Park Hotel ホテル
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