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突然相棒が「オーロラを観に行きたい!」と言い出したのは2013年の秋、イングランド旅行から帰ってから直ぐのことだった。オーロラは北極圏で厳冬期に観るものだという先入観念のあった私としては「ええー」というのが最初の気持ちだった。<br /><br />さっそくインターネットで調べ始めると、「必ずしも厳冬期でもなくてもよい」ということが分かった。但し、オーロラは高層大気の各分子(酸素とか窒素など)の太陽風エネルギーによる放電による、相対的に弱い光であり、夜間でできるだけ他の光のない時にしか目に(あるいはカメラ)に写らないということも理解できた。人間の目には、それと見えないこともあり、露出時間の調整のきくカメラと三脚も持参すべしと色んな人がインタネットで云っていた。<br /><br />まず場所と季節時期をいつ頃にするか悩んだ。<br /><br />場所については、ヨーロッパか北米かどちらかである。晴れる確率の高いのは北米、但し、冬の温度ははんぱではない。また運悪くオーロラが諸事情により観測できない時のバックアップ活動はどうなのか、も、考慮しなければならない。北米のオーロラ観測適地は当然ヨーロッパに比べれば歴史は若く観光に適した文化的街も少ないが、ヨーロッパはそこそこある。ということで、ヨーロッパに決定。ヨーロッパの中で飛行機に乗る時間が一番少なくて済む、ということでフィンランドに決定した。<br /><br />残るは時期だ。相棒の誕生日が2月28日だ・・・ そうだ、「現地でサプライズ・バースデイ」を仕掛けてみよう。そこで各社のサイトを覗き込んだ。某社に誕生日の数日前に出発コースがある。しかも、月齢を調べてみると新月の前後だ。決定!2月25日発フィンランド行。しかし、このコースは催行人数に達せず中止になった。サプライズできず残念!同じ会社の催行保証日の3月8日だ、「月齢では半月から満月になる期間にあたる!」いやな予感がするがやむを得ない。<br /><br />次に、カメラだ小さなデジカメしか持っていない。露出時間やISO値(この概念はこの時まで知らなかった!)の調整が効くデジタル一眼が撮影には必要なのだと分かった。さっそく秋葉原や有楽町へ出かけ、幾つか店頭でながめ、何日か後に有楽町の某店で寒さに強いとのうたい文句のカメラに決定。レンズは18−55の標準と50−200の望遠がセットになっていた。三脚とリース・ケーブル、記憶媒体、バッテリーとチャージャー、カメラ・リュックまですすめられ即購入。カメラ・リュックはいままで一度も使っていないので無駄な買い物だった。<br />その後、オーロラは空のどこに、どのくらいのサイズ・規模で現れるかわからないので「超広角レンズ」が必要とオーロラ撮影経験者がいっているので、超広角のフィッシュアイを別途購入。<br />分厚いカメラ・マニュアルを少しづつ読み進め、何回かに分けて操作練習した。いまだに理化できていないところが多い。<br /><br />最後は服装だ、3月初めとはいへ、ラップランドは寒いことがあるので十分準備をと色んな人が言っている。かってはスキーウエアーを持っていたのだが、板や靴とともに数年前に廃棄していたので、通常用のウエアを購入した。これは役に立った。<br />何回か使用する場面があった。靴もスノーブーツを購入。これは2回ほど使ったが、今回の旅ではトレッキング・ブーツで十分だったような気がする。<br /><br />そして、成田からフィンランドへ3月8日午後1時過ぎに出発。<br /><br />表紙は、ヘルシンキ空港で国内線乗継待機場所での黒猫「クレオパトラ」ちゃん。同じ国内線に乗り継ぐ現地のご夫婦の愛猫で、旅慣れていて、とても御利口さんでした。どこへ行くときも一緒なんだとか・・・ あー、このこ名前はクレオパトラなんですが、雄猫です。

森と湖の国にオーロラを求めて 出発編

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2014/03/08 - 2014/03/15

27位(同エリア307件中)

tadashi

tadashiさん

突然相棒が「オーロラを観に行きたい!」と言い出したのは2013年の秋、イングランド旅行から帰ってから直ぐのことだった。オーロラは北極圏で厳冬期に観るものだという先入観念のあった私としては「ええー」というのが最初の気持ちだった。

さっそくインターネットで調べ始めると、「必ずしも厳冬期でもなくてもよい」ということが分かった。但し、オーロラは高層大気の各分子(酸素とか窒素など)の太陽風エネルギーによる放電による、相対的に弱い光であり、夜間でできるだけ他の光のない時にしか目に(あるいはカメラ)に写らないということも理解できた。人間の目には、それと見えないこともあり、露出時間の調整のきくカメラと三脚も持参すべしと色んな人がインタネットで云っていた。

まず場所と季節時期をいつ頃にするか悩んだ。

場所については、ヨーロッパか北米かどちらかである。晴れる確率の高いのは北米、但し、冬の温度ははんぱではない。また運悪くオーロラが諸事情により観測できない時のバックアップ活動はどうなのか、も、考慮しなければならない。北米のオーロラ観測適地は当然ヨーロッパに比べれば歴史は若く観光に適した文化的街も少ないが、ヨーロッパはそこそこある。ということで、ヨーロッパに決定。ヨーロッパの中で飛行機に乗る時間が一番少なくて済む、ということでフィンランドに決定した。

残るは時期だ。相棒の誕生日が2月28日だ・・・ そうだ、「現地でサプライズ・バースデイ」を仕掛けてみよう。そこで各社のサイトを覗き込んだ。某社に誕生日の数日前に出発コースがある。しかも、月齢を調べてみると新月の前後だ。決定!2月25日発フィンランド行。しかし、このコースは催行人数に達せず中止になった。サプライズできず残念!同じ会社の催行保証日の3月8日だ、「月齢では半月から満月になる期間にあたる!」いやな予感がするがやむを得ない。

次に、カメラだ小さなデジカメしか持っていない。露出時間やISO値(この概念はこの時まで知らなかった!)の調整が効くデジタル一眼が撮影には必要なのだと分かった。さっそく秋葉原や有楽町へ出かけ、幾つか店頭でながめ、何日か後に有楽町の某店で寒さに強いとのうたい文句のカメラに決定。レンズは18−55の標準と50−200の望遠がセットになっていた。三脚とリース・ケーブル、記憶媒体、バッテリーとチャージャー、カメラ・リュックまですすめられ即購入。カメラ・リュックはいままで一度も使っていないので無駄な買い物だった。
その後、オーロラは空のどこに、どのくらいのサイズ・規模で現れるかわからないので「超広角レンズ」が必要とオーロラ撮影経験者がいっているので、超広角のフィッシュアイを別途購入。
分厚いカメラ・マニュアルを少しづつ読み進め、何回かに分けて操作練習した。いまだに理化できていないところが多い。

最後は服装だ、3月初めとはいへ、ラップランドは寒いことがあるので十分準備をと色んな人が言っている。かってはスキーウエアーを持っていたのだが、板や靴とともに数年前に廃棄していたので、通常用のウエアを購入した。これは役に立った。
何回か使用する場面があった。靴もスノーブーツを購入。これは2回ほど使ったが、今回の旅ではトレッキング・ブーツで十分だったような気がする。

そして、成田からフィンランドへ3月8日午後1時過ぎに出発。

表紙は、ヘルシンキ空港で国内線乗継待機場所での黒猫「クレオパトラ」ちゃん。同じ国内線に乗り継ぐ現地のご夫婦の愛猫で、旅慣れていて、とても御利口さんでした。どこへ行くときも一緒なんだとか・・・ あー、このこ名前はクレオパトラなんですが、雄猫です。

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  • 成田空港のフィンエアー出発ゲートの待合から登場する同航空の機体を撮ってみる。<br /><br />出発後は10時間ほどでヘルシンキに着陸。

    成田空港のフィンエアー出発ゲートの待合から登場する同航空の機体を撮ってみる。

    出発後は10時間ほどでヘルシンキに着陸。

  • 入国審査もスムースに済み、国内線トランジットへ向かう途中に小型単発プロペラ機が天井にぶら下がっていた。何か謂れのあるものなのだろうが、案内板を探してみたが見つからなかった。<br /><br />このすぐ下あたりでは、きれいなお姉さんが乗用車の新車キャンペーンをしていた。

    入国審査もスムースに済み、国内線トランジットへ向かう途中に小型単発プロペラ機が天井にぶら下がっていた。何か謂れのあるものなのだろうが、案内板を探してみたが見つからなかった。

    このすぐ下あたりでは、きれいなお姉さんが乗用車の新車キャンペーンをしていた。

  • お土産のお買いものゾーンが少しあり、まず「ムーミン」が「ウエルカム」してくれる。

    お土産のお買いものゾーンが少しあり、まず「ムーミン」が「ウエルカム」してくれる。

  • そして、漂泊の詩人・哲学者「スナフキン」もハーモニカで「ようこそ」と言ってくれる。

    そして、漂泊の詩人・哲学者「スナフキン」もハーモニカで「ようこそ」と言ってくれる。

  • ムーミン谷の妖怪?「にょろにょろ」たちも「いらっしゃい」と・・・

    ムーミン谷の妖怪?「にょろにょろ」たちも「いらっしゃい」と・・・

  • 帰国時もここを逆方向に通るので、最後のお土産購入場所ともなります。

    帰国時もここを逆方向に通るので、最後のお土産購入場所ともなります。

  • フィンランドは生活用品のデザインでは評判の国です。<br />マリメッコのバッグも色鮮やかです。

    フィンランドは生活用品のデザインでは評判の国です。
    マリメッコのバッグも色鮮やかです。

  • 国内線待合からのヘルシンキ空港の様子。<br /><br />森にかこまれていて、何時まで見ていても疲れの来ない心地よさに包まれています。

    国内線待合からのヘルシンキ空港の様子。

    森にかこまれていて、何時まで見ていても疲れの来ない心地よさに包まれています。

  • やっと機体が現れました。<br /><br />イヴァロからの便です。同地からの出発が2時間半ほど遅れた。

    やっと機体が現れました。

    イヴァロからの便です。同地からの出発が2時間半ほど遅れた。

  • 2時間ほど予定より飛行機の便が遅れたため、イヴァロ空港からのバスもすっかり暗くなったサーリーセルカの町へと到着。<br /><br />ホテルの近くのサンタ・ポスト・オフィッスも閉店。<br /><br />雪もちらついています。今夜はオーロラどうかなあ!?雪雲が吹き飛ばされないと無理ですから・・・

    2時間ほど予定より飛行機の便が遅れたため、イヴァロ空港からのバスもすっかり暗くなったサーリーセルカの町へと到着。

    ホテルの近くのサンタ・ポスト・オフィッスも閉店。

    雪もちらついています。今夜はオーロラどうかなあ!?雪雲が吹き飛ばされないと無理ですから・・・

  • ホリデイクラブ・サーリーセルカのロビーでチェックインを待ちます。<br />飛行機の便が遅れなければ、夕方の町のオリエンテーション散歩が予定されていたのですが、中止です。<br /><br />出発編これにて終了

    ホリデイクラブ・サーリーセルカのロビーでチェックインを待ちます。
    飛行機の便が遅れなければ、夕方の町のオリエンテーション散歩が予定されていたのですが、中止です。

    出発編これにて終了

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