2017/09/30 - 2017/10/01
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notchさん
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2017年秋,石川県の珠洲(すず)で開催された「奥能登国際芸術祭2017」(会期9/3~10/22)に行ってきました! さいはての地で出会う最先端のアートはすばらしいものでした。
珠洲はかつて能登線が走っていた地。2日間のこの旅でめぐった廃線のアートをまとめて1冊の旅行記につづりました。
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奥能登国際芸術祭の珠洲の街。
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旧・鵜飼(うかい)駅にやってきました。
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使われなくなったプラットホームに...
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ふと姿をあらわす...
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ノスタルジックな一両の列車。
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かつての記憶を思い起こすかのように...
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錆びた鉄路を踏みしめながら...
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静かにたたずんでいます。
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振り返る向こうに...
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もう鉄路はありません。
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車内をつらぬく...
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一筋の光。
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未来へと続く光のその先で...
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ま-も-なく...
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何が始まろうとしているのでしょうか。
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~『ま-も-なく』(アデル・アブデスメッド)~
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旧・飯田(いいだ)駅にやってきました。
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かつてここにあった列車の音は...
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もう聞こえてくることはありません。
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ふと見渡してみると...
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記憶のかたすみから呼び起こされた...
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忘れものたち。
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持ち主が現れることなく...
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忘れ去られた存在が...
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私たちに何かを語りかけています。
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歩きましょう。
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駅舎の外には...
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プラットホームへと続く階段。
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時を遡(さかのぼ)るかのように...
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たどり着いた先に...
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一両の貨車を見つけました。
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貨車とは...
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だれかの力がなければ...
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決して動き出すことのない存在。
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ずっとだまったまま...
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その心を...
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固く閉ざしているかのようです。
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心のすきまを見つけて...
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そっとのぞいてみます。
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すると,そこには...
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たくさんの人が書き残した...
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大切なことばが...
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しまいこまれていました。
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かつて必要とされたものも...
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時を経て...
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必要とされなくなると...
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忘れ去られる運命。
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ひょっとすると...
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このプラットホームそのものが...
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現代人の忘れもの...
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...なのかもしれません。
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イチオシ
~『小さい忘れもの美術館』(河口龍夫)~
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珠洲のまちなかにある...
道の駅 すずなり 道の駅
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旧・珠洲(すず)駅にやってきました。
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まっすぐに伸びる二本の鉄路は...
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無限の発想力をもった...
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小さな「アーティスト」たちの...
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無限のキャンバス。
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プラットホームでは...
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遠く異国を見つめるキオスクに...
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無限の発想力が凝縮されていました。
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~『善でも悪でもないキオスク』(ギムホンソック)~
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能登線の終着駅...
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旧・蛸島(たこじま)駅にやってきました。
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向こうにどんな世界観が...
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広がっているのでしょうか。
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駅舎に入ってみると...
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目に飛び込んでくる...
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インドネシアのアーティストの感性。
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インドネシアにも...
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廃線の運命をたどる鉄路があります。
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国境を越えて考える...
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人と鉄道が生み出す物語。
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~『Bookmark of dried flowers』(エコ・ヌグロホ)~
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プラットホームに出てみると...
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使われなくなった待合室に...
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あらたな命が吹き込まれています。
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ここは...
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かつての終着駅。
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線路の終端の先には...
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どんな未来が待っているのでしょう。
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振り返って過去の方角を見ると...
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どこかに続いてゆく二本の鉄路。
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歩きましょう。
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カーブの向こうに見えてきた...
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かがやく光。
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光に向かって...
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歩き続けます。
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やがて...
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時が止まったかのような...
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不思議な光景に出会いました。
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「過去」の光の中に...
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今日の太陽が吸い込まれてゆきます。
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~『Something Else is Possible:なにか他にできる』(トビアス・レーベルガー)~
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暗闇の中に...
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旧・上戸(うえど)駅が見えてきました。
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宙を浮遊する...
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駅舎の光。
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かつてここにあった鉄路は...
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記憶のかなたへ。
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その「うつしみ」が...
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やさしい月の光に照らされていました。
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~『うつしみ』(ラックス・メディア・コレクティブ)~
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アートをめぐる旅はまだまだ続きます。
~つづく~
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この旅行記へのコメント (8)
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- たらよろさん 2017/10/28 18:25:45
- 廃線
- こんばんは、notchさん
notchさんのカメラの腕が素晴らしいのと、
廃線というフレーズが、、、
秋の物悲しさをズシッと感じる芸術祭になってますねー
以前は、アートといえば、直島や豊島などの瀬戸内海でしたが、
今は各地でこういう芸術祭が行われているので楽しいですよねー♪
私も久しぶりに現代アートに触れたいな。
たらよろ
- notchさん からの返信 2017/10/29 10:36:09
- メッセージありがとうございます
- たらよろさん,こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
たらよろさんは能登半島を1周ドライブされたことがあるのですね。旅行記,読ませていただきました。やっぱりいいところですねー
奥能登国際芸術祭は今年はじめて開催されたのですが,本当にいい芸術祭でした。瀬戸内と同じ方がプロデュースされているようですよ。
今年はもう終わってしまったので,また開催されたら,ドライブがてら,ぜひ行ってみてくださいね。
notch
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- 琉球熱さん 2017/10/28 00:06:32
- 絵になる。「絵」にしてる?
- notchさん、相変わらずの「ワールド」全開。
写真一枚一枚が本当に素晴らしい。モチーフはありふれているのに。
廃線を利用したアート、素敵ですね。
絵になるなぁ、と思いながら見ていましたが、これってnotchさんが「絵にしている」んじゃ?
私が撮ったらこうは行かない。きっと説明過多で図鑑やカタログみたいになってしまうでしょう。
いつも素敵な写真集、ありがとうございます。
-----------琉球熱-----------
- notchさん からの返信 2017/10/29 10:24:15
- メッセージありがとうございます。
- 琉球熱さん,こんにちは。
旅行記らしからぬ旅行記をご覧いただき,さらにお褒めのことばまでいただきありがとうございます。
「絵にしている」だなんて,うまく言いすぎですよ(笑) やっぱり,作品そのものがもつ力ですよ。
今回の旅はアートですが,このシリーズの次には,山歩きも含めた大自然満喫の旅行記を発表できるかと思います。よろしければ楽しみにしていてくださいね。
notch
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- ecchanさん 2017/10/27 23:13:23
- こんばんは
- notchさん、お久しぶりです。
いつも素敵な旅行記でnotchさんの世界に魅了されています。
今回も詩人のようなnotchさんが紹介してくださると
さらに芸術性が高い作品に思えて拝見しました。
北海道の旅行記でも廻られた廃線もそうですが、能登線も
利用したと思うんですよね。珠洲の町も歩いたはずです。
遥か遠い遠い昔の記憶ですが・・・(笑)
廃線や廃駅がアートで再び人が集まったり、懐かしい記憶として
よみがえったりするのは素晴らしいですね~
次のアートも楽しみにしています。
こんな時期に台風が続いてますが、お気をつけくださいね。
最近は4トラ魂ゼロのecchanより(/ _ ; )
- notchさん からの返信 2017/10/29 10:09:03
- メッセージありがとうございます
- ecchanさん,こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。
能登線を使われたことがあるのですね。わたしは今回はじめて訪れたので,当時の様子は想像するしかないのですが,このような芸術祭をきっかけにして,はるばる訪れることができてよかったです。
奥能登は鉄道がなくなってしまったので,列車でというわけにはいきませんが,ぜひいつかまた訪問なさってみてください。
続編もよろしくお願いいたします。
notch
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- trat baldさん 2017/10/26 11:07:58
- シリーズと呼んでも良さそう。
- 日本中で鉄路が滅びていく現象に少し悲しい、北海道から引きずってきた思いがここに重なります、極端な過疎と都会化は貧富の差にも似てショックです。
- notchさん からの返信 2017/10/26 19:06:37
- メッセージありがとうございます
- いつもありがとうございます。
たしかに鉄路が消えていくのはさびしいですが,このような芸術祭を通して,廃線廃駅の魅力が多くの人に発見されていくのはいいことだなあと思いました。
notch
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