車窓からは緑の絨毯…電車とバスで巡る初夏の中欧周遊の旅③(クラクフ編）

2014/06/08 - 2014/06/09

クラクフはワルシャワに首都が移る前のポーランドの古都。
第二次世界大戦の戦災を免れた中世そのままの街並が今も残され、
1978年旧市街全体がユネスコの世界遺産に登録された。

旅行3日目はワルシャワからクラクフへ電車で移動。
クラクフ駅からホテルへの道中、歴史的建造物が次々と目に飛び込んでくる。
チェックイン後は反対側のお城方面をブラブラ。
夜は再び賑やかな中央広場へ。

4日目は朝から一人で静かな町を散策。
チェックアウト後は二人でヴァヴェル城へ。
お城見学後はヴィエリチカ行きのバス停までダッシュ！

6/05(木)関空22:30発→
6/06(金)→イスタンブール→ワルシャワ(ワルシャワ泊）
6/07(土)－－終日ワルシャワ散策－－(ワルシャワ泊)
6/08(日)ワルシャワ→クラクフ(クラクフ泊）
6/09(月)ヴィエリチカ岩塩坑へ日帰り→(車中泊）
6/10(火)→プラハ－－プラハ散策－－(プラハ泊）
6/11(水)－－終日プラハ散策－－(プラハ泊）
6/12(木)プラハ→ドレスデンへ日帰り(プラハ泊）
6/13(金)プラハ→チェスキークロムロフ(チェスキークロムロフ泊）
6/14(土)チェスキークロムロフ→テルチ(テルチ泊）
6/15(日)テルチ→ミクロフ(ミクロフ泊）
6/16(月)ミクロフ→ブラチスラバ(ブラチスラバ泊)
6/17(火)ブラチスラバ→ブダペスト(ブダペスト泊）
6/18(水)－－終日ブダペスト散策－－(ブダペスト泊）
6/19(木)ブダペスト→センテンドレ日帰り→ブダペスト→
6/20(金)→イスタンブール→関空18:20着

エリア クラクフ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

車窓からはのどかな風景。
ワルシャワから3時間半後、電車はクラクフ駅に16時頃到着。
駅から旧市街は歩いて行ける距離なので歩きます。

ここにもありましたバルバカンと呼ばれる砦。
15世紀に建てられたらしい。

バルバカンを超えるとあったフロリアンスカ門。

城壁に囲まれた町なんですね。

リュック背負いながら、真っ直ぐフロリアンスカ通りを進みます。
遠目にすごい教会が見える。

わき道をよそ見しながらトボトボ歩くと、

ダーン、中央広場にそそり立つ聖マリア教会の真ん前に。
大き過ぎてもっと離れんと全体が収まらん。

1222年に造られたゴシック様式の教会。

中に入ってみる。美し過ぎ。神様に近づけた気がする。

木造彫刻がほどこされた祭壇。
礼拝中ではないがお祈りされている人が多く、
邪魔になってはいけぬと退場。

聖マリア教会のファサード。
翌朝撮ったので少し暗い。

チェックインする前に観光が始まっている。
クラクフではあまり時間が無いので、移動中の時間も無駄には出来ない。

中央広場の東側。ヨーロッパ最大級の広場面積。
手前の教会は聖ヴォイチェフ教会。
10世紀に建てられたクラクフ最古の教会。

中央広場の真ん中に建つ織物会館。
14世紀に建てられ、元々布地の取引が行われていたとか。

逆光だった為、写真は翌日の朝に撮影。

織物会館を横から見るとこんな感じ。
ルネッサンス様式の美しい建物。

織物会館。これも翌日の朝に撮ったので人が少ない。

旧市庁舎。
1820年にクラクフ市庁舎が取り壊され、この塔だけが残されたとか。

旧市庁舎から徒歩2分で本日の宿Pergamin Apartmentsへ。
中々おしゃれ。

最初はこの部屋を案内されたが、
コートヤードに面していてうるさい為、変えてもらった。
中庭には数軒のバーが営業中。

シングルベッド2つの狭い方の部屋にする。
Bracka通りに面しているが中庭のバーよりは静か。
アパートメントとあるが、ここは殆どホテル。
朝食も別料金で同経営のバーで食べられる。1泊7660円。

ホテルのあるBracka通りには可愛いイタリアンレストランが。
私はいつも何故かカラフルなものにひかれる。

ここはカフェっぽいな。

またまた大きな教会に出て来た。
聖フランシスコ教会。

中は自然光のみ。

聖サンフランシスコ教会の入口。

大司教宮殿。

教会が次から次へと現れます。

建物の色がかわいい。

クラクフに来て思った。
ワルシャワの旧市街よりずっと広いやん。

カラフルなポストカードのデザイン。
クラクフはアウシュビッツやヴィエリチカ岩塩抗への起点の町。
ワルシャワより旅行者も多く、お土産屋さんもいっぱい。

この教会すごいわ、聖ペテロ聖パウロ教会。
バロック様式の教会で完成に30年かかったとか。

夕日に当たって一段と輝いて見える。

美しい内部

ポーランドの教会はいつもお祈りしている人がいるので、
写真バチバチ撮るのは気が引ける。

すごい装飾

お隣も教会、聖アンドリュース教会。

この教会は修復が必要かと。

ヴァヴェル城前の大きな通りの手前にひっそりたたずむ聖イジー教会。
お城は明日見学するとして、このまま来た道を引き返します。

お昼にマフィンを食べただけなので腹ペコ。
セルフサービスのレストランに適当に入る。
先ずはビールとジューレックのスープ。
ここのジューレックは濃い目の味。
ゆで卵、ソーセージにポテトが入ってこれだけで満足。

サラダにシュニッツェル、ピエロギをオーダー。
セルフサービスと言ってもシュニッツェルとピエロギはオーダーしてから調理のようで、
テラスまで運んできてくれた。
シュニッツェル以外は美味しかった。
セルフサービスのお店はとりあえず安い！

夕食後一旦ホテルへ戻って休憩。
夜9時半にホテルから直ぐの中央広場へ。
旧市庁舎の後ろ側にはステージが設置され、
ライブの音が広場に響き渡っていた。

織物会館。明かりが見えるので近づいてみる。

お店は閉まっていた。

クラクフ最古の小さな教会、間接的な照明がいいな。

織物会館の前は夜でも人で賑わっている。

プラハやブダペストのような派手な演出はないが、
控えめなところが古都クラクフには似合っている。

聖マリア教会の存在感は広場の中でも断トツ。

ヨーロッパの広場にはたいていあるカフェ群。夏限定なのかな？

クラクフのお月さん。

これが旧市庁舎裏でのライブ会場。結構盛り上がっていました。

明日はお城にヴィエリチカ岩塩抗日帰りトリップと超忙しいので、
今晩は早めに寝ます。

3日目終了。

4日目スタート。今日も快晴！
いつものように早起きしてしまい、一人で早朝散歩。
中央広場から昨日歩いていない所へ行ってみます。

昔の馬車の展示を発見！

聖マリア教会の横の道を入ると噴水が。彫刻の表情がリアル。

聖バルバラ教会。

振り返ると聖マリア教会の2本の塔が。

クラクフの教会はレンガ造りが多い。

小さい広場に出て来た。建物の色がかわいいなー。

パブとあるがこの時間にすでに開店？

お天気が良いので気持ちいい。
今回は強烈な晴れ男を連れてきたので、毎日この青空。

コレキウム･マイウス。ヤゲェウォ大学の一番古い建物。
ヤゲェウォ大学はヨーロッパの中でも最古の大学のひとつ。
回廊が美しい。

多分、ヤゲェウォ大学の敷地内。

多分こちらも。

そろそろ相棒を起こしに部屋へ戻ります。
バンの止まっている横の建物がホテルです。

ホテルのフロントで朝ごはんを申し込み、
同じ建物の1階のバーのテラスで頂きます。
こちらはソーセージやベーコンが美味しいですよね。
腹ごしらえした後は、お部屋をチェックアウト。
今晩は夜行列車でプラハへ向かうので、荷物は夜の8時まで預かってもらう事に。
本日まずはヴァヴェル城見学へ。

お部屋の中を覗きたくなる。

モザイクタイルが目を引いた。

ヴァヴェル城へ向かう坂道。
この坂を登っているだけで、汗が…。

何かすごい建物が坂を登っていたら見えてきます。

右下に見えるのはポーランドで最初に独立蜂起を指導した英雄の像。

ヴァヴェル大聖堂。中は撮影禁止。

教会内の違う所へ行こうとすると別のチケットが必要と言われた。
チケットのシステムが複雑で分りにくい。

ヴァヴェル大聖堂。金色のドームがまぶしい。
ワルシャワに遷都される迄、ここで歴代の王の載冠式が行われていたとか。

月曜日は王宮が休みで宝物･武具博物館がタダで入れる為、
入場時間の12時半まで城内をブラブラする。
時間は城門近くのチケット売り場で指定される。

庭園はお花がいっぱい。
女子はみんなここで立ち止まってお花の写真を撮っていました。

いい季節に来たもんだ。

蔦で覆われた城内の建物。

このお天気に感謝、感謝！

大聖堂横のここから王宮へ入って行きます。

入場制限があるだけ、やはり人が多いです。

王宮の美しい回廊。王宮が月曜日休みって非常に残念。
宝物･武具博物館は相棒が見たいと言い出した。
私はどっちでも良かったが。

王宮の上の階にはフレスコ画が残っているように見える。

トイレの前で咲いてたお花。

この木すごいわ。
1本の木が、王宮の建物にくっ付いて成長している。

宝物･武具博物館をさっさと見学し(館内は撮影禁止)、
王宮前からタクシーでクラクフ駅までレッツゴー！

クラクフ駅前のショッピングモールでタクシーを下車。
あらかじめホテルでヴィエリチカ行きのバスの時刻表を印刷して貰ったので、
あとはバス停を探すだけ。

ヴィエリチカ編へ続く

この旅行記へのコメント （4）

• るなさん 2014/07/22 09:50:39

  ホント、いい季節に行ったもんだ（笑）

  kayoさん、追いつけません^^;
  私がいない間にこんなにUPしてたなんて...
  気長に見させてもらいますわ。
  
  で、クラクフ。
  何だか私の見てない風景がいっぱいあったぞ？
  そういや教会ってものにあまり入ってなかったように思います。
  聖フランシスコ教会、素敵♪
  
  ミントグリーンの建物に彩られた小さな広場もすごくいいねぇ〜
  
  季節が違うとやっぱり違う場所のようにさえ感じます。
  ノエルのキラキラも良かったけど、お花がいっぱいの季節もとても素敵。
  花撮りが苦手なもんで、花オンリーはあまり好まないけど、風景の中にあるってのはやはりいいもんです。
  
  フランスもお花がたくさん咲いてましたよ。
  ブーゲンビリアとかすごいモコモコ（笑）
  
  あぁ〜やっぱり欧州はいいなぁ〜*^^*
  ポーランドも期待以上に良かったもんな。
  
  続き、また来ますね！
  
  るな

  kayoさん からの返信 2014/07/22 23:33:27

  RE: ホント、いい季節に行ったもんだ（笑）

  > kayoさん、追いつけません^^;
  > 私がいない間にこんなにUPしてたなんて...
  > 気長に見させてもらいますわ。
  
  
  るなさん、覗いてもらってありがとう！
  
  最近特に物事忘れやすく1ヶ月経つとどこで撮った写真かも覚えてなくって、
  早くアップせんとと思い。
  いつもはメモ書きで残すんですが、今回は相棒がおったんでいつものメモ書きも出来ず。
  写真だけが頼りで毎日ちょっとづつ、記憶をたどっています。
  
  
  > で、クラクフ。
  > 何だか私の見てない風景がいっぱいあったぞ？
  > そういや教会ってものにあまり入ってなかったように思います。
  > 聖フランシスコ教会、素敵♪
  
  
  1泊2日だった為大忙し。この頃は旅行が始まったばっかりで元気はつらつ。
  中に入れる教会は見やな損のように度厚かましくのこのこと。
  2週間の旅行で前半飛ばし過ぎて後半ヨレヨレでしたが。
  
  
  > ミントグリーンの建物に彩られた小さな広場もすごくいいねぇ〜
  
  相棒が朝遅い分、早朝散歩が唯一の自分一人の時間。
  一人で歩く時は地図も見ずフラフラ出来るので、
  偶然出会う街並や景色がすごく新鮮に感じたり。
  
  
  > 季節が違うとやっぱり違う場所のようにさえ感じます。
  > ノエルのキラキラも良かったけど、お花がいっぱいの季節もとても素敵。
  > 花撮りが苦手なもんで、花オンリーはあまり好まないけど、風景の中にあるってのはやはりいいもんです。
  
  
  ポーランドの暗いイメージが払拭された感じ。
  冬のヨーロッパってスキー場くらいしか知らないんですが、
  トイレの問題(冷えるとトイレばっかり行くもんで）で、
  いつもこの時期になっちゃうんですよねー。
  
  
  > フランスもお花がたくさん咲いてましたよ。
  > ブーゲンビリアとかすごいモコモコ（笑）
  
  
  フランスでもブーゲンビリア咲くんですね、知らなかった。
  私が行く頃はどの国もいつもバラかアジサイの頃なんで。
  藤の季節に行ってみたいんですが。日本のGWは高くて手が出ないし。
  
  
  > あぁ〜やっぱり欧州はいいなぁ〜*^^*
  > ポーランドも期待以上に良かったもんな。
  >
  > 続き、また来ますね！
  >
  > るな
  
  
  私は年に一度しか行けないヨーロッパ(休みの問題と金銭面で）
  るなさんのフットワークの軽さに驚きです。
  私もポーランドは期待してなかった分、良かったー！
  
  るなさんのシシリーの続きとフランス旅行記も楽しみにしてますね☆
  いつも旅のインスピレーション貰って、感謝です。
  
  あ、それと以前教えてもらったクラクフのレストラン、行ってきました。
  美味しかったー！有名店みたいですね。
  場所も直ぐ分かって次のヴィエリチカ編で写真アップしました。
  相棒がカバン置き忘れたのに、ちゃんと預かってもらっててナイスです。
  
  kayo
  

• こあひるさん 2014/07/09 11:43:00

  煉瓦色とタイル（？）が重厚

  kayoさん、こんにちは。
  
  クラクフは、古都だけあって、趣きのあるステキな建物がたくさんですね。派手ではないけど、よく見ると、かわいらしい建物もあるし。
  
  煉瓦色の重厚な建物と、カラフルなタイルで飾られた豪華な内装。あまり見たことのない感じです。教会の形も、ちょっと変わっていますね。
  
  相方さま、強烈な晴れ男なんですか？羨ましいなぁ・・・。
  
  こあひる
  
  

  kayoさん からの返信 2014/07/09 23:11:36

  RE: 煉瓦色とタイル（？）が重厚

  > kayoさん、こんにちは。
  >
  > クラクフは、古都だけあって、趣きのあるステキな建物がたくさんですね。派手ではないけど、よく見ると、かわいらしい建物もあるし。
  
  こあひるさん、こんばんは！
  
  何の予備知識も無く行ってきましたが、旧市街入るなりワォーってな感じです。
  私はあまりヨーロッパの旅行経験がないのですが、
  今まで訪れたヨーロッパの国々とは全く違った印象でした。
  旧市街はどこも歩いて回れますが、1泊では限界がありました。
  
  
  > 煉瓦色の重厚な建物と、カラフルなタイルで飾られた豪華な内装。あまり見たことのない感じです。教会の形も、ちょっと変わっていますね。
  
  レンガ色の建物が多かったのも印象的。
  天気が良かったのでどの建物も明るく写っていますが、
  実際はやっぱり中欧の重さを(重厚感)感じます。
  
  
  > 相方さま、強烈な晴れ男なんですか？羨ましいなぁ・・・。
  >
  > こあひる
  
  旦那様、雨男って書かれてましたよね。
  私は去年フランスで2週間の間10日は雨にやられ、
  今回一緒に連れて行って良かったです。
  まさかここまで毎日晴れるとは(初日以外)。
  
  kayo