2014/06/14 - 2014/06/18
83位(同エリア489件中)
PHOPHOCHANGさん
- PHOPHOCHANGさんTOP
- 旅行記786冊
- クチコミ1937件
- Q&A回答22件
- 831,059アクセス
- フォロワー151人
敦煌行って来ました。
敦煌へ行くとなれば、シルクロードを巡る旅の一環として、西安やらウルムチ、トルファンと言った各都市を1週間から10日かけて周遊するのが一般的ですが、時間もお金も無い自分(って毎度の事)は、ピンポイントで敦煌のみを目指しました。
とは言え、日本から敦煌への直行便は無く、格安航空券を利用しようとすれば、往路は中継都市での宿泊が必須となります。
自分は中国国際航空の北京経由便を選択しました(って、それが最安値だったし)。
航空会社のHPから直接予約を入れたのですが、東京成田〜敦煌の往復って入力すると、夕方もしくは夜の成田発の便で北京へ入り、翌朝敦煌へ飛ぶってプランしか最安値が出て来ません。ところが、複数都市訪問を選択し、東京成田〜北京〜敦煌〜東京成田ルートにすると、好きな時間のフライトを同じ(最安)値段で選べました。全く同じなのに不思議。
勿論北京入りは朝一番にしました。そうすると出発日の午後は北京で遊べます。
敦煌郊外の観光は続きます。ツアーの最後には敦煌で是非行ってみたかった雅丹地質公園も控えています。
ツアー客の中で中国語の通じない唯一の存在としては、何が起こるかドキドキでした。
ちなみに今回の旅程をザックリ述べておくと・・・
6月14日(土)
08:50(実際は1時間遅れて09:50) 東京成田発中国国際航空422便 成都行き
北京空港世紀商務酒店1泊
6月15日(日)
06:40(予約時は07:20だったのが2度変更)北京発中国国際航空1287便 敦煌行き
敦煌国際青年旅舎3泊
6月18日(水)
11:20 敦煌発中国国際航空1288便 北京行き
16:40 北京発中国国際航空421便 東京成田行き
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ロケセットの敦煌古城の後は、莫高窟のミニ版とも言うべき西千仏洞です。莫高窟の西側に在る為、西〜〜と呼ばれています。北魏時代や唐時代の壁画が有りますが、破損状況は激しいそうです。
-
バスを降りても何か在るようには見えません。
が、この崖下へ下りて行くのです。 -
てか、柵とか何も無いので端っこ行き過ぎないようにご注意ください。
-
こんな凸凹したところにキチンと残っているのでしょうか?
-
入場券を買うのは更に下へ降りるのです。
-
こんな崖の途中の細い通路を歩いて行きます。
-
莫高窟と同じようにガイドさんが鍵を持って、いちいち1つ1つの祠(洞)を開け閉めしつつ説明して廻ってくれるのです。
-
ただ、中国語のみなので、何を言われてるのか皆目見当付かず。ジョークにも笑えず、一斉に上がる感嘆の声にも合わせられず、或る意味勿体無い見学でした。
それでも崖下のこんな場所に良くも造った&良くも残っていたって感動は有りました。 -
右の木の側にちょっと見えてるの判りますか?上の道路からだと何も見えませんよね。
-
次は玉門関、所謂関所です。此処から西は国の権力が及ばない西域とされていました。
此処までたどり着く途中、道の真ん中にいきなりゲートが出現しました。
その手前でバスが停まり、「トイレ」って単語は聞き取れたので、トイレ休憩だとばかり思っていたら、飲み物買ってると思ってたツアー客はこの先の見学場所の入場券を手に入れてたのです。判んないけど買っておかないとマズいのだろうとやや不安になりつつ&外国人と見破られ、倍の料金を支払い購入。
バスに戻ると車内に検札のお兄さんが居ました。正解でした。自分が一番最後って事は、トイレは最初に行ったのだから、他に誰も行かなかったって事です。自分は決してトイレ近い方じゃないですが、同じアジア人なのに凄い!と思いました。 -
イチオシ
小方盤城とは玉門関の別の呼び方です。
-
お豆腐だかケーキだか、四方形にシッカリ角が残っているのが凄いです。
-
中へ入れます。
-
入って見ると90度の位置に穴(出入り口)が開いていました。
-
中へ入れても、自由に歩き回れる訳では無いのです。
-
イチオシ
その90度横の位置を外から見てみました。
-
日差しと風に晒されながら、これだけ残ってるって何故なんでしょう?不思議な気がします。高台からの景色も一面の荒れ地で、そういうのに紛れちゃってもおかしくないのにね。
ホールのような休憩所で中英日3ヶ国語で書かれた解説書を買いました。2元でした。 -
トゲトゲだけど、ラクダは食べられるって聞いた事が有ります。彼らにとって砂漠ではとても大事な食料となるそうです。
-
新疆ウイグル自治区まではすぐです。
シルクロード周遊の旅と言うと日本では、敦煌から更に西へ向かい、ウルムチ〜トルファン、時にはカシュガルまで巡るツアーが一般的ですが、自分らのツアーの一行(皆中国人)は敦煌を折り返し点とし、西安や蘭州へ向かう(或いは帰る)ようでした。あんまり自治区に足を踏み入れないのかな?? -
次は玉門関から5kmほどの漢長城、つまり漢代に築かれた長城跡です。こちらもかなり崩れていて(それだけ古きゃ当然ですが)、遠くから見たのでは何が何だか判りません。
-
近寄って見ると、土を積み上げた日干し煉瓦の土塁でした。長城って全然長く有りません。
-
有刺鉄線で取り敢えず囲まれて保護(?)されては居ますが、雨風砂吹き曝しです。
-
何処の国でも若い女の子の行動は似たり寄ったりw
-
端っこ。材料の藁の束が垣間見えます。
-
泥のミルフィーユ。江戸時代の築地塀と似てますね、年代は全然異なりますが。
-
北京郊外の八達嶺などの万里の長城とは規模が全く違いますが、当時は西域の防御の為に築かれたのでした。
此処から更に西へと向かい、最終目的地の雅丹地質公園の観光と夕日鑑賞が待っています♪ -
何の前触れも無くバスが停まりました。運転手さんはバスを降りて後ろのエンジン部分を開けています。車両トラブル。
戻って来て携帯を手に…。圏外のようです。さすがにこんなところですからね。
自分には何が起こってるのか全然把握出来ませんでしたが、ヤバそうなのは気配で判ります。 -
ツアー客はバスを降りて、呑気に遊び始めましたが、運転手さんの顔付きはシリアスです。
とうとう(?)運転手さんが客に助けを求めました、否、先に客が自分の携帯が使える事をアピールしたのかもしれません。所謂衛星云々てヤツです(ツアー客の中では1人だけでしたが、少なくとも1人居た事に感謝)。其処で事情を説明し、対処を求めました。それが6時少し前。 -
こんな緊急事態でしたが、自分に出来る事は何も有りません。
ただ待つだけ。
そんな自分に話し掛けて来たおじさんが居ます。自分を除くと、つまり中国人では最年長の40代位の額の広い小太りな、いかにも中国人って見た目の男性でした。
「中国では何が有ってもおかしくないからね。」
するとそれに同調したのが旅舎で「水と食料を用意しろ」って教えてくれた女性でした。
そのおじさんとの会話が呼び水となって、北京言語大学で日本語を習ってる学生や、英語の判る客達が次々に自分に話し掛けて来ます。
「日本は街が綺麗なんですよね。」「日本の漫画は面白いです。」「桜見たい!」などなど日本は大人気です。また、自分がこの年で独り旅って言うのも「クール」だそうで、一緒に写真撮ろうとも。
この時期中国は卒業旅行のシーズンで、ツアー客の殆どが旅舎に泊まってる大学生、卒業生でした。日中の政治はどうあれ、民間レベルは皆冷静だって事も実感しました。 -
にしても迎えは来ません。
刻々と時間ばかりが過ぎ、風が強くなって来ました。仕舞いには体を大の字にして倒れようとしても風に押し戻される程の風力に。
と、運転手さんが「バスに戻れ」って叫びます。
えっ、どうしたの?
皆がバスに乗り込んで間もなく、周囲が黄色く霞む砂嵐。バスのガラスにパチパチ砂が当たります。急に暗くもなりました。こんなんで救出に来て貰えるの? -
エンジンをかけられないのでエアコンは無し、勿論窓も開けられず、蒸し風呂のようなバス車内でしたが他のツアー客は暑そうな素振りは全く見せません。自分はこの先ツアーは続かないのは悟っていましたが、トイレどうすんの?って心配でした。繰り返しますが周りには何も在りません。ひたすら開けた砂漠です。万一、雉撃ちやお花摘みするにしても丸見えです。また、このアクシデントの始末をどう着けるのか?それも頭を悩まします。
-
3時間ほどしてタクシーが1台やって来ました。ガソリンを持って来たようです。単なるガス欠だったらぶん殴ってやりたいところですが、ガソリンを補充してエンジンがかかったのは一瞬でした。全員ガッカリ(´Д`)
それでも砂嵐は収まって、外に出られるようになりました。
まだ空は真っ黒で、何処かで雨が降ってるのは間違い有りません、砂漠なのに??
と、東の方角を指差して歓声を上げるツアー客。何事かと見れば、地平線から虹が立ち上って居ます。わ〜っ、砂漠に虹!見たくても見られるものでは無いって事は皆承知。 -
大盛り上がりです♪
-
-
記念写真撮ろうよ、三脚持ってたカップルが早速セットして、居合わせた(同じ旅舎の)皆が集まりました。 デジイチなのにボケてるのが悲しいけど・・。
これで皆の結束は更に固い物となりました。
もう「明日どうする?一緒に廻ろうよ♪」って話で盛り上がってます。 -
さて、丸4時間経った頃、ようやくマイクロバスが来ました。
遅いよ!だってあの砂嵐じゃ動けない。そんなやり取りの後、2台に分乗させられたツアー客は更に先へと…。何で?もう10時過ぎてるよ。雅丹地質公園は閉まってるでしょ。
すると5分もしないうちにバスは停まって、皆を降ろしました。えっ、またトラブル?
ではなく、少しでも夕日の沈むところを見せてくれようとしたようです。さっきの場所との違いはあまり良く判りませんでしたが、其処は砂地でなく、自分の大好きな地層の判る地帯でした。1枚剥がして持ち帰りたい!と思っちゃいましたが動きません。 -
1枚くらい外れそうなのにね。
-
なかなか立派な夕日でした。
-
明日は良い天気だね♪
-
結局丸々4時間立ち往生した後、このマイクロバス2台に分乗して帰って来ました。辛うじて0時を廻る前に旅舎へ戻れました。
自分はこのツアーの決着がどう着くのだろう?とずっと気になっていたのですが、
途中(其々の旅舎や駅)で降りてくツアー客も居ました、何も言わずにです。
そうなんですよ、誰も彼も何事も無かったかのようにバイバイって。
自分はたまたまバスの最後の1人になったので、「雅丹にはいつ行けるの?」って聞きました。「金返せ!」って言いたかったんですけどね。
すると、英語の話せるバス会社の人間が居ないので、旅舎の人を呼び、曰わく「明日行くか?」だって。ヤダよ★最後の1ヶ所残しただけなのに、丸々同じルートなんかたどりたくないし、午後のツアーは夜遊べないから行かない。そんじゃお金返すけど、行かれなかったのは1ヶ所だけだから返金は30元ね。何だ、そりゃ!最低半分以上返してもらわなきゃ納得出来ないね。
で、通訳挟んだ交渉の結果、自分だけが45元返金してもらいました。は中国人こそもっと己の権利を主張すると思ってました。なのに、誰も何も言わないどころか、皆サッサと旅舎の自室に入っちゃってます。バス会社も謝る訳でもなく、自分にはとても不可解でした。
それでも40元で半日たっぷり遊べたと思えば良いツアーでした。
2日目は皆と団体行動します♪ -
此処から敦煌2日目です。
8時に出かけようねって事になってたので、シッカリ準備を整えてロビーに居たら、朝ご飯を買って戻って来たメンバー(一緒に行くはずの)が何人も。
8時半にしても良いかな?これ食べたら行こうね、って事で、それじゃ少し歩いて来ようと外へ出てみました。
西域路から見える清真寺の尖塔とその前の通りの清真料理のお店です。 -
食料品店の前で、これから西安に向かう一行とバッタリ。改めて挨拶を交わし、見送った後で、店内の写真を撮らせてもらいました。
この店は綺麗に陳列されている方です。 -
中国(やアジア)のスイカは横長楕円形ってイメージが有りましたが、敦煌のはやや小ぶりながら真ん丸でした。
-
水はけの良い土地に合うのか、棗、葡萄、李、杏、ネクタリンなど色々なフルーツが栽培されているようで、店頭にそれらの干した物が並べられています。自分はフルーツ苦手なので(パイナップルとマンゴーはOK)買って来られませんでしたけど。
-
絵になりますよね。撮影させていただき有難うございました(って言っときましたよ)。お邪魔しました。
-
なんちゃって青年旅舎。正確には「文昌青年旅館」ですが、メインストリートから青年旅舎へ向かう道の手前(3件くらい)に在るので、時々間違える人が居るらしいです。
-
その旅館の前に出ていた雅丹へ行くツアーの看板。こっちは午前で76元、午後86元。やっぱり雅丹へは行きたいので、午前のを申し込みました。16元の内金とレシートを貰い、残りはツアー会社に払えって事のようでした。何しろ筆談でしたから。それでも明日の7:15に此処へ来いって話は付きました☆
-
旅舎前に生っていた果物、梨だろうとの事でした。
それでは敦煌2日目、莫高窟観光へと続きます♪
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
敦煌の嵐と虹
-
敦煌の嵐と虹 part1 北京到着まで
2014/06/14~
北京
-
敦煌の嵐と虹 part2 北京・円明園
2014/06/14~
北京
-
敦煌の嵐と虹 part3 敦煌到着、午後からツアー
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹 part4 郊外観光ツアーの途中で、まさかの・・・。
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹 part5 莫高窟
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹 part6 鳴沙山&月牙泉
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹 part7 ついに雅丹へ
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹 part8 街中探訪
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹part9 再見敦煌
2014/06/14~
敦煌
-
敦煌の嵐と虹part10 北京空港で乗り継ぎ帰国
2014/06/14~
北京
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 敦煌の嵐と虹
0
48