江戸時代から続く旅籠ゑちごや旅館に泊まる

2014/05/03 - 2014/05/06

今年のGWは、以前から行ってみたかった美ヶ原温泉のすぎもとと奈良井宿えちご屋に宿泊することが目的の旅です。

1日目
松本市内散策
時代遅れの洋食屋おきな堂でランチ
老舗馬肉料理専門店三河屋で馬刺と桜鍋の夕食
ドーミーイン松本に宿泊

2日目
安曇野ちひろ美術館
絵本カフェでランチ
大王わさび園
クリアボート体験
美ヶ原温泉すぎもとに宿泊

3日目
馬籠宿
奈良井宿えちご屋に宿泊

4日目
井筒ワイン
毒沢鉱泉神乃湯に日帰入浴
上諏訪　古畑でうなぎの昼食

エリア 木曽・塩尻(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

迷って迷ってたどり着いたゑちごや旅館です。
みんな同じような建物に見えて何度も通り過ぎているのにわからなくて
宿に電話をしてやっとわかりました。

入口に旅籠行灯がありました。
江戸時代につくられた総欅造の行燈は一本の釘を使わず造られたそうです。すごいですね〜。

後程、番傘をお借りして奈良井宿を散策しました。
宿場町に傘　あいますね〜。

この階段の上の部屋に宿の家族が住んでいるようです。

ピカピカに光っている廊下　素敵です。

1日2組しか宿泊出来ないお宿です。
私達は、2階の部屋でした。
3部屋続きのお部屋を2人で利用しました。
昔は、3部屋として利用していたそうです。

お風呂、洗面所、トイレは共同で全て1階にあります。
お風呂は1階のお客様と交代で利用します。

ほんの少しですが坪庭もありました。

夕食は、部屋食です。

鯉の洗い

キノコの入った茶碗蒸し
優しい味で　とっても美味しかったです。

菜の花とお豆腐のお吸い物
春を感じるお味でした。

岩魚の山椒味噌焼　焼きたてなので熱々です。
味噌の香りがして　ちょっとピリ辛で美味しかったです。

山菜の天婦羅
山菜の苦みと衣がサクサクして美味しかったな〜。

きゅうりの酒粕あえ
食べるたびに日本酒の香りがしました。

山芋の風味しょう油
薬味等をよく混ぜていただきます。
後でご飯にかけて食べました。

きのこの三杯酢

かなもぐら（山菜）のおひたし

野菜の煮物

これ何だと思いますか？

青いトマトだそうです。
赤くならないトマトで、霜の降りる前に収穫したものでないとだめだそうです。
2日ほど宿をお休みして収穫するそうです。
お味はカレー味でした。
食べても食材が何かわかりませんでした。

結婚記念日だとメールをしておいたらデザートにショートケーキをだしてくれました。
甘くて懐かしい味でした。

夕食を食べた後に家族風呂に入りました。
お風呂とトイレはリニューアルした後で綺麗でした。

お風呂からあがってきたら布団がひかれていました。
すごく寝心地のよい布団でした。

翌朝、奈良井宿を散策して戻ってきたらお茶を入れてくれました。

玉露です。
初めて飲みました。
深い不思議なお味でした。

翌朝の朝食です。
どの小鉢もおふくろの味でとっても美味しかったです。

お料理がのっているお重ですが、傷を直しながら先代から受けついで今も使われているそうです。
物を大切に使い続けることは大変なことですがこれからも使い続けてほしいです。
修理に出すたびに買ったほうが安いよと言われるそうです。

囲炉裏の跡です。
創業当時はこの部屋に囲炉裏があり、旅人達が暖を取り、団欒を交わしたそうです。

箱階段です。
階段の構造を利用して収納を作ったそうです。

招き看板
今でいうお客様の名前を書いて玄関の前に飾る看板と同じだそうです。
昔の旅行社や学校等の名前を書いた看板をだしていたそうです。

創業当時の宿の模型です。
屋根の上に石がのっています。
屋根が飛ばないようにでしょうか？
宿の前に並んでいるのは干支です。

この揚がり台は、昔宿にあがる前にたらいで足を洗うのにちょうどよい高さにしたそうです。
話をいろいろ伺っていると一瞬江戸時代の光景が浮かんできました。

昨日お借りした傘です。
最後に宿のお母さんがいろいろ説明してくださったのでとても良かったです。また訪れたい素敵なお宿でした。
続く