2014/04/10 - 2014/04/19
309位(同エリア2887件中)
天野川さん
10日間の旅程は、再びミュンヘンへと戻って完となります。
ミュンヘン→テュービンゲン→ホーエンツォレルン城→ハイデルベルク→エルツ城→リューデスハイム→マインツ→ニュルンベルク→ミュンヘンと、ぐるっと時計回りの鉄道旅行をしてきました。
マイルで得た航空券は、同じ都市の空港の発着でなくてはいけません。そういうわけで、このような旅程となったわけですが、気楽で気ままな旅を満喫するにはもってこいの、王道には程遠い場所ばかりを選ぶことになったようです。
完を結ぶにあたって、残り香程度になってしまったミュンヘン観光と、苦労させられた割にはお気に入りのDBについて、そしてドイツの印象をこぼしてみたいと思います。
その他の日程の「南ドイツ鉄道旅行」は下記を参照してください。
☆vol.1 ホーエンツォレルン城
http://4travel.jp/travelogue/10879284
☆vol.2 中世の町テュービンゲンを散策
http://4travel.jp/travelogue/10879974
☆vol.3 廃墟に"萌え”るハイデルベルク
http://4travel.jp/travelogue/10880969
☆vol.4 ドイツ三大美城の1つエルツ城
http://4travel.jp/travelogue/10881532
☆vol.5 リューデスハイムでドイツ人のゴーゴーを見る
http://4travel.jp/travelogue/10881734
☆vol.6 シャガールのステンドグラスに直線はなかった
http://4travel.jp/travelogue/10881929
☆vol.7 ニュルンベルクで地下通路ツアーとレッドビア
http://4travel.jp/travelogue/10882006
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
最期の宿泊地ニュルンベルクからミュンヘンへの鉄道には、州の1日乗り放題チケット「バイエルンチケット」を使用しました。ネットで2等料金23ユーロ。
RE使用 11:10発→13:01着ミュンヘンHbf
IC、ICE、ECといった特急は使用できませんが、あちこち行くような旅には最適ではないでしょうか。
私のように、ついでに市内観光し、空港に行くようなときにもいいかと思います。市中心部から空港まで10ユーロ以上しますし、ミュンヘン市内Uバーンにも使えますから。
日本では、DBサイトで時刻を確かめたり、バイエルンチケットで適応の駅がわかる路線図をプリントアウトしたりして、ぎりぎりまで検索し、シュミレーションしていました。ただし、そこで見るSavings fares(割引料金)は永遠ではないでしょうし、発車時刻によって、また窓口で買ったり、当日買ったりすると金額が変わるので、要注意です。
DBサイトでの時間検索は「only local transport」にチェックを入れて
http://www.bahn.com/i/view/DEU/en/index.shtml
DBの各州周遊チケットとその路線図は↓
http://www.bahn.com/i/view/USA/en/prices/germany/laender-ticket.shtml -
本日は土曜日ということもあり、翌日からイースターということもあるせいか(?)、車内は混雑。早めにホームへ行っていたので、乗り込みも早かったため、座れました。
乗り換えや座席の心配を思えば、やはり早めの行動が大事だとしみじみ思います。
日本では乗り換え時間が5分でもよいかもしれませんが、ドイツは鉄道が遅れることもしばしばなので、30分を見込んでいるくらいでちょうどいいです。
さてミュンヘンHbfに到着しました。
懐かしい??あのスットコドッコイのおかげで、駅構内を見慣れていて、まごつくことはありません。怪我の功名です。 -
とりあえず、一番の盛り場、マリエンプラッツ駅に行き、そこでスーツケースを預けてから観光しようと考えていました。
これが誤算だったのです。
マリエンプラッツ駅には荷物を預けるところはありません。。
「Hbfでないとない」といわれました。
あんなに重たい思いをして探しまくったのに、ないとは。。
どこの駅にもコインロッカーくらいあるというのは、日本での常識でしかありません。何か都会的な常識を求めるなら、Hbfだけにしておくのが無難です。 -
潔くHbfに戻りました。
私にとっては、ミュンヘンHbfが一番信用できます。
駅で巨大なコインロッカーを探してキョロキョロしていたら、親切な女性が声をかけてアドヴァイスしてくれました。やっぱり、優しい人たちですね。
巨大なスーツケースが入るところは6ユーロでした。地域によって金額が違います。
再びマリエンプラッツ駅まで行くのですが、いくらバイエルンチケットを持っていても、もうあの構内をうろつくのは御免です。わかりにくくて。
Hbfまで歩いて行けるとあったので、ぶらぶら。
どこに行くかも決めず、歩き出しました。 -
パリもそうですが、意外と歩いて行ける距離に、いろんなものがあるのでしょう。
こういう街は、歩くに限る。 -
首から一眼レフカメラをぶら下げる人が多いです。どこの観光地でも。
キヤノン、その次にニコンという所有割合でみかけました。世界のシェアも、実際にこの2大カメラメーカーが占め、トップのキヤノンをニコンが多少追う状態です。それ以外はめったにみません。
オリンパスは私くらいなもの。 -
カールスプラッツ
-
カールス門
ここをくぐれば旧市街に入ったことになります。 -
ドイツのファッションは、ジーンズがほとんど。女性では、黒のピッタリパンツも多かったです。
それと、若者の鼻ピアス、顔ピアスが多く、腕のタトゥーもちらほら。
太ってスゴイ太鼓腹は、それほど多くなかったです。 -
ぶらついていると、ドイツは田舎のほうが面白かったように思いました。
私自身が田舎の出身であるせいもありますが、都会は旧市街とそうでないところの差がはっきりしているからかもしれません。
田舎であるほど、こぢんまりしていて、密集しているせいか、そこの一角に立てばノスタルジーに浸りやすいのではないでしょうか。地域性も出ますしね。
ミュンヘンは巨大です。都会なのでしょう。 -
この赤い人形、くるみ割り人形のようですが、ドイツで見かけたら、お土産物屋のマークと理解するようになりました。「ここがそうです!」と。
そういうお役目ですね。 -
土産物屋。
ほぼ同一のものでいくつか比較したわけですけども、ミュンヘンの土産物屋の価格が一番高かったです。 -
ただし、「いかにも」なものに限ります。
-
お菓子やドイツ全国で売られているようなものはこれに当たりません。
このmerciチョコレートは、日本でもソニプラなどで売られているようですね。この32個入りのチョコバーは、マリエンプラッツのGALERIA KAUFhoF(デパートチェーン)で3,99ユーロでした。
日本だとその4倍くらいの値段がついてもおかしくないみたいです。たまたま破格で買ったのかもしれませんが、チョコ好きの女子には喜ばれ、「知ってる」という子も数人いたので、意外や意外、ドイツチョコは好評でした。
リッターチョコも有名ですが、あれがドイツのチョコレートだと知らないで「美味しいですよね」と言う子も多いです。
いまいちドイツの知名度が上がらないのは、made in Germanyでありながら、フランス語で"merci"とかだからでは?とブツブツ文句を言いたくなります。 -
写真のように、ドイツのいかにもな民族衣装も見かけたけれど、普通には着れませんね。(ニュルンベルクで見かけた)
一方、日常使いが可能な類は、ドイツ製だとわからないでいる可能性が高いかもしれません。
入浴剤のクナイプ、ブイヨンのマギー、ハンドクリームのニベア、包丁のヘンケルスなどなど。 -
私が思うドイツ料理といえば、この感じ。(ドイツの料理本から抜粋)
ソーセージやビールというのは、外国人がいかにも料理を期待しているのを知っている店が出してくれるものであって、私が現地でいつも見かけたのは、写真のような具だくさん、種類豊富でモリモリ、カラフルというもの。
サンドイッチでも、日本のコンビニみたいなさみしい具はあり得ません。中身ぎっしり。
スープも具だくさん。チョコレートにしても、何か入っている、混ざっているものばかりですしね。
ホテルでパンが出てくると、皆さん、必ず横からナイフで割って、何かをいっぱいはさんで食べていました。
おそらくは、ドイツ人はプレーンなものよりも、いろんなものが詰まっているというものをよしとする国民ではないでしょうか。 -
天使みたいな子どもたち。
-
鼻ピアスはあけてほしくないな。
個人的なお願い。 -
新市庁舎。
-
ん?
ゴールドの男?人形か?
人間でした。お金を払うと、動いてくれます。写真もポーズをとって一緒に撮影OKのよう。
そんなお仕事もありますよね。 -
新市庁舎の仕掛け時計は有名です。
-
-
どこに行こうかと考えがまとまらないまま、レジデンツにも、ダッハウ収容所にも行かず、お土産を選んでぼんやりして終わってしまいました。
-
ミュンヘン空港にて。
仮眠ができるような椅子や -
パソコンが使用できるスペースがありました。
言わずもがなですが、あちらでも日本語を読むことは可能です。
日本語変換ができないというだけです。 -
今回、どこの観光地へ行っても中世とローマン(神聖ローマ帝国)のモティーフだったドイツ。
日本でいうところの、浅草寺にある土産物屋のニセ刀や着物、浮世絵モティーフと同じことで、その国の一部分を外国人が切り取ってイメージしているに過ぎないのかもしれませんね。 -
北ドイツや旧東ドイツに行けば、また違ったドイツの印象があるに違いありません。
このところ、日本人観光客が減っているというドイツ。
この10日間を振り返ってみると、ビール、ソーセージ、古城に甲冑という印象よりも、人々のアツイ世話焼きと、素晴らしいお節介に感動した旅でした。
どこへ行っても、誰かが私の世話焼きをしてくれました。お願いしたからではなく、あちらから「どうしたんだ?」と聞いてくるその心づかいに打たれ、見学した観光地よりも、人々とのやりとりばかりが思い出されます。
一言でいうと、カルチャーショック。
おかげ様で、まだ軽い放心状態です。
ドイツって、やっぱり素敵。忘れられない旅になったことは言うまでもありません。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- altdinoさん 2015/03/09 15:33:27
- 旅行記、とても参考になります!
- 天野川さんはじめまして!
旅行記『新緑の南ドイツ鉄道旅行 古城と中世の街並み』、一気に読ませて頂きました(^^)v
DBやホテル、お城への行き方など、とても参考になります。ありがとうございます!
私は陸マイラーなんですが来年の今頃には欧州往復のANA特典航空券を利用できる予定です。
その特典航空券でホーエンツォレルン城に行ってみたいと思っていましたが、天野川さんの旅行記を拝見してエルツ城にも行ってみたいと思いました。
まだ1年先の事ですのでいろいろ研究してみたいと思っています。
ハイデルベルクの『レオナルド ホテル』ですが、ちょうど20年前に出張で泊まったホテルのようで懐かしかったです。(当時はレガホテルという名称でした。)
シュパーゲルは私も大好きなのですが、近年はドイツに行くのが12月ばかりでなかなか味わうことが出来ません(TT)
来月、ツアーでベネルクス3国に行くのですが、ドイツも少し寄りますのでもしかしたら食せるかもと楽しみにしています。
また旅行記にお邪魔させて頂きます!
でわでわ!
あると。
- 天野川さん からの返信 2015/03/09 18:46:17
- RE: 旅行記、とても参考になります!
- altdinoさん
こんばんは。
たくさんのいいねありがとうございました。
私もドイツが大好きになった一人です。
まだまだ修行が足りませんが、そんな私を受け入れて世話を焼いてくれたので、やっぱりまた行きたいと思います。
まだaltdinoさんの旅行記は拝見していませんが、楽しみです。
別のサイトでもお書きになっているとか。
時間があるときに訪問したいと思います。
私も自分のページをもちまして、そちらにいろいろ書いています。
よかったら4traよりも詳しく書いていますので、のぞいてみてくださいな。
http://neroloop.boo.jp/archives/category/%e3%83%89%e3%82%a4%e3%83%84
あまのがわ
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