
2014/04/10 - 2014/04/19
25位(同エリア322件中)
天野川さん
旅行前、「私、ドイツに行くの」と言えば、「シンデレラ城のモチーフになったアレにいくの?」か「ライン川下り?」と聞かれました。それほどライン川を船で下るのはドイツでもメジャーで有名な観光です。
なにせ世界遺産ですから。
それなのに、船に乗らない旅行となりました。
何より、私の興味は、ブドウ畑。晴れた日のブドウ畑の斜面に萌える。。そしてワインを飲むこと!
リューデスハイムのお宿は、ホテルとしてもレストランとしても人気のリューデスハイム・シュロス。レストランでは生バンドが演奏し、曲にあわあせて客が踊ったりするという。一人でも楽しめるとコメントしている人がいたので、ワイン好きの私はそこでの食事をとっても楽しみにしていました。
で。。彼らは盛り上がると、本当に踊るのね。
整列して一気飲みするのね!
ドイツ人のゴーゴーが見れて、よい思い出になりました。
その他の日程の「南ドイツ鉄道旅行」は下記を参照してください。
☆vol.1 ホーエンツォレルン城
http://4travel.jp/travelogue/10879284
☆vol.2 中世の町テュービンゲンを散策
http://4travel.jp/travelogue/10879974
☆vol.3 廃墟に"萌え”るハイデルベルク
http://4travel.jp/travelogue/10880969
☆vol.4 ドイツ三大美城の1つエルツ城
http://4travel.jp/travelogue/10881532
☆vol.6 シャガールのステンドグラス
http://4travel.jp/travelogue/10881929
☆vol.7 ニュルンベルクで地下通路ツアーとレッドビア
http://4travel.jp/travelogue/10882006
☆vol.8 ミュンヘンで完:DBと私にとってのドイツ
http://4travel.jp/travelogue/10882493
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
vol.4からの続き。。
エルツ城見学を終え、ポツンと一人さみしく駅で列車を待ちました。帰りは18時半くらいの電車に乗り、再びコブレンツ駅で乗り換え、スーツケースをピックアップして、20時前にリューデスハイムに到着です。
行きのハイデルベルクからモーゼルケルンへはライン川左岸を。
帰りのモーゼルケルンからリューデスハイムへは、コブレンツ駅でローカル私鉄のVIAに乗り換え、ライン川の右岸を走ります。 -
午後8時といっても、夕暮れ時なので、一人旅でも安心して歩ける時間帯。
難なくホテルのリューデスハイム・シュロスに到着。
ここはつぐみ横丁というリューデスハイムで一番栄えている飲み屋小路に面しています。
が、ホテルの入口は、1本手前でした。 -
3階だったと思いますが、つぐみ横丁に面したお部屋に通されます。
この時期は、閑散期なのか、それほどがやがやしていませんでした。
このリューデスハイム・シュロスは、1729年に建てられた由緒ある建物を高級ホテル&レストランに改装したところ。 -
ここもなかなかくつろげるお部屋。
ですが、ほとんどここにはいませんでした。
最も観光旅行っぽい動きをしたのが、ここでの滞在です。
夜に着いて、翌朝出かけて、夜に帰ってくる。そして夜はホテルのレストラン。
何せ、無理やり突っ込んだ旅程でした。
当初は、ランラント・プファルツ州へは行かないつもりでしたが、ワイン好きなのと、4トラのあの街からさんの旅行記で触発されたのです。 -
バスタブ付きを選び、なおかつホテルのレストランで楽しめるというのがここにした決め手。
女一人旅では、夜、ひとりで飲みに出かけるのは、ご法度にしているのです。
無謀な天野川も、守るところは守ってます。
さて。レストランから漏れ聞こえてくる楽しげな音楽。
私を呼んでいる。 -
1Fのレストランへ。
閑散期ですが、結構繁盛していますね。
あの民族衣装を着ているのはスタッフ。
そして、オーナーらしき白髪の男性がやってきて、席に案内してくれました。
バンドがよく見える席には行かせてもらえませんでしたが、チラ見できる席へ。
宿泊客なので名前を確認しに行き、私が日本人であることを知っていてワインのオーダーを聞く。「シロワイン?アカワイン?」「アマクチデスカ、カラクチデスカ?」
「白ワイン」の「カラクチで!」 -
エルツ城の近くで美味しいスイートワインを飲みましたから、辛口にしてみました。
トロッケンという白の0,2Lで5,5ユーロ。
うん。いける。
ここはライン産のワイン300種類以上を所蔵しているのだそう。ワインヤードの所有者ですって。
それは楽しめるはずだわ。 -
英語表記のメニューをじっくり見てオーダーしました。
シュパーゲルのズッペ(スープ)。
6ユーロ。
パンは自動的に付いてくるようです。
スープの味はしょっぱいかな。でも、クリーミーでした。 -
あまりたくさんは食べれないので、4種のタパスを頼むと、
コレですよ。
無理でしょ。
中には奇妙な塊があって、担当の男性に「これは何?」と聞きましたら、「チーズだよ」と。不思議な感じ。
もちろん、食べきれません。
12ユーロ。 -
今日はバンドと歌手が演奏していても、ほとんど踊る人を見かけませんでした。
あんまり盛り上がってないな。
明日のこともあるので、これで「お休みなさい」しました。 -
翌朝。
朝食です。
卵料理のお好みを聞いてくれました。スクランブルエッグをお願いしました。
「ポークは?」と聞いてくれたので、「うん、うん」と言いましたら、ベーコンをたくさん入れてくれました。
美味しいんだけど、ちょっとしょっぱいな。
このあたりは塩分濃いめなのかしら。 -
毎日食べているヨーグルト&ジャム!
本当にどこで食べても美味しいのです。
ここでは、生のベリーもあって、トッピングしました。
嬉しいのは、朝からシャンパンが飲めること!
ウェイターがいろんな人に「いかがですか?」と聞いて回っていたら、なぜか皆さん断っているのです。車なのかな。
私は「イエス、プリーズ!!」当然でしょ。
ポンッという素晴らしい音が鳴り響き、みなさんがこちらを見て笑ってました。いい音して、朝からいいねぇ〜と。 -
いい気分でお出かけ。
ほろ酔いです。 -
街中は静かですね。
-
お土産屋さん。
ここでは結局どこにも入っていません。
時間がなくて。 -
とりあえず、ゴンドラのスタート時間9:30きっちりに行きました。
いろいろコースがありまして、悩んだ末に私は登りだけ買いました。
5ユーロ。
往復だと7ユーロ。
そのほか、「ロマンチックコース」(だったかな)とかいうのもあり、一度登って、そこから山沿いに隣町へと行き、リフトに乗って丘を下り、船でライン川を下って再びリューデスハイムに戻るというもの。 -
上りだけにしたのは、のんびりブドウ畑をハイキングしたかったのと、ついでにアスバッハ(Asbach)というドイツブランデーの施設に行きたかったから。
アスバッハも、ドイツブランデーも知らなかったけれど、ブランデーはワインからできていて、味も濃くて大好きなので、ぜひ行きたかったのです。 -
リューデスハイムでの目的はケーブルカーに乗って丘に行き、ブドウ畑をハイキングするのがメイン。
でも、時期が早すぎて、「禿山ではないのか?」という疑問がありました。
さてさて、どんな状態なんだろうと思ったら。。
やっぱりさみしい感じ。 -
-
でも、乗ってよかった。来てよかったと思いました。
-
こんなに晴れているんですから。
-
イチオシ
全くの禿山にも見えません。
-
空気がすがすがしくて、ライン川が見えて、ブドウ畑の上を渡る。
時期は早すぎましたけど、心がスカッとします。 -
-
-
少し霞んでますが、美しいです。
肝心なときに晴れるというのは、お金出してできるものではありません。
宝くじに当たったよりもうれしい。 -
-
丘の上にあるのは、ゲルマニアの女神像。
-
あまりに神々しすぎて。
-
イチオシ
これほど美しい女神像は見たことがありません。
今まさに冠を天に掲げたような躍動感。
左手にあるのは皇帝の剣。冠は皇帝の冠です。
というのも、普仏戦争後のドイツ帝国の誕生に際し、全ドイツ人の統一を記念して建てられた女神像なのです。
これを見ただけでも価値があるというもの。 -
ライン川をゆく観光船です。
今日はお天気に恵まれましたが、やはり次の予定のほうが優先度が高いので、船はあきらめました。マインツに行ってシャガールのステンドグラスをどうしても見たいのです。
でも、上から眺めるだけでもいいですね。
電車に乗っていると、意外と車窓からいろんな古城が見えました。
窓が汚いから写真を撮らなかったですが、「へぇ」「ほぉ」と眺めて。それで満足してしまったのです。 -
ニーダヴァルトの丘からいくつものハイキングコースがあります。
ハイキングルート地図
http://www.ruedesheim.de/en/activity-leisure/hiking/ -
私はリューデスハイムの町の上を通って、アスバッハへ。
-
ブドウ畑。
-
今まさに芽が出てきたところ。
-
この大きな木もブドウの木です。
2年前にスイスのレマン湖岸にあるラヴォー地区というところに行きました。そこも世界遺産のブドウ畑で、それはそれは美しかったです。
http://4travel.jp/travelogue/10746865
ここではさみしいブドウ畑で残念ですが、その代わり新緑シーズンを楽しめたので、文句は言いません。 -
さて、ブドウ畑が切れて、民家に出た時のこと。
自分がどこにいるかわからなかったので、住民に道を尋ねました。
あるお宅で男性二人が庭仕事をしている最中でしたが、おじさんはにこやかにこちらをみて、「どうぞお尋ねください」という顔をしてくれました。
私は地図を見せ、「今私はどこにいますか?」と尋ね、アスバッハに行きたいことを伝えました。 -
すると「歩いていくの?」と聞き、はいと答えると「25分かかるんだ」と言ってしばし沈思黙考。「教えるのには難しいんだよ」と。確かに、地図はいろいろ道がありますが、目印がなさそう。完璧な住宅街のようです。
「わかった。私の息子が車で送ってあげるよ」
えぇ!いいんですか?
息子は少し迷惑そうな印象でしたが、おじさんは人がいいらしく、請けあってくれます。息子に用意をさせている間、気さくに尋ねてきます。
「ニーダヴァルトに行ったか?」
行きました!
「ゴンドラに乗って、ワイン畑を見た?」
ええ!
「ドイツは好きになったか?」
もちろんですとも!!ドイツの人たちは、とっても優しくて好きです。
おじさんは嬉しそうでした。 -
息子の車に乗せられてアスバッハへ。
緊張しましたが、少しお話しして、最後にお礼を言うと「いいんだよ」と去っていきました。
見知らぬ人の車に乗ったのは2度目のことです。。
おそらくは、日本ではもうそういうことはしないでしょう。
なんとか自力で行けないことはないのです。
それはお互いわかっているはず。
でも、彼らは見知らぬ私に世話を焼いてくれました。
ドイツ人の素晴らしいお節介とアツイ世話焼きは私の胸を打ちました。
しかも、2回続けば、非常に特異なケースでもないのかもしれませんね。
アスバッハは、たまたまホテルにあった冊子に載っていたから行ってみようとしただけでした。 -
アスバッハの施設は、フロントを兼ねたお土産スペースと、ビデオ視聴スペース、そして実際にアルコールの香りがする展示スペースになっています。
http://www.asbach.de
で。。日本のガイドブックにもアスバッハが載っていて、よく読んだら「フランス・イタリアの良質なワインを使って、3年熟成されたジャーマンブランデーの定番」とありました。
ここのワインではないのかしら?
でも、アスバッハのロゴがとってもカッコイイ。 -
このエコバッグは0,65ユーロ。
よく見ないと、印刷汚れやミシンミスがあるので、選び倒して数枚購入。
ブランデーはいろいろありましたが、先ほどの写真にあった100ml入りミニボトル2,55ユーロを数本購入。安い。 -
そして、ブランデーなど、アルコール入りのチョコレートは5,5ユーロ。
これが美味しかった。
実は、アスバッハは有名のようで、帰りのミュンヘン空港のデューティーフリーショップには、いろいろ置いていました。ここの倍はしました。
結局いろいろなところで見ましたが、この施設で購入したのが一番安かったです。
試飲のブランデーは2ユーロくらいだったと思います。
3種ありました。
38度あるアルコールをちびちび飲んで、昼間からいい感じに酔っぱらってます。 -
写真は撮りませんでしたが、
このあたりの民家はどこもお庭付きで、お手入れされていて、美しかったです。
ドイツで民家のそばを通ると、庭作業の人が多く見受けられたのは、種まきシーズンだからでしょうね。 -
リューデスハイムの中心部近く。
あるスーパーで水を購入しましたら、1,5リットルで1ユーロしませんでした。
キオスクなんかで買ってられませんね。。 -
つぐみ横丁。
ここらへんのカフェでは、アスバッハを使った「リューデスハイム・コーヒー」が飲めるのです。
とっても可愛らしくて素敵な器にブランデーを注ぎ、火をつけ、ホイップクリームをごってり入れ、チョコチップを乗せるというもの。
それを飲んでみたかったのですが、施設にはなかったので残念でした。
今から飲むというのも、さすがに酔っぱらいすぎますね。 -
一度ホテルに戻ってから荷物を置き、今度はブレムザー城へ。
ワイン博物館にもなっていますので、見学しました。 -
ブドウを絞る器具があります。
-
ショップです。。
いろいろあったのですが、ちょっと見ごたえなかったかなぁ。
私としては、物足りなかったです。
今までのお城がハイグレードすぎたのでしょうか。。 -
川沿いのショップ。
ここからマインツへと出かけました。
が、vol.6へと続きます。
下記は、マインツから帰ってきて、リューデスハイム2度目のディナー。 -
またまたリューデスハイム・シュロスのレストランになりました。
本当は別の店も見に行ったのですが、やはりここのほうが繁盛していますし、音楽が流れているのがいいなと思って、2晩連続の利用。
違う味付けも試してみたかったのですが、夜は、やはりホテル内にいたい。 -
バンドのいるスペースに人だかり。
ドイツ人?違う西洋人?がダンスに興じています。
今日はなんだか盛り上がってるなぁ。
有名な曲が流れると、歌手とともに客も歌っています。
「ケ・セラ・セラ」あ、それは知っています。
愉快な音楽が流れているのは、昨日と同じですが、本日はノリが違います。 -
混んでいて、ちょっと待たされました。
団体さんがいるようで。 -
飽きずにシュパーゲル!
ソースは3種から選べたのですが、代表的(伝統的)なソースにしました。
15ユーロ。
薄味で美味しかったです。
提携しているシュパーゲル農家から仕入れていると書いてあったとおり、厳選されたもので、今まで食べた中で一番柔らかでした。
筋張っている部分など、ありません。さすがですね。
たったのこれだけでお腹いっぱいになります。
ジャガイモは全部食べ切れずに残しました。 -
お!何やらイベントらしき雰囲気。
スタッフらしき男性が長い板を持ってきて、客を1列に並べ、板についている器に白い液体を注ぐ。
たぶんお酒だろうけど。
スタッフが大声で盛り上げている。
そして「ワァン、ツー、スリー、ゴォ〜〜!」の掛け声をかけ、 -
イチオシ
グビグビ!!
こんな催しがあったのかっ!
かわるがわる、何度もワンツースリーの掛け声で、一気飲み大会。
ドイツならではなのか、客が盛り上がってる。 -
そしてバンドが店内を練り歩く。
-
お。
こっちでも一気飲みが始まった。
でも、私のところのスペースには来ませんでした。
きっと、座った場所に何かカテゴリー分けがあるのだと思います。 -
そのうち客にも楽器が持たされ、思い思いにドンチャン鳴らして練り歩きます。
-
太鼓などの鳴らしものなら、誰でもできますから。
-
そのうちお客さんが両手を肩に乗せ合い、練り歩く。
ミンナトモダチ。。 -
チークタイム!
-
え〜、若いカップルはいません。
であるがゆえに、仲のいい熟年カップルが楽しそうに踊っているのがとてもほほえましかったです。
面白いものを見せていただきました。
そして夜遅くまで盛り上がっていました。
私は適当な時間に切り上げて寝ました。 -
翌朝。
リューデスハイムから今度はニュルンベルクへ。
シャンパンを飲んで出かけました。
ワインの地から、ビールの地へ移動。
長い時間、列車に乗るわけですが、今度も何事もありませんように!
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