2014/04/18 - 2014/04/20
946位(同エリア7763件中)
ちゅらさん
那覇まちま~い : part2
『泊港からペリー上陸の地(泊外人墓地)から泊漁港(泊いゆまち)を歩く旅。』
1月に、沖縄まちま~い「国際通りの裏道ツアー」に初めて参加して
とても楽しかったので、今回、まちま~い2回目の参加です。
前回の様子は
http://4travel.jp/travelogue/10850206 で
*「那覇まちま~い」とは、地元のガイドさんと一緒に
那覇のまちを歩いて、ガイドブックには載っていないような
今までとは違う角度から那覇を楽しもうという主旨のもと那覇市観光協会が運営する団体です。
ほとんどのツアーが参加費1000円で3~4時間かけてガイドさんのお話を聞きながら、少人数で巡る徒歩ツアーです。
大好きな沖縄の 夏への扉 どれくらい開いているのか確認に...
行けそうな時に、すぐに行けるよう尚且つ急な変更もできるように
那覇行きは、JALビジネスきっぷ 帰路は好きな日、時間が選べるように
少し前にオープンチケットをとってておきました。
お天気の良さそうな週末
仕事帰りに羽田から 最終の那覇行きに乗りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
那覇で目覚める 土曜日の朝
ホテルの窓を開け放ち ほのかに感じる潮の香りと眩しい光
幸せの瞬間...
基本的に窓が開かない那覇のホテルはNGにしています(笑) -
沖縄は、もう夏〜って感じの日差しでした。
-
朝9時 今日の「まちま〜い」のスタートです。
集合場所は、「とまりんターミナル前」:
慶良間諸島方面に行かれたことのある方はご存知だと思いますが
那覇から離島行きのフェリーの発着ターミナル「とまりん」ここからスタートです。
ターミナルの展望デッキや芝生の野外公園をゆっくり歩いて
国道58号線に出ます。 -
泊高橋(とまりたかはし):国道沿い泊交差点手前
かつて、美しい石橋や景観で沖縄三大名橋のひとつと呼ばれた泊高橋
ちなみに、沖縄三大名橋は 那覇の泊高橋、豊見城の真玉橋、嘉手納の比謝橋
それぞれ美しい橋と絶景が望めたそうです。 -
1700年の尚貞王の時代に、重さが1個で1トン以上もの石材を使って造られた
とても美しい石橋だったそうです。 -
橋のたもとに歌碑が
『泊高橋に なんじゃじふわ落ち いちか夜ぬ明きて とめてさすら』
泊高橋に、大切な銀のかんざしを落としてしまった。いつか夜が明けて探し出し、差すことができようか…。
(読人知らず)
沖縄方言の歌で 「琉歌」(りゅうか)という形式の詩だそうです。
「流歌」は、上句八・八、 下句八・六、合わせて30音から成る定型詩で、
沖縄固有の短歌だそうです。
「泊高橋の上で月を眺めていら、彼女のかんざしが海に落ちてしまいました。落胆する彼女...夜が明けたら必ず探してあげるねと、慰める彼。」
と言う説と
「高価な銀のかんざしをさせるほどの、地位や名誉をなくしてしまった。
でも時代が変わり、必ず地位や名誉が回復される日が来るだろう。それまで頑張ろう。」
の説が...どちらがいいかな〜 -
戦前の 橋付近の様子
当時の那覇は、路面電車も走っていたそうですよ。 -
港側からの橋の様子
-
こちらは 葛飾北斎が画いた「琉球八景」の泊港付近
幾つもの小島を橋でつないだり、大型船から小船に乗り換えて行き来していた時代
葛飾北斎の描いた「琉球八景」は 浦添美術館に収められています。
ですが...北斎自身は琉球には来たことはなく、当時の中国使節団が描いた琉球絵図を見て自身の感性を加えて琉球八景を画いたそうです。
詳しくはこちらで...
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/060624/ -
交通量の多い 国道ですが
歩道には、こんなお花の甘い香りが漂っています。 -
国道から脇道に入り閑静な住宅街へ...とっても立派なガジュマルの木
-
新屋敷公園
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子供たちが遊ぶ公園に この地区で由緒ある拝所があります。
この泊地区は、古くは泊三者と言われるほど 多くの学識者、医者、琉球舞踊役者などが生まれた地区だそうです。 -
沖縄でおこなわれるハーリー行事の中でも最大規模の
5月GWに開催される「那覇ハーリー」 3隻(チーム)に別れて競いますが
「那覇」・「久米」・「泊」の3隻に別れるほど特別な地域らしいです。
ちなみにハーリーの3色の意味は
緑色に塗られた那覇が日本、黄色の久米が中国、黒の泊が琉球を表しているそうです。 -
-
住宅街を抜け 少し小高い丘にある
天久宮(あめくぐう):琉球八社のひとつで、弁財天と熊野権現などを祀った神社です。 -
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階段を下まで降りると 御嶽の拝所がありました。
-
聖現寺
ここは、外国人漂流者の難民収容や外国船の物資補給場所として使われていたそうです。 -
当時の様子
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神社とお寺のある 丘を下ると 再び港に出ます。
-
台瀬(だいのせ)
現在は慶良間諸島への高速船の発着所になっていますが
沖に停泊した外国船から小船に乗り換えての琉球の玄関 上陸の場所だったそうです。 -
もちろん ペリーの黒船も沖に停泊し この地に上陸しました。
-
泊外人墓地・ペリー上陸碑
慶良間諸島方面への高速船発着所の向かい側にあります。 -
ペリー上陸碑
ペリー艦隊は日本本土への上陸の前に1853年5月、琉球近海に姿をあらわしました。
この地に一部の船を残留させ
浦賀での交渉にあたる艦隊をバックアップする 戦略上の拠点にと考えたペリーは
何度も琉球に立ち寄り、水や食料、燃料等の補給をしたそうで、
さらには 石炭貯蔵庫を那覇に建設する計画まであったそうです。
もし日本側が開国要求に応じない場合、琉球を武力で占領する考えをも
持っていたといわれているそうです。 -
ペリーは、まず大砲を先頭に海兵隊を率いて首里城まで行進。
「日本上陸」に備えたリハーサルであったともいわれているそうです
開国の歴史の幕開けとなった浦賀のいわば先駆けともいえる港です。
ペリー自身は、合計5度 那覇へ立ち寄ったそうです。
首里城での晩餐会の様子 -
上陸碑とともに 外人墓地があります。
ここは地元で「オランダ墓」と言われているようですが、オランダ人は眠っていないそうです。 -
諸外国からの、長い船旅の途中で亡くなられた方をここに埋葬したのが
この墓地の始まりだったそうです。 -
かなり古いお墓や いろんな国籍の方のお墓があります。
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楕円形のお墓は中国人のお墓だそうです。
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名前のわからない方もいるそうです。
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古いお墓
ペリーが日本への交渉の為に不在期間、アメリカ兵は限定居住区域を与えられ生活していました。この時、アメリカ水夫のウィリアム・ボードが酔っ払った挙句、地元の女子をレイプしようとして失敗。
怒った住民に追いかけられたボードは海に落ちて溺死しました。
非は明らかにボード側にあります。しかし、ペリーは激怒(したフリ)。
ペリー激怒に恐怖した琉球国はペリーの指示するまま犯人琉球国民を捕らえます。実際、捕縛された琉球国民の刑執行は行われなかったようですが。
この事件はペリーの対琉球国交渉を有意に行う為の手段になってしまったようです -
始めて知った古い事件
遠いペリーの時代から 今も変わらずに続いている沖縄の過酷な現状
何ともやりきれない気持ちでいっぱいになりました。
ペリーの碑に刻まれた文字の意味って...いったい何なのか... -
十字架のお墓は ベトナム戦争で亡くなられた方が眠っているそうです。
ベトナム戦争の際 亡くなった方をいったん那覇へ運び
それから家族の待つ祖国へ帰したそうです。
ここに眠っている方は沖縄で家族をもった方々だそうです。 -
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ふたたび 港沿いを歩いて 最終の目的地に向かいます。
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途中で ガイドさんが取ってくれた 桑の実
美味しいでしょうって言われたけれど わたしには... -
こんなところで 宮古そば家さん発見
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こんな立派なお墓も売っているんですね〜ビックリです。
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最後の目的地 泊いゆまち
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毎日 水揚げされたばかりの新鮮な お魚が豊富に並んでいます。
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東京で言ったら築地のような場所
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大きなマグロなどを解体し 小売りしている鮮魚店がずらりと並んでいます。
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食事のできる お店もあります。
駐車場も広く 土曜日でしたがさほど混雑もないので
国際通りの公設市場より 車の方には立ち寄りしやすい場所です。 -
コンドミニアムに宿泊される方や ホテルの部屋でゆっくり食事をしたい方に
とっても便利な食材やお弁当がたくさんありました。 -
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はじめて見ました!
このツアーは 最終到着地で解散になります。
ゆっくりお買い物を楽しんで帰るひと もう一度、史跡をめぐりながら帰るひと さまざまです。
今回は、定年後に沖縄に移住されて数年というご夫妻と
単身赴任で沖縄にきて 週末に歴史を訪ね歩いているという方と わたしの4人
優しいガイドさんとの4時間弱の徒歩ツアーでした。
たくさんの知らなかった沖縄の歴史にふれる事ができて、意味のあるとても充実した時間となりました。 -
ゆっくり歩いて ホテルにもどりながら 遅めの昼食を
-
看板につられて入った 「チューンホテル那覇沖縄」
ロビーの絵がとってもかわいくて なかなか感じの良さそうなホテルでしたよ -
ホテル1階の道路沿いにあるレストラン Bistro Js New York
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グラスビール付きの ランチをいただきました。
この日の那覇は ほんとに真夏のような日差しで 汗をかいた後のビールが
美味しかった〜
念のため 日焼け止めを塗っていましたが
それでも、ちょっぴり日焼け...色々、気になるお年頃なのに(笑) -
わたり蟹のクリームパスタ 美味しかったですよ
メニューも豊富だったので 夜もおすすめのお店かも... -
宿泊したのは リッチモンドホテル2度目の宿泊です
フロントで勧められ 全国のリッチモンドで使えるポイントカードを作ったら
チェックアウトが12時まで無料延長になりました。 -
今回のその他 立ち寄った所と購入品
美栄橋そばの ジュンク堂書店 日本最南端のジュンク堂書店です。
沖縄関連本のコーナーは、1万5000冊を超えるとか かなり長い時間あれこれ立ち読みをして
この2冊を購入
沖縄好きの方にお勧めの書店です。 -
牧志市場付近の路地 この近辺に、今回行ってみたいお店が
-
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路地裏を彷徨いながら やっと見つけた「島の絵ギャラリー」デジタル版画のお店
http://palm-ok.com/simanoe-ichiran.html
お店は撮影禁止なので 購入した絵をご覧ください。
宮古島の砂山ビーチの景観と波で遊ぶ女の子の姿が 何ともかわいくて一目惚れでした。 -
最後に 牧志公設市場「がんじゅう堂」で
大好きな 冷やし沖縄そばとゴーヤと豚しゃぶのサラダ&オリオン☆
最終の日曜日は さらに暑い一日で、日陰を選びながら歩くほどでした。 -
お土産
「がんじゅう堂」の生そばをクーラーバッグ付きで購入できたので
ついでに 紅いもタルトの生(要冷蔵)を 皮を剥かずにちぎって食べられるスナックパイン
職場で高評価 JAL機内販売のベルギーチョコ 最近、搭乗するたび購入している一品です。
安くて量がたっぷり 一度 おためしを... -
-
この飛行機を見ると 夏休み〜って感じですね
沖縄の夏は もうすぐそこでした。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- みかりさん 2014/05/02 00:34:29
- 知らない沖縄の顔
- ちゅらさん、こんばんは!
今回も沖縄を満喫しましたね〜。
「まちま〜い」のようなガイドさんと町散策をするような
ツアーは、最近地方の旅先などでもけっこうありますが・・・
歴史を学んだり、地元の人しか知らない場所に連れて行って
貰うのは、なんだかとっても新鮮で楽しいですよね♪
今回は4時間弱も歩かれたんですか?そりゃ〜日焼けもするはずだ!!
でもかなり内容の濃いまちま〜いでしたネ。
青い海の沖縄しか知らない私にとっては、知らない風景ばかりでした。
みかり
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