YOKARO8-1 塚原温泉経由で別府までチャリ移動

2014/04/01 - 2014/04/01

YOKAROバスに別府行きはない。湯布院か大分で降りて移動が必要だ。実は去年の夏に行こうかとも思いつつ、熱中症を恐れて保留にしていた。
そして年末にZUさんの旅行記を見て塚原温泉に興味を持つ。この温泉は湯布院から別府へのほぼルート上にある。知らなかったら素通りしていただろう温泉。でも素通りするにはあまりにも惜しい、わざわざでも来たい温泉であった。紹介してくれたZUさんに感謝。

４月１日、YOKAROバスに乗って湯布院に到着。降水確率５０％から一転の快晴で旅の半分は成功。塚原温泉まで折りたたみ自転車で上る計画は少々無謀だったと途中で気づいたが、温泉を堪能して別府にも明るいうちに到着できてよかった。

【交通】YOKAROバス＋折りたたみ自転車

【宿泊】別府ゲストハウス団欒　３人相部屋　１３００円

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: 個別手配

現在、やっと高速由布岳のバス停付近にたどり着いたが、すでにエネルギーの大半を使い果たしてしまった。

１時間半前、湯布院の道の駅でバスを降りた頃はまだ意気揚々としていたのだが。

湯布院市内に下りてから交差点を左へ曲がり、

由布岳と桜のコラボは最高！と感激したまではよかった。

だが走り始めて３０分も経たないうちに後悔の念が。
最近の旅は毎回こんなことをやっている気がする。

塚原高原まであと３キロ、でもめざす塚原温泉はまだずっと先のはず。

道はやっと下りになった。だが温泉がある場所は標高８００ｍ以上と知っているので素直に喜べず。

観光バスが通り過ぎていく。乗せてくれ〜と叫びたくなる。
そして高速由布岳のバス停付近にて休憩。

こんな景色の一部になってのんびり走れるなんてとても贅沢なことだよ、と今なら言えるのだが....行く先にリゾート施設が見えてきて何やら不安に。まさかここはリゾートに通じるだけの一本道じゃ？

日陰を見つけてスマホで現在地を確認。すぐその先に塚原温泉まで１．２キロの看板を発見し一安心。がぜん元気が沸いてきた。

でも本当にきつかったのはこの先だった。あと５００ｍの看板を過ぎてもまだまだ遠い。道端に座り込んで今さら残りのルートを調べたり、高度を確認したり。
こんな急な坂をZUさんは荷物を引いて上ったのか。

遠くに見えていた湯けむりがやっと間近に。

最後にスキー場かというくらいの急傾斜を上ってやっと到着。湯布院から２時間以上もかかってしまった。

受付にて「内湯が工事中なので露天風呂を６００円から５００円に値下げしています」とのこと。

平安時代のころ鹿が傷を癒すのを見て発見されたという山奥の秘湯。赴きがある。

自然に囲まれた露天風呂へ。

お湯はかなり熱く、強酸性の成分もあり最初はピリピリきた。
それから気になっていたお味を確認。おお〜確かにレモン味。もちろん砂糖は入ってないからポッカレモンを飲んでいるよな感じ。日本で二番目の酸性度（PH=1.4)とはこういうものか。

ここまで苦労して来た甲斐があった。
このあと別府温泉を巡るうちに、ここが他とは全く違う横綱級であることをさらに思い知る。

塚原温泉から別府までは２０キロ以上の距離ながら標高差８００ｍを駆け下りる楽な道のりだった。

高速沿いの道をひたすら別府へ。
自転車のハンドルに安全ピンでとめたタオルは間もなく乾いた。

傾きかけた太陽が黄金の草地を演出。

日本離れした景色の中を別府へ向けて下る。途中ペダルをほとんど漕がず、鉄腕ダッシュの「ペダルを漕がずにどこまで行けるでしょう」大会みたいになりながら。

立命館アジア太平洋大学が高速道路の向こう側に見えた。

途中で十文字原展望台に寄り道。外国人ツアー団がバスで移動後にやれやれと撮影。

十文字原展望台 名所・史跡

気が向いた場所で気軽に寄り道できるのが自転車の数少ない強みなのだが、あまり寄り道していると時間が無くなるし。この頃には鉄輪温泉のおにやまホテルが無料開放中の１７時までに行く計画を諦めていた。

計画変更して明礬温泉「湯の里」で湯の花製造小屋を覗いてみる。韓国から来たおばちゃん客多し。

明礬温泉 温泉

園内はピンクに花盛り。
翌日にここまで上がってくるつもりはないので、今日のうちに一カ所だけ温泉に入っておく。

市営の鶴寿泉は温泉まつりで無料開放中。日頃もお賽銭だけで入れる。

市営 鶴寿泉 温泉

ドアを開けると脱衣場越しに湯船が見えるほどの小さな造り。お湯は塚原よりさらに熱めで地元のおじさんの話では「４５度以上ある」とのこと。地元の人が多い風呂ほど熱いそうだ。源泉からの湯量はパイプを回して調整していた。対角には水道のホースが来ており、そこを捻って少し温めさせてもらった。ここ明礬温泉は塚原温泉から一山越えた場所にあり酸性が強いのだが、味は塚原を５倍希釈したほどの酸っぱさしかない。

再び自転車で坂を下って鉄輪温泉に寄り道。

鉄輪温泉 温泉

ここでは足蒸しを軽く体験。いやはや短時間でも効く。

暗くなってから別府駅近くの裏通りにあるゲストハウス団欒に到着（写真は翌朝に撮影したもの）。

ゲストハウス　団欒 宿・ホテル

３人部屋のドミは真ん中に寝るはずの客が別の部屋になぜか移ったのでそれほど気も使わず寝られた。３Ｆの室内でもフリーWifiが使えた。

窓からは扇山火祭りが正面に見えた。一泊１３００円の宿としては申し分ない。
実は４月１日〜６日まで別府温泉まつりだったことを旅に出る数日前に知ったのであった。

扇山 自然・景勝地

この旅行記へのコメント （4）

• kodeyanさん 2014/04/19 11:14:33

  自転車とは！

  Halonさん　こんにちは
  
  zu姫からキャリーバーッグをゴロゴロさせて
  到着するまでいかに大変だったかは聞いていましたが、
  なんと自転車で塚原温泉まで行くとは！
  恐れ入谷の鬼子母神ですよ〜
  
  筋肉痛になりませんでしたか？
  
  ではでは☆彡

  Halonさん からの返信 2014/04/19 17:21:31

  RE: 自転車とは！

  kodeyanさん こんにちは
  
  自転車に長時間乗ると膝が痛くなるので、そうならないようにと、なるべく軽いギアにして回転数でかせぐように心がけました。
  それでも当日は膝が痛くなりましたが、翌日には回復していたので自信がつきました。
  
  別府の温泉の多さにはびっくりしました。来年も行ってしまいそうです。
  

• 天星さん 2014/04/17 12:32:59

  ZUさんに続くチャレンジャー

  はじめまして......
  
  チャリンコで湯布院から塚原まで行くとは
  凄い方ですね〜おそれいれました！
  ZUさんの旅行記、以前拝見しましたが
  歩いて行った方も凄いですが、チャリンコも負けず
  劣らずですね〜
  
  歩いている方やチャリンコこいでる方って
  そのあたりでは、かなり珍しいです！
  交通アクセスが悪いのだから仕方ないのです。
  そんな交通の便が悪いところに名湯がある。
  お疲れさまでした！
  
  天
  

  Halonさん からの返信 2014/04/17 17:54:58

  RE: ZUさんに続くチャレンジャー

  天星さん　はじめまして
  
  私も我ながら「歩いて行った方」に負けず劣らずすごいと思いました（＾Ｏ＾）
  なんせ押して歩いている時間が長い！
  
  バイクは数台見かけましたが、自転車は見かけませんでした。
  途中でかなり弱気にもなり、電波少年の企画をやっている気分というか、
  路線バスがとぎれてとぼとぼ歩く蛭子さんの気分でした。