アルメニア旅行③（ガルニ神殿・ゲハルト洞窟修道院）

2013/08/30 - 2013/09/08

アルメニア最終日は、数十年前に再建されたガルニ神殿と、
ロンギヌスの槍が由来のゲハルト修道院を訪れました。

ガルニ神殿は高台に建っており、気持ちいい風と景色が
印象的でした。

ゲハルト修道院は、アルメニアの他の修道院同様、
華美な装飾はなく、重厚な佇まいの教会でした。

アルメニアの首都エレバンの繁華街は、夜になっても
人通りが絶えず、街は賑わっていました。

WASABIという寿司屋もありましたが、ロシアにも同名の
寿司屋があったので、チェーン店だったりするのかな？

エリア エレヴァン(アルメニア)

• 旅行の満足度: 4.0

アルメニアの首都エレヴァンの郊外にある、ガルニ神殿に到着しました。

神殿前には、数件の露店が出ていました。
蜂蜜や果物の瓶詰、甘さ控えめのういろう風食感のお菓子(右下の茶色い蝋燭のようなもの)などが、販売されていました。

神殿に向かう道からは、眺めのいい風景が望めます。

ガルニ神殿は、｢太陽の神殿｣と呼ばれ、太陽神ミトラが祀られていたそうです。
元々建っていた神殿は、17世紀の地震で全て倒壊してしまいました。現神殿は1976年に再建されたものとなります。

この地には、紀元前3世紀に要塞が築かれた後、紀元1世紀にアルメニア王ミトリダテスの夏の離宮が置かれていました。

日差しが強く結構な暑さでしたが、見晴らしのいい丘の上で風通しもいいので、避暑地に向いていたのかもしれません。日陰に入ると、空気もカラッとしていて、気持ちのいい風が吹いていました。

古代の建物跡は、基礎部分のみが残っています。

結構な崖際まで、民家が建っているのが分かります。

当時の浴場跡が、傷みの激しいプレハブ小屋で保管されていました。

古代ローマ遺跡等でよく見られる、蒸し風呂形式の浴場ですね。

かなり傷んでいますが、当時のモザイク画も残っています。

神殿入り口の支柱には、古代神殿の石柱が使用されていました。

神殿内部は、天井は高いのですが、スペースはあまり広くありません。
ちょうどコーラス隊の歌を聴くことができました。日本人観光客がいるのに気付くと、｢大きな栗の樹の下で｣を日本語で合唱してくれたのは、びっくりしました。
日本人観光客が多い国ではないと思いますが、どこで習ったのか気になります。

ゲハルト修道院下でバスを降りて、修道院に向かいます。
途中の岸壁に十字架が立てられていました。

修道院前にもハチュカルが、置かれていました。

岩に直接彫りこまれて石碑にはなっていませんが、こちらもハチュカルかな？

ゲハルト修道院の入り口に到着しました。

この修道院で｢ロンギヌスの槍｣が見つかった事から、アルメニア語で「槍」を現わすゲハルトという名前が付けられたそうです。
現在槍は、エチミアジン大聖堂で保管されています。

ゲハルト修道院は、4世紀に創建されています。
現存している石造りの建物群は、13世紀のものです。

修道院内は、多くの蝋燭が灯されていました。

むき出しの石造りの太い柱や煤けた内壁が、重厚感を醸し出しています。

ハチュカルが、祀られています。
他のハチュカルと違って、特別な由来があるのかもしれません。

まるでエジプト遺跡のような彫刻です。

由来は忘れましたが、修道院内には泉が湧き出しています。
フラッシュを焚いている為明るいですが、この部屋はかなり暗いです。

岩窟教会と言う事で、岩石と修道院が一体化しているのが分かります。
岩場が彫りぬかれて聖堂が造られています。

教会と言うより、幾何学模様がモスクのようにも見えます。

下は牛で上も牛かな？教会では、あまりみない装飾ですね。

教会後ろの岩場にも、多くのハチュカルが彫られているのが分かります。

岩場に直接彫られているものと、石碑を岩場にはめ込んでいるものがありますね。

岩場と教会が、一体化しているのがよくわかります。

ドラマか映画かは分かりませんが、撮影が行われていました。

修道院近くでは、多くのパンを売る露店が並んでいました。

エレバンの共和国広場です。正面には、国立美術館&歴史博物館が建っています。

エレバン中央郵便局です。
エレバンのホテルから、9月に出した絵ハガキは、
11月の消印で無事友人に届きました。。。

広場では、ベンチでのんびりと夕涼みをしている人が、大勢いました。

カスケードです。

長い階段状のモニュメントの頂上には、ソビエト・アルメニア
独立50周年記念碑が建てられています。

謎の彫刻。

アルメニア風招き猫？もしくは狛猫？

共和国広場の夜景です。
夕方に比べてかなり人出が多く、賑わっていました。

アルメニア文字のモニュメントです。

文字のモニュメントと共に、アルメニアの聖人や偉人の像も建っていました。

なんとなく旅情を誘う風景。

アルメニア国境近くの入国の際にも利用したレストランにて。
イタリアの団体さんが、日本人に歌を披露と「オー・ソレ・ミオ」を大合唱です。
イタリア人は、ほんとに陽気で明るい人が多いですね。

行きは豚肉、帰りは牛肉。
これからグルジアに再入国します。