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日本三大山城の一つと言われる大和高取城跡のお膝元にある奈良県高市郡高取町では、3月1日から31日まで「町家の雛めぐり」が開催され、土佐街道沿いの約百軒の町家では、親と子の愛情を育んできた、かけがえのないお雛さまたちが飾られています。<br /><br />国道169号線と平行して南北に延びる高取町の町並みは、北から観覚寺・下土佐・上土佐・下子島・上子島の各町が続き、その先4kmほど山を登った所に大和高取城跡が控えています。<br /><br />元々、大和八木から壷坂寺への参詣道だった土佐街道沿いに発達した町人町だったところへ、山城暮らしの不便さから、藩主をはじめ家臣たちが次々と街道筋にある下屋敷に移り住むようになり、武家屋敷と町屋が混在する城下町が形成されていきます。<br /><br />藩の役所や高札場などが設けられ、城下町の政治経済の中心となった上土佐を境に、南側の下子島は藩主や家臣たちの下屋敷が連なる武家町として、また、北側は連子格子窓などの伝統的な町家が連なる町人町として発展し、現在、各々の町の特色を留めた、風情ある町並みが残っています。<br /><br />また、古代日本の中心だった大和では、早くから医学が取り入れられたことから、薬草が豊富に採れた高取町などを中心に医薬品の製造が行われ、修験者により全国に広められたのが大和の薬売りの始まりと云われています。<br /><br />江戸時代には、参勤交代の際に高取藩主が全国への販路拡大に尽力したため、置薬としての行商が始まり、明治時代には、その置薬を使った分だけ代金を貰うと云う、独特な商法が浸透して、大和の薬売りは広く親しまれるようになります。<br /><br />現在の高取は、大和の薬の中核的生産地として10社あまりの製薬会社や、昔ながらの店構えの漢方薬の老舗が看板を掲げています。<br /><br />この日は寒さが和らぎ、良いお天気に恵まれたこともあって、風情ある町並みに飾りつけられたお雛さまを一目見ようと、大勢の見物客で賑わっています。<br /><br />では、私も町役場の駐車場に車を停めさせてもらって、雛めぐりと町歩きを楽しみます。

2014 薬の町のお雛さま 高取

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2014/03/08 - 2014/03/08

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nao

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日本三大山城の一つと言われる大和高取城跡のお膝元にある奈良県高市郡高取町では、3月1日から31日まで「町家の雛めぐり」が開催され、土佐街道沿いの約百軒の町家では、親と子の愛情を育んできた、かけがえのないお雛さまたちが飾られています。

国道169号線と平行して南北に延びる高取町の町並みは、北から観覚寺・下土佐・上土佐・下子島・上子島の各町が続き、その先4kmほど山を登った所に大和高取城跡が控えています。

元々、大和八木から壷坂寺への参詣道だった土佐街道沿いに発達した町人町だったところへ、山城暮らしの不便さから、藩主をはじめ家臣たちが次々と街道筋にある下屋敷に移り住むようになり、武家屋敷と町屋が混在する城下町が形成されていきます。

藩の役所や高札場などが設けられ、城下町の政治経済の中心となった上土佐を境に、南側の下子島は藩主や家臣たちの下屋敷が連なる武家町として、また、北側は連子格子窓などの伝統的な町家が連なる町人町として発展し、現在、各々の町の特色を留めた、風情ある町並みが残っています。

また、古代日本の中心だった大和では、早くから医学が取り入れられたことから、薬草が豊富に採れた高取町などを中心に医薬品の製造が行われ、修験者により全国に広められたのが大和の薬売りの始まりと云われています。

江戸時代には、参勤交代の際に高取藩主が全国への販路拡大に尽力したため、置薬としての行商が始まり、明治時代には、その置薬を使った分だけ代金を貰うと云う、独特な商法が浸透して、大和の薬売りは広く親しまれるようになります。

現在の高取は、大和の薬の中核的生産地として10社あまりの製薬会社や、昔ながらの店構えの漢方薬の老舗が看板を掲げています。

この日は寒さが和らぎ、良いお天気に恵まれたこともあって、風情ある町並みに飾りつけられたお雛さまを一目見ようと、大勢の見物客で賑わっています。

では、私も町役場の駐車場に車を停めさせてもらって、雛めぐりと町歩きを楽しみます。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 高取の町並みへは、近鉄大阪阿部野橋駅から特急で約40分の所にある、近鉄吉野線の壺阪山駅が最寄り駅になります。

    高取の町並みへは、近鉄大阪阿部野橋駅から特急で約40分の所にある、近鉄吉野線の壺阪山駅が最寄り駅になります。

    壺阪山駅

  • 壺阪山駅の構内にもお雛さまが飾られています。<br /><br />高取の玄関口として地域に密着した駅ですから、雛めぐりに参加されているようです。

    壺阪山駅の構内にもお雛さまが飾られています。

    高取の玄関口として地域に密着した駅ですから、雛めぐりに参加されているようです。

  • 駅前広場にかけられたゲートは、高取が「観光とくすりの町」であることをアピールしています。<br /><br />では、町並みを北側から南下しながら雛めぐりをはじめます。<br /><br />南下と云っても、実際は南の山城に向かって上って行くんですが・・・。

    駅前広場にかけられたゲートは、高取が「観光とくすりの町」であることをアピールしています。

    では、町並みを北側から南下しながら雛めぐりをはじめます。

    南下と云っても、実際は南の山城に向かって上って行くんですが・・・。

  • 高取の町並みにやって来ました。

    高取の町並みにやって来ました。

    土佐街道 名所・史跡

  • 雛めぐりに訪れた人のために、檜の枝につけられた短冊が道案内しています。

    雛めぐりに訪れた人のために、檜の枝につけられた短冊が道案内しています。

  • 町並みに入ると、いきなり高取町の汚水桝の蓋がありました。<br /><br />町の花のサツキと、町の木カエデがモチーフになっています。

    町並みに入ると、いきなり高取町の汚水桝の蓋がありました。

    町の花のサツキと、町の木カエデがモチーフになっています。

  • 町家の庭先に梅が一輪咲いています。<br /><br />この日の気候は、まさに「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」と云ったところでしょうか。

    町家の庭先に梅が一輪咲いています。

    この日の気候は、まさに「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」と云ったところでしょうか。

  • お雛さまを飾ってあるお宅には、「どうぞ遠慮なくお入りください」と、目印の看板が立ててあります。

    お雛さまを飾ってあるお宅には、「どうぞ遠慮なくお入りください」と、目印の看板が立ててあります。

  • こちらのお宅では、縁側に二組のお雛さまを飾り・・・

    こちらのお宅では、縁側に二組のお雛さまを飾り・・・

  • お雛さまにまつわる大切な思い出や、子を思う親の気持ちを綴った色紙が添えられています。<br /><br />色紙に書かれたことは私にも通じるところがあって、胸が熱くなってきます。

    お雛さまにまつわる大切な思い出や、子を思う親の気持ちを綴った色紙が添えられています。

    色紙に書かれたことは私にも通じるところがあって、胸が熱くなってきます。

  • 連子格子の伝統的な町家がありました。

    連子格子の伝統的な町家がありました。

  • 昔は竈でマキを焚いておられたんでしょうね、煙出しの腰屋根がついています。

    昔は竈でマキを焚いておられたんでしょうね、煙出しの腰屋根がついています。

  • このお宅は、普段ガレージとして使ているところにお雛さまを飾っています。

    このお宅は、普段ガレージとして使ているところにお雛さまを飾っています。

  • お雛さまと云えば十二単ですよね。<br /><br />昔の宮廷の女性達はこれを着て日常生活を送っていたのですから、さぞかし動きづらかったでしょうね。

    お雛さまと云えば十二単ですよね。

    昔の宮廷の女性達はこれを着て日常生活を送っていたのですから、さぞかし動きづらかったでしょうね。

  • この町並みには、もちろ、虫籠窓のある町屋もあります。

    この町並みには、もちろ、虫籠窓のある町屋もあります。

  • 醤油屋さんのこちらのお宅では・・・

    醤油屋さんのこちらのお宅では・・・

  • 店先にお雛さまが飾ってあります。

    店先にお雛さまが飾ってあります。

  • 六曲二双の金屏風を背にしたお内裏さまとお雛さま。

    六曲二双の金屏風を背にしたお内裏さまとお雛さま。

  • そのお雛さまのお顔の、なんと端正なこと。

    そのお雛さまのお顔の、なんと端正なこと。

  • お店には、醤油醸造元の登録商標が掲げられています。<br /><br />棚の上には、昔懐かしい五つ玉のそろばんが置いてあります。<br /><br />昔のお商売人さんは、皆さんこれを使って計算していたんですね。

    お店には、醤油醸造元の登録商標が掲げられています。

    棚の上には、昔懐かしい五つ玉のそろばんが置いてあります。

    昔のお商売人さんは、皆さんこれを使って計算していたんですね。

  • 高取の町並みは、山上にある大和高取城址に向かってダラダラと上り坂になっています。

    高取の町並みは、山上にある大和高取城址に向かってダラダラと上り坂になっています。

  • 黒漆喰壁に白い虫籠窓のコントラストが効いていますね。

    黒漆喰壁に白い虫籠窓のコントラストが効いていますね。

  • 私の好きな路地が手招きしています。<br /><br />町並みではお雛さまが待っていてくれるので、入りたい誘惑を振り切って先を急ぎます。

    私の好きな路地が手招きしています。

    町並みではお雛さまが待っていてくれるので、入りたい誘惑を振り切って先を急ぎます。

  • この町並みには珍しく、袖卯建のある町家がありました。<br /><br />このお宅はお料理屋さんを営んでおられます。

    この町並みには珍しく、袖卯建のある町家がありました。

    このお宅はお料理屋さんを営んでおられます。

  • この町家の玄関には、木製の大きなガラス戸が入っています。<br /><br />木製の建具は重厚感があって良いですね。

    この町家の玄関には、木製の大きなガラス戸が入っています。

    木製の建具は重厚感があって良いですね。

  • おばあちゃんに手を引かれるお嬢ちゃん。<br /><br />よくよく考えると、お雛さまは、おばあちゃんとお孫さんのためのものでもあるんですよね。

    おばあちゃんに手を引かれるお嬢ちゃん。

    よくよく考えると、お雛さまは、おばあちゃんとお孫さんのためのものでもあるんですよね。

  • 先ほどのお料理屋さんの店先に飾られた松ぼっくりのお雛さま。

    先ほどのお料理屋さんの店先に飾られた松ぼっくりのお雛さま。

  • 店内のお雛さまには、欠かすことができない左近の桜と・・・

    店内のお雛さまには、欠かすことができない左近の桜と・・・

  • 右近の橘が添えられています。

    右近の橘が添えられています。

  • 「猫に小判」とは、しゃれっ気たっぷりの貝合わせですね。

    「猫に小判」とは、しゃれっ気たっぷりの貝合わせですね。

  • 玄関には、味のある麻布の暖簾が掛かっています。

    玄関には、味のある麻布の暖簾が掛かっています。

  • このお店は古い町家を使っているので、馬つなぎが残っています。

    このお店は古い町家を使っているので、馬つなぎが残っています。

  • 趣いっぱいの町家がありました。<br /><br />ちなみに、この先の辻を右に行けば壺阪山駅になります。

    趣いっぱいの町家がありました。

    ちなみに、この先の辻を右に行けば壺阪山駅になります。

    土佐街道 名所・史跡

  • こちらのお宅のお雛さまは、あえて格子越しに飾っておられます。<br /><br />いい格子があるからこそできることですね。

    こちらのお宅のお雛さまは、あえて格子越しに飾っておられます。

    いい格子があるからこそできることですね。

  • この辺りに来ると人通りが増えてきました。

    この辺りに来ると人通りが増えてきました。

  • 趣のある門構えの町家には・・・

    趣のある門構えの町家には・・・

  • 2階の屋根に面白い窓が付いています。<br /><br />中世ヨーロッパの建物にありそうな窓です。

    2階の屋根に面白い窓が付いています。

    中世ヨーロッパの建物にありそうな窓です。

  • 黒漆の蒔絵の衝立を背にしたお雛さま。<br /><br />金屏風を背にするのが普通なんですが、珍しいお雛さまです。

    黒漆の蒔絵の衝立を背にしたお雛さま。

    金屏風を背にするのが普通なんですが、珍しいお雛さまです。

  • 余計なことですが、このお雛さまが着ている十二単を数えたら、ちゃんと十二枚ありました。

    余計なことですが、このお雛さまが着ている十二単を数えたら、ちゃんと十二枚ありました。

  • この先のお店に人だかりができています。<br /><br />何があるのかな〜・・・

    この先のお店に人だかりができています。

    何があるのかな〜・・・

  • 人だかりの隙間から覗いてみると、香ばしいお団子を焼いていました。

    人だかりの隙間から覗いてみると、香ばしいお団子を焼いていました。

  • そのお団子屋さんのお店では・・・

    そのお団子屋さんのお店では・・・

  • 手作りの毬やお雛さまが所狭しと飾られています。

    手作りの毬やお雛さまが所狭しと飾られています。

  • くすりの町・高取を代表する漢方薬の老舗です。

    くすりの町・高取を代表する漢方薬の老舗です。

  • その店内に飾られた餅花。

    その店内に飾られた餅花。

  • これは大正時代のお雛さまだそうです。

    これは大正時代のお雛さまだそうです。

  • こちらは昭和初期の御殿雛。<br /><br />御殿雛は西日本を中心に広まったものです。

    こちらは昭和初期の御殿雛。

    御殿雛は西日本を中心に広まったものです。

  • 大和の薬と云えば、やっぱり陀羅尼助(だらにすけ)です。<br /><br />これは大峯山の麓の洞川(どろがわ)で製造されている胃腸薬で、修験者の持薬だったんですが、家庭の常備薬としても知られています。

    大和の薬と云えば、やっぱり陀羅尼助(だらにすけ)です。

    これは大峯山の麓の洞川(どろがわ)で製造されている胃腸薬で、修験者の持薬だったんですが、家庭の常備薬としても知られています。

  • さすがに老舗だけあって、重厚な店構えです。

    さすがに老舗だけあって、重厚な店構えです。

  • ここまで上って来た町並みを振り返って見ました。

    ここまで上って来た町並みを振り返って見ました。

  • 今まで見てきたものと、ちょっと毛色の違った町家があります。<br /><br />窓には固定の格子ではなく、格子戸がはめられています。

    今まで見てきたものと、ちょっと毛色の違った町家があります。

    窓には固定の格子ではなく、格子戸がはめられています。

  • 陶器でできたお雛さまと・・・

    陶器でできたお雛さまと・・・

  • ネズミのお雛さま。<br /><br />いろんな変わり雛があって楽しいですね。

    ネズミのお雛さま。

    いろんな変わり雛があって楽しいですね。

  • 頑丈な格子のはいった町家には、馬つなぎが見えます。

    頑丈な格子のはいった町家には、馬つなぎが見えます。

  • そのお向かいの町家は、銅製の軒樋に取り替えておられます。<br /><br />今はキラキラ輝いていますが、年数が経てば落ち着いた緑青色に変化します。<br /><br />これが銅の素晴らしいところです。

    そのお向かいの町家は、銅製の軒樋に取り替えておられます。

    今はキラキラ輝いていますが、年数が経てば落ち着いた緑青色に変化します。

    これが銅の素晴らしいところです。

  • 高取城下屋敷の表門を移築した、立派な門構えのお医者さん。

    高取城下屋敷の表門を移築した、立派な門構えのお医者さん。

    土佐街道 名所・史跡

  • いろんな格子の付いた町家があります。<br /><br />電柱は遠慮がちに立っていますが、カーブミラーは町家のど真ん中で、遠慮のかけらもありません。

    いろんな格子の付いた町家があります。

    電柱は遠慮がちに立っていますが、カーブミラーは町家のど真ん中で、遠慮のかけらもありません。

  • そのカーブミラーの足元には、高取町の道路元標が立っています。<br /><br />道路元標とは、道路の始点や終点を示す標識のことです。

    そのカーブミラーの足元には、高取町の道路元標が立っています。

    道路元標とは、道路の始点や終点を示す標識のことです。

  • この町家にも袖卯建が見えます。<br /><br />2階の黒漆喰壁に開けられた虫籠窓がしっとりした印象を与えています。

    この町家にも袖卯建が見えます。

    2階の黒漆喰壁に開けられた虫籠窓がしっとりした印象を与えています。

  • こちらのお雛さまは赤漆の蒔絵の衝立を背にしています。

    こちらのお雛さまは赤漆の蒔絵の衝立を背にしています。

  • 小さなお人形たちが主役の吊るし雛。<br /><br />吊るし雛には、子供の幸せを願うお母さんやおばあちゃんだけでなく、叔母さんから近所の人たちに至るまで、みんなの想いが込められています。

    小さなお人形たちが主役の吊るし雛。

    吊るし雛には、子供の幸せを願うお母さんやおばあちゃんだけでなく、叔母さんから近所の人たちに至るまで、みんなの想いが込められています。

  • 竹筒の中ですましている脇役たち。

    竹筒の中ですましている脇役たち。

  • この町家の出格子の下の丸い穴は換気口でしょうか・・・。

    この町家の出格子の下の丸い穴は換気口でしょうか・・・。

  • 左手の、西日を受けた町家のショウウィンドウでは・・・

    左手の、西日を受けた町家のショウウィンドウでは・・・

  • お内裏さまが眩しそうにしています。

    お内裏さまが眩しそうにしています。

  • ぽっちゃりとした、かわいいお雛さま。

    ぽっちゃりとした、かわいいお雛さま。

  • そのかわいいお雛さまを、鶴が枝先からじっと見つめています。

    そのかわいいお雛さまを、鶴が枝先からじっと見つめています。

  • 色彩豊かな餅花が窓格子に彩りを添えています。

    色彩豊かな餅花が窓格子に彩りを添えています。

  • こちらでは、ちりめん細工の玉飾りが揺れています。

    こちらでは、ちりめん細工の玉飾りが揺れています。

  • 木をくり抜いた火鉢に、日本の代表的な家紋、「五三の桐」が浮き彫りになった鉄瓶が置かれています。<br /><br />この鉄瓶は、こちらのお宅のおばあちゃんが日常的に使っておられるようです。

    木をくり抜いた火鉢に、日本の代表的な家紋、「五三の桐」が浮き彫りになった鉄瓶が置かれています。

    この鉄瓶は、こちらのお宅のおばあちゃんが日常的に使っておられるようです。

  • そのおばあちゃんが見送ってくれます。<br /><br />気を使ってくれてありがとうございます。

    そのおばあちゃんが見送ってくれます。

    気を使ってくれてありがとうございます。

  • お店に飾られたお雛さまを女性の方が写真撮影しています。<br /><br />という私も同類なんですがね・・・。

    お店に飾られたお雛さまを女性の方が写真撮影しています。

    という私も同類なんですがね・・・。

  • 町家を利用したイベントスペースの前に飾られた手作りのお雛さま。<br /><br />お雛さま作りのイベントもされたのかな・・・。

    町家を利用したイベントスペースの前に飾られた手作りのお雛さま。

    お雛さま作りのイベントもされたのかな・・・。

  • 左手の町家の出窓には、吊るし雛が飾られています。

    左手の町家の出窓には、吊るし雛が飾られています。

  • 「地域の居間」と言っておられるこの町家は、この町並みの中で数少ない妻入りの建物です。

    「地域の居間」と言っておられるこの町家は、この町並みの中で数少ない妻入りの建物です。

  • 一刀彫のお雛さま。<br /><br />平安時代の終わりごろに春日大社のお祭に飾られたものを起源とする奈良の一刀彫人形は、江戸時代に入って雛人形なども作られるようになり、現在、多くの人々に愛されています。

    一刀彫のお雛さま。

    平安時代の終わりごろに春日大社のお祭に飾られたものを起源とする奈良の一刀彫人形は、江戸時代に入って雛人形なども作られるようになり、現在、多くの人々に愛されています。

  • このお雛さまは、雛人形作家さん手作りの作品だそうです。

    このお雛さまは、雛人形作家さん手作りの作品だそうです。

  • 町並みの中ほどには、雛めぐりを訪れた方の休憩所が設けられています。

    町並みの中ほどには、雛めぐりを訪れた方の休憩所が設けられています。

  • 休憩所の中に、とても感動的なお雛さまが飾られていました。<br /><br />お雛さまと云えば、楽しい思い出が詰まったものとばかり思っていましたが、こんなにも胸を打つ物語を秘めたお雛さまもあるなんて、感動で胸がいっぱいになりました。<br /><br />火事の中、お母さんが守ってくれたに違いないお雛さまですから、末永く大事になさってください。

    休憩所の中に、とても感動的なお雛さまが飾られていました。

    お雛さまと云えば、楽しい思い出が詰まったものとばかり思っていましたが、こんなにも胸を打つ物語を秘めたお雛さまもあるなんて、感動で胸がいっぱいになりました。

    火事の中、お母さんが守ってくれたに違いないお雛さまですから、末永く大事になさってください。

  • 雛めぐりのメイン会場、「雛の里親館」に飾られたたくさんのお雛さまたち。

    雛めぐりのメイン会場、「雛の里親館」に飾られたたくさんのお雛さまたち。

  • 日ごろ脇役の隋臣にスポットライトをあててみました。

    日ごろ脇役の隋臣にスポットライトをあててみました。

  • 三人官女は、やっぱり十二単に目がいってしまいます。

    三人官女は、やっぱり十二単に目がいってしまいます。

  • 天井から降り注ぐような餅花と・・・

    天井から降り注ぐような餅花と・・・

  • 吊るし雛。

    吊るし雛。

  • 「雛の里親館」の表には、竹の雛段にのった内裏雛や・・・

    「雛の里親館」の表には、竹の雛段にのった内裏雛や・・・

  • 竹籠に入った毬が飾られています。

    竹籠に入った毬が飾られています。

  • 風情ある町並みはまだまだ続きます。

    風情ある町並みはまだまだ続きます。

  • こちらのお宅で「ほんわか雛」と名付けられたお雛さま。<br /><br />この、どこか「のほほ〜ん」としたお顔を見ていると、「ほんわか雛」と名付けたくなる気持がわかります。<br /><br />本当に嫌みのないお顔です。

    こちらのお宅で「ほんわか雛」と名付けられたお雛さま。

    この、どこか「のほほ〜ん」としたお顔を見ていると、「ほんわか雛」と名付けたくなる気持がわかります。

    本当に嫌みのないお顔です。

  • このお雛さまの飾り方には唸らされました。<br /><br />こういう見せ方もあるんですね。<br /><br />なお、このお雛さまは、可愛がってくれた姉妹が嫁いでしまって、後に残されたと嘆いていたそうです。

    このお雛さまの飾り方には唸らされました。

    こういう見せ方もあるんですね。

    なお、このお雛さまは、可愛がってくれた姉妹が嫁いでしまって、後に残されたと嘆いていたそうです。

  • 造り酒屋さんのお店にも・・・

    造り酒屋さんのお店にも・・・

  • お雛さまが飾られて・・・って、違うでしょ、これじゃないでしょう。

    お雛さまが飾られて・・・って、違うでしょ、これじゃないでしょう。

  • これが飾られているお雛さまです。<br /><br />でも、このお雛さまは七人囃子だし、しかも琵琶や笙といった珍しい楽器を持ってるし・・・!

    これが飾られているお雛さまです。

    でも、このお雛さまは七人囃子だし、しかも琵琶や笙といった珍しい楽器を持ってるし・・・!

  • 先ほどの造り酒屋さんの辺りまでが町人町で、町家が連なっていましたが、ここから南側は下子島で、高取藩士の下屋敷がある武家町になります。

    先ほどの造り酒屋さんの辺りまでが町人町で、町家が連なっていましたが、ここから南側は下子島で、高取藩士の下屋敷がある武家町になります。

  • 下子島に入った途端に出迎えてくれた武家屋敷。<br /><br />この長屋門は、江戸時代のものがそのまま残っています。

    下子島に入った途端に出迎えてくれた武家屋敷。

    この長屋門は、江戸時代のものがそのまま残っています。

  • 門内のたたずまい。<br /><br />窓には格子がなく、紙障子がそのまま見えています。

    門内のたたずまい。

    窓には格子がなく、紙障子がそのまま見えています。

  • 武家屋敷の全景です。

    武家屋敷の全景です。

  • 次に現れたのは旧藩主植村家のお屋敷の長屋門。

    次に現れたのは旧藩主植村家のお屋敷の長屋門。

    植村家長屋門 名所・史跡

  • このお屋敷は、元々は旧高取藩家老のお屋敷として建てられたものですが、現在は旧藩主植村氏の住宅になっています。

    このお屋敷は、元々は旧高取藩家老のお屋敷として建てられたものですが、現在は旧藩主植村氏の住宅になっています。

  • この長屋門は間口が39m余りある壮大なもので、マナコ壁の意匠が優れています。

    この長屋門は間口が39m余りある壮大なもので、マナコ壁の意匠が優れています。

  • 上子島の元気ひろばはジャンボ雛の会場になっていて・・・

    上子島の元気ひろばはジャンボ雛の会場になっていて・・・

  • 今年の干支にちなんで、「午」のお雛さまが飾られています。<br /><br />この辺りが雛めぐり会場の南の端にあたるので、ここで引き返すことにします。

    今年の干支にちなんで、「午」のお雛さまが飾られています。

    この辺りが雛めぐり会場の南の端にあたるので、ここで引き返すことにします。

  • 竹の面格子の出窓がある町家。<br /><br />竹は腐りやすいんですがね・・・。

    竹の面格子の出窓がある町家。

    竹は腐りやすいんですがね・・・。

  • こちらはショウウィンドウにお雛さまを飾っておられる洋品店さん。

    こちらはショウウィンドウにお雛さまを飾っておられる洋品店さん。

  • ここにも煙出しの越し屋根がある町家がありました。

    ここにも煙出しの越し屋根がある町家がありました。

  • 町家の軒先で菜の花が鉢植えで栽培されています。<br /><br />今年初めて見る菜の花です。

    町家の軒先で菜の花が鉢植えで栽培されています。

    今年初めて見る菜の花です。

  • 菜の花越しに見た町家。<br /><br />風情のある町並みには、やはり日本古来の花がよく似合います。

    菜の花越しに見た町家。

    風情のある町並みには、やはり日本古来の花がよく似合います。

  • 来る時は人通りが多くて気づかなかったんですが、ここにもお店を開いているお宅があります。

    来る時は人通りが多くて気づかなかったんですが、ここにもお店を開いているお宅があります。

  • 炭火でヨモギ餅を焼いています。

    炭火でヨモギ餅を焼いています。

  • 来る時はずっと上っていたので・・・

    来る時はずっと上っていたので・・・

  • 帰りはひたすら下るのみです。<br /><br />楽ちんで〜す!

    帰りはひたすら下るのみです。

    楽ちんで〜す!

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  • こあひるさん 2014/04/24 11:46:39
    ステキな家並みとお雛さま
    naoさん、こんにちは。

    高取という町を初めて知りましたが、町家や武家屋敷が残り、とっても雰囲気のよい、散策し甲斐のある町なのですね。

    奈良県は、知らないこんなすてきなところがたくさんありそう。

    普段でも散策によさげな町ですが、お雛さまがよく似合って、活気もあってよいですね。

    老舗のお店だけでなく、一般のおうちのお雛さまも公開しているなんて、おもてなし精神がすごいです。

    家並みもお雛さまも見ごたえありますね。

    こあひる

    nao

    naoさん からの返信 2014/04/24 20:39:35
    奈良はポテンシャルが高い!
    こあひるさん、こんばんは。

    いつも投票していただいてありがとうございます。

    高取は、以前近くの棚田を見に行った時、たまたま地図に「土佐街道の古い
    町並み」と書いてあるのを見つけて初めて訪れた町です。

    奈良の町だからそれなりに雰囲気はあるんだろうなと、高をくくっていました
    が、あにはからんや、こんな良い町があったのかと、奈良のポテンシャルの
    高さを見せつけられた思いがしたことを憶えています。

    それほど観光地化されていないので、普段は静かな町のようですが、「町家
    の雛めぐり」の開催にあわせて大勢の観光客が訪ねて来られていました。

    そりゃ〜、この風情豊かな町並みとお雛さまの組み合わせですから、放って
    おけないですよね。

    私は、以前からこあひるさんのファンだったので、こうして書き込みしていた
    だいて、とても光栄に思っています。
    これからもよろしくお願いします。

    nao

naoさんのトラベラーページ

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