珍道中は続くよ、インドまで⑨～デリー（アクシャルダム寺院）

2013/08/10 - 2013/08/18

無尽蔵のパワーを持つアスリート・Ｔちゃんと、ミリオタのくせにひ弱な私の2人旅。
シリーズ第5弾は、初の海外遠征。
しかも行き先は、インド！

デリー、リシケシ、ハリドワール、アグラ。

⑨は、インド最後の日。
夜の出発まで、ハヌマーン寺院、世界最大のヒンズー寺院のアクシャルダム。
どちらも、とても個性的な寺院だった！！

エリア デリー(インド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

まずはメトロで隣駅のJandewalanへ。
デリーメトロは、路線も延びて、ずいぶんと便利だ。
女性専用車輌があるので、そこに乗るのが一番だろう。
ホームに書いてあるので、すぐわかる（車輌の一番前か一番後ろ）。
切符を買ったら、乗る前に荷物検査がある。
まるで空港のような厳重ぶりだ。
荷物をX線に通して、人間は、男女に分かれてボディチェック。
写真は、メトロの切符。私のネイルは、出発前に自分で作ったインド国旗ネイル。
これ、現地でかなりウケた。
(ネイルだけアップの)写真を撮らせてくれと言われたり（笑）

お目当ては、ハヌマーン寺院だ。
既にヒンズー寺院にずいぶんと魅せられている私。
当然、非常にハイテンションである。
もとがローテンションな人間なので、あまりわからなかったかもしれないが。
あいにくの雨なんかへっちゃらだ！
入り口で靴を預けて、中へ。

この寺院は、変なもの好きな人には本当にお勧め。
真面目な寺院を、変なものというのは大変失礼なんだけど、私の場合、あくまでも褒め言葉です！
変なものと言って悪ければ、キッチュと言うか、独特の魅力のあるものと言うか・・・
なんか、ドキドキわくわくする。

写真はNGなところも多いけれど、ここでは、気軽に、良いよ、と言ってもらえた。
お布施して、赤い印を額につけてもらって、腕に紐をぐるぐる巻いてもらう。
（余談だが、この紐の日焼け痕が、うっすら残った。やっぱりインドの日差しってすごい！）
100ルピー要求されたけど、10ルピー札がバラバラと置かれていたので、10ルピーにする。

日本にこんなところがあったら、毎朝来てから仕事に行くかもしれない・・・
それぐらい、わくわく感と、敬虔な気持ち(←そう、ヒンズー教徒でないのに、なぜだか少しそんな気持ちが出てくる）とで、
何か脳内が良い物質で満ちる。
（注：もちろん、誰もが、ではありません）

上の方まで登って行けた。
ただ、残念だったのは、一部工事中だったこと。
出口も、こんな感じだ。

本当は、最大の特徴は、建物自体が巨大ハヌマーン像（猿の神様）であることなのだが、雨で、外から撮るのが難しかったため、写真はない。
次回、晴れている時に行くことがあったら撮りたい。
後日談：2014年1月、まだ工事中だったけど、行って撮りました♪

それからまたメトロに乗って、アクシャルダム寺院へ。
メトロのバイオレットラインに、アクシャルダムという駅がある。

本日のメインイベントなのだが、その前に、え？ここ？とかってよくわからないままに入った寺院。
アクシャルダムではないけれど、見ごたえ十分だった。

名前は・・・当然あるだろうけど、わからない。
手前に座ってらっしゃる女性たちが、優しく、ほら、ここからこんなふうに写真撮りなさいよ！と勧めてくれた。
言葉はわからないけれど、なんとなく通じて、嬉しかった。

そして、彫刻が精緻。

いやになるほど、細かい。

あっ！
向こうに見えるのが、アクシャルダム寺院だ！

世界最大のヒンズー寺院であるそこには、ボートライドなどがあるそうな。
もはや、寺院なのかテーマパークなのかわからない。
実際に行ってみたら、本当に、壮麗、美麗。
言葉が追いつかなかった。

アクシャルダムは写真禁止なので、ここからズームしてみた。
(禁止なのが本当に残念な、職人技に唸るしかない彫刻の数々だったが･･･）

ボートライドも、楽しかった。
ここを建てたスワミナラヤン師の生涯を描いた映画や、ジオラマも素晴らしく、退屈しない。
そんな映画つまらないのでは？と？
そんなことないない。
宗教に興味のない人でも、背景となるヒマラヤやガンガといった大自然の迫力には、思わず目を見張るはずだ。
ただ、映画スペースはちょっと冷えるので、上着は持っていった方が良い。

パスポート、財布、水以外、ほとんど何も持ち込めない。
貴重品は、一度出して本人と一緒に撮影されるので、受け取った時に足りなかったら、そこで写真との相違が問題になる仕組み。
安心して預けて良いのでは？と思われる。（実際、ちゃんと戻ってきた）

中には、このような写真を有料で撮ってくれるところがある。
カバーに入れてくれるので、B4弱ぐらいのサイズになる。

とにかく広くて、見逃せない作品群に溢れていて、食事のできる場所もあるので、一日過ごせそうだった。
ただ、この日は非常に暑く、屋外で神話の彫刻を見ていたら、熱中症にかかりそうだったので、ほどほどにして退散。

その後、セレブなカーンマーケットでお買い物♪
そして、マーケット内にあったマクドナルドで夕食。
なんでインドまで行ってマック？インド料理が嫌になったのか？
いえいえ、そういうことではなく。
インドのマックには、日本に無いメニューがあって楽しいからだ。
マハラジャバーガーもあったが、私は、この旅でハマったパニールのメニューを。
中が見えてないからなんだか意味不明だが。
（ちぎったら溢れてきそうで･･･）
まぁとにかく、美味しかった！

搭乗時間の3時間前に、空港着になるよう、出発の予定。
バタバタになってもいけないので、早めにホテルに戻って、ロビーで待機。
･･･していたのだけど、ノドが乾いてきちゃって。
「（ホテルの）隣にジューススタンドあったよね。・・・行ってみない？」
思いっきり屋台のジュースだ。
水も使っているだろう。
が、屋台ラッシーが大丈夫だったのだから、大丈夫だろう！
Tちゃんも、同じことを考えていたようで、二つ返事でOKだった。

Tちゃんはマンゴーの、なんだかスペシャルなドリンク、私はざくろジュースをチョイス。
血のような色・・・。
でも、美味しかった！
Tちゃんのスペシャルドリンクに時間がかかっているうちに、Rさん到着。
渋滞しているようで、早めの到着だ。
と思ったら、またまた偶然にも、あの、私たちをホテルに連れて来てくれたPさんに再会！
これから帰るところです〜などと言いつつ、メアドを交換。
ちょっと待って、ちょっと待って、と、結局バタバタしながら、車に乗った。
ああ、これでインドともお別れなんだなぁとしみじみしてくる。

Rさんには、すっかりお世話になった。
結構、あれこれお願いした気がする。
航空券をもらったら、窓のところまで見せに来てください、とRさんが言う。
時間がかかるかもしれないが、何かトラブルがあって発券されなかったりしては大変と、待っていてくれるようだ。

中に入ったものの、早すぎて発券できず、まずルピーをドル転しに行った。
（結果的には、ルピーが使える場所もたくさんあり、特にドル転の必要は感じなかったわけだが）
ドル転に時間がかかり、私は蚊に刺された（←雨期だし、もっと刺されるかと思ったが、意外にも在印中刺されたのはこの1回だけ）。
インドの記念♪
いや、嬉しくない。
・・・一瞬、蚊が媒介する病気のことが頭を掠めたが、結果的には、何もなかった。

無事、搭乗券をもらって、Rさんに見せに行く。
ドアに隔てられてちょっと遠かったが、いっぱい手を振り合った。

って、まだ3時間も残っているけど。
出国ゲートを抜けると、お店はたくさんあった。
ドルしか使えないところと、ルピーしか使えないところとある。
なんとなく使い切りたい心理が働いて、いろいろ買ってしまった。
足りなくなったお土産分や、最後に、インドスイーツ。
「夜って、タガがはずれて買い物してしまいやすいんだって」、などとTちゃんが言う。
・・・そうかも。

楽しかったインド。
最後の最後、飛行機で、通路側を、ぬり壁のような外国人男性に封鎖され（←彼は食事もせずに寝続けた）、なかなかトイレに立てなかったことも、今は楽しい思い出・・・（←そうか？）。
また行くことがあるかな？
あると良いな。
そんなことを思いつつ・・・

ひとまず、さよなら、インド！また来るね、たぶん！

・・・と申しますか、ワタクシ、この5ヵ月後に、インドにまた行きました。
（この時点では、予定していなかった）
デリー中心に、おとなしいもんですが。
更なる珍道中が・・・。
To be continued

この旅行記へのコメント （3）

• ゆーやさん 2014/09/14 16:12:41

  はじめまして。

  インド旅行記、一気に読ませて頂きました。
  
  トラベルとはトラブルとはよく言ったもので、無い方がいいのですが、旅行記を読んでる側は「このあとトラブルが・・・」の文字が出てくると、ワクワクしてしまいます（笑
  
  また、楽しい旅行記を期待してます。

• JJjJJさん 2014/08/25 19:42:03

  こんにちわ

  ラムロール様
  面白かったです。
  バナナの皮(じゃないですけど)で、すってんころりん。
  雨上がりは危険です。
  私もアンコールワットの参道(?)の石畳で見事に転びました。
  左手に持ったスマホを高々と掲げたので大事な写真は守れましたが。
  アスリートのTさん件もおもしろいですね。旅行先でそんなに鍛えちゃうんですか？
  
  今後も楽しみにしています。
  
  take946

  ラムロールちゃんさん からの返信 2014/08/25 21:16:41

  ありがとうございます！

  take946様
  
  いっぱい見てくださって、その上たくさんのご投票、ありがとうございます！
  あの転倒は、ほんとに死んだと思いましたよ・・・。
  take946さんはすごい！
  そんな状況もスマホを守るだなんて！
  
  Tちゃんは、そうなんですよ、鍛えちゃうんですよ、暇さえあれば。
  来年の1月は、またTちゃんとの旅になりそうです。
  ひ弱な私は、ハードな旅の予感に、おびえるばかりです。
  
  ラムロール