珍道中は続くよ、インドまで⑧～寝台車

2013/08/10 - 2013/08/18

無尽蔵のパワーを持つアスリート・Tちゃんと、ミリオタのくせにひ弱な私の2人旅。
シリーズ第5弾は、初の海外遠征。
しかも行き先は、インド！

今回の旅、行き先は、デリー、リシケシ、ハリドワール、アグラ。

⑧は、アグラからデリーへの寝台車での移動。
（と言っても、そんなに遠くないし朝なので寝てないけど）
そして、デリーのスーパーマーケット、パハールガンジ(メインバザール)。
またまた、道に迷ってしまった…。

エリア デリー(インド)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

朝から、移動である。
今日の電車は快調だ。

しかも、お待ちかね！
し・ん・だ・い・しゃ
寝台車である。

出発までまだ間があるので、待合室(?)へ。
ここなら、ゆっくりできそうだ。

暇になってきたので、もう一度ホームに出てみた。

お菓子屋さんがあった。
やった！Petha屋さんだ！

Pethaとは、アグラ名物のスイーツである。
Tちゃんがぜひ買いたいと言っていたのだが、売っているところを見つけられずにいた。

これが、Petha。
砂糖漬けの瓜のような感じ。
お味の方は･･･、私にはちょっと甘かったか･･･

帰国後、Tちゃんはこの甘いPethaを使って、パウンドケーキを焼いたそうな。
ナイスアイディア！
単体ではちょっと甘くても、パウンドケーキには向いてそうだ。
なんというか･･･オレンジピールみたいな扱いで。
さすがはTちゃんである。

さあ、そろそろ時間！

列車がホームに入ってきた。

この列車に乗ります！

中は、こんなふうだ。
日本の寝台車がどんなものか知らないので比較はできないが、なんとなく、わくわくする感じではある。
狭さがまた、子供の遊び的で楽しい。

一番上に乗ってみた。
やっぱり、楽しい。

私たちの席は、ここと、一番下だったのだが、今は中段をあげてみんな下の段に座っているので、戻ることにする。

乗り合わせた、若いインド人男性と話した。
「ぼくの仕事はアルミーだ」と言われ、最初、何のことかわからなかった。
アルミ？アルミホイルの工場勤務？（←なんでそんなに限定する？）
しばらくして、あーっ！アーミーか！と気づいた。
そうだった、インドの人は、Rを発音することが多いのだ。
だから、アーミーはアルミー。
軍人さんだった。

彼、Tちゃんの足に注目し・・・
Tちゃんも私も、インドの風紀を乱さないようロングスカートをはいていたから、普通にしていれば見えない。
けれど、一番上の寝台に上がるのははしごを上らなければならないから、その時に、見えたよう。

すばらしい足だ！と。
Tちゃんの足は、アスリートの足なので、しっかりとした筋肉美なのである。
軍人の彼、自分の足をさすっている。
負けた・・・とでもいう風に。
日本女性もヤルだろう！
と、なんだか誇らしい気になる。

写真は、下の段に座っているところ。
こちら側は、上下2段しかなかった。
私の背後、頭の上向って右に赤い数字が書いてあるが、これは落書きではない。
この場所の番号。
なんていい加減な…。
こんなの見えるか!!

トイレに行きたくなったので、行ってみる。
インディアンとウエスタンがあったが、インディアンへ。

意外ときれい。

写真、載せても良いかな･･･
きれいだから良いよね！ということで、こんなでした。

インドの電車は、ドアが開きっぱなしだ（←トイレの、ではない）←当たり前。
ここを通るときは、若干緊張する・・・。

デリーに着いて、ホテル・タクシュインにチェックイン。
パスポートを預け、部屋に入り、さっさと支度して、デリー町歩き！
スーパーへ行ったりする予定。

ところが。
出る時、フロントで受け取ろうとしたパスポート、まだ何もしていなかったようで。
また後で、と言うけれど、出かけるから受け取りたかった私たち。
ここで待つから、と言って待っていたら、彼らの1人が、外から来た一人にパスポートを手渡した。
何？外に持ち出す？
私たちが慌てて追いかけるも、さっさと行ってしまった。
！？
しばらくして、結局、彼はパスポートを手に戻ってきた。
聞けば、外にコピーしに行っていたとのこと。
なんだ・・・、コピーなら、言ってくれれば持っていたのに。
一瞬、慌てたじゃない・・・。

ホッとした私たちは、まず、腹ごしらえにレストラン「サガール・ラトナ」へ。
ここも南インドレストランだった。
結構多いのか？
今回の旅、北インドに来ながら、南インド料理の方を多く食べているような・・・。

きれいな店内。

こんなランチが格安で毎日･･･
ああ、幸せ♪
･･･思えば、インド旅行は、毎日カレーＯＫかどうかも、旅行の楽しさを分ける事柄かもしれない。

食べ終わったら、Tちゃんお待ちかね、パハールガンジ近くのスーパー「ビッグアップル」へ。

ところが･･･
閉まっていた。
永久閉店なのかどうかはわからないが、今日はお休み、といった風ではなかった。
がっかりするTちゃん。
大丈夫！もう少し行けば、「リライアンス」があるよ！
悪路を歩き、リライアンスへ。
ここは、営業していた。

けれど、箱だらけ。
狭くて、買い物しづらいことこの上ない。
それでも、食料品などを購入。
Tちゃんはお菓子もいろいろ買った。
（けれど、そのうちの２つは賞味期限切れ。私が購入したケララのバナナチップスも、
賞味期限直前で、しけっていて油が浮いた感じで、全く美味しくなかった・・・）
もちろん、問題ない商品はいっぱいあったわけだけど。
教訓：スーパーでは、しっかりとモノを見極めて買うべし。

それから、パハールガンジ(メインバザール)をブラブラ。
雑貨、アーユルヴェーダ化粧品(ヒマラヤ他)を購入。
神様柄のノートが嬉しかった。
必ず買うと決めていた、マサラバッグも購入。
絵柄は、もちろん、神様。
お気に入りの、ラクシュミーである。
たくさん入るので、帰国後は、ダンスの日に使っている。

昼食が遅く、しかもたくさん食べたので、夕食はラッシーに決定。
ついに、屋台のラッシーにチャレンジした。
もう明日最後だし、お腹くだしたところで良いだろう、ということで。
（結果、なんともなかった）
ラッシーは、安くて美味しかった。
リピートしたい。

そんなこんなでホテルのあるカロルバーグまで帰ってきたら、もう結構暗くなっていていた。
ホテルがまた、わかりにくい場所にあったものだから・・・
方向音痴の2人は、速攻、迷う。

えーっと、ここが駅でしょ、で、ホテルがぁ・・・と、ホテルでもらったカードを手にやっていたら、
「日本人ですか？」と女性の声が。
聞けば彼女は、日本企業で働いたことのあるインド女性・Pさん。
私たちを、ホテルへ連れて行ってくれるとのこと。
本当に!?…ありがとう！
Pさんは、自宅がこのあたりらしい。
途中、小さなヒンズー寺院に寄って、お祈りをしてから帰る。
インドの人は、本当に信心深い。
日本でインドの人が道に迷っていたら、助けようと心に誓った。

この旅行記へのコメント （2）

• 毛利慎太朗さん 2021/06/29 22:19:41

  寝台車の旅、ワクワク

  ラムロールさまはじめてのインド旅行記、大変楽しく読み進め、遂に本日読み終えました。
  
  まず、第五章で出てきたゴミ箱が、あのお馴染みのプロフィール画像となったことに非常に驚きまして、ほんとうにラムロールさまの原点を垣間見たといいますか。
  あのゴミ箱、改めて拝見するとヘビなのかワニなのかいつも不思議に思いますが、なかなか愛嬌のあるキャラですね。
  
  続いて、第七章のコメ欄でウィッキーさんがスリランカ出身だということに驚きました。
  発音がネイティブなので、てっきりアメリカ人かと思ってました。
  私は平成6年6月生まれで、その3月にコーナーが終了してしまったので、リアルタイムは拝見してないのですが、ズームイン30周年企画で復活したのを拝見しましたし、父がリアルタイムで拝見していたもので。
  また、このコーナーでは『たけしの元気の出るテレビ』より、北野氏と高田純次氏が乱入したという回がありまして、それはご存じかな～と話の種に一応うかがっておきます。
  となると、ラムロールさまはズームインの司会者というと福留さんのイメージなのですかね（年がばれることを申してなんかすみません。）
  私は福沢さんと羽鳥さんのイメージですね。
  今のZIPはなんだかときどき違和感を感じ、韓流とかハリウッドとか、便利グッズ紹介とかじゃなくって、病院の正面玄関から熊が入って裏口から出てきました（地元の実話）とか、畑が世界遺産か?（骨寺荘園のこと、結局ならなかった）とか緩いご当地ニュースのコーナー、あれがなくなったのがなんか残念なんですね。
  
  なんか長々としてしまいましたが、これで最後です。
  インドの三段式寝台車、天井が高くて快適そうですね。
  私は『急行きたぐに（2012年廃止）』の電車三段式（上段・5250円）に乗ったことがあり、そのときは寝返りが打てないに等しく、窓は明り取りかというくらい小さくて、閉所恐怖症のかたならもう耐えられませんね。
  ベッドの位置も高く、転げ落ちそうで怖かったです。
  いまやこのネタもパンタグラフの下のB寝台中段は下段の6300円が適用されると思いきや、中段の5250円で乗ることができ（いわゆる'パン下'）るネタ同様鬼籍に入ってしまいましたね。
  昔の'汽車旅'はよかったですね…いつかまた
  『サンライズエクスプレス』に乗りたいですね。
  
  

  ラムロールちゃんさん からの返信 2021/06/29 22:52:14

  Re: 寝台車の旅、ワクワク

  毛利慎太朗さま　こんばんは☆
  
  昔の旅行記を読んでくださって、コメント、ありがとうございます(^o^)／
  
  えっ、ヘビなのかワニなのか！？
  てっきりカエルだと思って全く疑っていませんでした(*_*;
  見ようによっていろいろに見える、謎の生き物ですね…
  
  ウィッキーさん(笑)
  ズームインって、たまーに何かで親がかけて、ウィッキーさんを見たことあるなぁという感じで、毎朝ではありませんでした。
  なので、その他の内容は記憶にないんですよね。
  朝の番組自体を、見た記憶があまりなくて…。
  昔って、朝、忙しかったのか…？？
  今は、基本的には朝チャンです。
  
  私、寝台列車に乗ったのって、あの時のインドが最初でした。
  後に、3段の3等ではなく、2段の2等に乗りましたが、大きいバックパックを頭の方に置くと、結構せまくて、足がギリギリいっぱい。
  あまり眠れませんでした(^_^;)
  でも、やっぱり楽しくて、また乗る計画立てちゃうんですよね～。
  
  「急行きたぐに」は、難易度高かったんですね！
  私は閉所好きなので、秘密基地気分で楽しめたかな？
  …っていうのは最初だけで、寝られずに苦しみそうですが(≧▽≦)
  けど、日本の昔の"汽車旅"、してみたかったです。
  
  ラムロール