橋がつなぐ二つの町・ラウフェンブルク　スイス編～バーゼル近郊列車の旅③

2014/01/19 - 2014/06/08

ライン川はスイスとドイツの北の国境を形作っています。

そんな地域なので橋の上に国境があることもしばしば。
そして橋の手前と向こうに町があると、それぞれ帰属する国は違うのですが名前は同じだったりします。

ラウフェンブルクもそんな町のひとつです。

ライン川をはさんで北側にラウフェンブルク(ドイツ）、そして南側にあるのもラウフェンブルク(スイス）。
実はつい２００年ほど前までは同じ一つの町だったのですが、かのナポレオンによって二つに分けられてしまいました。

今回はスイス側のラウフェンブルクをご紹介いたします。

ドイツ編はこちら↓
http://4travel.jp/travelogue/10965364

エリア その他の観光地(スイス)

• 旅行の満足度: 3.0

バーゼルからラウフェンブルクへはS1に乗り約40分です

旧市街は駅の目の前にあってアクセスもいいですよ

ライン川をはさんで北側にあるのがドイツのラウフェンブルク、南にあるのがスイスのラウフェンブルクです

旧市街地区はスイス側のほうがだいぶ大きいですね

奥に見えているのがスイス国鉄のラウフェンブルク駅です

駅前の道をまっすぐ行くとすぐに塔が見えます
Wasentor/ワーゼン門、旧市街地への入り口です

始めに立てられたのは1270年ですが、1581年に新たに建てなおされました
1831〜1985年までは地域の監獄としても使われていました

門の上の飾り

この門から向かって右手には大きな駐車場があって、車で来るのも便利です

駐車場の奥に立っている塔のようなもの、かつての城の遺跡で、ここはハプスブルク＝ラウフェンブルク伯家の根城だったようです

では丘の上まで登ってみます

丘の上にはこの塔以外は何も無いな〜

ほうほう

塔の中には金属製の階段(コレはちゃんと新しかったｗ）があって、上まで登れるようになっていました

眼下にスイス側のラウフェンブルクの町並み、川向こうにドイツ側の町が見えます
なかなかの眺めですよ〜

教会越しに見るライン川

では旧市街地へ

壁にカーニバルの絵がありました

反対側から見るワーゼン門

この日はまだまだ寒いカーニバルの頃

町中に旗が飾られていましたっけ

手前の獅子はラウフェンブルクの紋章です

窓辺の花もまだ冬の花です

特に地図もなく、適当に歩いてますが・・・

旧市街はあまり大きくもないし、坂を下るようにしていけば、いやでも町のメインスポットの橋にたどり着けます

カーニバルのお面ですね

旧市街ならではの美しい看板もちらほら

噴水のある広場、マルクトプラッツ周辺は綺麗な建物が多くて見所の一つです

ラウフェンブルクはハプスブルク伯ルドルフ二世により1207年に築かれた町で、オーストリア・ハプスブルク家の庇護の下、自由都市として発展してきました。

そんなわけで、今でも町の観光やイベントごとなどには「ハプスブルク伯爵」が担ぎ出されています

さて、マルクトプラッツからライン川に向け、細い道（フィッシャーガッセ）に入ると、途中に郷土博物館、Museum Schiff/ムゼウム・シフがあります

シフは船のことで、ここは昔、漁師組合の建物だったそうです

看板はやはり船

フィッシャーガッセを通り抜けるとライン川にかかる橋に出ます

ここにインフォがあるんですが、開いているところを見たことがあまりないという・・・

これがライン川にかかる橋、Laufenbrücke/ラウフェンブリュッケです

橋を渡るともうドイツですよ〜

これはドイツ側のラウフェンブルクの町並み
スイス・ドイツどちらの町並みも川越しに見る姿が一番美しいです

ドイツ側の町はまた次の旅行記でご紹介します

さて、季節が変わって、今度はサマーシーズン真っ盛りの町にやってきました

マルクト広場も冬とは全然違って見えます

やっぱ夏は美しいわ〜〜(　；∀；)

さぁ橋に行きますよ

ど〜ん\(^o^)／　色彩が鮮やかで風景が違って見えます〜

徒歩で国境越えです

橋の上から見るスイス側のラウフェンブルクの町並み

時間的に逆光ぎみで、建物がちょっと暗く写ってしまうのが残念ｗ

橋の中央に立つのは橋の守護聖人ネポムクのヨハネ

もうすっかりおなじみになったな・・・(￣∇￣)

今日はココまで何しに来たかというと・・・

食事ですよ！　実はウチお気に入りのギリシャ料理店があるんですよ〜

ドイツにはギリシアからの労働移民も結構多いんで、トルコ料理店の次くらいにはメジャーな感じです
トルコ料理と違って「豚肉OK」なので、羊が苦手な方にはお勧めです

はっきりいってドイツ料理より旨いよ〜　(￣∇￣)

レストラン（ドイツ側）から見るスイス・ラウフェンブルクの町並み

満腹になったし、さぁ帰ろ〜