タイ（序）背伸びで首都封鎖

2014/01/13 - 2014/01/19

ファーストクラス。一生ご縁の無い物だと確信してきたけれど、友達がちょいちょい乗ってくる。何故？何故だ！答えは実にシンプル、マイルを貯めたり買ったりコツコツと。

真似っこしました…こそこそコツコツ。赤組一筋の自分にはかなり後ろめたい、人生初の青組尽くし、スターアライアンスでＦクラス時々Ｃクラスを堪能する背伸び旅！休める日取りが決まっていたので逆算したら結果的にえらく遠回りしてシドニーに辿り着く事に。

シドニー…何しよう？考えながら飛び乗った2014年初一人旅は結構えっらい目に遭いながら、でも忘れ難き日々になりました。先ずは旅のメインとも言える「機内」部分と、最もお世話になったタイ航空＋バンコク一晩ステイ分から。大半が機外に出ない旅行記でごめんなさい。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: エバー航空 ANA タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

仕事を終え分刻みで電車を乗り継ぎ！搭乗１時間ちょい前に空港へ

ゲートに近いＵＡラウンジ経由で１レグ目＝ＮＨ１０８３に

２−１−２の真ん中席は初体験（※ＡＮＡ自体が数年ぶり）

一人旅にはこりゃ快適♪と思いきや「ドカッ」「バスッ」…左右の通路を突き進む乗客の荷物で両サイドから攻撃される

機内食は献立如何ではなく旅の最初にありついた物が一番のピーク

あ、もちろん美味しかったけど、ほら、あの炊き立てご飯が（とか言って赤組にゴマをする）

台北桃園空港２時間半の滞在はシャワータイム

次なるエバー航空のラウンジ室内ではＬＥＤが刻々と色を変える…近未来的！なのか？

２レグ目＝ＢＲ６１

離陸直前まで何やら不穏な修理作業中

離陸は２３時４０分

夜食に事前予約のStewed Beef Noodle

一時期毎月台湾へ通っていたのに実は初「鼎泰豐」…とは言え機内食だからか超フニャフニャやわらか麺

クラシックのチャンネル聞いてたらさりげなくシュトラウスやブラームスの後に「ドラえもん」主題歌が混入！確かにある種のクラシック

３レグ目はついに！ファーストクラス！と張り切るも深夜２時半のバンコク・スワンナプーム空港では特にお出迎えもなく（日中は乗り継ぎやラウンジへカートで誘導とか）

プライオリティパスで使えるラウンジで束の間仮眠をとりタイ航空のロイヤルファーストラウンジへ歩く歩く…広すぎる

Ｆクラス初心者丸出しで５：１５のオープンと共に一番乗り

朝食は画像を見ながらタブレットで選択

噂に聞く広大な個室トイレ

確かにだだっ広いが同時に二つの便器を用いるわけでもなく

６時オープンのロイヤルオーキッドスパはＦクラスラウンジの目の前

早々に予約を取って１時間の全身オイルマッサージを

着替えさせられたマッサージ用パンツが透け透け過ぎてやや破廉恥系

ウトウトしながら至福のひと時を終えるとティータイム

しかし優雅にお茶してる場合でなく３レグ目の搭乗時刻目前！

ラウンジに戻ると「時間になったらゲートまでご案内します」

しかしボーディングタイムを過ぎても呼びに来る気配なし

特典旅行者だからいけずされているのでは？と卑屈な被害妄想に陥りかけた矢先に誘導

噂に聞くカートで悠々ゲートまで！（実際には分不相応感が拭えず「すいません」助手席にて歩行者にいちいち頭を下げる）

既に並んでいるＹクラスのお客様の列を横目に（またもや「すいませんすいません」と恐縮しまくりつつ）Ｆクラス専用のバスで機内へ

３レグ目＝ＴＧ４７１

事前の予習では古い機材のためレトロな木製シートと思ったらレイアウトはそのままに新しめに改良済み

国際線Ｆクラス初体験に相当興奮しているにも関わらず「ちっとも興奮してませんよ〜」のフリして時々ＣＡさんたちの目を盗んで撮影大会！間違いなくばれている

Ｂ７４７の場合は最前列の２席がプライベート感いっぱいでオススメ

ウェルカムドリンクとしてチーフパーサーがにこやかに「いかがですか」と見せてくれたボトルには「ＤＯＭ」

ドム？

とりあえず「うちの犬の名はＤＯＮです」と微笑み返すも変な空気に…大変著名なシャンパンでした（もちろんドンペリもお初）

前菜のキャビアを指さし「大好き」とアピールしたらもう一皿登場！あ…キャビアだけで良かったのに一式丸々おかわりが来て加速度的に膨満感が

少しずつでいいとオーダーしても容赦なく山盛り攻撃を仕掛けてくる熟女ＣＡ

ちなみに後ろの４席は若夫婦とちびっこ兄弟（生後数カ月みたいな赤ん坊がファーストクラス１席占有！ひぃぃ！ドンペリ飲むの？）

ネット上でもネガティブな感想が多かったアーティチョークのスープ

うむ

確かに

機内食のメインは事前予約だと４０種類ほどから選べます

日本でＴＧの人に相談したら「鶏肉のマサマンカレー是非！」と強力推薦

辛いのは苦手だけどマサマンカレーなら大丈夫！と言われチョイス…しかし出てきたのは「豚肉のマサマンカレー」惜しい（ＣＡさん総動員で謝罪されるもマイペンライ）肝心の味→この時点で超満腹＋やっぱり辛い＝中の上

シート脇の小さな画面はシートアレンジの操作用タッチパネル（故障してて途中から他の座席に移動）

同じグラスにドンペリと白ワインを交互に注がれ（混ざっとるがな）すっかりアルコール漬けになった状態でエクスプレスパスを渡される

この旅最大の悲劇はこの直後

人生初の預け荷物行方不明！一番乗りでシドニーの空港に降り立つも即効名前を呼ばれ「あなたの荷物はバンコクにいます」特にお詫びもなく

翌朝宿へ届ける宣言がありましたが結局なんの連絡もないまま荷物は三日目の午後ようやく宿に（色々調子が狂ったけどその代わりに得たものも多くその辺はまた別途…）

そして早速帰り道のシドニー・キングスフォードスミス空港

４レグ目＝ＴＧ４７２

ＴＧラウンジはないため同じ青組ニュージーランド航空のラウンジへ

ＮＺらしく入口にはキーウィ放し飼い　　　　　　　 　　（※ウソ）

ラウンジ内もＮＺらしく赤白ワイン豊富な品揃え

この時日本に出す絵葉書を投函し損ねごっそり持ち帰る事になりかけてましたがスタッフの人に相談したら「階下の店で売ってる切手を貼ってきたらポストに入れとくわよ」thx

夕飯タイムのメインはこれまた事前予約のロブスターテルミドール

ネットで予習した所ではどうもこれが一番人気だったっぽく

復路のＦクラスは自分ともう一人のアイドル風（かつニューハーフ風）タイ人♂のみで彼が（彼女が？）全く飲まないので自分ばかりワインを注がれまくる

固体と液体で胃が限界越えしているのにとどめはサテー（焼き鳥）をペリエで流し込む（残せない貧乏性）

タッチパネルだけどシートに座ると絶対届かぬ距離感（勿論コントローラーで操作可）

この旅で３レグ分ＴＧのＦクラスでしたがどの便でも（座席を移動させてもらっても）とある邦画のラスト１０分がフリーズしてオチが分からず…やっぱり特典旅行者だから（被害妄想）

２３時頃バンコクに着いて翌朝８時のフライトまでは久々入国してみる事に

ちょうど反政府デモが首都封鎖を始めた直後で少々緊張して向かうもこの通り

少し歩くといつもは激しく車が行き交う大通りが…

とは言えさほど緊迫している感も無くご当地ポップスが大音量で流されてたり

あちこち封鎖されている割には空港から市街地までスムーズだったので翌朝も５時起きでタクシーを

Ｆクラスの専用カウンターは空港に入ってすぐ

凍える程によく冷えた空港でよく冷えたミネラルウォーターを頂く…

乗るたび恐縮するカートで再びラウンジに

時間がないのにまた１時間の全身マッサージを受ける

大変kinkyに感じたマッサージ用のパンツを土産用に何着か貰う（※新品）

５レグ目＝ＴＧ６７６

ついに！エアバスＡ３８０

出国一週間前にコレに空きが出たので大幅旅程変更しました

んんんピッカピカで快適！アッパーデッキ

今回も機内隠し撮りに励んでいたら敢え無くチーフパーサー氏に見つかり「お撮りしましょうか」

ニコニコ有無を言わさず「ここに座って」「そこに立って」一人旅で滅多に自分を撮らないので照れ笑いや苦笑いの記念写真がたくさん撮れてました

不安に感じるほど広々としたトイレ

手前には化粧台とソファーも備えられていました

筆記用具も完備で宿題できそう

トイレから１階席へ続く階段を挟んで不思議なロビー的空間

雑誌や新聞が置いてある他「大勢でご旅行の際はこちらのテーブルを持ってきて一緒にお食事がとれるんです」とパーサー氏の丁寧なご説明

Ｆクラス慣れてるもん！のフリはもう諦めて「機内の見学してきます！」とＣＡさんたちへ高らかに宣言し後部のＣクラス席に

このジグザグ座席も未体験で憧れる

Ａ３８０で面白いのは尾翼についたカメラ

地球が丸い

恒例ＴＧ機内食事前予約３発目はNOODLE SOUP WITH SHRIMP BALLS

ＤＯＭ漬けの体に優しく沁みる

パーサーＣＡ諸氏トリオが乗降時に一人一人ご挨拶に

英語もタイ語も半端な自分には少なからずドキドキ…「Ｆクラス初めてってバレたらどないしよ」と力んできましたが最後は開き直って「このシートすごく良かったです！」小学生の夏休み絵日記の如く素直に

最後はほんの５時間半「もっともっと乗ってたかったなぁ」

人生にそうそう在り得ないＦクラス尽くしで興奮を隠しきれない旅だったけども降機した瞬間ほっとしたのが本音かも

身の丈こえた贅沢旅は人生数度で満腹です（＝出来ればあと数回は）肝心の豪州大陸編はまた改めて

この旅行記へのコメント （6）

• bangkokさん 2014/02/16 11:20:08

  ３８０ファースト

  いいですね〜
  乗ってみた〜い。。。。
  
  毎月１回以上の訪泰をしてますが、マイルの付かないＯクラス等が多いので、
  マイレージが貯まりません。とほほほ。
  
  と、そんなところでまたー

  DONさん からの返信 2014/02/16 11:29:25

  RE: ３８０ファースト

  sawadee krap.
  そうなんですよね、Oクラスの方が家計に優しいのに、マイル重視でついつい選択肢外に。プラマイゼロどころか結果的にはあんまり得してない気もしますがそこは目をつぶって。
  
  BKKシャットダウンTシャツ探したんですが、夜更けに着いて未明に発ったので入手できず！羨ましい。
  
  ＤＯＮ

  bangkokさん からの返信 2014/02/16 16:55:55

  RE: RE: ３８０ファースト

  
  > BKKシャットダウンTシャツ探したんですが、夜更けに着いて未明に発ったので入手できず！羨ましい。
  
  シャットダウンＴシャツ、家に帰って洗濯したら凄く縮んでしまい、
  チビＴになってしまい着れませんでしたー！（とほほ）

  DONさん からの返信 2014/02/16 23:46:47

  RE: RE: RE: ３８０ファースト

  > シャットダウンＴシャツ、家に帰って洗濯したら凄く縮んでしまい、
  > チビＴになってしまい着れませんでしたー！（とほほ）
  
  バンコククオリティ！！爆笑しました。
  不穏な空気もその調子で早く縮んでいきますよう。

• hoyoyoさん 2014/02/15 20:11:03

  Fクラス今昔物語

  DONさん、こんばんは。いつも軽快なタッチの楽しい旅行記、楽しみに拝見させていただいております。
  
  DONさんでもFクラスは「史上初」だったんですね。ここ数年余り、Cすらとんと縁のない（最後は確か3年前のUAシンガポール往復）僕としては、Cでも羨ましいと拝見しながら、後半に登場するFクラスの座席、「キャビン」という言葉がピッタリですね。写真を拝見していて、昔のFクラスって、いったい何だったんだろうと思ってしまいました。Cでも機材により今はフルフラット・シートと聞きますし。
  僕も一度だけ、座席が満席でFに移らされたことがありました。元々のチケットはCでもなく普通のエコノミーだったと思います。どこの便だったかも覚えていませんが、どこかからの帰りだったような。印象に残っているのは、
  
  ・ロースとビーフだったかを目の前で切って供されたこと
  ・周りはどこかの社長さんとかが多かったこと（芸能人、スポーツ選手はいなかったと思います）
  
  この2つくらい。よくJTBに勤めていた友人が、「Fもいいけど金額差を考えるとCで十分」と口癖のように言っていました。僕も長距離の移動だとエコノミーは疲れるので、Cであればまあ十分（ありがたい）かな、と考えていた口です。でも、今のFは昔と全然違うんですね。とはいえ、僕にはFはもとよりCも、そして最近はレガシー･キャリアですら縁遠くなってきました（笑）。
  （お金持ちでもない限り、Cクラス海外出張を年数回とかでないと、10万単位のマイルって貯まりませんもの）
  
  青組で行かれたのは、UAマイレージプログラム改悪前に、とのことだったのでしょうか？
  僕も、1月中に、細々と貯めていた6万マイルは8月の台北家族旅行で消化しておきました。
  
  後続のシドニー旅行記も楽しみにしております。毎日寒いので暖かいところでの写真は見ているだけで温まる気がします。
  
  次は、「プライベートジェットでｘｘｘ行きました」旅行記ですね。エアフォースワンでもいいですよ（笑）。
  
  hoyoyo

  DONさん からの返信 2014/02/15 23:23:58

  RE: Fクラス今昔物語

  こんばんは、hoyoyoさん。
  自分的には色んな人の上級クラス旅行記を見てヨダレ垂らしつつも「ちぇーどうせ自分は庶民やもーん」と卑屈になってきただけに、いくら特典旅行とはいえ、感じ悪く見えたりして、とドキドキしながらコレ書きました（小心）。
  
  ＹからＦのアップグレードって凄すぎるでしょう。ご実家は中東でいくつか油田をお持ちなのでは。
  
  > ・ロースとビーフだったかを目の前で切って供されたこと
  
  ごめんなさい、あげ足とるつもりではなく、この誤変換にお茶ふきました。ぐりとぐらの如く、ロース＆ビーフ。ラブリーな誤変換です。ﾒﾓﾒﾓ。
  
  > ・周りはどこかの社長さんとかが多かったこと（芸能人、スポーツ選手はいなかったと思います）
  
  自分は（これまた特典で）モスクワ〜成田をＣクラスで帰った時に、隣の席がサッカーの著名な金髪のオシャレ番長みたいな人で、でもスポーツ疎いので「ナカタ？ジーコ？」と首をかしげて、それがＨ田選手だった、と後から指摘されました。いわゆる著名人に疎くって。
  
  > 青組で行かれたのは、UAマイレージプログラム改悪前に、とのことだったのでしょうか？
  
  正解です。改悪前に！と張り切ったら実は勇み足気味。オセアニアは交換率変わらなかったのにｗ
  
  > 次は、「プライベートジェットでｘｘｘ行きました」旅行記ですね。エアフォースワンでもいいですよ（笑）。
  
  成田空港勤務の友人にプライベートジェット使ってくれ、と昨日すすめられましたが、往復で使用料５０万円と聞いて、０．５秒で拒否。そもそもマイルたまらないし上級クラスとかないし（とやはり市井の人）。
  
  ＤＯＮ