オーストラリア（３）着衣でオペラハウス

2014/01/13 - 2014/01/19

オーストラリア…来てみたものの、コアラ？（至近距離で見ると結構目つき悪い）エアーズロック！（地図みたら遠すぎた）という事で、ザ・シドニー＝オペラハウスに。世界三大がっかりスポットとやら、どれほど心底がっかり出来るかと邪悪な気持ちで訪ねると、まさかの号泣。

その要因（１）幕間になみなみ注がれたワイン＋要因（２）旅の終盤にしてようやく届けられたスーツケース！お陰で「全裸に蝶ネクタイでプッチーニ」は免れました。ノープラン豪州最終夜も、結果オーライとてもとても豊かに。

エリア シドニー(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

シドニーハーバーからオペラハウス

名高い「世界三大がっかりスポット」は確かに思ってたよりちょいと小ぶり

そしてサーキュラーキーからだと更に残念な見え方

しかーし！テクテク歩いてくとコーブ沿いにびっしり人人人！

オペラハウスなんて無関係！な人も含めて誰も彼もが陽気に昼間っからビールとかあけちゃって非常に愉快な空間がおひざ元に

お馴染み白亜のオペラハウスは至近距離で見ると実は白に茶色っぽいタイルが交互にびっしり

中は予想外に広大

４つの劇場にレストランやら図書館やらいずれも日本のお行儀良い文化施設とは違って大盛り上がり！嬉しい楽しいが満ちていた

唯一事前に購入しといたオペラのチケットも行方不明になったスーツケースの中に

こりゃ説明に手間取りそうだな…と覚悟してたら宿のおっちゃんが先回りしてチケットボックスに連絡してくれててすんなり再発券

幸先いいや！と口当たりさっぱり大好きクラウンラガーと共に開演前に腹ごしらえ

こう見えて（見えてないけど）クラシック大好きで現役アマチュアオーケストラ団員の自分ですがオペラは割と門外漢

でも折角オペラハウスだし…と事前に予習のうえで今宵はプッチーニの名作「ラ・ボエーム」

ざっくり言えば結核にかかったヒロインとその恋人の悲しき愛の物語（割愛しすぎ）

幕間にいちびって豪州自慢の赤ワインを！と頼んだらまさかのすりきり一杯注がれ升の日本酒状態

ご機嫌度倍増させつつ他のお客様に倣ってバルコニーに

満月を映すシドニーハーバーで風に吹かれて一人ご満悦

イタリア語のオペラの対訳が英語で頭上に流れるわけですが拙い語学力で必死に聞いて見て感じて受け止めた結果…物語に入り込み過ぎて「ミミ！嗚呼！ミミ！！」と滝の如く感涙して両脇のオージーのおばあちゃんに「大丈夫？？」と案じられる

余韻に浸りオペラハウスを後にすると客より先にとっとと撤収するオーケストラの面々

古今東西ありがちな光景

終演してもオペラハウス周辺の熱気はさめやらず

どころかロックやジャズの音色で更にヒートアップ

クラシックに限らずあらゆる音楽芸術が同時進行しててそれを肴に夜更けまで幸せな時間が過ごせるオペラハウスは絶対がっかりスポットに非ず！

チャイナタウンでビールして翌朝は既に最終日

お土産はオーストラリアを代表する赤ワインを（って自分用）

赤も白も泡もお手頃価格でかなりのハイクオリティ

ばらまきお菓子はご当地チョコのTimTam

まさかの勝手に開封試食済みのTimTamがそこかしこに…大らか豪州

特に何の用事もなく来ちゃったシドニーでしたが今回も結果的に飲んで食って脱いで笑って泣いてまた飲んでとディープな日々で大満足

この旅行記へのコメント （2）

• hoyoyoさん 2014/05/17 21:13:29

  素晴らしい！！！

  DONさん、こんばんは。オペラ・ハウスで「ラ・ボエーム」ですか。
  当然、演目狙って行かれたんですよね？凄い！
  
  オペラは見たことないですが、一度でいいので見るとしたら、「ラ・ボエーム」は、と思っていました。YouTubeでこの「 O Soave Fanciulla 」見てから。
  （オペラというよりは、アンドレア・ボチェッリのコンサート、というべきか）
  
  http://youtu.be/wdT4ALXl2go
  
  

  DONさん からの返信 2014/05/17 23:41:43

  素晴らしかった！！！

  ロースとビーフさん、こんばんは。
  
  肌寒い今夜は灼熱のシドニーを恋しく思い出しつつ。
  
  > DONさん、こんばんは。オペラ・ハウスで「ラ・ボエーム」ですか。
  > 当然、演目狙って行かれたんですよね？凄い！
  
  ぜーんぜん！ｗ
  この旅行は「休める日程ありき」＋「UAマイル全放出」＝なぜかシドニー、だったので、運命の力でラボエだったのです。クラシック大好きな自分ですが、オペラは何となく気乗りがせずこれまで割とアンタッチャブルで、ラボエも何度か予習してから臨みました。イタリア語も英語も怪しくたってご当地お手頃美味なるワインさえあれば大丈夫！
  
  ＤＯＮ