2013/05/03 - 2013/05/04
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sakaikazunoriさん
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2013年の大型連休、初めての山陰(松江・出雲)旅行です。
一日目は、水の城下町・松江にて、現存十二天守の松江城に登り、明治の小泉八雲が愛した松江の街並みもめぐり、日本一の夕陽・宍道湖の日の入りを眺めつつ出雲市へと移動します。
そして二日目は、社殿の修築も終え御神体の遷宮直前という、極めて珍しい状況に多くの参拝客でにぎわう出雲大社に初めて参拝してきました。圧巻の出雲大社、そして様々な発見にあふれる島根県立古代出雲歴史博物館は超おススメです。
■島根観光連盟 http://www.kankou-shimane.com/
■松江観光協会 http://www.kankou-matsue.jp/
■出雲観光協会 http://www.izumo-kankou.gr.jp/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄
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出雲路には、岡山駅で特急「やくも」で約2時間半。
大した距離ではないように思うのですが、やはり中国山地を縦断となると、かなり時間が掛かるようです。
そして特急「やくも」の車体は出雲大社の巫女さんの衣装を意識しているとか。早速、萌え萌えな気分で乗り込みます(笑)。 -
車内で、岡山駅で期間限定で売られていた「カクレモモジリ弁当」なる駅弁をいただきます。なかなか強烈なパッケージw
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あ、でも具だくさんで、なかなかおいしそうです!
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さて、午後1時半過ぎに松江駅に到着。
私家版「城下町へ行こう」と、あちこちの街を一人で巡るときにはレンタサイクルが最も効率よい交通手段だと思っています。
今回も駅前の観光協会に聞いて、レンタサイクルを借りて、いざ出発! -
自転車に乗って松江の街を走っていきます。
途中、大きな橋に掛かると、松江ってやはり宍道湖に面した「水の城下町」なんだなぁと感じます。 -
やがて県庁等の向こうの丘の上に天守閣が見えだしました。
やはり城下町に来て、天守閣が遠くから見えると、気分がワクワクします。
■松江城 http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/ -
この堂々とした天守閣!
専門的には「望楼型天守」と呼ばれる型で、どちらかというと古風なつくりです。 -
近くによって仰ぎ見ると、安定感を感じる造りになっています。
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石垣も緩やかな勾配で、熊本城とはまた違った感じで、ずっしりとした印象です。
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さて、いよいよ天守閣に。
まるでスーパー銭湯のような下足箱に靴を預け入れます。
よく現存十二天守の入り口で、ビニール袋を配っていて、靴をそれに入れて持って回るというシステムがあります。あれだと、急な階段も手が塞がって危険だし、雨に濡れた靴や女性のブーツはどうするのだという問題点を感じていたところ。
他のお城でも、この下足箱システムは検討してほしいですね。 -
城内には、様々な展示。
特にこの木組みの構造の展示は興味深かったですね。 -
そして、江戸中期の松江城と城下の模型。
こうやって見ると、武家地・町人地との区分や、外郭の防御のつくりなど勉強になります。 -
最上階。さわやかな光景が広がっています。
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宍道湖も臨むことができます。風が実に心地よい〜。
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さて天守閣から降りて、自転車に乗って内堀通りを北側に。
塩見縄手と言われる一帯は小泉八雲邸をはじめ武家屋敷群が残っていて、実に落ち着いた佇まいです。
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そして小泉八雲旧宅へ。
■小泉八雲旧宅 http://www.matsue-tourism.or.jp/kyukyo/ -
小泉八雲は随筆で、この旧宅の四季の移ろいについて、とても詳細に書き記しているんですね。この住居に対する彼の愛着を感じます。
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その随筆を読んでから、つづじなどが咲いている小さな庭先をみると、八雲な気分ですw
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庭園は実に手入れがよく行き届いています。
住居に付随する庭が重要な作品の対象になっている稀有なケースだそうです。しかも作者は西洋人(驚)
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こういう欄間の意匠もひとひねりあっていいですね。
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書斎(書院)の部屋のデザインもなかなかいい感じです。
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小泉八雲愛用の机。
なんだか高さがアンバランスなのは、左目を失明しながらも執筆に堪えられるよう特注なんだそうです。 -
再びレンタサイクルに乗って藩主松平家の菩提寺・月照寺に向かいます。
自転車だと、こういうフットワーク・機動力の良さがいいですね。
で、月照寺。
松江に茶道を広めた9代藩主の松平不昧公のお墓にお参りです。
■月照寺 http://www.shinbutsu.jp/36.html -
6代藩主の墓所のこの大亀像。
八雲の怪談だと、夜な夜な人を襲ったという。 -
月照寺から宍道湖温泉駅の足湯を経由して、宍道湖畔へ。
日本一の夕陽と絶賛される宍道湖の夕陽を眺めます。
キラキラしていて実に美しい。
■宍道湖夕陽情報 http://www.kankou-matsue.jp/shinjiko_yuuhi/
残念ながら日の入り前に松江駅前に帰還。
レンタサイクルを返却して、松江を後にし、出雲市へと移動です。 -
さて、二日目。
JR出雲市駅の横、一畑電鉄の電鉄出雲駅へと向かいます。 -
いわゆる「鉄」系の人には垂涎かもしれません。
一畑電鉄を乗り継いで出雲大社に向かいます。
切符もレトロな紙片切符にハサミを入れるという形式でした。 -
ローカル電車なのに、山手線並みの混雑具合で、乗換駅の川跡に着きます。
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ここで電車を乗り継いで、立ち席のまま大社駅へと。
とにかく予想以上の賑わいです。 -
一畑電鉄・出雲大社前駅。
ステンドグラスが美しいレトロな駅舎です。
残念ながら、八雲たつ出雲というが、雨雲が立って来て、小雨が降りだしました。 -
当初、大社参拝を先にと思っていたのですが、雨雲が通り過ぎるのを待つため、先に島根県立古代出雲歴史博物館の見学に。
■島根県立古代出雲歴史博物館 http://www.izm.ed.jp/ -
圧巻なのは、やはり平成12年に発掘された直径3mの宇豆柱ですね。
こんな太い柱が鎌倉時代に。そしていったいどんな社殿を支えていたのか、興味がわきます。
ちなみにここの博物館は、フラッシュさえ使わなければ撮影可な展示もいくつかあり、いろいろ撮影できます。 -
高さ48mはあったとされる出雲大社の10分の1模型。
これでも十分な迫力です。 -
建築史学者の方々によるいろんな復元模型も合わせて展示されています。
実は学生時代に日本建築史を学んだ某先生の作られた模型もこちらに展示されていて、改めて勉強しましたw -
出雲国風土記にうたわれる「歌垣」のジオラマ。
わかりやすく言うと、古代のカラオケ合コンみたいなものなのですが、博物館でその模型を見ることができたのは、大きな収穫でした(笑)。
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そしてさらに圧倒的なのは、荒神谷遺跡から発掘された300本以上の国宝銅剣の山。
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いったい、どういう勢力がこの出雲にいたのか。そして近畿地方や九州とどういう行き来をしていたのか、いろいろ考えます。
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さらに加茂岩倉遺跡から出土した国宝銅鐸の山。
通常、銅鐸は近畿地方と思われがちなのですが、出雲からこれだけちゃんとした形で、大量に出て来た背景や経緯はとか、いろいろ考えます。 -
さて、出雲大社へ参拝です。
勢溜から下り坂の参道を祓社に詣でつつ進んでいきます。 -
社殿に近づくと、大国主命の銅像が。
銅像と同じポーズで写真を撮る人が多く、当然、自分もです(^^; -
手水舎にも列ができています。
さすがです。 -
手水舎だけでは大勢の参拝客を捌ききれないのでしょうね。
裏手に竹筒が通され、そこから手水が流れ出ていました。 -
さあ銅鳥居をくぐって拝殿へ。
この日は、まだ仮本殿でご神体はこちらにいます。
列について前の方に出でて、二礼四拍手一礼で参拝です。
いろんな意味での良き縁を願いました。 -
そして本殿の方へ。
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本殿の神域前の八脚門前前にも長蛇の列。
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清冽な屋根・千木。
やはり新しい造りはすがすがしいものです。
かって48mの高さがあった時は、どのように修繕していたのでしょうね。 -
この角度だと、修繕された大社造りの本殿がよく見えます。
この後、神楽殿や千家のあたりを回って出雲路を後にしました。
ひとつ残念だったのが、やはりものすごい人出で、お昼に名物の出雲そばや出雲ぜんざいを食べられなかったこと。
これは、また今度の機会(お礼参り?)の際の楽しみにしておきましょう!
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