二人合わせて130歳、40年、80日間世界一周　前半　130622　三十九日目

2013/05/15 - 2013/06/29

スター・アライアンスの世界一周航空券を無謀にも買ってしまいました。
　フランス、アルザス地方、直ぐ東はドイツだというストラスブルグの街見物三日目です。今日は土曜日です。昨日の夜の大騒ぎがもう嘘のような朝でございます。

　セント・ポール教会でオペラハウス主催のコーラス・コンサートがあります。ネット上で切符を事前に買っておりました。多分日本から聴きにやってきたのは私たちだけでしょう。できればオペラ公演があれば良いのですが、残念ながら滞在中は公演がありませんでした。
　その代わりといってはなんですが、オペラ座前の広場で蚤の市が開かれておりました。

　ノートルダム大聖堂にはいくつかの美術館があります。こちらも興味深いものがあります。

エリア フランス

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　昨日の夜のどんちゃん騒ぎは一体どこの出来事だったのかというほどにあっけらかんと開けた朝、セントポール教会へ散歩しながら朝ご飯どころを探しますが、さすがにあのあとの土曜日ですから、ろくなお店が開いていませんでした。全くフランス語しきゃ通じないお店で6.2ユーロの朝ご飯です。

　し〜んと静まりかえっています。不気味なくらい。

　この「カバ」のカフェって、フランス全土にあるんですかね？よく見ますよね、この看板。

　この街も川が旧市街を取り囲んでいる格好になっていますから、もちろんクルーズの船が1時間に一本くらいは走っています。東の方にあるEUの施設までぐるりとまわってくれます。

　とても気持ちの良い、散歩コースでしたよ。

11時からクワイアのコンサートがありますから、三々五々人々が集まりつつあります。この教会は外側が修復中のようでございます。受付は横になっていました。
　それにしても二つの塔にそれぞれ時計が着いているというのは随分念が入っておりますね。

　中はとても薄暗くて、良くわからないのですが、かなり疲れてしまっている教会です。それでもちゃんとトイレがあるというのは得点高い教会ですねぇ。そうでないとこんな催し物ができませんけれど。

　とても残響が美しい場所で、クワイアにはもってこいでした。聴衆の中に何人ものアジア人がいるので、なんでだろうと思ったら、クワイアのメンバーに男の人も、女の人もKoreanの方がおられるからだとわかりました。この街に暮らしておられるKoreanの方がそんなにおられるということでしょうか。

　さて、あてもなく街に向かってまた歩いて帰ってくると、テアトル橋を渡ってオペラ座のウラの細長いブログリエ広場にやってくると「蚤の市」が温かい陽ざしの中、のんびりと開かれています。

　みなさん、お日様をふんだんに浴びようじゃないかというスタイルになっておりますな。

　フィルムカメラというものは今やこんな状態になっております。ひょっとすると掘り出し物が転がっていないとも限りませんけれど、まぁ、この中にはないですね。

さすがにこういうものがあるのがフランスっぽいかなぁと思ったんですが、どうでしょう。

　家の屋根裏から出てきちゃったんでしょうか。

どう見てもわっぱですよね。全く同じですよね。寸分狂わず。

随分おなかが減ったなぁと思ったときに広場の横の、トラムの線路の向こうに一軒パティシェリーのようなお店が見えます。

　このケーキが旨そうなんですよ。思わずテーブルへ。

　つれあいが苺のケーキを選択。甲斐甲斐しく給仕をして下さるおばさまがとても気分が良くて。

　周りを見回すと皆さん、美味しそうなランチをとっておられるんです。あ、じゃ、うちもこのままランチに突入しようと、まずはsmoked salmonののったサラダです。これが無茶苦茶に美味しいんですよ。

　こちらはチーズののったサラダです。なんせたっぷりです。パンを貰って、堪能しました。で、帰りにキャッシャーで払おうと思ったら、やたら安いんです。おかしいなと思ったら伝票にケーキが入っていない。こうこうですよと申し上げたら、とても驚かれました。美味しそうだったので、パルミエールまでお土産に。全部で35ユーロ。

気がついたらこの店、白人以外いないんです、お客に。駅前のあの雰囲気とは全然違いますね、このあたりは。

　さて、今日もまたノートルダム大聖堂までやってきました。横に一軒帽子屋を発見。

　大聖堂の入り口の上にある彫刻はいつまで見ていても飽きないですねぇ、と毎回写真を撮ります。

中に入ってみるとあれ？なにやら祭壇の前に人がこっちを向いて立っているのはなんだろう？

ずいぶん場所を占拠して記念撮影をしているんだなぁと思ったのですが、声が聞こえてきてわかりました。

　どこかのクワイアがやってきて、聖歌を奉唱しているんですね。こういう光景には結構遭遇するもので、いつだったかチェコだったかでもイタリア人の男性クワイアが奉唱していきました。

聖母子のステンドグラスが面白です。

30人ほどのクワイアですが、正面で立ち上がってデジタルカメラを構えておられる方々は多分メンバーのパートナーの皆さんでしょうね。

多分皆さん、リタイアードじゃないでしょうか。

ここのノートルダム大聖堂の名物は建物もさることながら、16世紀に作られた高さ18m、8階建て構造の時計です。毎日12時半になるとキリストの前を12使徒が出てきてニワトリが歌うそうです。生憎とその時間に来ませんでした。

可愛いパイプオルガンがかかっています。

私が見物している間に、つれあいは5ユーロを払って332段を登りに行きました。私は元々高いところが好きじゃないのと、その階段を思い浮かべただけでもういやです。

なぜか大聖堂の前に民族衣装を着た一団がいて、踊って見せてくれていたようです。こんな衣装もやっぱりどことなくドイツ風ですよね。

緑色をした髪の毛のお嬢ちゃんも一緒になって記念撮影ですか。どなたかのお孫さんかもね。

アコーディオンのおじさんが格好良いですよね。

改めて振り返ってみるとやっぱり面白い建物です。

今、横の広場は工事中なんです。で、パブリック・トイレットがあるのですが、今は仮設トイレになっていました。大がかりな工事になりそうです。

パレ・ロアンにはいくつかの美術館があります。この建物自体は18世紀中頃の建物で、元はといえば枢機卿の館。シニア料金で3ユーロだったでしょうか。

ホテル近所のスーパーに入ってみました。

惜しいなぁ。もうちょいだ。「てきりや」じゃ、通じないなぁ。

たまにはこんなものでも食べようじゃないかと、直ぐ目の前のファスト・フードが飯ッてぇことになりました。

13,409歩。