2012/12/07 - 2012/12/24
31位(同エリア475件中)
のまどさん
チョウメ(Kyaukme)はシポーより人口が多い町ですが、訪れる人の数は大変少ないようです。ローカルな体験を求めてやって来る、旅慣れた旅行者に多く出会いました。
この町では、政治家のエゴや経済格差の予兆など、ミャンマーの負の側面をまざまざと見せ付けられた一方、地元の人たちとは非常に近い距離まで接近できました。また、念願だったパラウン族の村訪問、更に恐怖の温泉体験までアクティヴィティも満喫できました。
様々なバックグラウンドの個性豊かな人たちとの出会いがたくさんあり、考えさせられることが多かったため、この旅行記は長文になることが予想されます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 1.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リリーさんからは2000チャットと言われていたチョウメまでのミニバス、1000チャット余計に取られました。5000チャット札しかなかったもので。ちっ!
-
足の踏み場もないとはまさにこのこと。身を屈めなくてはいけないため、こういう時高身長の人だったら大変だろうなと思ってしまう。
-
ガイドブックに載っているゲストハウス、アーヨン・ウー。試しにその向かいにある別のゲストハウスに空き室があるかきいたところ「私たちは外国人を泊めるライセンスがないんです」と。
後で聞いたところ、経営者は元々地主で市長になり、国会議員に当選した途端に他の宿からライセンスを取り上げて、外国人の宿泊を独占するようになったとのことです。つまり、我々が泊まれるところはここしかありません。
一日も早く競争がもたらされるようになって欲しいですね。ピン・ウールウィン以降の宿はツイン、バスルーム付きで、紳士協定でも結んでいるのか一律30ドルでした。値切り交渉、朝食抜きと試みたのですが、変わらず。
タバコ臭い、古い、掃除がされていないというのは我慢できるとして、一番嫌なのはゴロツキが高級車に多数乗り付けて夜中にバカ騒ぎをすることです。
写真の出所(Source of the photo)↓
http://www.fivedollartraveller.com/a-yone-oo-guesthouse-kyaukme-myanmar-video-review-contact/ -
観光ガイドが食堂にいるというので行ってみました。「あんた何日体洗ってないの?」とききたくなるような西洋人の旅行猛者に埋もれるようにお目当ての人物ジョイがいました。
シャン地方の事前情報はtrip advisorのフォーラムで集めたのですが、チョウメには3人トレッキングのガイドがいて、その中でジョイが最も若手で清潔感があるように思えました。
ちなみに最も名声のあるガイド(敢えて名前は伏せます)の前職は泥棒で、殺人歴もあるとのこと。ブルブル
中庭では嘔吐しているオーストラリア人女性がいて、昨晩から食中毒を起こしていると。「ミャンマーの肉は鮮度が悪いから、野菜を食べたほうがいいよ」とジョイ。 -
半日のバイクトレッキングで41ドル。いつもならば値切るところですが、①フォーラムの情報を過信、②猛者たちの見識に適ったもよう、③シポーでのリベンジはここでしかできないという理由であっさりと合意し、トレッキングに出かける。
-
ガイドはジョイの弟子。ジョンと名乗ったが、やはりしっくり来ない。チビノリダーに似ているのでジョニーに勝手に改名。(←失礼な)
こんな橋もみんなバイクで走行するのは平気。 -
バイクは2台。私はジョニーの後ろに乗り、同行者はジョイのバイクを借りて自ら運転。慣れないのでゆっくり走行してもらいます。
ジョニーは昨日のガイドとは異なり、客の安全に気を配ってくれます。(ある意味当然ですが)
それにしても、咳が止まらない・・・ -
シャン族の村で。木を運ぶ少年。
シャンは昔のタイの呼称であるシャムと語源が同じようです。タイ族とも呼ばれ、タイ語と同属の言葉を話すので、タイ語が理解できればシャン族と会話ができるらしいです。 -
段々と高度が高くなってきました。
パラウン族の村に着くまでしばらくかかるので、彼らがどんな人たちなのか簡単にご紹介したいと思います。
モンゴル系民族で、中国、ミャンマー、タイに現在100万人いると言われています。英国統治下では鉱山を司っていたため他の民族より発言力があり、独立後はビルマ政府と1991年に停戦するまで抗戦していました。この辺りのパラウン族は主にお茶の栽培で生計を立てているようですが、中にはアヘン栽培を生業にしている人々も・・・
出所↓
http://www.peoplesoftheworld.org/text?people=Palaung -
さて、村に着きました。朝食を取ってからだいぶ経っています。
一軒しかない食堂でシャン・ヌードルを食べます。通りには昼休み明けの子供たちが自宅から再登校しています。こんなにたくさんの瞳に見つめられて食事をするのは初めての経験です(笑)
このシャン・ヌードル、天下一品でした。特にみじん切りのあさつきが新鮮で(←相変わらずずれた視点)。1杯500チャットなり。
ジョニーにパラウンの言葉でどうやってお礼を言うのかきいたら、シャン語が返ってきました。あれ、パラウン族は別の言葉を話しているはずだけど?と戸惑っていると店主の友人らしき女性が「シャン語が分からなかったら、タイ語で言えばいいのよ」と。どれもできません。ああ、ややこし。 -
パラウン族の学校見学、というより覗き。
英語の授業があるとボランティアで先生ができるときいたのですが、残念ながら我々にはお声が掛かりませんでした。 -
女性は嫁入り後は髪を剃ってこのような特徴的な服を着るようです。
この女性はノリよく、カメラを向けると表紙の写真のように陽気に踊ってくれました。
子供も大人も我々に興味津々なので、この村にはまださほど外国人が訪れていないことが分かります。 -
パラウン族は仏教から派生した精霊信仰の一種、ナット信仰を宗教としているそうです。
村外れの「神社」にやってきました。 -
神社と呼ばずにはいられないのは、高台にあるから、鳥居のように祭壇へ上る道にゲートがあるからです。夏祭りなどの祭礼がここで行われるのでしょう。異国の山奥なのに郷愁にかられる。
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神社から見た村の景色。村の人口は約500人。
ここでジョニーが植わっていた作物をぴっと取り、
「甘い果物を食べてみる?」と。
私は冷淡に
「果物じゃなくてトウガラシでしょ。誰かが育ててるんだから勝手に取らないで」と。
元泥棒が考案してガイドの中で流行っているいたずらでしょう。引っかかりませんよっと。 -
この村を守る神様は馬です。
-
お参りします。
奥の祭壇はともかく、なぜ寝床と食卓という人の居住空間に手を合わせなくてはいけないのか・・・
しかも、生活観がリアルです。 -
村長さんの家でお茶をごちそうになります。この上の階はトレッキング客の宿泊所として提供されることもあるそうです。
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別の村に移動します。村の名前が不明なのが残念です。
僧院です。 -
これもナット信仰の像だと思われます。
仏教とナット信仰は共生可能のようです。 -
高僧の寝床はちょっとゴージャス
-
一般の僧はこんな感じです。
ここもトレッキングの際には泊まれるらしいです。寒そうなので、今回はパスしてよかった。 -
帰り道。
いわくつきの工事現場。
「ダイナマイトで山の斜面が爆破されるので、10分ほど待って下さい」
と。そしてすぐにドカーンと音がして大量の土砂が滑り落ちていきました。すごい体験。 -
山を下りてツアー最後の村訪問。
刈り取りの終わった田んぼ。 -
移動手段の新旧。
この直後バイクに乗った女性は川底の砂にはまってしばらく大変そうでした。 -
川の両岸を結ぶ橋。
橋の下では川で沐浴する家族がいました。寒そう〜 -
さ、帰ろうと思った矢先に事件発生。
同行者のバイクが発進時にエンジンが回りすぎて、彼はバイクごと土手の下に落ちてしまいました。私が駆け寄るよりも早く、どこから沸いて出てきたのか20人ほどの村人が一瞬にして駆け寄ってきました。
みんな気遣ったり、アドバイスをしたり(推測)心配そうです。本人は立ち上がり、どこも打った様子はなく、小さなスリ傷一つで済んだのでほっとしました。バイクの一部が壊れていましたが、幸い持ち主はジョイなので変な言いがかりはないでしょう。
この日の夕飯時、この村の家庭では我々の話題で持ちきりだったことでしょう(←やや自意識過剰) -
雲南料理のレストランで夕食。
ロースト・カシューナッツが香ばしくておいしかったです。
夕食後、ジョイとジョニーがバイクに相乗りでホステルまで来て、お土産にどうぞとペットボトルに入ったお酒をくれました。ジョニーの家で米の蒸留酒を作っていて(密造酒?)、事故のお詫びにくれたのでしょう。ジョイとしては私たちがどこかに苦情を訴えたり、旅行フォーラムで悪評を書かれるのを防ぎたかったのだと思います。 -
翌日、オーストラリア人が食中毒を起こしたのは我々が入ったレストランだったことが判明。町で一番の高級店です。身震いしました。
旅行中、我々は生ジュース、サラダ、そして写真のようなフォークで一突きすると黄身が溢れ出すフォンダン未熟目玉焼き(半熟を通り越して)を頻繁に食べましたが、食あたりは一切ありませんでした。本当に幸いです。タイミングがずれていたら、中庭で嘔吐していたのは自分だったかもしれません。 -
朝食後にホステル周辺を散歩します。
どうやって商品の管理をしているのでしょう。 -
市場では欲しいものがあった指を差して「ターベーライレー(いくらですか)?」そして電卓を渡して数を表示してもらいます。
ただ、算用数字が分からない人、老眼で電卓が見えない人も。 -
お茶を試飲してお土産用に買いました。
私はおいしいと思ったのですが、袋が貧相なものだったためか同僚にはえらく不評でした。
ホステルの猛者たちは今日は何も計画がないようで、ジョイたちも暇を持て余しているようです。
手描きの地図に「温泉」とあり、日本人ならばこれは行かなくてはと思い、ジョイとジョニーがツアーではなく遊び感覚で連れて行ってくれることになりました。我々の「ガイドおもてなしツアー」の始まりです。 -
温泉はロンジー着用とのこと。借りましたが、どうにもうまく着こなせませんでした。
>教えて、アルデバランさん
入湯料を払って、荷物を置いて、さあ、入りましょう。
ん、お湯は乳白色?ぎゃあ〜!!
水面が泡だらけでお湯が濁っているのは、入浴者が湯船の中で石鹸やシャンプーを付けて全身を洗うためです。病気になりそうだから遠慮しようという常識に、ここまで来たのだからという変な矜持と意地が勝り、まったく不要な勇気を奮い立たせ、何と私は湯船の中に入っていました。 -
最初は水質がまだ良い水源の方にいて、「あんたどこから来たの、そんな白い肌して?」というような具合でおばちゃんたちにからかわれていましたが、3人がいっせいに長い髪を洗い出したので移動。別の場所で避難していると、そのうちの1人がおもむろにぺっと、唾を湯船の中で吐いたところで、私は退散。
いやはや、貴重な体験でした(二度とごめんですが)。ジョニーも普段は水で体を洗うと言っていたので、お湯に入るのは贅沢なことなのでしょう。シャワーがないので、湯船で洗わざるを得ないのでしょう。
JJコンビの歓喜の声が聞こえる間、私は番頭とくつろいでいる近所のおじちゃんたちの間に割り込んでなじんだ気分になったりして時間を潰します。 -
湯上がりにお昼を食べようということになり、ジョイが「ここら辺は町で300チャットで済むヌードルが500円で高いから、おいしいシャン料理屋に行こう」というので、2台のバイクで向かいました。
「お勧めのものは」ときくと、ジョイはここぞとばかり「豚の炒め物と、蒸鶏にアヒルのスープなんかも」と。キミ、ミャンマーで肉食べちゃいけないって言わなかった?しかも各品1000チャット近くするし。 -
食事の間、色々な話をした。ジョイがシャン地方の独立について熱弁を振るっていたが、私には軍事政権への不満は理解できても、独立によってどれくらいのメリットがあるのか疑問に思うだけだった。過去数年の間に独立したコソヴォや南スーダンは今どうなっているのか?
お会計は7000チャット。当然のように二人とも財布を出す気などさらさらない。ジョイは英語教育を普及させるべく、ガイドで捻出した資金で幼稚園を設立するとのたまっていた。若者よ、これからこの国を担う君たちへの投資ならば安いものよ、ハハハ。と本気で思えるほど私は器が大きくない。 -
JJコンビに別れを告げて、町歩きを始める。まだきちんと見ていなかったチョウメ。
おそば、素敵なネーミングだと思いませんか? -
山の上のお寺。
-
菊の御紋。都市伝説の番組で取り上げられていたような。
-
巻き煙草の製作所。入り口で覗いていると「入りなさいよ」と。
-
少しの間、作業を見学します。さすがプロ、早業です。
ただ我々は煙草を吸わないので、お客さんにはなれません。 -
カメラを構える小生の頭の上に同行者がVサインという古典芸に爆笑する子供たち。
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「私の家に来ませんか?」と言われてのこのこ付いていきました。誰かのおうちに呼ばれるという体験、一度してみたかった。
ウルドゥー語を母語とするインド系の兄妹。両親亡き今二人暮らしで、時々観光客を家に招いて話をするのが好きだと言う。長い間国外に出ることが許されなかったが、十数年前に母国インドを訪問して感動したらしい。熱心なイスラム教徒でメッカに行きたいそうです。
お菓子をご馳走になり、夕日を見るためにお暇します。 -
ここだと決めたのは西側斜面に建てられた丘の上のお寺の境内。
階段を上りきり、しめしめ人がいないと確信を得た瞬間に、全く同じ思いのフランス人のカップルと目が合ってお互いがっかり。 -
マダム・タッソー製作のお坊さんの蝋人形か。
-
きんきらの仏塔。
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霞がかったチョウメの町。
-
山の向こうに沈む夕日。
濃い体験が色々できました、っと。 -
翌朝、夜逃げするように6時にホステルを出ます。
早朝ですが大通りにはかなりの人がいます。寒いので店先の焚き火にちゃっかり当たらせてもらいました。オーストラリア人一家も同じバスに乗るようですが、奥さんは相変わらずグロッキーな感じです。
30分近く遅れて元北都交通のバスが来ました。 -
ロゴとお守りから察するに、このバスは本当に日本から輸入されたものでしょう。
発車1時間ほどしてエンジントラブルでバスが山の中に停車しました。水をかけてエンジンを冷やしています。
退屈そうだったオーストラリア人の旦那さんと車の外で話しをしながら待ちます、「ミャンマーはこれで3回目だけど、ずいぶん変わったよ。70年代に来たときには煙草1ダースとウィスキー1本を闇市で交換したらストランドホテル(ヤンゴンの最高級)に滞在してもチャットが使い切れないくらいだった」という興味深い話を聞きながらも、私は落ち着きません。
マンダレーに着いたら、市外の空港から夕方の便でヤンゴンに戻らなくてはいけないのです。果たして、エンジンは直るのでしょうか。
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この旅行記へのコメント (2)
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- アルデバランさん 2013/12/08 06:26:53
- ロンジー
- ん、呼んだ?
泡が浮いた温泉の絵や髪を洗っているおばちゃんの絵はないんですか、残念......
でも、迫真のレポートで様子は何となく想像がつきます。
向こうの女性は器用に胸の上までロンジーをたくしげて髪の毛を洗いますよね。
便利な世の中になったもんでYouTubeでロンジーの着方を投稿してる方がいます。
ロンジーが似合うような細身の体に変身すべくダイエット中も体重が減らないアルデバラン
- のまどさん からの返信 2013/12/08 22:31:29
- RE: ロンジー
- はい、呼びました。お返事ありがとうございます。
沐浴の家族とか温泉の写真はお届けしたいのはやまやまですが、撮影して御用になったら厄介なので断念しました。
ロンジーの着方、次回は大丈夫だと思います。フリーサイズで普段着から入浴、海水浴まで広く活用できるロンジーはミャンマー旅行には必需品ですね。
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