2012/12/07 - 2012/12/24
35位(同エリア475件中)
のまどさん
満喫できたバガンの後、一路シャン地方を目指します。旅の中盤は高地めぐりです。
マンダレーからピックアップで到着したピン・ウールウィンはインド系住民の多い町でした。ホテルのテレビでボリウッド映画が見放題など我々にとっては未知の世界の入り口です。
行き当たりばったりの旅ということで、敢えておおまかな計画しか立てませんでした。ただし、鉄道に乗ることは命題です。有名なゴクテク鉄橋を渡ったあと、チョウメで降りるかシポーで降りるか悩ましいところです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
居心地の良かったバガンからマンダレーまでの道。ローカルバスは一般市民の足。
プラスチックの櫛で髪を止めるファッション。彼女たちはお風呂のイスのようなものを持参して通路に補助席を設けて座っていました。 -
鉄ちゃんの星Seat 61氏(←出た!)のサイトを一部受け売りして、「マンダレーからピン・ウールウィンまでの鉄道の景色は素晴らしく、スイッチバックもあり、早起きして4時発の電車に乗る価値はある」と説得を試みたが、のまどより幾分常識のある同行者に即却下される(単に気兼ねなく飲みたいだけという説もあり)。
そんな訳でマンダレーには泊まらずすぐにピックアップで移動。
ピン・ウールインは植民地時代イギリス人の避暑地だった。でも今は12月で、咽頭炎を患っていた私には寒さと道路を舞う埃が厳しかった。満員で身動きが取れない中、隣の学生さんがジャケットを着るのを手伝ってくれました。
ジェズ〜ティンバーデー(ありがとう) -
咳が止まらないので、とりあえず一番近くの宿に決める。ブラボーホテル、一泊30ドル。ブティックホテルという謳い文句がなければ幾分評価できるかもしれません。
大通り沿いの中華料理屋で牛肉の炒め物を頼んだら、ビーフジャーキーが出てきました。こういう料理もあるんですね・・・ -
もともとMay Town(メイ将軍の街)という地名だったのがメイミョーとビルマ語風になり、政府の表記改訂時に天から降りてきたのか、現在はピン・ウールウィンという名称です。
ピン・ウールウィンでは植民地時代の建物と並んでモスクやヒンズー寺院も見られます。 -
それもそのはず。この町にはインド系住民が多くいます。
-
既に何世にもわたってこの地に定住しているようですが、見事なインド訛り英語です。
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ピン・ウールウィンの観光の目玉は植物園。一応国立となっていて、開園は1915年と歴史はありますが、現在の経営者はとある政治家のようです。
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石化した木(専門用語があると思いますが)の展示。ミャンマーの名産ですよ、と穏やかな表情をした学者風の男性が説明したいようでしたが、ガイド料を請求されるのを懸念して相槌を打つだけにします。
ボランティアで説明してくれるのであれば色々と質問したいところですが、残念です。 -
アクセサリーにも加工できるようです。ミャンマーは貴石も豊富に採れるので、アクセサリー製作者には魅力的ですね。
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父ちゃんスカート、女子供ズボン。
ミャンマー特有の家族の肖像。 -
ジャングルの鳥は檻も柵もない至近距離で見られます。
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蘭コーナー。
木の化石とともに目を引くのが世界の蝶の展示。
残念ながら撮影は禁止です。 -
イチオシ
おっ、ミャンマーのムーミン屋敷!
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結構段数あります。
この湖、人工だった気がします。 -
人間だけなく、動物も家族で楽しむ公園です。
-
サンダルで歩いて足が痛いのですが、1キロほど歩いた先のレストラン、Pan Taw Winに入ります。
http://www.flowercity-pyinoolwin.com/pantawwin.htm
観光客受けするレストランですが、味は妥協していません。
シャン・ヌードル、待ってました♪ -
おいしかったので、デザートも調子に乗って。
ちゃんと抹茶使っていましたよ。 -
午後。
ホテルの従業員にアニサカン滝への行き方をきいたところ、今からでは遅いとのことで、町から5キロのPwe Kauk滝で我慢します。交通手段は自転車。
アクセスしやすいので市民の憩いの場。 -
近くのお寺のお坊さん。成人のお坊さんはヒンズー教の僧侶のような顔立ちですが、彼らは仏教寺で修行しています。
-
滝の力で動くメリー・ゴーランドもあり、写真を撮っていたら、「撮影料、お願いします」と。
入域料も払って撮影料も徴収されては冗談じゃない、ということで引き上げます。滝の上流から撮影する分には問題ないのに、下流は料金徴収というのは理解に苦しみます。 -
上の方には市場が出ています。
これは、もしや昨今世界遺産登録申請を行った、かの漬物?
それはともかく、ピン・ウールウィンはイチゴが名産ですので、お試しあれ。 -
さて、お待たせしました、鉄道ファンのみなさま。
Seat 61先生が太鼓判を押す(←もう、いいから)、ゴクテク鉄橋越えルポをお届けする時間がやって参りました。
ピン・ウールウィン出発予定時刻は8時半ですが、ほとんど遅れるようです。 -
ということで近くの市場に出かけます。
アボカド。ミャンマーまで来てアボカドを食さなかったアナタ、人生損してますよ(←余計なお世話)。
冗談抜きにして、ミャンマー、特に山岳地方のアボカドは濃厚で豊かな味わいです。アボカドサラダを注文するのが怖い方は、丸ごと買って洗って切って食べてみて下さい。不飽和脂肪酸、ビタミンEが豊富で、山歩きなどの適度なカロリー摂取にもってこいです。
ご自宅でミャンマーで食べたサラダの味を再現したいという方は、薄切りの赤タマネギとトマトを添えて、塩コショウ、それから入手できましたらアボカドオイルをかけてお召し上がりください。 -
と、話が脇道に逸れましたが、プラットフォームに戻ります。
線路を跨いで通学する子供たちに鉛筆を配るアメリカ人女性。あげる方ももらう方もみんな笑顔。 -
1時間10分遅れで列車が到着しました。
-
オーディナリークラスです。
満員なのに我々はボックスを占領できました。しかも、鉄橋を渡る時に車体が見やすい左側。これはラッキーでした。
他の乗客のほとんどが欧米人の熟年団体客で、発車してすぐに
「あとどれくらいなの〜」とか「揺れが怖いよー」とか、年老いた子供たちを率いるガイドさんも大変です。 -
民族服のおばあちゃんも、
「静かにせんかのう、わしゃ瞑想に耽りたいんじゃ」
と。 -
ガタンゴトン、ガタンゴトンとゆっくり進むので、車窓を楽しむ時間はたっぷりあります。
-
発車から約3時間後、ついに橋が見えてきました。
「ほらほら」と横を見ると、同行者は青ざめた顔で微動だにしません。 -
イチオシ
それもそのはず。
ゴクテク橋は英国統治時代の1900年に完成した「まま」今に至ります。マイナーなメンテは行われているようですが、他のトラベラーさんによるとボルトが緩んでいるとか、走行中のトラックに落ちて車が潰れたとか。ブルブル -
高さ689メートルは世界で二番目だそうです。
ここに差し掛かると電車の速度はより遅くなります。 -
本来は撮影禁止らしいですが、もう撤回してもいいのではないでしょうか。誰一人カメラを構えていない観光客はいません。
-
イチオシ
下を見ると。
-
ここぞとばかり車内を歩き回る「子供」もいます。
しかも、車両のドアは外に向かってぶらぶら開いたまま。怖 -
イチオシ
この子の将来のためにも橋の改修工事をお願いしたいものです。上り下りで毎日2本の電車が通っているのですから、事故がいつ起きてもおかしくない訳で。
次の駅で年老いた子供たちが降りると、車内はリラックスモードに一転します。 -
お水から
-
訳の分からない食べ物まで売り子さんがやってきます。
-
さきほどのアボカドを切って食べようとすると、5人もの乗客・スタッフが身を乗り出して私を見つめていました。
この方は鉄道スタッフの一人で、こういう食べ方もあるんだよ、とココナッツミルクをかけたアボカドを分けてくれました。 -
すぐ隣の男性は商人のようで、売り物の農作物の袋とともに乗車しました。
我々に好奇心を持ったようで、途中の駅で買ったおこしを一袋私にくれました。お礼に折り紙で鶴を折って渡すと、とても嬉しそうに何度も携帯のカメラで撮影していました。
たった3ドルで5時間の温かな時間。贅沢です。やはり、鉄道の旅は良いものです。 -
列車は相変わらずガタンゴトンとゆっくり走っていますが、我々は次の駅で決断を下さねばなりません。
どちらもトレッキングの拠点ですが、観光客が少ないチョウメか、歴史的に興味深いシポーか。
あー、どうしよう。
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