2013/12/01 - 2013/12/01
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ドクターキムルさん
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逗子市小坪5に鎮座する神明宮は西町の鎮守である。創建年や縁起は不詳ではあるが、新編相模国風土記稿(天保12年(1841年)成立)には小坪村に鎮座する神社は神明宮(天照大神社)と正覚寺鎮守であった住吉明神社(住吉神社)しか記載がないようであるから、幕末以降に下がるものであろうか。しかし、古東海道沿いの住吉城があった山の中腹に鎮座し、古い道祖神が3基もあり、古びた狛犬も2対もあり、境内の平場は住吉城の見張り場だったと云う説もあることから、住吉城が廃城となった以降の戦国時代か江戸時代の初め頃から鎮座していたのかも知れない。なお、古い方の1対の狛犬は社殿側に向いており、社殿側を向く狛犬は初めて見た。
逗子町誌(昭和3年(1928年)刊)には、「神明宮 西町の鎮守なり、天照大神を祀る。小高き處に境内あり、一の鳥居二の鳥居を通り、石段を上りつめたる處に茅葺の拝殿瓦葺の本殿あり、樹木茂りて眺望佳なり、境内に稲荷社外数社あり」とある。
本殿裏には天井が平らな横穴があり、トンネルになっているものもある。やぐらかとも思ったが、幅が狭く、奥行が深く掘られているために、他の目的で掘られたものであろう。社殿の左右に入口があり、防空壕かとも考えたが防空壕にしては奥行が浅く、天井が丸くはない。ちょうど、大崎の小坪ナリーナ脇の断崖にあるトンネルと類似しており、不思議な横穴だ。
参道石段脇には3基の双体道祖神があるが、1基は欠けており、2基は表面が相当に風化している。古いものにちがいない。
なお、石祠がある場所から海前寺墓地に向かう小道からは裏山の山頂へ上る非難路が設営されている。
(表紙写真は神明宮拝殿)
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古東海道から伸びる神明宮石段。
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石段の上に神明宮の社殿が見える。
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石段右脇の双体道祖神など。
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石段右脇に欠けた双体道祖神。
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石段右脇にかなり風化した双体道祖神。
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宝篋印塔の石積。
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宝篋印塔の石積奥にも石積。
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石段右脇に風化した双体道祖神。
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境内下に石祠。
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石祠。
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神明宮の石鳥居。
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神明宮の石鳥居。
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狛犬。
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狛犬。
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狛犬。
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狛犬。
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神明宮拝殿。
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神明宮拝殿の龍の彫刻。
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神明宮拝殿に掛かる「神明宮」の扁額。
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神明宮拝殿内部。
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神明宮拝殿。
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神明宮本殿。
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神明宮本殿。
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神明宮拝殿。
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神明宮拝殿左にある横穴か?
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神明宮拝殿左にある横穴。
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神明宮拝殿左の横穴のある崖。
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神明宮本殿左奥の横穴群。
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神明宮本殿左奥の横穴。
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神明宮本殿左奥の横穴(トンネル入口)。
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神明宮本殿奥の横穴。
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神明宮本殿右奥の横穴(トンネル入口)。
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神明宮本殿右奥の横穴。
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神明宮本殿右の横穴。
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神明宮本殿右の横穴。
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石祠。
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稲荷社。
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稲荷社社殿。
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内部にあるのが稲荷社本殿か。
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境内左にある石祠群。
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石祠。
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石祠。
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赤い鳥居のある2つ並んだ石祠。
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コンクリートに猿の絵('92)。
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裏山への非難路入口。
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裏山への非難路。
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