貧乏なのでしばらく地元再発見の旅（パート１・名寄編）

2013/10/23 - 2013/10/24

別旅行記でも記させて頂きましたが、9月から10月にかけて、かなり遊びほうけていたので、10月半ばからは地元でおとなしく暮らすことにしました。しかし、放浪癖がすぐに治る訳でもないので、年内は地元再発見、という名目でゆったりと道北エリアを旅する日々を続けることにしました。

まず最初は、本旅行記の名寄編です。名寄という都市は、道外の方にとっては殆ど通過してしまうだけの町のような気がしています。斯く申す私も、約40キロの近距離に住みながら、この町の魅力を全然知らずにいます。従って、自転車を利用して、この町で一泊（ポイント利用（汗）。）し、市内の名所を色々と巡ってみました。詳細はクチコミに記しましたので、そちらもご参照頂けましたら幸いです。

エリア 名寄(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

これは旅の前の話ですが、今年は10月半ばに台風が来た際、突発的に寒波が入ってきたようで、和寒ではこの時期に初雪（初冠雪）が降りました。冬が早くやって来てしまいそうな予感です。

そしてその一週間後、名寄へのサイクリング開始です。
夜明けと共に6時過ぎに出発しましたが、朝靄が立ちこめて暫くは手足が悴むほどの寒さでした。士別を過ぎる頃にはようやく晴れ間も見え始めます。

仁王積みされた小豆（しょうず）の風景は、秋らしいですね。

途中、多寄神社に立ち寄りました。境内の紅葉が美しかったです。

多寄駅 駅

そして風連の道の駅に立ち寄ります。
風連、とは言っても、数年前に編入されたため、もうここは名寄市内なんですけど、いまだに風連が名寄、と言われてもピンときません。

ここではWifiが使えるんですよね。寒い中走ってきたので、少し暖を取りながらネットサーフィンして過ごします。

ここにはローカルＦＭ局のスタジオもありました。

風連のマンホール、といえば、大分前にどこかの旅行記でＵＰさせて頂いたのですが、それとは違う、レアなデザインのカラーマンホールを発見しました！

そして旧来からの名寄市域へ。
雪質日本一、って言われても、どういう評価基準があるのかしら？？？

名寄市民の山、ピヤシリ山が遠方に見えてきました。

名寄は某ドラマ（映画？）の影響で、何だかヒマワリが有名になっているようですが、勿論晩秋には咲いていませんので、看板だけで雰囲気を味わいます。

そして名寄は星の町でもあります。今回の旅では実はこれを満喫しにきた側面もあります。

そして名寄駅に到着。やはりこのライトグリーンの屋根の駅舎は美しいですね。快晴に恵まれて、空のブルーとのコラボが最高でした。

名寄駅 駅

さて、名寄のバス待合所って、暫く来ていないうちに新しくなったんですね。ちょっと驚きました。

おおっ、こんなサービスもあったのか！
来年はここで借りてサイクリングを楽しみたいと思います（笑）。

そして、表紙にもＵＰさせて頂きましたが、名寄駅から名寄が誇る西條百貨店に向かう道すがらには、このカエルさんが生息しています。

大分古びていますので、いつも撤去されないか心配しているのですが、なくなってしまうと困るので、今のうちにパチリ！

その後、昼飯までは、名寄市内に点在する寺社巡りを楽しんでみました。各お寺の詳細に関しましては、クチコミに記させて頂きましたので、そちらをご参照頂けましたら幸いです。

昼食はどこで食べようか迷いましたが、国道沿いを走っているうちに、いい感じで鄙びた風情の食堂を見つけたので、そこに入ります。

手書きのメニュー表も温かみがあって良いものです。

味噌ラーメンをオーダーしてみました。（600円）

腹が満たされた後、午後の部のサイクリング旅を続けます。
いい感じで紅葉した木が市内の至る所で見られました。

市街地を抜けて、日進地区へと向かいます。
地区名と同じ名前の橋を越えます。

目の前には、ピヤシリが迫ってきました。

橋からの景色はこんな感じです。

日進地区に宿を取っていましたので、この日は13時からチェックインできるという宿に荷物をデポした後、近場のサイクリングへ。

こういう広々とした公園のような場所が整備されていました。

この公園内には、2010年にオープンしたばかり、という名寄市立天文台「きたすばる」があります。

入口には、「星守る犬」の主人公の像が…。

元々名寄は昭和初期の名天文家木原氏の名前を冠した天文台を有していましたが、リニューアル後は、その当時の貴重な展示が、館内に飾られています。

昨年大騒ぎになった金環日食ですが、実は戦後すぐの時代にも礼文島で観測されていたんですね。機器が整っていない時代の苦労を考えると、とても貴重な展示だと思いました。

そして天文台ですので、勿論、観測用の天体望遠鏡も設置されています。

そのエリアから外を見るとこんな感じです。

なよろ市立天文台「きたすばる」 名所・史跡

この天文台には、実は北大大学院理学研究科が保有しているピリカ望遠鏡というもっと立派な望遠鏡もあるのですが、この日は平日で、研究用に利用されているとのことで、残念ながらその姿を拝むことが出来ませんでした。（週末を中心に、一般開放されています。）

プラネタリウムのプログラムが二種類あったので、それぞれを観た後、宿に帰ります。流石に晩秋の道北は日暮れも早く、4時過ぎにプラネタリウムが終了しましたが、もうこんな景色でした。

宿に戻った後は、近場の農園レストランで夕食を頂きました。
カレーをオーダーしましたが、こんなサラダが前菜で付いてきました。

食工房おると～ORTO～ グルメ・レストラン

そしてカレーはこんな感じで、野菜がたっぷりと入っていました。

さて翌日。投宿した宿は、名寄駅の隣駅であるＪＲ宗谷本線日進駅のすぐ傍にありました。

宗谷本線は名寄を境に一気にローカル色が強くなりますが、日進駅もそんなローカル駅の一つで、駅構内にはこんな駅マニア向けのノートも設置されていました。

駅舎（というか待合所？）の内部はこんな感じです。

早朝は濃霧が立ち込めていたので、午前中は宿の隣のカフェで、コーヒーを飲みながら宿のスタッフの方とまったりおしゃべりをして過ごします。

ようやく晴れてきたので、昼前に漸く本日のサイクリングへと出発。秋の旅は日が短いので、急がなければいけないのですが、のんびりとし過ぎたかも…（汗）。取り敢えず北を目指します。

天塩川河畔の風景ですが、国道と反対側の風景はまた新鮮です。

駅マニアとしては、かつて日進駅の隣にあった智東駅が気になったので、それらしき場所の跡地へと立ち寄ってみます。

智東駅跡地から更に進み、こちらの林道へと入ります。

この林道沿いには、動物さんデザインの看板が沢山ありました。

本日目指すのはこちらの二つの滝です。

わざわざ滝を見に訪れる人も殆どいないようで、途中すれ違ったのは、仕事関係者のみでした。思ったより登り坂になっていて、しかも未舗装道なので、意外と時間が掛かりました。

でも、落ち葉の降り積もる林道をしみじみと進むのは、不惑の齢を迎えたおっさんにはぴったりなのかな…（寂）。

おおっ、こんな急勾配なのか…。

そして最初の目的地、比翼の滝に到着です。

比翼の滝 自然・景勝地

そしてこちらの滝が最終目的地となります。
この漢字、どうやって変換で出すべきなのか…。
辰光の滝、とかでいいんじゃね？

滝の様子はこんな感じです。
秋の陽は短いので、帰路を急ぎます。

晨光の滝 自然・景勝地

名寄市内に戻ると、こんな通りを発見。
名寄って、サハリンの町とも友好都市提携していたんですね。

この辺りの楓並木が最高に美しかったです。

そして約一ヶ月前に真っ暗な中で越えた名寄大橋を、今度は明るいうちに拝みます。

覚知寺 寺・神社・教会

今回はこの橋は渡る訳ではなく、橋の入口で左折して、暫くは天塩川沿いのサイクリングロードっぽい道を走ります。

そしてすぐ市街地方向へと戻り、こちらの公園に立ち寄ります。

名寄には何度も来ていますが、こんな美しい公園があったんですね。これぞ再発見の旅？

立派な公衆トイレもあり、付近の紅葉と絶妙にマッチしていました。

名寄はカナダの都市とも姉妹都市提携を締結していて、その友好の証に、日本の象徴の桜と、カナダの象徴の楓が仲良く植樹されていました。

それを示す看板はこんな感じです。

てな訳で、後は出来るだけ明るいうちに和寒を目指してペダルを漕ぎますが、途中士別で日が暮れたので、また士別西條でネットをした後、残り15キロほどを真っ暗な中走って和寒に到着しました。

こうして1泊2日の名寄サイクリング旅は終了しました。最後までご閲覧有難うございました。

この旅行記へのコメント （4）

• wancoさん 2014/07/10 23:23:30

  名寄

  来月、名寄で一泊してから西興部村へ行く予定です。ケロケロマニアさんの写真は初めて行く名寄の予習ができました。ありがとうございます。

  ケロケロマニアさん からの返信 2014/07/11 14:08:24

  RE: 名寄

  > 来月、名寄で一泊してから西興部村へ行く予定です。ケロケロマニアさんの写真は初めて行く名寄の予習ができました。ありがとうございます。
  
  wancoさん、メッセージを有難うございます。
  名寄にいらっしゃるとのことで、”予習”などと仰られますと少々恐縮ですが、何かの参考になりましたら嬉しく思います。
  
  個人的に名寄で一押しなのは天文台「きたすばる」でしょうか。なかなか素晴らしい施設ですので、お時間がありましたら是非立ち寄ってみて下さいね。
  
  それでは、楽しいご旅行となりますことをお祈り申し上げます。
  また旅行から帰られましたら、様子などを教えて頂けましたら嬉しく思います。
  
  byケロケロマニア

  wancoさん からの返信 2014/07/11 23:00:15

  RE: RE: 名寄

  > wancoさん、メッセージを有難うございます。
  > 名寄にいらっしゃるとのことで、”予習”などと仰られますと少々恐縮ですが、何かの参考になりましたら嬉しく思います。
  >
  > 個人的に名寄で一押しなのは天文台「きたすばる」でしょうか。なかなか素晴らしい施設ですので、お時間がありましたら是非立ち寄ってみて下さいね。
  >
  > それでは、楽しいご旅行となりますことをお祈り申し上げます。
  > また旅行から帰られましたら、様子などを教えて頂けましたら嬉しく思います。
  >
  > byケロケロマニア
  
  ケロケロマニアさん
  ありがとうございます。きたすばる、行って来ます。

  wancoさん からの返信 2014/08/03 22:05:19

  名寄　

  個人的に名寄で一押しなのは天文台「きたすばる」でしょうか。なかなか素晴らしい施設ですので、お時間がありましたら是非立ち寄ってみて下さいね。
  それでは、楽しいご旅行となりますことをお祈り申し上げます。 また旅行から帰られましたら、様子などを教えて頂けましたら嬉しく思います。
  >
  > byケロケロマニア
  
  ケロケロマニアさん、ありがとうございました。
  名寄、ひまわりもきれいで北海道らしい町。きたすばる、もちろんプラネタリウム行って来ました。
  wanco