道の駅は最高のおもてなし、日帰り温泉付き・・・！！

2012/09/12 - 2012/09/14

　オーストラリアから持ち込んだキャラバン（キャンピングトレーラーのこと）は通関後、陸運局としてはオーストラリアからの持ち込みが初めてだったからか、かなり検査に手こずり、終わって街に出られるまでシドニー船積みから約４０日もかかりました。
　初めての走りは横浜バイパスを通り羽田線、首都高速へと続き、赤坂トンネルを通り抜けてようやく新宿を通過したら少し楽になりました。
　ところが途端にトイレに行きたくなり、車を停めてトイレに入ろうとしたら停められるサービスエリアは石川までありません。　何しろ全長が１４メートルありますので日本では駐車場探しが大変なことに、この時になって知ったのですからドジなものです。
　甲州街道へ出てファミレスでも立ち寄るかと考えたのですが一般道はさらに走りにくいため、中央高速を直進、駒ヶ根を目指すことにしました。
　こうして私の「南信州ぶらり旅」が始まりました。　
　最初に訪れたのが中央高速「飯田インター」を降りて昼神温泉、そして道の駅を探し平谷温泉へと足を延ばしました。
　実は私が日本に持ち込んだキャラバンは１、４トンの重さがあり、普通免許では牽引できません。　そこで仕方なく第一種牽引自動車免許を取るため駒ヶ根の自動車学校にお世話になったのです。
　ここの運転教習所は合宿制で一日２時間の教習でしたから空いた時間を使って周辺の下見としてオートキャンプ場を見て回ったのですがどこも狭くて２台分の駐車スペースを借りないと駐車できない計算になり、１泊１万円はかかることに気づきました。
　それではこれから３か月温泉巡りをするとして車代だけで９０万円もかかってしまい、ホテルに泊まっての旅行の方が安上がり、悩んだ末に近くの道の駅に行き、支配人に尋ねたら「ドライバーのための施設、それが道の駅ですから無料でご自由にお使いください。」と言う朗報を得たのです。
　道の駅は小泉首相が全国に配備した交通安全施設で約１０００か所あるそうです。
　私にとってはこれが大変ありがたい宿泊場所となったのです。　昼神温泉で温泉手形を買い、調べたら平谷に日帰り温泉付きの「道の駅」があることが分かり、最初の夜はそこに決めました。
　何しろ分からないだらけの日本で（何しろ２０年ぶりに帰国した母国で浦島太郎状態）温泉にでも入り、身を清めてからのリフレッシュ旅をしたいと考えたのです。
　キャラバンを停めようとしたら偶然にも私と同じ牽引型のキャンピングカーが既に停められていました。そこで横に停めさせていただき一服していると、さらに１台また１台とキャンピングカーが集まってきました。
　私は何もわからないのでお隣りのキャンパーの方へ挨拶に行ったのです。その方は名古屋大の大変な先生で休みの度にドイツ製のキャラバンカーを引いて旅を楽しんでいる強者。その上リッチな方ですから装備も万全。まさに動くホテルでの一人旅を愛犬と楽しんでいるとのことでした。（この名大の教授とはその後お付き合いをさせていただいています）
　道の駅の上手な使い方は、出会った人との旅情報の交換それがとても大切なことも教えられました。何とも思い出に残る平谷温泉ひまわりの湯でした。今頃紅葉が最高だと思います。

エリア 阿智・平谷(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

飯田の道の駅、ここの店長さんが温かいお言葉をくれました。

中央高速にて　　南アルプスの頂きには冠雪が見られた。

昼神温泉は名古屋からの車が多く、また、静岡からの名水取りをかねてドライブで来る方が多い。