日向佐土原　徳川幕府の宗教政策に従わないとして佐土原に追放されるも藩主島津忠高及び藩士の崇敬を受けた日蓮宗不受不施派名僧「日講上人遺跡」散歩

2013/10/14 - 2013/10/14

徳川幕府の宗教政策に従わなかったとして佐土原に流罪となった日蓮宗の日講上人（にっこう・しょうにん、１６２６～１６９８）が佐土原城・松尾丸の道路を隔てた東側高台の僧日講遺跡（宮崎県宮崎市佐土原町神田島）の地に骨を埋めた墓所があります。


２０２２年１１月１３日追記

墓所近くに建てられた説明板には次の通り紹介されています。

『　僧　日　講　遺　跡

昭和１７年県指定史跡

日講上人は日蓮宗不受不施派最高の学識者として尊敬されていましたが、江戸幕府の宗教政策に従わなかったため、寛文６年（１６６６）佐土原に預けられました。当時の４代藩主島津忠高は幕府から追放された上人を手厚くもてなし、藩士もいろいろな教えを受けました。

上人はこの地で日蓮宗の入門書として現在も大切にされている「録内啓蒙四十二冊」を著すなどしたほか、上人の没するまでの３２年間にわたる日記「説黙日課」を残しました。この日記は当時の佐土原を記した大切な資料となっています。
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　宮崎市教育委員会　』

エリア 宮崎市(宮崎)

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

日講上人墓・案内柱

日講上人墓

「僧日講遺跡」説明板

日講上人墓入口

僧日講遺跡・説明板

日講上人墓敷地

日講上人・墓所

墓所

「僧日構遺跡」説明板

市街風景

高台となっている日講上人墓所から北方の市街地を展望します。