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 2004年の2月にオーストラリアのパースに行きました。<br /> 同行者はなく、レンタカーでの移動でしたので、気ままといえば気ままですが、パースは初めてなので、まずは観光客なら誰もが行く観光名所から始めました。<br /> ちょっと違うのは、やたらビーチに行ったことです。<br /> というのは、私は砂に興味があり、国内外を問わず、旅行の際はついつい浜辺、川岸、砂漠といった所に足を運んでしまうのです。<br /> 今回の旅では内陸部の砂地にも行っているのですが、この稿ではまずパース近辺の砂地、すなわちビーチについてだけ触れます。内陸部については次回《パース(2)》で書くことにしますので、よろしかったらお読みください。<br /><br /> パース国際空港に着いたのは早朝6時。入国手続きを終えてレンタカーのカウンターに行くと、折りよく開いたところでした。<br /> とはいえ、その時間では行く所は限られてしまいます。そこでまずは・・・。

えっ! お墓にカンガルー? 《 オーストラリア・パース① 》

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2004/02/21 - 2004/02/28

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8

20

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 2004年の2月にオーストラリアのパースに行きました。
 同行者はなく、レンタカーでの移動でしたので、気ままといえば気ままですが、パースは初めてなので、まずは観光客なら誰もが行く観光名所から始めました。
 ちょっと違うのは、やたらビーチに行ったことです。
 というのは、私は砂に興味があり、国内外を問わず、旅行の際はついつい浜辺、川岸、砂漠といった所に足を運んでしまうのです。
 今回の旅では内陸部の砂地にも行っているのですが、この稿ではまずパース近辺の砂地、すなわちビーチについてだけ触れます。内陸部については次回《パース(2)》で書くことにしますので、よろしかったらお読みください。

 パース国際空港に着いたのは早朝6時。入国手続きを終えてレンタカーのカウンターに行くと、折りよく開いたところでした。
 とはいえ、その時間では行く所は限られてしまいます。そこでまずは・・・。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通
4.0
同行者
一人旅
航空会社
カンタス航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 【 モンガー湖 Lake Monger 】<br /><br /> 空港から車で30分弱だったでしょうか、モンガー湖という所に着きました。<br /> 黒鳥が沢山いて、観光客と見ると(?)近づいてきます。もちろん、餌が目当てです。<br /> 野生だそうですが、どうも人間に慣れ過ぎていて、野性には見えません。<br /> 黒鳥は西オーストラリア州の州鳥だそうですので、皆に大切にされて図に乗っているのかも知れません。<br /> そんな黒鳥の人気に便乗してか、オオバンも平気で足元にまとわりつき、餌を貰っています。<br /> 写真にはユリカモメも写っていますが、これは近くにスワン川という海水が入り込んでいる川があるためだと思います。

    【 モンガー湖 Lake Monger 】

     空港から車で30分弱だったでしょうか、モンガー湖という所に着きました。
     黒鳥が沢山いて、観光客と見ると(?)近づいてきます。もちろん、餌が目当てです。
     野生だそうですが、どうも人間に慣れ過ぎていて、野性には見えません。
     黒鳥は西オーストラリア州の州鳥だそうですので、皆に大切にされて図に乗っているのかも知れません。
     そんな黒鳥の人気に便乗してか、オオバンも平気で足元にまとわりつき、餌を貰っています。
     写真にはユリカモメも写っていますが、これは近くにスワン川という海水が入り込んでいる川があるためだと思います。

  • 【 ペリカン 】<br /><br /> おっと、忘れてはいけません。この湖にはペリカンも沢山います。<br /> 初めてオーストラリアに行ったときは、あちこちで野性のペリカンを見て驚いたものでした。ペリカンなんて、動物園のケージの中でしか見たことがなかったものですから。<br /> このときはもう驚かなくなっていましたが、やはり間近で見るペリカンは大きくて迫力があります。<br /> <br /> 湖畔は広い公園になっていて、他にも白いオウムだの色鮮やかなレインボーロリキートだの、日本では動物園でしか見られない鳥が沢山いて、飽きません。

    【 ペリカン 】

     おっと、忘れてはいけません。この湖にはペリカンも沢山います。
     初めてオーストラリアに行ったときは、あちこちで野性のペリカンを見て驚いたものでした。ペリカンなんて、動物園のケージの中でしか見たことがなかったものですから。
     このときはもう驚かなくなっていましたが、やはり間近で見るペリカンは大きくて迫力があります。
     
     湖畔は広い公園になっていて、他にも白いオウムだの色鮮やかなレインボーロリキートだの、日本では動物園でしか見られない鳥が沢山いて、飽きません。

  • 【 コフヌ・コアラパーク Kohunu Koala Park のコアラ 】<br /><br /> モンガー湖でたっぷり時間を費やしたあと、コフヌ・コアラパークに行きました。交通の便が悪く、車がないと行くのはためらってしまうような所です。<br /> そのせいか、あるいはまだ9時という時間のせいか、客は私のほかには1組しかいませんでした。<br /><br /> コアラが沢山いて、もちろん可愛いのですが、ただそれだけです。<br /> コアラというのは一日のほとんどを寝て暮らすということですが、どこのコアラ園に行っても結構動き回っている奴がいます。<br /> 動きは案外速く、ユーカリの葉をムシャムシャと、見ようによってはガツガツと食べています。<br /> ちなみにここではコアラを抱いて写真が撮れますが、30何ドルとかで、ボッタクリもいいとこです。むろん撮りませんでした。

    【 コフヌ・コアラパーク Kohunu Koala Park のコアラ 】

     モンガー湖でたっぷり時間を費やしたあと、コフヌ・コアラパークに行きました。交通の便が悪く、車がないと行くのはためらってしまうような所です。
     そのせいか、あるいはまだ9時という時間のせいか、客は私のほかには1組しかいませんでした。

     コアラが沢山いて、もちろん可愛いのですが、ただそれだけです。
     コアラというのは一日のほとんどを寝て暮らすということですが、どこのコアラ園に行っても結構動き回っている奴がいます。
     動きは案外速く、ユーカリの葉をムシャムシャと、見ようによってはガツガツと食べています。
     ちなみにここではコアラを抱いて写真が撮れますが、30何ドルとかで、ボッタクリもいいとこです。むろん撮りませんでした。

  • 【 フリーマントル Fremantle の町 】<br /><br /> スワン川の河口にあるフリーマントルという町に行ってみました。<br /> 途中で道を間違えたので30分以上かかりましたが、翌日は20分強で着きました。<br /> <br /> 古い町並みの残る町として知られていますが、古いといってもたかだか200年足らずですから、ヨーロッパで見る旧市街などとはかなり違います。高層の建物がないので、町全体が明るく見えます。<br />

    【 フリーマントル Fremantle の町 】

     スワン川の河口にあるフリーマントルという町に行ってみました。
     途中で道を間違えたので30分以上かかりましたが、翌日は20分強で着きました。
     
     古い町並みの残る町として知られていますが、古いといってもたかだか200年足らずですから、ヨーロッパで見る旧市街などとはかなり違います。高層の建物がないので、町全体が明るく見えます。

  • 【 ラウンドハウス Round House 】<br /><br /> オーストラリアで最初に作られた刑務所の跡です。<br /> フリーマントルには刑務所の町としての歴史があります。<br /> 最初は19世紀半ばにイギリスからの流刑者を収容し、第二次世界大戦のときは在豪イタリア人を敵国人として収容したそうです。その間にパース周辺は人口が急増し、それにつれて犯罪も多くなり、刑務所は新築、増築を重ねたようです。 

    【 ラウンドハウス Round House 】

     オーストラリアで最初に作られた刑務所の跡です。
     フリーマントルには刑務所の町としての歴史があります。
     最初は19世紀半ばにイギリスからの流刑者を収容し、第二次世界大戦のときは在豪イタリア人を敵国人として収容したそうです。その間にパース周辺は人口が急増し、それにつれて犯罪も多くなり、刑務所は新築、増築を重ねたようです。 

  • 【 おちゃめなオージー 】<br /><br /> ラウンドハウスは8つの房が中庭を囲むように配置された建物ですが、使い勝手が悪かったらしく、別の刑務所を作ることになったとか。<br /> その作業に駆り出されたのは囚人たちだったそうですから、囚人たちは「新居の建設」に張り切ったのか、それとも脱獄しにくい近代的刑務所を作る作業にいやいや従ったのか・・・と余計なことを考えてしまいました。<br /><br /> その中庭に、囚人を拘束する椅子が再現されていました。<br /> この青年、遊んでいた仲間がどこかに隠れてしまったのでしょうか。途方に暮れた感じで苦笑いをしていました。<br /><br /> このあと、「Sails Seafood Restaurant」という所でエビ料理を食べました。<br /> 食事中、目の前のビーチで子供たちが騒いでいたので目を向けると、イルカが1頭泳いでいました。

    【 おちゃめなオージー 】

     ラウンドハウスは8つの房が中庭を囲むように配置された建物ですが、使い勝手が悪かったらしく、別の刑務所を作ることになったとか。
     その作業に駆り出されたのは囚人たちだったそうですから、囚人たちは「新居の建設」に張り切ったのか、それとも脱獄しにくい近代的刑務所を作る作業にいやいや従ったのか・・・と余計なことを考えてしまいました。

     その中庭に、囚人を拘束する椅子が再現されていました。
     この青年、遊んでいた仲間がどこかに隠れてしまったのでしょうか。途方に暮れた感じで苦笑いをしていました。

     このあと、「Sails Seafood Restaurant」という所でエビ料理を食べました。
     食事中、目の前のビーチで子供たちが騒いでいたので目を向けると、イルカが1頭泳いでいました。

  • 【 ヒースコートビーチ Heathcote Beach 」<br /><br /> 翌朝、ホテルで砂のある所に行きたいと言うと、フリーマントルから海沿いに北上する道があるから、そこを走れば次々とビーチが現れると教えてくれました。<br /><br /> そこでまたフリーマントルまで行ったのですが、その途中で寄ったのがこのビーチです。<br /> といっても、ここは海ではありません。スワン川の左岸にあるヒースコートパークという公園です。

    【 ヒースコートビーチ Heathcote Beach 」

     翌朝、ホテルで砂のある所に行きたいと言うと、フリーマントルから海沿いに北上する道があるから、そこを走れば次々とビーチが現れると教えてくれました。

     そこでまたフリーマントルまで行ったのですが、その途中で寄ったのがこのビーチです。
     といっても、ここは海ではありません。スワン川の左岸にあるヒースコートパークという公園です。

  • 【 コテスロービーチ Cottesloe Beach 】<br /><br /> フリーマントルまで行ってスワン川を対岸に渡ると、間もなくコテスロービーチに出ます。パース市民の人気ナンバーワンのビーチだそうです。<br /> 確かにきれいなビーチで、海に面していくつかの豪邸が建っており、どれも億万長者が住んでいるそうです。<br /> そんなものを写真に撮って、後日妻に見られたら大変です。我が家との違いを責められても困りますから、この写真は建物が写らないように撮りました。

    【 コテスロービーチ Cottesloe Beach 】

     フリーマントルまで行ってスワン川を対岸に渡ると、間もなくコテスロービーチに出ます。パース市民の人気ナンバーワンのビーチだそうです。
     確かにきれいなビーチで、海に面していくつかの豪邸が建っており、どれも億万長者が住んでいるそうです。
     そんなものを写真に撮って、後日妻に見られたら大変です。我が家との違いを責められても困りますから、この写真は建物が写らないように撮りました。

  • 【 シティビーチ City Beach 】<br /><br /> そこから海沿いに北上すると、スワンボーンビーチ Swanbourne Beach、さらに走るとシティビーチ City Beach があります。<br /> さらさらした真っ白な砂で、遊ぶにはもってこいですが、波が荒いせいでしょうか、サーファー以外には泳いでいる人は見ませんでした。

    【 シティビーチ City Beach 】

     そこから海沿いに北上すると、スワンボーンビーチ Swanbourne Beach、さらに走るとシティビーチ City Beach があります。
     さらさらした真っ白な砂で、遊ぶにはもってこいですが、波が荒いせいでしょうか、サーファー以外には泳いでいる人は見ませんでした。

  • 【 トゥリッグビーチ Trigg Beach 】<br /><br /> 海沿いの道というのは爽快で、つい先へ先へと進んでしまいます。<br /> なにしろ目の前に広がるのはインド洋。水平線の彼方はアフリカですから気分もおのずから昂まります。<br /><br /> 立ち寄ったのはトゥリッグビーチ。サーフィンの名所だそうで、大勢のサーファーたちが波に浮いていました。<br /> ウインドサーフィンとボードサーフィンが入り混じっていて、今にもぶつかりそうでハラハラしました。<br /><br /> 結局この日はその先のヒラリーズビーチ Hillarys Beach まで行ってしまいました。

    【 トゥリッグビーチ Trigg Beach 】

     海沿いの道というのは爽快で、つい先へ先へと進んでしまいます。
     なにしろ目の前に広がるのはインド洋。水平線の彼方はアフリカですから気分もおのずから昂まります。

     立ち寄ったのはトゥリッグビーチ。サーフィンの名所だそうで、大勢のサーファーたちが波に浮いていました。
     ウインドサーフィンとボードサーフィンが入り混じっていて、今にもぶつかりそうでハラハラしました。

     結局この日はその先のヒラリーズビーチ Hillarys Beach まで行ってしまいました。

  • 【 ピナルーバレー墓地 Pinaroo Valley Cemetary 】<br /><br /> さてそのヒラリーズビーチ近くのレストランで遅い昼食を食べながら、ウエイターに近くの見どころはと訊いたところ、ピナルーバレー墓地に行ってみるよう勧められました。<br /> 墓地? まあ墓地というのはどこの国でもちょっと気持が改まる場所で、それなりにお国柄が出ていたりしますから、悪くはないと思います。<br /> <br /> で、行ってみました。なかなか見つかりません。森の中を曲がりくねった道があり、進んで行くとちょっとした広場のような所にカンガルーが沢山いるのが見えました。<br /> こんな町の近くに、どうしてカンガルーがいるのだろう?<br /> ともあれ、写真を撮ろうと思い、車を降りました。<br /><br /> カンガルーというのはイラストなどで見ると実に可愛く、事実お腹の袋から顔を出した赤ちゃんカンガルーは可愛いのですが、大人のカンガルーはちっとも可愛くありません。日中はたいていごろごろ寝ているし、起きて歩き回る姿もふてぶてしくて、憎らしいほどです。

    【 ピナルーバレー墓地 Pinaroo Valley Cemetary 】

     さてそのヒラリーズビーチ近くのレストランで遅い昼食を食べながら、ウエイターに近くの見どころはと訊いたところ、ピナルーバレー墓地に行ってみるよう勧められました。
     墓地? まあ墓地というのはどこの国でもちょっと気持が改まる場所で、それなりにお国柄が出ていたりしますから、悪くはないと思います。
     
     で、行ってみました。なかなか見つかりません。森の中を曲がりくねった道があり、進んで行くとちょっとした広場のような所にカンガルーが沢山いるのが見えました。
     こんな町の近くに、どうしてカンガルーがいるのだろう?
     ともあれ、写真を撮ろうと思い、車を降りました。

     カンガルーというのはイラストなどで見ると実に可愛く、事実お腹の袋から顔を出した赤ちゃんカンガルーは可愛いのですが、大人のカンガルーはちっとも可愛くありません。日中はたいていごろごろ寝ているし、起きて歩き回る姿もふてぶてしくて、憎らしいほどです。

  • 【 母子 ? 】<br /><br /> こんなに大きくなってもまだお母さんの袋に入りたいのでしょうか。それともまだ乳離れができていないのでしょうか。<br /><br /> ところで、易しい英語の本によくカンガルーの語源についての話が出てきます。<br /> イギリスの探検家、キャプテン・クックがオーストラリアで初めてカンガルーを見て、現地の人に「あれは何という動物か」と尋ねた。英語の解らない現地人は何を訊かれているか判らないので「カンガルー(判らない)」と現地語で言った。それを聞いたクックはそれがカンガルーという動物だと思い、それからその動物はカンガルーと呼ばれるようになった・・・というものです。<br /> まあ、よくできた話で私もずっと信じていましたが、どうもそれは作り話のようですね。

    【 母子 ? 】

     こんなに大きくなってもまだお母さんの袋に入りたいのでしょうか。それともまだ乳離れができていないのでしょうか。

     ところで、易しい英語の本によくカンガルーの語源についての話が出てきます。
     イギリスの探検家、キャプテン・クックがオーストラリアで初めてカンガルーを見て、現地の人に「あれは何という動物か」と尋ねた。英語の解らない現地人は何を訊かれているか判らないので「カンガルー(判らない)」と現地語で言った。それを聞いたクックはそれがカンガルーという動物だと思い、それからその動物はカンガルーと呼ばれるようになった・・・というものです。
     まあ、よくできた話で私もずっと信じていましたが、どうもそれは作り話のようですね。

  • 【 駆け回ったり、寝転んだり 】<br /><br /> カンガルーたちは駆け回ったり昼寝を決め込んだりと、我が物顔で過ごしています。<br /> と、私の足元に小さなプレートが埋め込まれているのが見えました。しゃがんで読んでみると、墓誌です。<br /> ハッとして辺りを見回すと、あります、あります。どれも地面と平らになっているので、意識して見ないとほとんど見えませんが、それぞれに名前と生年・没年が書かれ、短い文が添えられているものもあります。

    【 駆け回ったり、寝転んだり 】

     カンガルーたちは駆け回ったり昼寝を決め込んだりと、我が物顔で過ごしています。
     と、私の足元に小さなプレートが埋め込まれているのが見えました。しゃがんで読んでみると、墓誌です。
     ハッとして辺りを見回すと、あります、あります。どれも地面と平らになっているので、意識して見ないとほとんど見えませんが、それぞれに名前と生年・没年が書かれ、短い文が添えられているものもあります。

  • 【 供花 】<br /><br /> また見つけました。ま新しい花が供えてあります。<br /> あとで聞きましたが、カンガルーはこの花を狙っているのだそうです。供えた花は、あっという間に食べられてしまうのだとか。<br /> まあ、考えようによっては枯れたり萎れたりして汚くなるよりも、きれいなうちにすっかり食べられてしまう方がいいのかも知れません。<br /> それにしても、プレート以外に墓石のようなものは何もなく、周りの草地と区別はつきませんから、人々は埋葬された死者の上を歩いていることになります。<br /> プレートの真下にだけ、骨壺に入った遺骨が埋められているならいいのですが、もし土葬で足の下に横たわっているのだとしたら、なにか申し訳ないような気がします。

    【 供花 】

     また見つけました。ま新しい花が供えてあります。
     あとで聞きましたが、カンガルーはこの花を狙っているのだそうです。供えた花は、あっという間に食べられてしまうのだとか。
     まあ、考えようによっては枯れたり萎れたりして汚くなるよりも、きれいなうちにすっかり食べられてしまう方がいいのかも知れません。
     それにしても、プレート以外に墓石のようなものは何もなく、周りの草地と区別はつきませんから、人々は埋葬された死者の上を歩いていることになります。
     プレートの真下にだけ、骨壺に入った遺骨が埋められているならいいのですが、もし土葬で足の下に横たわっているのだとしたら、なにか申し訳ないような気がします。

  • 【 キングスパーク Kings Park 】<br /><br /> ビーチ巡りを終えて市内に戻り、キングスパークに行きます。<br /> ここはパースの顔のような場所で、おそらくツアーでは必ず行く所だと思います。<br /><br /> そんな有名な場所なのに、パース到着後すぐに行かなかった理由は、絵葉書やガイドブックでお馴染みの写真はすべて午後に撮ったものだと聞いたからです。午前中は逆光できれいに撮れないのだそうです。<br /> という訳で、撮った写真はこのとおり、見慣れたものになってしまいました。

    【 キングスパーク Kings Park 】

     ビーチ巡りを終えて市内に戻り、キングスパークに行きます。
     ここはパースの顔のような場所で、おそらくツアーでは必ず行く所だと思います。

     そんな有名な場所なのに、パース到着後すぐに行かなかった理由は、絵葉書やガイドブックでお馴染みの写真はすべて午後に撮ったものだと聞いたからです。午前中は逆光できれいに撮れないのだそうです。
     という訳で、撮った写真はこのとおり、見慣れたものになってしまいました。

  • 【 戦没者慰霊塔 】<br /><br /> キングスパークの一角にある慰霊塔です。第一次・第二次世界大戦での西オーストラリア州出身戦没者の名前が刻まれています。<br /> 手前の丸い所には慰霊のための火が灯っています。その下に WE WILL REMEMBER THEM と書いてあります。<br /> <br /> 日本人観光客が大勢いて、交代で写真を撮り合っていました。<br /> それはいいのですが、それぞれピースサインを出したり両手を頭上に広げてポーズを取ったりしていたのはどうかと思います。<br /> 沖縄のひめゆりの塔でも同じような光景を見ましたが、場所柄をわきまえてほしいものです。<br /> その人たちがいなくなるのを待って、この写真を撮りました。<br />

    【 戦没者慰霊塔 】

     キングスパークの一角にある慰霊塔です。第一次・第二次世界大戦での西オーストラリア州出身戦没者の名前が刻まれています。
     手前の丸い所には慰霊のための火が灯っています。その下に WE WILL REMEMBER THEM と書いてあります。
     
     日本人観光客が大勢いて、交代で写真を撮り合っていました。
     それはいいのですが、それぞれピースサインを出したり両手を頭上に広げてポーズを取ったりしていたのはどうかと思います。
     沖縄のひめゆりの塔でも同じような光景を見ましたが、場所柄をわきまえてほしいものです。
     その人たちがいなくなるのを待って、この写真を撮りました。

  • 【 ユーカリの花 】<br /><br /> ・・・だと思います。<br /> ユーカリには沢山の種類があるらしく、木によって花の形もかなり違いますので、それがユーカリそのものなのか、亜種なのか、どうも判りません。

    【 ユーカリの花 】

     ・・・だと思います。
     ユーカリには沢山の種類があるらしく、木によって花の形もかなり違いますので、それがユーカリそのものなのか、亜種なのか、どうも判りません。

  • 【 ユーカリの実 】<br /><br /> これは確かです。地元の人に聞きましたし、図鑑でも調べました。<br /> でもこの木は実だけになっているのに、上の写真は花の盛りですね。やっぱり種類によって花期も違うのでしょうか。<br /> 「そんなことを考えていたら、眠れなくなってしまいました」<br /> この台詞を知っている人、もうそんなにいないでしょうね。

    【 ユーカリの実 】

     これは確かです。地元の人に聞きましたし、図鑑でも調べました。
     でもこの木は実だけになっているのに、上の写真は花の盛りですね。やっぱり種類によって花期も違うのでしょうか。
     「そんなことを考えていたら、眠れなくなってしまいました」
     この台詞を知っている人、もうそんなにいないでしょうね。

  • 【 ハマナスの花 ? 】<br /><br /> これは何でしょうか ?<br /> 葉は絶対ハマナスだと思いますが、花の形や色が違います。<br /> 我ながら無知の極みで恥じ入るばかりですが、どなたかご存知でしたら教えてください。<br /> 柄にもなく花の写真など撮ったことを後悔しています。

    【 ハマナスの花 ? 】

     これは何でしょうか ?
     葉は絶対ハマナスだと思いますが、花の形や色が違います。
     我ながら無知の極みで恥じ入るばかりですが、どなたかご存知でしたら教えてください。
     柄にもなく花の写真など撮ったことを後悔しています。

  • 【 ワトルの花とユーカリの花 ? 】<br /><br /> 黄色いのはオーストラリアの国花ワトルです。<br /> そう思って撮りましたが、こうして見ると葉が全然見えません。ユーカリの葉とはまったく違う形をしているので、写っていれば見分けはつくのですが。<br /> <br /> 以上、花を知らない人間が4枚も花の写真を載せたために、曖昧、不確か、いい加減な記事になってしまいました。<br /> 次回は私の好きな砂を訪ねてピナクルズに行った様子を書きますので、お許しください。

    【 ワトルの花とユーカリの花 ? 】

     黄色いのはオーストラリアの国花ワトルです。
     そう思って撮りましたが、こうして見ると葉が全然見えません。ユーカリの葉とはまったく違う形をしているので、写っていれば見分けはつくのですが。
     
     以上、花を知らない人間が4枚も花の写真を載せたために、曖昧、不確か、いい加減な記事になってしまいました。
     次回は私の好きな砂を訪ねてピナクルズに行った様子を書きますので、お許しください。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • みかちゃんっすさん 2020/05/06 19:10:05
    オーストラリア懐かしい~♥
    ねんきん老人さん、またまたお邪魔させて頂きました!
    オーストラリアは20年以上前にハネムーンで訪れた思い出の場所です!
    コアラは抱っこして写真撮ってもらい、爪が鋭くてしがみついてくるのでTシャツに穴が開くかとヒヤヒヤしました。
    カンガルーには餌を挙げたのですが、「早くちょうだい」と後ろから肩を引っ張られ「デカッ!」とビビりながら与えました。
    ゴールドコーストで泳いでるときペリカンが普通に浜辺に沢山いるのでビックリしました!(プライベートビーチだったからかな?)
    初海外旅行だったので、何もかもセンセーショナルで面白かったです♪
    また行きたいと旦那様と言っていたのに未だ実現できていません・・・( ノД`)
    いつか訪れたいとは思っています!
     また訪問させて頂きますね~!

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2020/05/06 19:35:17
    新婚旅行で行かれたのですか!
     みかちゃんっすさん、オーストラリアの旅行記を開いてくださって、ありがとうございました。
     新婚旅行で行かれたのですか! それはそれは、特別な場所ですね。 初めての海外旅行だったので、何もかも面白かったということですが、なに、初めてでなくたって、海外旅行は楽しいものですし、それが旦那様と一緒だったということなら、なおさらです。
     20年経って、まだ再訪の願いが叶っていないということですが、その20年にはオーストラリア旅行とはまったく別の毎日があって、それが起伏に富んだリアルな毎日だったのだと思います。
     私も妻と旅行をすると、また来たいねというような会話が多かったのですが、ほとんど実現していません。 良くも悪くもやりたいことや行きたい場所が次々と現れてきて、一度行ったところは「そのうち」ということになってしまうのです。
     そして、やっと実現したときには、前回となんだか印象が違って、ちょっとばかりがっかりするということが多いのも事実です。

     私の妻は3年前に死にました。 45年間、私を支えてくれた妻との約束を果たすため、この3年間は、妻と行った所を訪ね回っていますが、旅先でいくら妻に話しかけても返事がなく、妻が喜んでいるのかどうかも分かりません。

     みかちゃんっすさんは、旦那様との毎日を大切になさって、旅先でも、家の中でも、旦那様と一緒にいられることを感謝してください。
     出かけるばかりが価値あるものでもありませんので、どこにいても一瞬々々の幸せを大切にしていただきたいと思います。
     
     おっと、なんだか説教じみた書き方になってしまいました。 お許しください。

    ねんきん老人

    みかちゃんっす

    みかちゃんっすさん からの返信 2020/05/06 20:29:08
    RE: 新婚旅行で行かれたのですか!
    ねんきん老人さん、早速のお返事ありがとうございます!
    フォローまでして頂きありがとうございます!
    奥様お亡くなりになったとお聞きして心中如何許りかとお察しします・・・。
    いえ、悲しみは本人様にしか分からない事だとは思います。
    実はあまり言いたくなかったのですが、私も次男坊を5年前に亡くしておりまして・・・。
    まだ20歳前の若いまま突然の事故であっけなく逝ってしまいました・・・。
    親より先に逝くなんて親不孝者です・・・。
    その息子が生きていたらやりたいこともたくさんあっただろうにと短い人生後悔したくないと思い立って海外旅行も行けるときに行こうと決断しました!
    人生何が起こるか分かりません!
    元気で体力が持つ限りやりたいことを実行しようと思っています!
    コロナウイルスもまさかこんなに恐ろしいウイルスだなんて誰が想像したでしょうか?
    コロナに負けず頑張って乗り切りましょう〜!
    旦那様も大事にしないといけないのですが・・・
     また訪問させて頂きますね〜!

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2020/05/06 21:08:39
    ご子息が・・・・
     なんと!  ご子息が20歳の節目も見ずに亡くなられたとは・・・。
     何を申し上げても慰めにならないことは分かっておりますし、お慰めしようという大それたことも思いません。
     せめて、毎日の出来事、喜怒哀楽をご次男に語り掛けることで、ご本人が生身で体験できなかった5年間を共にし、これからの年月をご次男と分かち合うように心がけてゆかれたら・・・と無責任なことを考えています。

     私が妻を亡くしてからさんざん聞かされた慰めの言葉で、一番納得がいかないし、腹立たしくもある言葉は「早く忘れなさい」とか「気が紛れるようなことをしなさい」というものです。
     誰が忘れるものか! 気を紛らわしたくなんかない!
     辛くたって、悲しくたって、365日24時間、妻のことを思っていなければ、私より早く人生を奪われた妻が可哀想だと、私は思っています。 (妻は迷惑かもしれませんが)

     ご子息が、平均的にはあと70年くらいあった筈の人生を失ったのですから、生き残った者が少々辛い思いをするくらい何でもないこと。 どうぞいつでもどこでもご子息のことを思い続けてください。

     またしても余計なことを申し上げてしまいました。
     遅い時間に不躾なことを書き並べた失礼をお詫び申し上げます。

    ねんきん老人

    みかちゃんっす

    みかちゃんっすさん からの返信 2020/05/06 22:21:21
    RE: ご子息が・・・・
    ねんきん老人さん、早速のお返事ありがとうございます!
    ご心配をおかけして申し訳ありません。
    私もねんきん老人さんと同じように職場の年配の方に「早く忘れなさい」と言われてムッとしたことがあります!
    お腹を痛めて産んだ我が子ですし、色々手のかかる子でしたし、思春期は大変でしたが、どうして忘れることが出来るでしょうか?
    その方は早く立ち直る様にと慰めたつもりなのでしょうが、ご自分も子供や孫がいるのに全く人の気持ちが分からない人だな〜と悔しくも悲しくもなりました・・・( ノД`)
    天の邪鬼な性格なので「忘れるもんか!親なんだから忘れるわけないじゃん!いつも一緒だよ!」と固く誓って反骨精神で突き進んでいます!
    こういう緊急時に人間の本性って分かるものなのですよね〜。
    同じ立場にならないと気持ちなんて理解できないのでしょうね〜。
    悲しみはいつまでも癒せませんが、思い出はいつまでも忘れることはありません!
     また訪問させて頂きますね〜!
  • pedaruさん 2015/12/05 05:21:57
    オーストラリア
    ねんきん老人さん お早うございます。

    墓地でカンガルーが遊んでいる・・と言うのは驚きです。

    私はそれよりもあの「おちゃめなオージー」が気になります。彼の仲間が隠れているのならまだ安心ですが、忘れて何処かへ遊びに行ってしまった、ということはないでしょうね〜

    彼の自由が効かないことをいいことに、おちゃめなねんきんさん、彼の鼻をコチョコチョしたり脇の下をくすぐったりしてないでしょうね〜・・ねんきんさんならやりそうです。これが一番気になります♪

    pedaruの妄想をお許し下さい。

    pedaru

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2015/12/05 10:50:52
    ご指摘のとおりです。
    pedaru さん、拙稿への書き込み、ありがとうございました。

     相変わらず、聞いたこと読んだことを「なるほど」で片づけずに、その先に「こうだったのでは?」「こうすれば」と想像で肉付けしていくユーモアに「参った」と笑うばかりです。

     実は仰るとおり、ちょっとだけイタズラしました。
     あの拘束具は上下の板が重なる部分にくさびが差し込んであり、簡単に抜けるのですが、もちろん拘束されている本人の手は届きません。
     あのオージーは私が笑っていた最初のうち(たぶん30秒足らず)は作り笑いをしていましたが、そのあと私にそれを抜いてくれと頼みました。
     私は力を込めて抜こうとするポーズをとり、固くて抜けないと嘘を言いました。むろん彼はそれが冗談だと分かっていて、最初は笑っていましたが、別の観光客が足を止めるに及んで笑顔がややゆがんできました。
     私もこれはやり過ぎかなと思ったとき、別の人が笑いながら近づいてきて、なんなくくさびを引き抜き、一件落着となりました。
     ただ、私がその刑務所跡を出るまで、彼の友達らしい人の姿は見ませんでした。ひょっとしたらpedaru さんのご想像どおり、どこかに行ってしまったのかも知れません。
     彼らの友情が壊れないことを祈るのみですが、私がもう少し早く抜いていれば、彼は友達に追いついたかも知れないと言われると・・・。彼が私の顔を覚えていませんように。

    ねんきん老人


  • 琉球熱さん 2015/09/23 23:07:20
    文化の違い?
    ねんきん老人さん、こんにちは

    平標山の旅行記に投票いただき、ありがとうございます。

    ところで、墓碑銘が地面に埋め込まれていて間違って踏んでしまいそうになる・・・そんな墓苑のあり方と言うのは日本では考えられませんが、これも文化の違いなのでしょうか?
    なにかとても失礼な行為のような気がするのですが・・・

    それでも戦没者の慰霊碑は沖縄の平和祈念公園とそっくりですね。
    そこで能天気に記念写真を撮る観光客が多いという点も然りです。

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