2013/09/05 - 2013/09/08
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Elliott-7さん
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・・ エピローグ ・・
たった四日間の旅であったが、そこから得るものは多く、特に長年の思いであった慰霊碑と墓地を参拝できたことが何よりも嬉しい。
皆さんの旅行記を拝見させてもらうと、グルメや買い物など楽しそうな描写が多いようだが、私はできるだけ現地の人々の素顔や日常生活を観察するのが好きなので、おいしい食べ物やレストランには余り関心がない。
墓参、慰霊碑参拝というどちらかと言えば、”暗い”イメージがあるやもしれず。しかし、あえてそちらから目を背けず、過去シベリアで実際にあったことで、抑留者たちが強制労働を強いられ多くの人命が失われたという事実と向き合うことが大切だと思い、旅行記にアップした。
そういう抑留者たちの心情を歌った唄を覚えている方もいるだろう。
「ハバロフスク小唄」や「異国の丘」という歌があるが、この歌を知っているのはかなり年配の方だと思うが・・・。
「ハバロフスク小唄」の一節に、(作詞:野村俊夫 作曲:島田逸平)
♪ ららら ハバロフスク いつの日に妻や子と逢えるやら 男泣きする夢ばかり
やがて帰れるその日まで あの山をこの川を後にして 早く行きたい 故郷(クニ)の空
「異国の丘」の一節にも、
♪今日も暮れゆく異国の丘に 友よ辛かろ 切なかろ 我慢だ待ってろ
嵐が過ぎりゃ 帰る日もくる 春が来る
という歌詞がある。これはシベリアに抑留された作曲家・吉田正が作曲した歌で、帰国を待ち望む兵士たちの間で歌われた歌としてよく知られている。
雑感
・ロシアビザを申請する際に、前もって旅行代理店にパスポートを預けておく必要がある。(個人申請は別だが)
・ロシアのホテルに宿泊する際、VOUCHER バウチャーという聞きなれない書類が必要。
誰が、いつどこのホテルにいつからいつまで宿泊するか、どこの代理店が発酵したかなど記載されているもの。
・ハバロフスク空港にもDFショップがあるが、現金支払いはUS$かユーロの何れかだった。
・ホテルチェックインの際は、パスポートとバウチャーをフロントに提出し預けておき、翌日でなければパスポートを渡してくれないと聞いていたが、そういうことはなかった。
チェックアウトするまで、フロントに預けっぱなしでも構わないとのこと。街を歩いていて警官にパスポートの提示を求められるようなことはなかった。
・入国の際、ロシアの税関申告書が必要なのは大金所持、高級品などで普通の場合は必要なかった。
・ロシア入出国カードは到着前に機内で配布されるが、即記入しておいたほうが良い。活字が小さく、記入箇所が狭いので目が悪い人は書きづらいです。記入漏れがあると入国審査でかなり時間がかかる。
出国用カードは紛失しないように大切に所持しておきましょう。入国審査も出国審査もかなり時間がかかることを覚悟しておくこと。係員はほとんど女性でたまに男性の警備員がいる。
・バスや路面電車のドライバーや車掌さんは圧倒的に女性が多い。ただしマイクロバスは男性ドライバーだった。
・このホテルの上階には、「ユニハブ」という日本食レストランがある。外に食べに出るのが面倒なので行ってみた。旨かったのはアサヒ生ビールだけ、ロシアへ行ってまで日本食でもないけど・・・、
客が少ないのに、恐ろしく長時間待たせるし店員のサービスは悪い!
ただ、ここからアムール川に沈む夕日は最高に美しかった。
・・ まとめ ・・
ハバロフスクまでは成田から僅か2時間半で行ける。遠くて近い国とはよく言ったものである。周囲の者に”ハバロフスク”へ行ってきたと言うと、”あんな遠いところへ・・”という思い込みがあるようで、たったの2時間半で行けるというと一様に驚いていた。
ハバロフスクは確かに近いけれど、ビザ申請の簡素化、入出国審査の迅速化などまだまだやるべきことが多いように思う。
北方領土など未解決の課題もあるが、もっと日露間交流を図れるのではないだろうか。西欧に比べても何となく敷居が高い気がする。
それでも市内を走っているほとんどの車は日本車である。極寒の地で故障なく走れる日本車は人気があると聞いたことがある。
日本車(ほとんどトヨタの一人勝ち)が、これだけ多いとやはり嬉しくなってしまう。自分としてはマツダ車の奮起を期待したいところであるが。
次回は、冬、アムール川が氷結した極寒の時期に行ってみたいものだ!
なお、Youtubeに「極東ロシア・ハバロフスク紀行・・陽水の五月の別れ」をバックミュージックに動画をアップしました。旅行記に使用した画像ばかりですが。。お暇ならどうぞ! (5分35秒)
https://www.youtube.com/watch?v=9IGQB7niOUs
「極東ロシア・ハバロフスクを訪ねて・・」は、これで終了!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
市内での移動はもっぱら公共交通機関を利用することにした、
バスあり、路面電車ありトロリーバスありと
路線がわかればもっと利用できたのにと・・・ -
このようなマイクロバスも活躍していた、
このバスには、車掌はおらず運転手一人なので、降りる時直接運賃を支払う・・
ほとんど男性ドライバーだった・・ -
これは空港とホテル間の送迎車
ホテルチェックアウト後、迎えに来てくれたが空港まで飛ばすわ飛ばすわ!
空港での出国手続きは、2時間前でなく1時間くらい前だった。
それでも間に合った。 -
このたび乗車したバスなどの乗車券、
車掌さんは指に巻いたチケットを代金と引き換えに無造作に契って渡す、
ミシン目が入っていないので、このような切り口になってしまう。
せめてミシン目でも入れておけばと余計なことを考えてしまった・・
これもお国柄か? -
駅のホームで見たもの
列車の屋根に大型の衛星GPSが設置してあった・・
日本では見られない代物!
シベリア大地を駆け抜けるためには、必要なのだろうか? -
駅のホームへは正面待合室からしか行けないと思ってたら、外から直接ホームに行けることがわかった・・
駅構内には警官がチェックしているが、外から自由にホームに出られるところが面白い!
駅の列車時刻表示はモスクワ時間だった! -
このたびお世話になったインツアー・ハバロフスク発行日本語版ガイドブック・・
大変役にたった・・ スパシーバ! -
世話係りの人が常駐しているデスクはホテル各階にある・・
係りのおばさんは三交代で常時ここに座ってバンを張っている。
泊り客はエレベーターを降りたら必ずここのおばさんと目が合う・・
なのに、夜、なぜ見知らぬ女性が部屋のドアをノックするのだろうか?
おばさん黙認か? それともリベートが入る仕組みか? -
アエロフロート機内で使用されていたヤカンに驚いた・・
日本の伝統工芸の、鎚起銅器(ついきどうき)のようなもので、これは銅製でないが表面を槌で叩くときあのデコボコした形になる。
特に日本では、燕鎚起銅器といって新潟県の燕市で生産されるヤカンが特に有名だが、なぜ?
アエロフロート機内で使用されているのか珍しかったので、写真を撮らせてもらった。銅製でなく錫製のようだったが・・
中は暑いお湯だった。プラスチック製ポットしか見たことがないので、これにはびっくり!! -
ハバロフスク空港待合室の様子
代金はルーブルが使用できず、ユーロ?、またはUSドル$だった。なぜかお釣りはルーブルだった! カード利用可!
品数も少なくウオッカかチョコくらいか・・・ -
ハバロフスク空港二階待合室にて、出発を待つ。
ここからいくらでも写真が撮れるのに、下で撮ると何故あのように厳しいのだろうか?
不思議でならない! -
アムール川に沈む夕日がとても素晴らしかった、
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