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<br />   ・・ ハバロフスク市街散策 ・・<br /><br /> 翌6日の土曜日、天気は快晴。<br /><br /> 今日の予定も、完全なフりー。現地ツアー会社にオプションを依頼することも考えたが、一人の場合ガイド料がかなり高くつく。それより自分でどれだけ待ち歩きができるのか試したい。食後、一人で市内探訪に出かけた。<br /><br /><br />  ・・ 慰霊巡拝団との出会い ・・<br /><br /> 朝食をホテルのレストランで食べていると偶然、ご高齢の日本人グループと一緒になり話す機会があった。 <br /><br /> 私が一人旅だと言うと驚いていたが、「あなた方はどんなグループですか?」と尋ねると、厚労省が主催した”シベリア抑留中死亡者慰霊巡拝団”というネームタグを見せてくれた。<br /> <br /> 総勢12名、全国各地から参加された方々で、皆さんは親や兄弟がここ異国の地で抑留され強制労働を課せられて亡くされた方々である。その慰霊のためにやって来られたのだという。<br /> <br /> 厚労省はシベリアで亡くなられた方々の遺族を全国から探し集め、60年経った今なお毎年慰霊団を現地の墓地に案内しているという。<br /> 参加者は親や兄弟が無念の死を遂げた現地で献花し、お線香を手向けることで、霊を慰めたいとの思いから参加されたと言われる。<br /><br /> 昨日、”コムソモリスク”というところへ行き、今朝早くこのホテルにチェックインされたのだという。私も明日は一人で二ヶ所廻る予定ですよ、と言うと「えっ、お一人でですか?」と驚かれた様子だった。<br /> <br /> たぶんこの方々もハバロフスクにある、平和慰霊公苑と日本人墓地の二ヶ所は巡拝されるはずである。<br /><br /><br />   ・・ 市街散策 ・・<br /><br />  食後、市街散策に出かけることにした。移動手段は徒歩と公共交通機関のバスなのだが、果たして乗りこなせるだろうか。市内を走るバス路線ルートはさっぱりわからないが、間違えたら乗り換えれば何とかなるだろう。”案ずるよりは産むが易し”というではないか。<br /><br /> ホテルの周辺には、赤軍博物館、郷土誌博物館、極東美術館、考古学博物館など観光名所が沢山あるので、一通り見学後、再び昨日行った”文化と休息の公園・アムールスキー公園”へ行く。<br /><br /> 天気がよくしかも土曜日とあって大勢の市民が公園で憩う。しかし、アムール河畔の遊歩道は完全に水没しているので、散策する訳にはいかない。<br /> 他の人のブログで見た遊覧船なぞどこにも見当たらないし、ましてやとてもアムール川の遊覧船に乗れるような状況ではない。河畔の要所々々には迷彩服を着た兵隊が睨みをきかせている。<br /> <br /> 公園を一廻りした後、そのすぐ上にある”ウスペンスキー大聖堂”を見学、そこからツルゲーネフ通りを歩き、五つの金色に輝くドームをもつ極東ロシアで最大の”スパソ・プレオプラジェンスキー大聖堂”へと向かう。<br /><br /> ”スパソ・プレオプラジェンスキー大聖堂”は、ロシア正教会ハバロフスク大主教の直轄聖堂とのこと。<br /><br /> その大聖堂の側に永遠の火が灯る”栄光広場”がある。<br /><br />   ・・ 栄光広場 ・・<br /> <br /> アムール川に面した高台に栄光広場・グローリー広場と第二次大戦慰霊碑(どちらもロシア側のもの)があり、ここには、戦後、ずっと守り続けられている戦没者を偲ぶとこしえ(永遠の火)の火が今も燃え続けていた。<br /><br />

極東ロシア・ハバロフスクを訪ねて②・・・シニア一人旅・ハバロフスク市街を歩く!part1

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2013/09/05 - 2013/09/08

36位(同エリア189件中)

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62

Elliott-7

Elliott-7さん


   ・・ ハバロフスク市街散策 ・・

 翌6日の土曜日、天気は快晴。

 今日の予定も、完全なフりー。現地ツアー会社にオプションを依頼することも考えたが、一人の場合ガイド料がかなり高くつく。それより自分でどれだけ待ち歩きができるのか試したい。食後、一人で市内探訪に出かけた。


  ・・ 慰霊巡拝団との出会い ・・

 朝食をホテルのレストランで食べていると偶然、ご高齢の日本人グループと一緒になり話す機会があった。

 私が一人旅だと言うと驚いていたが、「あなた方はどんなグループですか?」と尋ねると、厚労省が主催した”シベリア抑留中死亡者慰霊巡拝団”というネームタグを見せてくれた。
 
 総勢12名、全国各地から参加された方々で、皆さんは親や兄弟がここ異国の地で抑留され強制労働を課せられて亡くされた方々である。その慰霊のためにやって来られたのだという。
 
 厚労省はシベリアで亡くなられた方々の遺族を全国から探し集め、60年経った今なお毎年慰霊団を現地の墓地に案内しているという。
 参加者は親や兄弟が無念の死を遂げた現地で献花し、お線香を手向けることで、霊を慰めたいとの思いから参加されたと言われる。

 昨日、”コムソモリスク”というところへ行き、今朝早くこのホテルにチェックインされたのだという。私も明日は一人で二ヶ所廻る予定ですよ、と言うと「えっ、お一人でですか?」と驚かれた様子だった。
 
 たぶんこの方々もハバロフスクにある、平和慰霊公苑と日本人墓地の二ヶ所は巡拝されるはずである。


   ・・ 市街散策 ・・

  食後、市街散策に出かけることにした。移動手段は徒歩と公共交通機関のバスなのだが、果たして乗りこなせるだろうか。市内を走るバス路線ルートはさっぱりわからないが、間違えたら乗り換えれば何とかなるだろう。”案ずるよりは産むが易し”というではないか。

 ホテルの周辺には、赤軍博物館、郷土誌博物館、極東美術館、考古学博物館など観光名所が沢山あるので、一通り見学後、再び昨日行った”文化と休息の公園・アムールスキー公園”へ行く。

 天気がよくしかも土曜日とあって大勢の市民が公園で憩う。しかし、アムール河畔の遊歩道は完全に水没しているので、散策する訳にはいかない。
 他の人のブログで見た遊覧船なぞどこにも見当たらないし、ましてやとてもアムール川の遊覧船に乗れるような状況ではない。河畔の要所々々には迷彩服を着た兵隊が睨みをきかせている。
 
 公園を一廻りした後、そのすぐ上にある”ウスペンスキー大聖堂”を見学、そこからツルゲーネフ通りを歩き、五つの金色に輝くドームをもつ極東ロシアで最大の”スパソ・プレオプラジェンスキー大聖堂”へと向かう。

 ”スパソ・プレオプラジェンスキー大聖堂”は、ロシア正教会ハバロフスク大主教の直轄聖堂とのこと。

 その大聖堂の側に永遠の火が灯る”栄光広場”がある。

   ・・ 栄光広場 ・・
 
 アムール川に面した高台に栄光広場・グローリー広場と第二次大戦慰霊碑(どちらもロシア側のもの)があり、ここには、戦後、ずっと守り続けられている戦没者を偲ぶとこしえ(永遠の火)の火が今も燃え続けていた。

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  •  ハバロフスク市内マップ

     ハバロフスク市内マップ

  • <br /> 赤軍博物館


     赤軍博物館

  • <br /> <br /> 郷土誌博物館


     
     郷土誌博物館

  • <br /> 赤軍博物館の外には大砲が\\<br />


     赤軍博物館の外には大砲が\\

  • <br /> 木立を抜けて公園へ


    木立を抜けて公園へ

  • <br /> アムール川が見えてくる


     アムール川が見えてくる

  • <br /> 遊歩道には降りられない


     遊歩道には降りられない

  • <br /> 迷彩服を着た軍人が警備している・・


     迷彩服を着た軍人が警備している・・

  • <br /> 完全に水没した遊歩道・・


     完全に水没した遊歩道・・

  •  アイスクリームを売ってるな!<br />

     アイスクリームを売ってるな!

  • <br /> ロシアのアイスは旨いそうだから、買ってみるか・・」<br /><br />


     ロシアのアイスは旨いそうだから、買ってみるか・・」

  • <br /> 確かに旨かった!


     確かに旨かった!

  • <br /> 天気がよい週末のひととき・・


     天気がよい週末のひととき・・

  • <br /> この先は行き止まり・・<br /><br /> ゲートは施錠されているので、河畔に下りることはできない・・<br /><br /> 


     この先は行き止まり・・

     ゲートは施錠されているので、河畔に下りることはできない・・

     

  • <br /> 金髪の可愛い娘さんと出会う・・<br /><br /> ナイスプロポーション! <br /><br /> 「ロシアは美人が多いですよ」は、、、本当だった! 


     金髪の可愛い娘さんと出会う・・

     ナイスプロポーション! 

     「ロシアは美人が多いですよ」は、、、本当だった! 

  • <br /> 写真撮ってもいいですか?  ダー、<br /><br /> 快く応じてくれたので、スパシーバ!<br /><br /> 笑顔がとてもいい!


     写真撮ってもいいですか?  ダー、

     快く応じてくれたので、スパシーバ!

     笑顔がとてもいい!

  • <br /> いつもなら河畔を散策できるのだが・・


     いつもなら河畔を散策できるのだが・・

  • <br /> ここから先は立ち入り禁止!


     ここから先は立ち入り禁止!

  • <br /> 日光浴中!


     日光浴中!

  • <br />   公園の中で見かけた何かの記念碑・・


       公園の中で見かけた何かの記念碑・・

  • <br /> その記念碑に極東ロシアの銅版レリーフが・・


     その記念碑に極東ロシアの銅版レリーフが・・

  • <br /> 昨日もやってきた、ウスペンスキー大聖堂<br /> 


     昨日もやってきた、ウスペンスキー大聖堂
     

  • <br /> ウスペンスキー教会の正面には、イコンが・・


     ウスペンスキー教会の正面には、イコンが・・

  • <br /> 教会広場には十月革命についで起こった国内戦争を偲ぶ赤軍とパルチザンの記念碑が建っている・・・<br />


     教会広場には十月革命についで起こった国内戦争を偲ぶ赤軍とパルチザンの記念碑が建っている・・・

  • <br />  教会広場で・・


      教会広場で・・

  • <br /> 教会広場からツルゲーネフ通りへ出る・・<br /><br /> レンガ建ての建物は帝政ロシア時代のものか?


     教会広場からツルゲーネフ通りへ出る・・

     レンガ建ての建物は帝政ロシア時代のものか?

  • <br />  ツルゲーネフ通りを東へ進む・・


      ツルゲーネフ通りを東へ進む・・

  • <br /> ウスリー並木通りを過ぎ・・


     ウスリー並木通りを過ぎ・・

  • <br /> ウスリー並木通り、この先は河畔に出る


     ウスリー並木通り、この先は河畔に出る

  • <br /> ツルゲーネフ通りの突き当たり、アムール川に面した高台に広場がある。広場の上に極東ロシア最大のスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂がそびえたっている。


     ツルゲーネフ通りの突き当たり、アムール川に面した高台に広場がある。広場の上に極東ロシア最大のスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂がそびえたっている。

  • スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂は金色の五つのドームが特徴で、飛行機からもよく見える。

    スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂は金色の五つのドームが特徴で、飛行機からもよく見える。

  • <br /> その側にある教会もまた素晴らしい!


     その側にある教会もまた素晴らしい!

  •   何という教会か名前が不明だが、小生大変気に入った・・

     何という教会か名前が不明だが、小生大変気に入った・・

  •  <br /> アムール川を臨む高台に建つ、スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂

     
     アムール川を臨む高台に建つ、スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂

  • <br /> 教会の中に入らせてもらう・・<br /><br /> 見事な聖画・イコンが、ローマカトリックとは明らかに違う・・<br /><br /> これを見られただけで満足々々、


     教会の中に入らせてもらう・・

     見事な聖画・イコンが、ローマカトリックとは明らかに違う・・

     これを見られただけで満足々々、

  • <br />キャンドルに灯を点し、健康を祈願する・・<br /><br />一本30ルーブルだった。


    キャンドルに灯を点し、健康を祈願する・・

    一本30ルーブルだった。

  • <br /> 大聖堂の外を廻ってみよう・・<br /> <br /> 


     大聖堂の外を廻ってみよう・・
     
     

  •  女学生らしき娘さんが絵を描いていた・・・<br /><br /> 上手だ!

     女学生らしき娘さんが絵を描いていた・・・

     上手だ!

  • <br /> 許可をもらって写真を撮らせてもらう・・


     許可をもらって写真を撮らせてもらう・・

  • <br /> スパシーバ!


     スパシーバ!

  • スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂を後にして、栄光広場へ行ってみよう

    スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂を後にして、栄光広場へ行ってみよう

  • <br /> 教会広場の下は、栄光広場がある。


     教会広場の下は、栄光広場がある。

  • <br />この慰霊碑は、ファシスト・ドイツに対する戦勝40周年を記念して建てられたという。


    この慰霊碑は、ファシスト・ドイツに対する戦勝40周年を記念して建てられたという。

  •  ファシスト・ドイツと戦って戦死した兵士の名前が刻まれている、<br />

     ファシスト・ドイツと戦って戦死した兵士の名前が刻まれている、

  • <br /> 今も戦没者を偲ぶ永遠の灯が燃えていた・・


     今も戦没者を偲ぶ永遠の灯が燃えていた・・

  • ここは、ソ連時代やロシア時代に起きた戦争の犠牲者を偲ぶ市民の慰霊のための広場なのである・・・<br /><br /><br /> 次の目的地は、バスに乗って移動する・・

    ここは、ソ連時代やロシア時代に起きた戦争の犠牲者を偲ぶ市民の慰霊のための広場なのである・・・


     次の目的地は、バスに乗って移動する・・

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