2013/07/06 - 2013/07/06
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まみさん
日本でのふだんの生活でもバレエを中心に週1~2回の頻度で観劇にはまっている私です。
ロシア旅行中、できればモスクワとサンクトペテルブルグでバレエを観劇したいと思っていました。
初めてロシアを訪れた2000年9月のモスクワとサンクトペテルブルグの旅12日間では、サンクトペテルブルグでムソルグスキー劇団バレエ(日本ではレニングラード・バレエとして知られている現ミハイロフスキー・バレエ)とフォークショー、モスクワでボリショイ・バレエを見ることができました。
13年後の今回の旅行時期は7月。
夏はバレエやオペラなどはシーズン・オフなので、どこもお休みかもしれないと思いつつも、ダメ元でチェックしてみました。
しかも、大学病院での検査の結果、当面、手術不要との結論が出て、海外旅行に行けることが確定したのは出発1週間半前だったので、チェックしたのは出発直前に近かったです。
案の定、モスクワのボリショイ・バレエは、見たい公演と日程が合わなかったし、そもそも私がモスクワにいられる時期のものは、チェックした時点ですでにソールド・アウト。
でも、サンクトペテルブルグの方は、滞在予定がまだ3週間も先だったので、マリンスキー劇場バレエのチケットを公式サイトからクレジットカード即時決済で購入できました。
ただし、会場は従来のクラシカルな方ではなく、新館。
まだこけら落としをしたばかりの新しい劇場のようでしたが、日本の劇場と見た目はあまり変わらなかったので、拍子抜けしました。
モスクワでも、実際には、現地でバレエ観劇予定を入れることができました。
7月のモスクワではサマー・バレエ・フェスティバルが開催されることを出発前に知ったのですが、ネットでチケットを買うには遅すぎたので、現地の観光案内所の人の助けを借りて、前日に会場の窓口でチケットを購入できました。
この旅行記はその2回の観劇レポートです。
もちろん、写真は会場が中心ですが、日本での公演と違って、カーテンコール時は撮影がOKでしたから(そうではないかと狙っていました@)、カーテンコール時のダンサーの写真もなんとか撮れました。
でも、日本での公演と違って、カーテンコールの回数が少なくて、チャンスはあまりなかったです。
日本ではバレエ公演のあとのカーテンコールは、もういいよ、ってくらい何度も行われるのですが、あれってまさか日本だけの演出!?
今回の旅先のバレエ観劇で思ったのは、私の目がすっかり肥えてしまい、特にバレエは、海外旅行中にナイトライフで観劇ができるってだけで無邪気に喜べる時代は過ぎてしまった、ということでした(苦笑)。
13年前の2000年当時は、バレエを観劇すること自体、ほぼ初めてでした。
その後、海外旅行中に何度かバレエを観劇するチャンスがあり、そのうち日本での日常生活でも観劇するようになりました。
2004年にパソコンを買い換えてから、ネットやメルマガで公演情報が容易に得られ、24時間チケットが購入できる体制になったせいで、どんどん観劇趣味にはまってしまいました。
そして、ロシアを含め、来日公演もばんばん見るようになりました。
というわけで、モスクワで見たサマー・バレエ・フェスティバルの方は、夏休みを利用してやってきたおのぼりさんや、あまりバレエを観劇したことがない観光客なら満足できたかもしれません。
でも私は、チケット代は高くないけれど、それ相応だな~と思ってしまいました。いや、日本の公演はチケット代はバカ高いので、それを基準に考えるのもどうかな~?
演目が「ジゼル」だったせいもあるでしょう。
私にとって見慣れた演目ですし、テクニックよりも演技や感情表現で、ダンサーによってとても差が出るのです。
展開を知っていても涙がぼろぼろ出たくらい感動的な「ジゼル」を何度か見たこともあるせいで、私の見る目もすっかり手厳しくなっていました(苦笑)。
ひょっとしてその前日の「眠れる森の美女」なら、そんなに厳しい目でみなかったかも。
オーロラ姫は感情の起伏をそんなに見せない、みんなに愛される幸せな箱入りお姫さまですからね。
でも、サンクトペテルブルグのマリンスキー・バレエは、さすが天下のマリンスキー!
来日公演のときと同様に、大変満足できました。
演目は第1幕は「放蕩息子」という、聖書を題材にした、バランシンのバレエ・リュス時代の作品で、比較的新しいし、私もこれをそれまでに観劇したことがあるのは一度だけ。
といっても、そのときの主役は天下の熊川哲也さんでした。
なのでおのずと熊川さんと比べてしまったのですが、それでもすばらしかったです。
第2幕はいろんなダンサーによるガラ公演で、群舞はないけれど、バレエ団の中で主役を踊れるような実力派や、主役候補の若手しか登場しません。
来日公演で見知ったダンサーもいて、さすが海外から招聘されるような実力者!
他のダンサーも彼と同じくらい、いやそれ以上にすばらしい踊りを見せてくれました。
バラエティに富んだ演目も、どれもとてもステキで大変良かったです。
<2013年ロシア旅行:簡易旅程>
7/06土 出国&モスクワ到着
7/07日 モスクワ1日目(国立歴史博物館と民芸品博物館)
7/08月 モスクワ2日目(クレムリン)★
7/09火 モスクワ3日目(トレチャコフ美術館)
7/10水 ズズダリ
7/11木 ウラジーミル
7/12金 モスクワ4日目(コローメンスコエ)
7/13土 ペトロザヴオーツク経由でキジ島へ
7/14日 ソロヴェツキー島1日目
7/15月 ソロヴェツキー島2日目(ザヤツキー島エクスカーション)
7/16火 サンクトペテルブルグ1日目(ロシア民族学博物館ほか)
7/17水 サンクトペテルブルグ2日目(エルミタージュ美術館)
7/18木 パヴロフスク宮殿&庭園
7/19金 ノヴゴロド1日目
7/20土 ノヴゴロド2日目
7/21日 サンクトペテルブルグ3日目(宗教博物館・ユスポフ宮殿ほか)★
7/22月 サンクトペテルブルグ4日目(ロシア美術館)&出国
7/23火 成田空港着
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はこちら。
「2013年ロシア旅行~13年ぶりの再訪を3年前にあきらめた旅行計画で実現させた旅行【旅程一覧】」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10797557
準備編や帰国後の全体の感想は、ブログ「まみ's Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/)に掲載しました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- その他
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モスクワのサマー・バレエ・フェスティバルの看板があった、会場のロシア青年劇場前
会場のロシア青年劇場は、ボリショイ劇場やマリンスキー劇場のある劇場広場にありました。
ボリショイ劇場のおとなりさんです。
サマー・バレエ・フェスティバル「サマー・シーズン」は、ロシア・ナショナル・バレエ・シアターにより、2013年7月1日から8月28日まで開催されました。
公演回数は60回で、ほぼ毎日上演です。
このフェスティバルは今年2013年が初めてというわけではなく、何回目かの開催で、有望なバレエ団やダンサーによる特別公演のようでした。
つまり、若手ってことでしょうね。
ロシア・ナショナル・バレエ・シアターというのも聞いたことがなかったのですが、国の支援を受けてボリショイのソリストの1人が結成したバレエ団のようです。
フェスティバル期間中に行われる公演は、「ロミオとジュリエット」、「眠れる森の美女」、「ドン・キホーテ」、「くるみ割り人形」、「ジゼル」、「白鳥の湖」と、代表的な古典バレエのオンパレードでした。
私が観劇できる日程だと、モスクワ観光初日の7月7日の「眠れる森の美女」、7月8日の「ジゼル」、7月9日の「ロミオとジュリエット」という3つの選択肢があったのですが、クレムリンさえ回ればいいと考えていた翌日の7月8日が都合よかったのと、この3つの中でいまや「ジゼル」が一番好きなので、「ジゼル」の公演を見ることにしました。 -
クリーム色のロシア青年劇場
建物はクラシカルでステキでした。
でも中身はだいぶソ連チックだったことに、観劇当日に知ることになります。
公演チケットは、基本的にはオンラインで申し込むか、この建物のチケット売り場で直接購入となっていました。
日本でオンラインで申し込むには遅すぎたのと、会場がどこか、よく分からなかったので、私は革命広場にあった観光案内所の窓口で尋ねてみました。
観光案内所のスタッフが私に代わってオンラインで申し込もうとしてくれたのですが、翌日の公演チケットが欲しかったので直前すぎてオンラインでは予約できませんでした。
なので、電話で問い合わせてもらい、会場であるこの劇場のチケット売り場で直接購入すればよいと教えてもらいました。
ただし、劇場のチケット売り場の係員は英語は話せないので、観光案内所の人は私のためにロシア語で手紙を書いてくれて、それを窓口で渡すだけで希望するチケットを買えるようにしてくれました。
私はロシア語は少しは勉強したことがあるので、手紙に書かれてあることくらいは読めて、なるほどこういう風に言えばいいのか、と参考になりましたが、話すのと聞き取りには全く自信がなかったので、ありがたく手紙を使わせてもらいました。
チケットを購入したのは前日の7月7日、モスクワ観光初日です。
このとき、はじめボリショイ劇場のチケット売り場に間違えて入ってしまったのですが、ボリショイ劇場のチケットは、すでに1週間後くらいまでソールドアウトでした。 -
公演当日(7月8日)、会場のロビーにて
当日は、約6時間かけてモスクワのクレムリンだけを観光し、アホートヌイ・リャートのカフェで夕食を取って、会場に向かいました。
クレムリンから劇場広場は徒歩圏内ですが、バカでかい建物が並ぶので、歩いていくと思ったより時間がかかります。
開演は19時でしたが、18時にはアホートヌイ・リャートから劇場広場に向かってちょうどよいくらいでした。
入場したときは、昼間の観光のよれよれ姿でしたが、化粧室で少し身支度を調えてからロビーに向かいました。
ロビーは思ったよりこじんまりしていました。
売店などはありましたが、あまり高級感はなかったです。
また、座席に案内してもらえたのは開演10分前くらいのぎりぎりで、それまでロビーで待つはめになりました。
ロビーは冷房はきいていなくて蒸し暑く、汗だらだらなり、ちょっときつかったです。 -
ロビーへの階段
このあたりはだいぶクラシカルな内装でした。 -
ロシア青年劇場の、開演前のまだ幕が下りた舞台
ロビーの様子からある程度は予測ついていたのですが、こじんまりしていて、いかにもソ連チックなデザインでした。
面白いといえば面白い@ -
2階以上の観客席
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1階席から2階以上の観客席を見回して
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こぢんまりとした天井のシャンデリアと
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休憩時に窓の外を眺めると
北国のロシアは、夏は建物の中の方が暑いです。
公演中も、座席はどちらかというと暑苦しかったので、休憩時間中、外の涼しい空気を浴びて、一息つきました。
すぐ隣に見えるのはボリショイ劇場です。
向かいの建物は、この写真では一部しか映っていませんが、マリンスキー劇場です。 -
「ジゼル」公演のカーテンコール〜ジゼルに片思いするヒラリオン役
だいぶピントの甘い写真で失礼!
カーテンコールの舞台写真は、露出をうんとマイナスにしないと、露出過多で顔が撮れないことに気付きました。
パンフレット、というよりリーフレットは買いませんでした。
ロシア語のみでしたし、価格が上乗せされる英語版というのは、あらすじが英語で書かれた紙がぺらっと挟まれただけで、ダンサーの名前も書かれていなかったから。
なのでダンサーの名前は分かりません。
将来、どこかの舞台で再会することがあっても、わからないでしょうね。 -
「ジゼル」公演のカーテンコール〜ジゼル役ほか
中央は主役のジゼル、向かって右はアルブレヒト、向かって左は、ウィリ(精霊)の女王のミルタです。
これはだいぶダンサーの顔が分かるように撮れました。 -
「ジゼル」公演のカーテンコール〜アルブレヒト役やヒラリオン役やウィリたち
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「ジゼル」公演のカーテンコール〜ジゼル役再び
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「ジゼル」公演のカーテンコール〜花束を受け取ったジゼル役
<ざっくり感想>
表紙に書いたとおり、すっかり目が肥えてしまった自分を意識してしまいました(苦笑)。
ジゼル役のダンサーは、きちんと踊っていて、テクニックは十分で、お金をとって公演する主役を踊るに十分なプロだと思いましたが、あまり余韻や情感が感じられず、テクニック以上のプラスアルファの部分では満足できませんでした。
それがとても残念でしたが、ジゼルは上手い人との差がとりわけ顕著にでるので、仕方がないかもしれません。
ロシアのダンサーだからといって、誰もが世界中に名が知られて来日公演に呼ばれたダンサー並みに踊れるわけではないんでした。
これが前日の演目の「眠れる森の美女」だったら、オーロラ姫や、結婚式のお祝いにかけつけてくる童話の登場人物たちのキャラクター・ダンスなら、ある程度、テクニックがあれば、十分満足できる気がしました。
また、翌日の演目の「ロミオとジュリエット」は、ロミオやジュリエットはジゼル以上に情感表現が大事ですが、激しい感情をそのまんまもろに表現したような振付のオンパレードなので、逆に情感を出しやすいかも。
アルブレヒト役とヒラリオン役のダンサーの方が、演技部分は分かりやすくて、上手だったと思います。
素人のくせにえらそうな感想になりますが、3人ともなんとか及第点という印象。
舞台装置や小道具が安っぽく見えてしまったのは、私に豪華な舞台を見る機会がたくさんあったせいでしょう(苦笑)。
なにしろロシアやウクライナの来日バレエ団のものは、特に古典バレエとなると、かなり豪華ですから。
日本のバレエ団のものも、相当見栄えがします。私のミーハー心を満足させてくれる衣装や舞台美術を見る機会が多いです。
逆に西欧のバレエ団の方が、お金をかけずにスタイリッシュ、という傾向がある気がします(苦笑)。
バレエに限らず舞台では照明は重要です。
第2幕は、精霊たちの森の場面ですが、照明が明るすぎぃ〜と思いました。
亡霊のはずのウィリのジゼルの背中が、汗でてかてかしてちゃダメでしょう。
幻想的な雰囲気が半減(苦笑)。
客層は、ふだんあまりバレエ観劇をしない人が多そうでした。
観劇マナーは、日本より悪かったです。始終、ざわざわしてましたから。
でも、観客のおしゃべりがあまり響かない会場だったのは幸いでした。
また、個人的には、バレエなのに、手拍子がでたのには、びっくり@
と、どうしても辛口評価になってしまいましたが、本日のモスクワ観光のハイライトの一つと思えば、十分満足できました。 -
サンクトペテルブルグのマリンスキー劇場・旧館
7月21日のナイトライフのため、マリンスキー劇場の公式サイトからバレエのチケットをとりました。
でも、会場はこちらではないのです。
マリンスキー・バレエを観るなら、ほんとはこちらのクラシカルな会場で観たかったです。
でも、同じ日にこっちで上演するのは、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」なのです。うーん、それをロシアで見る気にはなりませんでした。 -
運河をはさんで旧館と隣り合わせの新館が、本日のバレエ観劇会場
どんどんファッショナブルになっているサンクトペテルブルグにはふさわしい近代的な建物かもしれません。
でもこれだったら……私がよく行く日本の観劇会場と、あんまり変わらないなぁ。 -
マリンスキー劇場・新館のこけら落としを宣伝する横幕
サンクトペテルブルグっ子にとって、町中には旧館のようなクラシカルな建物があふれているので、近代的な新館の方が、かえって新鮮なのかもしれません。 -
2013年7月のマリンスキー劇場・新館の公演日程
マリンスキー劇場の公式サイトでチケットを購入したとき、ネットからバーコードのついたチケット画面にアクセスし、それをプリントアウトしてきたので、チケット・オフィスには本当は用はなかったはずなのですが、メールの注意書きにはバウチャーは事前にチケット・オフィスでチケットに交換せよ、と書かれてあったので、念のために窓口にチケットを見せて、これで大丈夫か聞いてみることにしました。
寝台列車の切符のときに、思い込みでそれを怠ったために、乗り遅れかもしれない、という恐怖を味わったものですから。
そのときに見つけた壁の公演案内。
7月分は、これはたぶんすでにSold Outっていう意味だろうと思います。
ちなみにどんな公演があったかというと……。
もう少し日程が早ければ、バレエ「スパルタクス」が観られたかもしれません。
ほかにオペラでは、ぱっと観て分かったのは「椿姫」「トスカ」「マクベス」とか。 -
開場!
ちなみに、私はネットでは、ロシア国民か外国人でもロシア長期滞在者でなければ購入できない割引チケットの方を選んで購入してしまいました。
一度清算をすませてしまうと、もうやり直しはききません。
なので、メールでチケット・オフィスに問い合わせたところ、差額を払えば大丈夫ということだったので、そのつもりで、チケット・オフィスの窓口でプリントアウトしてきたチケットを見せたのですが、「このまま入場できるから大丈夫」と言われてしまって、おしまい。
正直な私は、資格がないのに割引チケットを買ってしまったと説明しては差額を払おうと思ったのですが、窓口の人は「なにも問題ないでしょ?」と冷たい態度で全然聞く耳をもたなかったので、やめてしまいました。
というわけで、そのまま差額を払わずに、割引で入場できてしまいました〜@
入口のチケットもぎりの係は、私に割引で入れる資格があるかどうかまで、いちいちチェックしまんでしたから。
なので、ちょっとズルしたことになりましたが、わざとじゃありません〜、私が悪いんじゃありません〜(笑)。 -
入口から入ってすぐのロビーの様子
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螺旋状に展開するロビーの上のフロア・その1
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螺旋状に展開するロビーの上のフロア・その2
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地下のクロークに荷物を預けて
昼間は観光していたので、手荷物がそれなりにあったため、クロークを利用しました。
ちなみに、私は海外旅行中は、たいていポケットがたくさんあるメッシュジャケットを着ていますが、それを着ていると、山にハイキングをいくようなかっこに見えてしまいます。
なので、その下には、一応、おしゃれ着用のサマー・ブラウスを着ておいて、ジャケットを脱げば、自分としてはおしゃれになるようにしてきました。
おみやげとして、昼間買った琥珀のネックレスも身につけました。
あ、でも、下半身は着たきりスズメのジーンズなのでした(苦笑)。 -
客席へ
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劇場のフロアレディたちと、客席への入口の様子
これは休憩時間に撮影しました。 -
客席と開幕前の舞台
なかなかおしゃですが、やっぱり日本の観劇会場と、あまり変わらなかったです。 -
2階以上の客席の様子と特等席
客層は、モスクワの公演に比べると、こういう劇場でバレエなどを鑑賞するのに慣れている人が多いな、と感じました。
つまり、日本でバレエを観るときとだいたい同じようなマナーの良さがありました。
基本的なことなんですけどね、公演中にしゃべらない、とか、深くイスに腰を掛けて、前のめりにならない、とか。
舞台席をきょろきょろしながら写真を撮る「おのぼりさん」はほとんどいませんでした。私くらい!?
そして、さすがドレスアップした人が多かったです。
観光用のふだん着をちょっとつくろっただけで、足元は安物の運動靴のままの私は、少々気後れしました(苦笑)。 -
第1幕「放蕩息子」のカーテンコール
一応ヒロインといえるシーレンが挨拶をしているところです。
主役である放蕩息子の顔が白飛び〜。
向かって右にいる長いローブの後ろ姿の人物は、放蕩息子を許した父親です。
背景の現代美術チックな舞台デザインは、まさしく現代画家で、ものすごく情感がこもったキリストの顔だけの絵などで私にとってなじみのある、ジョルジュ・ルオーによるものです。
第1幕を見たあとに、ダンサーの名前を知りたくて、ぺらっちょの紙の英語版パンフレットを買いました。
60ルーブルでした。
(2013年7月現在、1ルーブル=約3.5円で換算)
バレエ「放蕩息子」のデータ
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ジョージ・バランシン
舞台美術・衣装:ジョルジュ・ルオー
<キャスト>
放蕩息子:Alexander Sergeyev
父親:Soslan Kulaev
シーレン:Daria Pavlenko
友人たち:Grigory Popov, Vasily Tkachenko
姉たち:Elena Bazhenova, Yekaterina Mikhailovtseva
Wikipediaより引用した解説
「『放蕩息子』は、バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)による最後のバレエ作品、またセルゲイ・プロコフィエフによる同バレエのための音楽(作品46)および交響組曲(作品46bis)。その音楽の一部はプロコフィエフの『交響曲第4番』に転用されている。(中略)
1929年5月21日、サラ・ベルナール劇場におけるバレエ・リュスのパリ公演において、プロコフィエフ自身の指揮により初演された。タイトルロールを演じたセルジュ・リファールの感情表現は観客を熱狂させたが、プロコフィエフはジョージ・バランシンの振付が音楽に合わないとして不満をもらした。同年のベルリン公演、ロンドン公演でも上演されたが、シーズンオフとなった8月19日にディアギレフが病死し、そのままバレエ・リュスは解散した。
その後、1980年代にミハイル・バリシニコフの演技によって再評価され、熊川哲也などのダンサーたちに踊られ続けられている。」
Wikipediaより引用したあらすじ───下敷きにしているのは聖書の「放蕩息子」の寓話です。
「台本を担当したコフノは、ストーリーをより単純にするために放蕩息子の兄のエピソードを割愛した。
第1幕:放蕩息子が父親と喧嘩をし、家を飛び出す。
第2幕:家を出た放蕩息子は自堕落な生活を送り、美女に誘惑されて金品を盗まれ、ついに身を持ち崩す。
第3幕:放蕩息子は愚行を悔みつつ家へ戻る。父親は疲れ切った彼を迎え、許す。」 -
第1幕「放蕩息子」の主役2人───アレクサンダー・セルゲイエフさんとダリア・パヴレンコさん
<ざっくり感想>
主役のアレクサンダー・セルゲイエフさんは、登場して少し踊っただけで、動きに切れを感じさせてくれて、さすがにマリンスキー・バレエ団のプリンシパルだと惚れ惚れしました。
ジャンプはあまり高くない、と思ったのですが、セルゲイエフさんに跳躍力がない、というわけでなく、そういう振付なのでしょう。
なにしろ、特にシーレンとのからみでは、いかにも前衛的なディアギレフ・バレエらしい、古典バレエにことごとくさからった振付のオンパレードでしたから。
そこまで無理して伝統に逆らわなくても、などと思ってしまったくらいでしたが、初演当時はそのくらいの反逆が必要だったかもしれません。
主役が身ぐるみ剥がされて故郷に戻ってきて、父にすがるところは、すばらしくてジーンとしました。もちろん、ここがクライマックスです。
父親役のソスラン・クラエフさんは、こういう役をやるので当然ですが、かなりのベテラン・ダンサーなのでしょう。カーテンコールのとき、主役よりも拍手が多かった気がします。
しかし、それも納得できるくらい、存在感のあるダンサーでした。
クライマックスは、振付はダンスとしてはおさえたもので、動きが少ないですから、この息子役にしてこの父親役がなければ、あれだけの感動は得られなかったろうと思います。
シーレンのダリア・パヴレンコさんも、おさえた色気があって、とてもいいかんじでした。
作品としては、ベースにした聖書の寓話から兄を省き、兄弟は、父と息子の間をとりもつ姉2人だけにしたのは良かったと思います。
対照的に良い子の兄が登場すると、観客としても、やはり兄に感情移入しやすく、放蕩三昧してもかわいがられる弟への父の愛に嫉妬してしまう気持ちに同調しながらも、聖書でのキリストの教えやたとえを思い出して、必死になだめながら鑑賞するはめになったでしょう。
もし放蕩息子役のダンサーが、観客の兄への感情移入をすっ飛ばすくらい見事に踊り切れば別ですが、それは神がかりではないかしら。
それよりはむしろ、簡潔にした今のバージョンの方が、若気の至りを許した父の深い愛や、これからさらに深まるであろう父子の絆や、主役を誘惑するシーレンの手管の見事さなどを1つ1つ落ち着いて鑑賞できて、観劇後の後味として残りやすくてよかったと思います。 -
休憩時間にロビーを散策する
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カフェの様子
まだ明るいサンクトペテルブルグの街並みが見えます。 -
カフェではケーキや立食パーティーのおつまみになりそうなものが豊富@
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カフェのケーキ類の写真をもう一枚
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思わず欲しくなったケーキ類
でも、手前のラズベリー・タルトで250ルーブル。
2013年7月現在、1ルーブル=約3.5円で換算すると875円。
町中のパティスリーのケーキの相場は知らないですが、劇場値段なので高いはずです。
どうしてもケーキを食べたければ、観劇の休憩時間なんて慌ただしいときでなく、町中のパティスリーやカフェでゆっくりと味わいたいと思ったので、ここで手を出すのをやめておきました。
ちなみに奥にある、パテにサーモン乗せたものは290ルーブル(=約1,015円)、イクラ乗せは390ルーブル(=約1,365円)、マカロンは120ルーブル(=約420円)。 -
しつこく写真を撮るおのぼりさんの私
日本の劇場だと、こういうところではケーキやお菓子類はそんなになくて、むしろ夕食代わりになりそうなサンドイッチなどの方をよく見かけます。 -
コーヒーくらいは飲もうかと思ったけれど……
日本の劇場と違って、列の進み具合が遅かったので、休憩時間に飲み終わらない可能性があってやめました。 -
窓の外のサンクトペテルブルグの街並みと
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劇場内のショップ
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おしゃれな陳列
休憩時間が何分間か分からなかったので、早めに客席に戻りました。
日本での公演と違って、開演5分前を知らせるベルとか放送がなくて、第2幕は静か〜に始まりました。 -
第2幕のガラ公演のカーテンコール〜「白鳥の湖」のルースカヤを踊ったアナスタシア・コレゴヴァさん(左のチュチュを着ている方)とジゼルを踊ったアナスタシア・マトヴィエンコさん
アナスタシアさんの後ろには、デニス・マトヴィエンコさんがいます。
この方は来日公演でも、もうすっかりおなじみ@
<第2幕の演目とキャスト>
・「ヴェネツィアの騎士」よりパ・ドゥ・ドゥ:Sofia Ivanova-Skoblikova, Vasily Kachenko
・「白鳥の湖」よりルースカヤ:Anastasia Kolegova
・「せむしの仔馬」よりジプシーの踊り:
Elena Bazhenova, Yulia Kobzar, Maria Lebedeva, Yekaterina Mikhailovtseva, Anastasia Zalinskaya, Rafael Musin, Nikita Lyashchenko, Grigory Pyatetsky
・「ジゼル」よりパ・ドゥ・ドゥ:Anastasia Matvienko, Denis Matvienko
・「愛の伝説」よりメフメネ・バヌーのモノローグとアダージョ:Yekaterina Kondaurova, Yevgeny Ivachenko
・「バレエ101」:Vladimir Shklyarov
・「エスメラルダ」よりダイアナとアクタイオンのパ・ドゥ・ドゥ:Elena Yevseyeva, Alexei Timofeyev -
「エスメラルダ」のダイアナとアクタイオンのパ・ドゥ・ドゥを踊ったエレーナ・エフセイェヴァさんとアレクセイ・ティモフェイエフさん
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「愛の伝説」のメフメネ・バヌーのモノローグとアダージョを踊ったエカテリーナ・コンダウロヴァさんとイェフゲニー・イヴァチェンコさん
エカテリーナ・コンダウロヴァさんの名前は聞き覚えがあります。
来日公演で見たことがあるかも。 -
エカテリーナ・コンダウロヴァさんとイェフゲニー・イヴァチェンコさんと、「バレエ101」を踊ったウラジーミル・シュクリャロフさん(右)
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帰りのクロークの様子
<ガラ公演全体の感想>
第2幕では、次の演目が始まる前にもう少し余韻が欲しいなと思ったときもありました。
やはりカーテンコールが長いのは、日本の公演の特徴であって、本場ロシアではあっさりしているものなのかもしれません。
演目は、クラシックありモダンあり、バラエティに富んでいました。
モダンというのは、コンテンポラリーすぎず、モダン・クラシックというくらいで、とても私好みのものが多かったです。大変満足できました。
<各演目ごとのひとこと感想>
・「ヴェネツィアの騎士」よりパ・ドゥ・ドゥ
とても生き生きしていました。
ダンサーは2人ともまだ若手かなと思いましたが、マリンスキー・バレエのプリンシパルの期待を裏切らなかったです。
女性ははじめ仮面をつけていて、途中から取ったのですが、とってもチャーミングでした。
・「白鳥の湖」よりルースカヤ
第3幕の舞踏会シーンで、招待された各国の姫君のお国のダンスの1つです。
でも、スペインの踊りやチャールダッシュのように、必ず含まれている踊りもありますが、ルースカヤ、すなわちロシアの踊りは、含まれていないバージョンもあります。
私が知っていたのは、すそが長い古典バレエの衣装で踊っていましたが、こちらは衣装は、白鳥の見慣れたチュチュをもっとドレッシーにしたようなかんじで、踊りも、ドキドキするほど優美でした。
繊細なレースをふんだんに使った衣装のイメージにぴったり@
・「せむしの仔馬」よりジプシーの踊り
タイトルから期待していたのと、ちょっと違う踊りでした。
悪くはなかったけれど、もっと元気のあふれた激しいダンスかと期待していただけに、少々物足りないと思ってしまいました。
・「ジゼル」よりパ・ドゥ・ドゥ
私が名前を覚えていたのはデニス・マトヴィエンコさんなのですが、アナスタシア・マトヴィエンコさんの方に釘付けになりました。
バレエは女性の方が目立つので、ダンサーとしての力量の差のせいではないと思います。
アナスタシアさんのジゼルは、とても優雅で、ぜひ全幕を見てみたいと思いました。
第2幕の踊りなので、ジゼルはすでに実体のない、ウィリという精霊なのに、最初の方は肉体を感じさせて、おやっと思いました。
でも、違和感があったのは最初だけで、ウィリらしい、人間を超越した動きはちゃんと感じられました。
・「愛の伝説」よりメフメネ・バヌーのモノローグとアダージョ
コンテンポラリー・バレエっぽかったです。振付は少なくともバランシン以降ではないかしら。
ネットでググッてみたら、Wikipediaでヒットしました。ちょっと変わっていると思ったのは、台本がトルコ人詩人のもので、音楽はアゼルバイジャン出身の作曲家によるもの、というのもあるかもしれません。振付はグリゴローヴィチでした。
とにかく、1つのポーズから次のポーズへの移り変わりが、すごくなめらかで、なまめかしいほどでした。
女性は色気にあふれ、彼女1人だけでもいいと思ってしまったくらい@
シルク・ド・ソレイユのようなサーカスめいた難しそうなポーズもありました。
「愛の伝説」についてWikipediaより引用
「1961年に初演された全3幕のバレエ作品である。台本はトルコ出身の詩人で共産主義者としても知られるナーズム・ヒクメットの同名戯曲に題材をとり、音楽はアゼルバイジャン出身の作曲家アリフ・メリコフ、振付はユーリー・グリゴローヴィチによる。
女王メフメネ=バヌーとその妹シリン、宮廷画家のフェルハドの男女3人による愛と義務との間の葛藤、そして献身と自己犠牲の物語である。グリゴローヴィチは当時のソビエト・バレエにありがちだったマイム多用による平板な表現を避け、踊りによって物語を展開することを試みている。人間の精神と意志の力を讃えたこの作品はグリゴローヴィチの代表作の1つとして評価され、とりわけ東欧諸国で頻繁に上演されている。(後略)」
・「バレエ101」
バレエの101種類のポジション/ポーズを次々と披露するだけの、ストーリーのないものですが、これは非常に面白かったです。爆笑しました@
今回のガラ公演の中でも、観客に1番人気だったと思います。
それにしても、ポジション1から5までは私でも知っていましたが、そんなにたくさんあったなんて。
音楽の代わりに、英語のアナウンスに合わせて、その番号のポジションをとりました。そのアナウンスも、まじめなよういてで、時々すっとぼけて、とてもユーモラスでした。
最初は1から101までのポジションが順番に紹介されました。
そのあとはダンサーを試すように、数字がランダムに、時にスピードアップしてアナウンスされ、ダンサーはそれによくついていきました。
最初にポジションが101まで紹介されたからと言って、一度見ただけでは覚えられませんから、合っているかどうかは分かりませんでした。でも、アドリブではなく、もともと台本があるはずなので、ちゃんと合っているのでしょう。
ランダムなそれを見ていたら、全幕ものであっても、1つ1つの踊りはそういったポジションの組合せなんだなぁと、とても納得できました。
・「エスメラルダ」よりダイアナとアクタイオンのパ・ドゥ・ドゥ
男性ダンサーの方がすごく目立ちました。背も高かったですが、素人でも分かるような難しい超人的なテクニックを見せていましたから。思わず歓声をあげてしまったくらい。
運動神経が1番バツグンな時期の若者の踊りというかんじでした。惚れ惚れするくらいでした。そしてとてもエネルギッシュでした。
女性ダンサーの方も、負けまいと意識しているのが少し分かりました@
───バレエ鑑賞編のハイライト旅行記おわり。
次はハイライト旅行記の最終回で、おみやげやチケット半券など、ゲットしたものを取り上げます。
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この旅行記へのコメント (3)
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- 欧州鉄子さん 2016/06/05 20:48:33
- 新マリンスキー劇場の座席について
- 旅行記を拝見させていただきました。
この夏にマリンスキーに行く予定で、新マリンスキー劇場で眠りを鑑賞したいと思っているのですが、平土間は日本の劇場のような傾斜が余りないように見え、大きなロシア人の後ろでは頭がジャマでよく見えないのでは?と懸念しております。むしろ2階席以上ほ方が良いのかなと思うのですが、実際にバレエをよく鑑賞されていらっしゃるとのこと。座席はどこが見やすいか(1階もしくは2階)ご教示頂けますか?
- まみさん からの返信 2016/06/07 21:54:08
- RE: 新マリンスキー劇場の座席について
- Ekkoさん、はじめまして、コメントありがとうございます。
新マリンスキーで眠りですか、楽しみですね!
私はこのとき平土間で8列目の真ん中あたりでした。
劇場そのものの記憶はだいぶ薄れているのですが、前の席に座高が高い観客がいたりせず、視界はちっともさえぎられなかったと記憶しています。
互い違いにはなってぃた覚えがあります。
運不運もあるんですよね。。
日本でよくバレエやミュージカルを観ますが、いろんな会場で見るということと、頻度が圧倒的に多いので、日本の劇場の方が、平戸間に十分な傾斜が少なめという気がしています。
2階席の方が確かに段差がありますね。
あるいは平土間のサイドの列の真ん中の通路側をとるようにすると、視界がさえぎられる可能性は減りますね。
ただ、舞台から遠ざかるほど、迫力は減りますね。。
平土間のボックス席なども見やすそうです。
Ekkoさんは海外での観劇経験がおありのようですが、このマリンスキーで観劇したときは、休憩時間が何分で第二幕がいつから始まるというのばさっぱり分からなかったのは少し戸惑いました。
開演の合図も流れないので、他の観客の動きを見て、早めに席に戻るようにされた方がよいと思います。
ロビーにはおしゃれなショップとかあって、つい見てしまいがちですからね。。
> 旅行記を拝見させていただきました。
> この夏にマリンスキーに行く予定で、新マリンスキー劇場で眠りを鑑賞したいと思っているのですが、平土間は日本の劇場のような傾斜が余りないように見え、大きなロシア人の後ろでは頭がジャマでよく見えないのでは?と懸念しております。むしろ2階席以上ほ方が良いのかなと思うのですが、実際にバレエをよく鑑賞されていらっしゃるとのこと。座席はどこが見やすいか(1階もしくは2階)ご教示頂けますか?
- 欧州鉄子さん からの返信 2016/06/08 00:00:15
- RE: RE: 新マリンスキー劇場の座席について
- 早速のご返信ありがとうございます。
大変参考になります。新マリンスキー劇場は新しいだけに、平土間でも見やすい作りのようですね。
平土間前方通路側、確かに見やすそうです。
ネットで購入トライしてみます。
実は、旧マリンスキー劇場にも行く予定なのですが、SOLD OUT直前に購入したため、座席に選択肢がなかったので、せめて新マリンスキーは・・・と思った次第です。
休憩後のベルが無いことも勉強になります。
ロシア語は全くわからないので、不安なことだらけですが、本場マリンスキーを楽しんできたいと思います。
アドバイスありがとうございました。
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