ロシア・南ドイツ　観劇の旅　④　St. Petersburg1日目　StyleHotelとマリインスキ－劇場

2016/12/20 - 2017/01/11

ロシアにバレエを観に行くつもりが、予約していた特典航空券が飛ばなくなったりして予定変更を繰り返した結果、ロシアとドイツで舞台三昧の旅となりました。
バレエとオペラ鑑賞を中心に、科学館や美術館、観光とお買い物は少しだけ、ビジネスクラスの飛行機と乗り鉄を楽しむ、というのんびりしたひとり旅です。

※旅行日程※

12月20日?　関西空港→イスタンブール空港（トルコ航空Cクラス）

12月21日?　イスタンブール→サンクトペテルブルグ（トルコ航空Cクラス）
　　　　　　マリインスキ－劇場でバレエ「くるみ割り人形」鑑賞
12月22日?　ネフスキー大通りなど散歩　カザン大聖堂観光
　　　　　　ミハイロフスキー劇場でバレエ「くるみ割り人形」鑑賞
12月23日?　スパース･ナ･クラヴィー大聖堂、イサーク大聖堂観光
　　　　　　マリインスキ－劇場でオペラ「ドンキホーテ」鑑賞
12月24日?　エルミタージュ美術館　鑑賞
12月25日?　エルミタージュ美術館　鑑賞
　　　　　　ミハイロフスキー劇場でバレエ「くるみ割り人形」鑑賞
12月26日?　ペトロパヴロフスク聖堂観光　宇宙とロケットの博物館見学

12月27日?　サンクトペテルブルグーモスクワ（サプサン号ビジネスクラス）
12月28日?　クレムリン、ワシリー寺院観光
12月29日?　ボリショイ劇場でバレエ「くるみ割り人形」鑑賞
　　　　　　宇宙飛行士記念博物館見学
12月30日?　クレムリン武器庫観光
　　　　　　プルシェンコアイスショー「くるみ割り人形」鑑賞
12月31日?　ダンチェンコ劇場でバレエ「くるみ割り人形」鑑賞
　　　　　　赤の広場でカウントダウン

1月1日?　モスクワDME空港→ギリシャテッサロニキ空港（エーゲ航空Cクラス）
　　　　　テッサロニキ空港→ドイツミュンヘン空港（エーゲ航空Cクラス）
1月2日?　ミュンヘン市内観光
　　　　　バイエルン州立歌劇場でオペラ「こうもり」鑑賞
1月3日?　レジデンス観光
　　　　　バイエルン州立歌劇場でバレエ「スパルタクス」鑑賞
1月4日?　アルテ・ピナコテーク、ノイエ・ピナコテーク　鑑賞
1月5日?　ドイツ博物館　見学

1月6日?　ミュンヘンーネルトリンゲン（DB　２Class）
　　　　　ネルトリンゲン市内観光　リースクレーター博物館見学

1月7日?　ネルトリンゲンーフランクフルト（DB　1Class）
　　　　　フランクフルト歌劇場でオペラ「ラボエーム」鑑賞
1月8日?　フランクフルト歌劇場でオペラ「XERXES」鑑賞
1月9日?　フランクフルト市内観光

1月10日?　フランクフルト空港→関西空港（ルフトハンザ航空Cクラス）
1月11日?　関西空港着

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

タクシーでホテルに到着。
モスクワ駅から程近い小さなホテル。StyleHotel。
マンションの一部がホテルになっていて、全8室くらい。
設備はペンションだけどサービスはホテルといった感じかな。
いつでもフロントは機嫌良く対応してくれます。

今回の旅のホテル選びの基準は、立地、バスタブ、部屋の広さ。
モスクワ駅に近くてバスタブがあって評判のいい、広い部屋。
スイートルームといっても広いだけだけど、キングサイズのベッドは久しぶりにうれしい。

机と椅子はあるけど、テーブルがない。

暖炉はあるけどもちろん飾り。
ひとりがけのソファはあるけど、テーブルがない。

バスタブは驚くほど大きい。家族4人入れちゃう。

バスタブがとても大きいので、お湯を溜めるのに時間がかかる・・・。
そしてロシアの水道水は少し黄色い。
このホテルのお湯は、時々温度が下がったりして、少し温度調整に苦労しました。フランスやイタリアのように水になることはなかったので、慣れればたいしたことはありません。

ATMでルーブルをキャッシングしたら、1000ルーブル札でしか出ませんでした。
バスは100ルーブル札しか受け付けてくれないと聞いていたので、バスに乗る前に細かいお金をつくるために慌てて買い物をしました。

本当はミネラルウォーターやビールを買うためにコンビニかスーパー的なものを探していたのですが、この時見つけられず、バス停をふたつ越してたまたな見つけたナチュラシベリカで一番安かったリップクリームを購入。120ルーブル。すぐに使ってみると思っていた以上によかったので、後に大量買い・・・。
流行のハンドクリームよりもロシアっぽいし安いし軽いので、お土産にお薦め。

ナチュラ シベリカ 専門店

モスクワ駅近くのホテルから、22番バスだと調べていたのに、間違えて22番のトローリーバスに乗ってしまって乗り換える羽目に・・・。
トローリーバスもバスも似ているけれど、同じ番号でも路線は違うので注意です。
1回30ルーブルで、車内で車掌さんに払います。慣れればとても乗りやすいです。
地下鉄と違って景色が見えるし、方向感覚も掴めます。

でもこの夜は到着したばっかりで街歩きもしていないので、車掌さんやまわりのお客さんにチケットを見せながら「このバスはマリインスキ－劇場に行くの？どこで降りるの？」と聞き続けました。
ロシアの人はみなさんとても親切です。

マリインスキ－劇場の廊下。
ロシア語は読めないけれど、ここが平土間席への入り口。
チケットと同じ文字が書かれているので安心。

マリインスキー劇場 劇場・ホール・ショー

劇場内は宮殿のような空間に、バレエ歴史博物館のような展示がされている。

マリインスキ－劇場の舞台です。

ロイヤル席。

きれいな歌劇場は、いるだけでうれしい。

今回は平土間の後ろ寄り中央。
天井桟敷専門だった私にとってはとても贅沢な席。
が、ここの平土間は傾斜がほとんどないので、前に人が座ったらとてお見づらい。

幕間に天井桟敷にも出掛けてみました。
舞台全体を見るなら、こういう席のほうが好き。

天井桟敷からはオケピもよく見えるから好き。

マリインスキ－劇場でのナッツクラッカー。
サンクトペテルブルグでは1番の、ロシアでも2番の劇場で、とても期待して観に来たのに、実はあんまりいいと感じなかった。

音は良い楽器が揃っているのがわかるし、バレリーナの技術もとても高いんだけれど、あまりにも観光客擦れしてしまっているのか？　私うまいでしょ！っ的な変な自信が見え隠れして、舞台全体の調和に欠けるというか…。
芸術作品を観ているというよりも、大型観光旅館の舞台を見ているような感じがしました（イマドキの観光旅館の舞台も棄てたもんじゃないという話は聞きますが）。この瞬間の舞台に魂が入っていないって感じ？

跳躍は凄いし、所作も美しいし、技術は本当に高かったんだけど、気の抜けた舞台を見せられた気がして、私はがっかりでした。でもこれは、私の私見だし、その日がたまたまそうだったのかもしれないし、よくわかりません。

隣の席のおじさんに「この舞台は素晴らしいだろう、最高に美しいだろう」と声をかけられて、英語力が足りないせいもあり言葉に詰まっていたのですが、反対側に座っていたおじさんが話に入ってきて「芸術は総合的なものだから、この舞台はとても素晴らしいとは言えない」などと言っていた（ような気がする）ので、私の私見もあながち間違いではないのかもしれません。

どうにも出演者の息がまったく合っていなかったように感じた舞台でした。楽しんで舞台をつくっていないというか…。面倒くさそうに演じた舞台だったという印象。

帰りのバス停の場所がわからなかったので、方向感を頼りに適当に歩いてみました。思ったよりまったく寒くなかったのですが、運河は凍っています。

初めての街で、この大きな建物がなんなのか全くわからないまま夜に歩くなんて無謀ですね。しばらく歩いたらバス停とバスを見つけたので、おとなしく帰りました。

イサク広場 広場・公園