2013.8 レバノン一週８日間（7日目～８日目）

2013/08/16 - 2013/08/17

最終日は、べカー高原からベイルートへ戻ります。途中、古代からの記念碑が残るドッグリバー、マロン派の総本山があるハリッサの展望台を訪れました。レバノン最後の観光は、幻想的な鍾乳洞が広がるジェイダ洞窟。ベイルート・ラフィク・ハリリ国際空港へは16日の19：50発⇒成田着は17日の17：35でした。

エリア ベイルート(レバノン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

昨晩の結婚式の喧騒が嘘のような静かな朝、ベカー高原なので爽やかです。早速、ホテルの敷地内を散歩してみました。

Chtaura Park Hotel ホテル

あれだけのパーティー会場、いつの間にかキレイに片付いていました・・・・一人、酔い潰れてしまったのであろうオジサンが毛布に包まりプール脇で寝ておりましたが・・・

Chtaura Park Hotel ホテル

日の出です。

Chtaura Park Hotel ホテル

２連泊したシュトゥーラを後にして、ベイルートへ戻ります。途中ドッグリバーへ寄りました。この写真は「２０００年イスラエル撤退記念碑」

Le Royal Hotel - Beirut ホテル

ドッグ・リバーは、ベイルートから北へ15ｋｍの所にある川ですが、かつてはエジプトとメソポタミアを結ぶ交通路でエジプトのラムセス２世がヒッタイトとの戦い（カディシュの戦い）の後にここを通り碑文を刻んだのが始まり。

最終日の同行者は、アリさんの長女のリンちゃん（11才）でした。妹とは2つ違いですが、かなり大人っぽい。あいかわらずアリさんは娘にデレデレでした・・・

アッシリア王碑

楔形文字がしっかり残っています。真下を高速道路が走っていますが、排気ガスによる酸性雨とか大丈夫なのだろうか？

ドッグリバー観光中、添乗員さんのところに「前日（8/15）、ベイルート南部にあるイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの拠点付近で自動車爆弾が爆発し、少なくとも２０人が死亡し、１２０人がけがをした。」とのニュースがあったそうです。

マロン派の総本山があるハリッサ、「レバノンの聖母」と呼ばれている白亜のマリア像が建っています

ここからジェニエの街と地中海が一望できるそうですが、生憎の霧・・・しかし、これはこれで幻想的です。

我々は、バスで来ましたが、比叡山のようにロープーウェイとケーブルカーを使ってくることもできます。ちなみにハリッサ標高600ｍ、比叡山は標高840ｍくらいです。

神聖な山に寺社を祀るのは、山岳信仰と結びついた日本や一部のアジア諸国だけかと思っていましたが、マロン派の教会は、レバノン内のパワースポット的な場所に建てられていました。やはり圧倒的な自然を前にすると宗派に関係なく霊的なものを感じるのでしょうか・・・

最終目的地、ドッグ・リバーの上流にあるジェイタ洞窟に着きました。

今回の旅行で、一番観光客が多かったのがここです。地元でも大人気のスポットですが、それも納得・・・・

ここでランチ。レバノン料理ともお別れです。

かわいいゴンドラに乗って上の洞窟に向かいます。

このジェイタ洞窟、長さ約7ｋｍ（公開されているのは500ｍ）世界第２位の鍾乳洞ということだが、すごいのはその長さではなく高さ、２階層になっているのだが100ｍくらいですっぽりビルがはいいてしまうぐらいのスケールです。

ここでは、写真撮影禁止なのでポストカードを購入しようと思ったのですがpostcardigitalというCD−Rがあったので購入しました。このシリーズ、ジェイタ洞窟だけでなくレバノン国内の観光地のものが数十種類でていて何枚か購入しましたが凝ったつくりでなかなかの物でした。また、あちこちの土産店で見かけました。

ドバイ国際空港 (DXB) 空港

帰国後、ますます悪化していくシリア情勢・・・単純な宗教対立だけではないので軽々しく言えませんが、一刻も早く平和が訪れることを望みます。

そろそろ日本上空かなと思い窓から外を見ると富士山が頭を出していました。成田へは17時過ぎに無事到着しました。

この旅行記へのコメント （1）

• メビウスさん 2014/04/15 00:11:06

  レバノン凄く興味が湧きました！

  初めまして。
  
  レバノン旅行記、思わず一気読みさせて頂きました！
  
  学生時代は歴史が苦手で、今でも全く知識不足なのですが、
  旅を通して最近ようやく歴史・文化・宗教なんかに俄然興味が湧いたトコロなんです。
  
  レバノンって、凄く素敵だったんですね！
  拝見させて頂くまでそんな事も知らずにいました。
  
  ローマ帝国とイスラムの融合(合ってますか？)は、以前チュニジアやトルコで観た遺跡を彷彿させました。
  
  地図と歴史(ローマ帝国やオスマントルコの侵略ルート)をなぞって考えても、あぁなるほど！と独り勝手に納得した次第です(笑)。
  
  私も、その添乗員さん引率のもと、レバノンを体感したい気持ちになりました。
  本当に楽しめました。
  
  またお邪魔させて頂きます♪