優美なモスクと極色彩の洞窟寺院を巡る旅 in Malaysia★2013　04　3日目【Batu Caves・KL】

2013/01/03 - 2013/01/07

美味しいインドカレーに満足した後は、いよいよ今日のメインのバトゥ洞窟へ。
金色の巨像：ムルガン神が見下ろす横から伸びる272段の急な階段を、人々が登っていく姿が遠くからでも確認できる。ムルガン神は、シヴァ神とパールヴァーティ女神のもう一人の息子で、ガネーシャの弟にあたり、南インドで広く信仰されている神様。
ヒンヤリと涼しい洞窟内は神秘的な空気に包まれているのに、洞窟入口付近で囲われている鶏の匂いと、鳴き声が共鳴する何とも言えない雰囲気に思わず苦笑いしてしまった。
夜はHOTEL近くのムスリム系レストランで中東料理を楽しみ、その後インド系のBarでまったり過ごした。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 交通手段: 鉄道

バトゥ洞窟入口階段に近づいてみると、まず驚いたのは尋常じゃない鳩の数。
エサも売っているから、集まる集まる…！　

バトゥ洞窟 寺院・教会

長いエントランスを歩いて、ムルガン神像の近くに到着。
この像の高さは42.5ｍで2006年に建てられたものだそう。
ピッカピカに輝いているから、新しいかなと思ってたけど案外最近なことに驚く。

バトゥ洞窟 寺院・教会

バトゥ洞窟は入場無料。
さぁ！272段の階段頑張って登らなきゃ。
炎天下遮るものも無いし、階段がひたすら続くので、帽子と水分補給の用意があったほうが良いかも（登りきると小さな売店がある）。

バトゥ洞窟 寺院・教会

中盤まで差し掛かると、どこからともなく目の前に猿が飛び込んでくる。
人間に慣れてるとかじゃなくて、完全に“人間の荷物を狙っている”悪者。
特に麓で買ってきた菓子や飲み物を狙っているので、ビニール袋を手に持ったまま登るとサッ！とかっさわれるので危険。
登ってると急に悲鳴がアチコチで上がるけど、大抵は猿スリ被害なので購入したものがあれば、必ずバッグに仕舞ってからに。

バトゥ洞窟 寺院・教会

手摺に座って獲物を定めたり、階段脇の街燈の上から狙ってくるのでリアルに怖い。

バトゥ洞窟 寺院・教会

角度が結構急なので振り返ってみると…

バトゥ洞窟 寺院・教会

人の姿が豆粒のようだった。

バトゥ洞窟 寺院・教会

場所が高くなるにつれ息は上がるし、猿も増えるし。
猿と相性の悪い夫は怯えながら登っていた。

バトゥ洞窟 寺院・教会

頂上が近づくと、山が迫ってきて蝙蝠が高い場所で飛び交っていた。

バトゥ洞窟 寺院・教会

終わりが見えてきたと思ったら、戦利品を咥えた猿に抜かされる(笑。

バトゥ洞窟 寺院・教会

272段登り切ったゴールは、ヒンドゥーの神様が飾られた門。

バトゥ洞窟 寺院・教会

頂上から少し下ったところに“DARK CAVE TOUR”なる脇道階段があったけど、体力が残ってなかったのでスルー。

バトゥ洞窟 寺院・教会

頂上からの眺め。
だんだん雲が増えてきてあまり視界が良くない。

バトゥ洞窟 寺院・教会

小さな売店があり、オジサン達がお喋りをしていた。
柱に凭れ座りながら話しているのは、ペットボトルの巨大な束を背負ってるのに、私を追い抜いて登ってきた人。

バトゥ洞窟 寺院・教会

ちょうどこの辺りから小雨がパラパラし始めたので、そのまま洞窟内へ。

バトゥ洞窟 寺院・教会

入ってすぐの通路には、ヒンドゥー教らしい極彩色の神様。

バトゥ洞窟 寺院・教会

真正面を見ると、自然に作られたシルエットが幻想的な雰囲気を醸し出す。
上部に穴が開いているので暗くはないけど、コンクリートで固められた足元は外の雨が時々降り込むため、濡れていて滑りやすいので注意が必要。

バトゥ洞窟 寺院・教会

天井に少し開いた穴から光が降り注ぎ、ちょうどその光が当たる位置に神様が鎮座していた。

バトゥ洞窟 寺院・教会

そして、そのそばに何故か鶏。
時々大きく鳴くので洞窟内に響き渡る。
あと通気が悪いせいもあると思うけど、鶏以外の獣のような匂いが充満していて、匂いに過敏な人はマスクが必要かも。

バトゥ洞窟 寺院・教会

洞窟内の端まで行くと寺院があったけど、門が開いてなく真っ暗だった。

バトゥ洞窟 寺院・教会

洞窟内は階段を降りた低い場所。
先ほど、シルエットの先に見えた明るい場所まで到着したので…

バトゥ洞窟 寺院・教会

階段を登ってさらに奥へ。

バトゥ洞窟 寺院・教会

ここも三方を覆うように、切り立った山に囲まれていて穴が開いたように見える。

バトゥ洞窟 寺院・教会

突き当りには、礼拝場になっている寺院があり、ここにムルガン神が祀られている。
街なかにあるヒンドゥー寺院に比べると簡素な雰囲気で、屋根の神様も少ない。
更に道は続き、奥まで行くと完全な鍾乳洞を見ることが出来るけど、足場が良くなかったので少し覗いてUターン。
人がいる時間帯だから良かったけど奥に進むにつれて寂しくなり、小雨も手伝って少し怖かった。

バトゥ洞窟 寺院・教会

来た道を戻って…

バトゥ洞窟 寺院・教会

外に出ると、小雨は止んだみたい。

バトゥ洞窟 寺院・教会

また272段の階段を慎重に降りていく。

バトゥ洞窟 寺院・教会

入口門の裏側。
物語のように表現された神様像を見ることが出来る。

バトゥ洞窟 寺院・教会

改めて振り返ると、バトゥ洞窟の洞窟奥には華やかさが無いので、信者でもない限りこの外観や雰囲気がメインじゃないかなと。

バトゥ洞窟 寺院・教会

駅に向かう途中に、猿が餌をリスのように背中を丸めて食べていた。
猿のシッポって身長よりも長そう。

バトゥ洞窟 寺院・教会

KTMコミューターの窓口でチケットを購入。

バトゥ ケーブス駅 駅

BATU CAVE駅⇒KLセントラル駅までは2RM。

バトゥ ケーブス駅 駅

テープまで貼られて使われていない改札口。
直接駅員に見せて通過する。

バトゥ ケーブス駅 駅

帰りはほとんど乗客がおらず、空いていた。
KLセントラル駅から、Rapid KLでRaja Chulan駅まで戻りHOTELへ。
今日もHOTEL併設のランドリーを使って洗濯を。
洗い用トークン2枚と、乾燥機用トークン1枚で15RMだった。

バトゥ ケーブス駅 駅

陽が傾きだした頃に夜ごはんを食べに外へ。
この時間帯になると暑さが和らぎ、身体も動かしやすい。

昨日はアロー通りでマレーシア料理を楽しんだので、今夜は興味があった中東料理の店へ。
HOTELからアロー通りに向かう道沿いに数店舗あって、お酒が飲めないのが唯一気になったけど食べたい欲求が勝利(笑。
“The castle restaurant”。

決め手は、道沿いでクルクル回るケバブと調理窯。

外の席は水煙草（10RM）をふかす人がいて混んでたけど、蚊が多かったので私たちは中に案内してもらう。

Menu。
スタッフの9割は男性だった。

【アラビアコーヒー】6RM
【ティーカップ（大)】5RM
お酒が無いのでソフトドリンクをオーダーしたら、コーヒーは苦さは無いけど、エスプレッソ並に濃くてびっくり。
紅茶にはお約束のように山盛りの角砂糖が添えられてきた。

【ケバブ】20RM
ミンチ状で、中心にパセリが練りこんであるので臭みが全く無い。
パンが下に敷いてあって周りにパセリ・トマト・胡瓜・玉ねぎが添えてあるのでお好みで一緒に。
これは…本当は赤ワインと合わせたい！

勝手に出してくれたので…ケバブと野菜を包む用？

【BEEF SOUP】7RM
本当は別のスープが飲みたかったのに「これしかない」と言われて出てきたけど、肉はホロッホロで、香り高い濃厚な牛の出汁がとても美味しかった♪

【Shawarma lamb Sandwiches】8RM
パンはカリカリ、ラム肉はさっぱりした口当たりで柔らかくポテト・キャベツ・トマトが挟まっていてサワークリーム系のマヨネーズが塗ってある。
とても美味しかったけど、料理が痺れを切らすくらい出てくるのが遅かったのが残念（混んでたけどほぼ水煙草客で食事は私たちだけだったのに）。
合計：46RM。

やっぱり飲みに行きたいね♪という話になり、お腹にスペースを作るため少し散歩をすることに。
アロー通りを越えて…

アロー通り 露店・屋台

デパート街をウロウロ。

伝統衣装を見たり、スマホケースを探したり…

そしてまた来た道を戻って、さっきの中東料理店の道沿いをそのまま道なりに進んでいくと、世界各国のレストランや、お洒落なBarやパブ、クラブ風の店が道を挟んで20-30軒並んだCHANGKAT BUKIT BINTANG通りがある。
こんな雰囲気の飲む店ばかりなのに、路駐が目立って歩きにくい。
どの店も魅力的で決めきれず、ぐるっと一回り。

チャンカット ブキビンタン 散歩・街歩き

今日はインドにご縁があったので、インド系のBar“Sutraa Kitchen & Bar”に決定した。

奥は爆音が響き渡るので、入口付近に着席する。
周りを見るとインド系客ばかり。

Menu。
「ここはカレーだけのMenuだから、その先から選ぶといいよ」とスタッフが親切に説明してくれた。

おつまみ系Menu。

【白ワイン】20RM
【タイガーBeer（大グラス)】18RM

【フレンチフライ】7RM

【MUTTON SAMOSA】14RM
皮は軽いクッキーのような触感で、身はぎっしり！
スパイシーで食欲をそそるけどボリューム感が半端ない。

【ギネスBEER】18RM
合計：83.5RM。
明日はとても楽しみにしていた飲茶と、ブルーモスクを見学するため郊外の町：SHAH ALAMへ。
とても親切なムスリム信者のお爺さんの、親切心が思わぬ展開に…
続きは05へ。

この旅行記へのコメント （2）

• chikuouさん 2014/03/26 11:43:29

  きれいなところですね。

  　ペナンへは行きましたが、Ｋｌは飛行機の乗り継ぎだけでした。鍾乳洞の洞窟にヒンズー教の像がつくられているのですか？　シシケバブの画像がありましたが、この国はイスラム教でしたよね。牛肉のケバブもあるのですか？
  

  RiEさん からの返信 2014/03/27 02:33:18

  RE: きれいなところですね。

  マレーシアは多民族国家なので、イスラム教だけじゃなく、
  仏教、キリスト教などのさまざまな宗教が上手に共存していますよ〜。
  
  ムスリム系が経営するレストランでは飲酒は出来ませんが、
  中華系に行けば普通に提供してくれるので…
  牛肉のケバブは食べることが出来ますね〜。