２度目のフランス出張（２：パリの乗り物ウォッチング）

2013/07/07 - 2013/07/07

2日目の日曜日は6時半に起床。早いように思えるけど、日本はもう13時半。今日は夕方からは仕事だけど、それまでは自由行動。

パリ市内の目ぼしい場所には前回の出張で行ったし、ちょっと遠出してみよう…ということで目にとまったのが、ガイドブックの『シャルトル』という文字。世界遺産の大聖堂のある街。午前中に着ければ、ミサにお邪魔できるかも。列車が出るモンパルナス駅がホテルから近いのもポイント。

…とその前に、ちょっと寄り道してパリの鉄道をウォッチング。日本にはないちょっとしたモノが、ここパリにはあります。

　7/6（土）：東京⇒（航空機）パリ
●7/7（日）：シャルトル観光、仕事
　7/8（月）：仕事
　7/9（火）：ランス観光、パリ⇒（航空機）
　7/10（水）：東京着

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

パリの交通1日券（Mobilis）が欲しいのだけど、これから乗る予定のトラムの駅では売ってない。なので街中の散歩がてら、これまた近くのRERの駅まで買いに行くことに。

ホテルがあるのはIssy=Les=Moulineauxという街。これでイシー＝レ＝ムリノーと読むのは無理のー。

車がスピードを出さないように幅が狭められた車道。このほかにハンプ（路面の凸）もあって、安全のための工夫が垣間見られる。

8時、ホテルから歩いて5分ちょっとでRER C線のIssy駅に到着。日曜日の朝なので閑散としてる駅前。

右側の緑色のマシンがパリ市内の切符を買える券売機。そして左側の黄色のマシンが国鉄の長距離切符も帰る券売機（おそらく）。RERはのA線とB線はRATP（パリ交通営団）が運営する路線だけど、ここを走るC線はSNCF（フランス国鉄）の運営だから黄色いマシンも置いてあるんだろう、多分。

で、さっそく右側のマシンでMobilisを購入。パリの多くの券売機と同じく、紙幣が使えないので手持ちのクレジットカードを使おうとするけど、使えないとはじかれる。VISAなのに、ICチップ積んでるのに！仕方ないので硬貨で購入。これは手持ちコインを常に持っておかないと今後困るかもしれない。

Issy駅の内部はこんな感じ。週末だからか窓口はやってない。

行先案内にもあるとおり、ここからベルサイユまでは乗り換えなし（パリ市内を遠回りしていく列車もあるので注意）。今回は行かないけど、いつかきっと。

Mobilisを買ったので、一旦ホテルに撤収！

そしてすぐにホテル出発。午前9時、歩いて5分ほどのトラム2号線Jacques Henri Lartigue駅へ。

トラムの発車案内は『何時何分発』じゃなくて『あと何分』という書き方。直観的で分かりやすいかも。今日は日曜日だからか、今度が11分後、その次が25分後と本数が少なめ。

Jacques Henri Lartigue駅をパチリ。

すると、駅の向こう側から声を掛けられた。行ってみると、朝の散歩帰りの出張同行者。

『なんか1人だけ場に合わないカメラ野郎がいると思ったらお前だった』

さっき買ったMobilisで、ようやく来たトラムに乗車。

トラムの顔。

RATP（パリ交通営団）のマークのモチーフはパリ市内を流れるセーヌ川。それを女性の横顔に見立てるセンスはやっぱりおフランス。

Porte de Versaillesはトラム2号線の終点。日本では見られない、2編成連結10両の路面電車は壮観。

ここでメトロ（地下鉄）12号線にお乗換え。

メトロ12号線のPorte de Versailles駅構内の自動券売機。左側はNavigoというICカード（SuicaやICOCAみたいなもの、旅行者には使いにくい）のチャージ機で、その右側がよく見る券売機。

ご覧のとおり、コイン投入口とクレジットカード挿入口はあるけど紙幣挿入口がない。

さらに右側にいくと、紙幣も使える多言語対応券売機があった！全部の駅にはないようだけど、我々旅行者には有難い存在。残念ながら日本語はないけど、英語表記にできるだけで分かりやすさは全然違う。

今後うちコインが必要になるのか分からないので、メトロの1回券（Ticket t+）1枚EUR1.7を20ユーロ札で購入して大量のコインをおつりでゲット。今日はMobilisがあるから使わないけど、明日以降に使う機会があるだろう。

メトロではスリに注意！前回はスリ未遂に遭っちゃったから気を付けないと。

10分弱乗ってPasteur駅で下車。

駅を出て道を渡ると、この駅で乗り換えられるメトロ6号線の線路が眼下に。

何か編ですね。線路の外側に何やら板のようなものがずーっと引かれてるような。

せっかくなので6号線に乗ってみることに。

6号線のPasteur駅は地下。駅を出るとすぐ地上に出て、さっき見た線路を走っていきます。

隣はSevres-Lecouvre駅。

もう一度線路をじっくり見学。やっぱり見慣れない板が見える。

お、向こう側から列車が来た！

その足元を見ると、なんとゴムタイヤ！先ほど見えた板はこのゴムタイヤが走る路面だったんですね。

理由はよく分からないけど、パリの地下鉄の一部路線では、このように鉄輪とゴムタイヤを併用した車両が使われているとのこと。

見学を終えて、そろそろ元のルートに戻ろう。

再びメトロ6号線に乗り、2駅でモンパルナス駅に到着。パリにいくつかある長距離列車の発着駅の一つとして名の知られた駅。地上に出るとこの賑わい！そういえばフランスはぼちぼち夏休みに入る時期だった。列車混んでるかなぁ…

モンパルナス駅 駅

シャルトルに向かう列車は10:09発のTER（日本で言うところの中距離普通列車くらいのポジションか？）。切符を買おう。

モンパルナス駅 駅

駅の入口あたりにずらりと並ぶ券売機。

モンパルナス駅 駅

画面はタッチパネル式。コインも紙幣も使えないクレジットカード専用マシン。とりあえず英語を選択（ユニオンジャックにタッチ）して、行先と出発日、時刻を選ぶ。帰りの切符も買えるので買っておこう。1人だし、2時間くらい現地にいられれば十分かな。

朝Issyの駅ではクレジットカードが使えなかったけど、ここでは使えた。よかった。

モンパルナス駅 駅

切符は乗る前にこのマシンで改札を忘れずに。購入してすぐ後に発車する切符を買った場合にはこの改札をしなくて良い場合もある（その場合は切符の券面に『改札済み』と表示される）。今回買った往路の切符にもそのような表示があったけど、心配なので一応改札機に通す。

モンパルナス駅 駅

発車直前にならないとどの列車に乗ればよいのかが分からないという、ちょいと不親切なシステムのフランス鉄道。発車番線がまだ表示されてないので、それまでしばし撮り鉄。

左側は旧型のTGV、右側の新型はオール2階建て。どっちだったか忘れたけど、スペイン国境近くまで行くらしい。そんな遠くまで行けてしまうのもTGVのおかげ。

モンパルナス駅 駅

列車がずらりと並ぶモンパルナス駅。

モンパルナス駅 駅

ようやく発車ホームが発表された。19番線だ。

モンパルナス駅 駅

Voie 19（19番線）で行先を確認。Chartres。よし！

モンパルナス駅 駅

これから乗るシャルトル行きの列車。機関車で引っ張るオール2階建ての客車列車。もちろん2階に陣取る！

あまり混んでないけど冷房の効きが悪いのかじわっと暑い列車に乗って、ほぼ定刻にモンパルナス駅を出発！

モンパルナス駅 駅