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3日間お世話になったフィレンツェのホテルを午前8時にチェックアウト、えっちらおっちら荷物を抱えて駅前のバスターミナルへと向かう。<br />雨はすっかり止んで、日差しはほぼ夏のそれだ。<br />バスを探し当て、次の目的地・シエナを目指す。<br />

カンポ広場に寝ころんで 空に吸われし53のココロ。

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2013/06/11 - 2013/06/12

31位(同エリア188件中)

鯨の味噌汁

鯨の味噌汁さん

3日間お世話になったフィレンツェのホテルを午前8時にチェックアウト、えっちらおっちら荷物を抱えて駅前のバスターミナルへと向かう。
雨はすっかり止んで、日差しはほぼ夏のそれだ。
バスを探し当て、次の目的地・シエナを目指す。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
高速・路線バス 徒歩
  • 郊外の高速道路に入ると、なだらかな丘陵地によく耕された畑が続く。葡萄畑、オリーブ畑、それに麦畑。<br />トスカーナはイタリア一の農業地帯なのだ。日本の北関東あたりの風景とよく似てますな。<br />

    郊外の高速道路に入ると、なだらかな丘陵地によく耕された畑が続く。葡萄畑、オリーブ畑、それに麦畑。
    トスカーナはイタリア一の農業地帯なのだ。日本の北関東あたりの風景とよく似てますな。

  • シエナではバス停の地下にあるバンケットに荷物を預け、「世界一美しい広場とゆわれている」とシエナ自身がゆってるカンポ広場を目指す。<br />ここだけの話、「世界一」なんてのはインチキが多いもんです。<br />ミスインターナショナルは、しばしば「目鼻口のオバケ」だもん。<br /><br />が、たどり着いてみると。<br />なるほど、写真でみるより、ずいぶんと美人な広場である。<br />

    シエナではバス停の地下にあるバンケットに荷物を預け、「世界一美しい広場とゆわれている」とシエナ自身がゆってるカンポ広場を目指す。
    ここだけの話、「世界一」なんてのはインチキが多いもんです。
    ミスインターナショナルは、しばしば「目鼻口のオバケ」だもん。

    が、たどり着いてみると。
    なるほど、写真でみるより、ずいぶんと美人な広場である。

  • 広場は扇の形で煉瓦敷、中央に向かってゆるく傾斜している。これは蟻地獄を想起させる。<br />そして、そこに若い娘さんたちがゴロゴロと寝転んでいる。これは蟻地獄のアリですな。<br /><br />娘さんたちは地元の大学生だったり、観光客だったり様々だ。<br />つらつら観察するに、どうやら、寝転んでヨイのは、若い娘さん限定らしい。<br />ワシみたいなオヤヂ汚物系は、寝転がっていけないらしい。<br /><br />おそらくは「カンポ広場景観維持協議会」なんてものが存在し。<br />汚いオヤジが広場で寝転がった場合、コロコロと転がして下水と共に処分してるに違いない。<br />世界遺産の景観はこうして守られているのであろう。<br /><br />…てなことを配偶者に話すと<br /><br />「寝転がればいいでしょ」<br /><br />では、と寝転がってみる。<br />イタリアの カンポ広場に寝ころんで 空に吸われし53のココロ。<br />空は青いが何も起こらなかった。

    広場は扇の形で煉瓦敷、中央に向かってゆるく傾斜している。これは蟻地獄を想起させる。
    そして、そこに若い娘さんたちがゴロゴロと寝転んでいる。これは蟻地獄のアリですな。

    娘さんたちは地元の大学生だったり、観光客だったり様々だ。
    つらつら観察するに、どうやら、寝転んでヨイのは、若い娘さん限定らしい。
    ワシみたいなオヤヂ汚物系は、寝転がっていけないらしい。

    おそらくは「カンポ広場景観維持協議会」なんてものが存在し。
    汚いオヤジが広場で寝転がった場合、コロコロと転がして下水と共に処分してるに違いない。
    世界遺産の景観はこうして守られているのであろう。

    …てなことを配偶者に話すと

    「寝転がればいいでしょ」

    では、と寝転がってみる。
    イタリアの カンポ広場に寝ころんで 空に吸われし53のココロ。
    空は青いが何も起こらなかった。

  • ボケは早々にして、広場のレストランでビールで気勢を上げ、おやら町を歩く。<br />坂が多い。でもって、街頭のあちこちに動物のモニュメントやら街灯やらがある。<br />それは亀だったり狼だったり蝶だったりカタツムリだったりする。<br />その紋章は「コントラーダ」といい、シエナ全体で19種類あるらしい。<br />それぞれの街区に、象徴となるコントラーダがあるんだって。<br /><br />哺乳類=オオカミ、ヒョウ、サイ、ヒツジ、キリンなど<br />鳥類=ガチョウ、ワシなど<br />爬虫類=カメ<br />空想上=ユニコーン、ドラゴンなど<br />

    ボケは早々にして、広場のレストランでビールで気勢を上げ、おやら町を歩く。
    坂が多い。でもって、街頭のあちこちに動物のモニュメントやら街灯やらがある。
    それは亀だったり狼だったり蝶だったりカタツムリだったりする。
    その紋章は「コントラーダ」といい、シエナ全体で19種類あるらしい。
    それぞれの街区に、象徴となるコントラーダがあるんだって。

    哺乳類=オオカミ、ヒョウ、サイ、ヒツジ、キリンなど
    鳥類=ガチョウ、ワシなど
    爬虫類=カメ
    空想上=ユニコーン、ドラゴンなど

  • ここら辺まではわかるが、中にはカタツムリ、ホタテ、挙句の果てにケムシ、なんてのもある。<br />なんでよりによってケムシ。ほかにあるだろう鯨とか鯨とか鯨とか。<br /><br />「選考の基準はどーなっておるのだ!」<br /><br />ユネスコ世界遺産登録委員会みたいに突っ込みたくなる。<br />そのうちゾウリムシとかのコントラーダも作っちゃうんじゃないのか。(⇒これはナシ。コントラーダは500年前からの伝統だそうです)<br />

    ここら辺まではわかるが、中にはカタツムリ、ホタテ、挙句の果てにケムシ、なんてのもある。
    なんでよりによってケムシ。ほかにあるだろう鯨とか鯨とか鯨とか。

    「選考の基準はどーなっておるのだ!」

    ユネスコ世界遺産登録委員会みたいに突っ込みたくなる。
    そのうちゾウリムシとかのコントラーダも作っちゃうんじゃないのか。(⇒これはナシ。コントラーダは500年前からの伝統だそうです)

  • 途中、シエナ大聖堂なども見物。<br />同じ大理石でもフイレンツェのは白赤緑の三色カラーだが、こちらは白がメイン。<br />うんうん、上品でよろしい。<br /><br />貴族のお嬢さんが、花嫁衣装でたたずんでいるようである。<br /><br />カンポ広場も大聖堂も、シエナはべっぴんの町なんだなぁ。

    途中、シエナ大聖堂なども見物。
    同じ大理石でもフイレンツェのは白赤緑の三色カラーだが、こちらは白がメイン。
    うんうん、上品でよろしい。

    貴族のお嬢さんが、花嫁衣装でたたずんでいるようである。

    カンポ広場も大聖堂も、シエナはべっぴんの町なんだなぁ。

  • 帰り道は、細い路地を選んでテキトーに歩き、バス停を目指す。<br /><br />「行きと同じ道を通ってもつまらん。路地を行くべ」<br /><br />などと配偶者と語らいつつ、てこてこと歩く。<br />が、その路地はバス停への道と並行してるはずなのに、いつまで立っても合流しないのであった。<br />どころか、ヨレてねじれて、次第に遠ざかっていく感覚である。<br /><br />シマッタ、と思ったときは、もう遅かった。<br />われわれは、城壁から、ぽーんと町の外に追い出されてしまったのである。<br />このテの中世の町とゆうのは、防衛のためにしばしば迷路のような街作りをする。<br /><br />なんとなく、来たときにバスで通った記憶がある(ようなないような)、広い車道に出てしまった。<br />地図を見直す。が、見直してもムダである。ワシらがどこにおるのか、もはや、さっぱりわからんちん。<br /><br />と、道でタバコを吸っている暇そうなオヤジ発見。<br />地図を差しつつ、<br /><br />「ウエア・イズ・ヒア」「ウイ・ウォント・ゴー・ツー・バスターミナル」<br /><br />何しろ世界を股に掛ける迷子のプロであるから、自力でなんとかしようなんて考えない。潔いのである。<br />オヤジはなぜか親切であって、いったん家に戻り、蛍光ペンを持ち出し、キュキュッと地図に描き、われわれの行くべき道を教えてくれた。<br /><br />オヤジの蛍光ペンによると、現在地はバス停の正反対の出口であった。<br />よくも器用に、こんな真逆の場所にたどりついたものであることよ。わがことながら、久々にカンドーしてしまう。(するなよ)<br /><br /><br />蛍光ペンに沿って、車がビュンビュンゆきかう車道を延々30分歩く。アスファルトが熱いがな。<br />配偶者もワシもグッタリである。<br /><br />やはりこれは、べっぴんの町・シエナに、汚物として排出されたと考えるのが真相であろう。<br />ばっちいおやぢは、カンポ広場で寝転がってはいけないのだ。<br /><br />4Tのクチコミに投稿しなくてはいけない。<br />

    帰り道は、細い路地を選んでテキトーに歩き、バス停を目指す。

    「行きと同じ道を通ってもつまらん。路地を行くべ」

    などと配偶者と語らいつつ、てこてこと歩く。
    が、その路地はバス停への道と並行してるはずなのに、いつまで立っても合流しないのであった。
    どころか、ヨレてねじれて、次第に遠ざかっていく感覚である。

    シマッタ、と思ったときは、もう遅かった。
    われわれは、城壁から、ぽーんと町の外に追い出されてしまったのである。
    このテの中世の町とゆうのは、防衛のためにしばしば迷路のような街作りをする。

    なんとなく、来たときにバスで通った記憶がある(ようなないような)、広い車道に出てしまった。
    地図を見直す。が、見直してもムダである。ワシらがどこにおるのか、もはや、さっぱりわからんちん。

    と、道でタバコを吸っている暇そうなオヤジ発見。
    地図を差しつつ、

    「ウエア・イズ・ヒア」「ウイ・ウォント・ゴー・ツー・バスターミナル」

    何しろ世界を股に掛ける迷子のプロであるから、自力でなんとかしようなんて考えない。潔いのである。
    オヤジはなぜか親切であって、いったん家に戻り、蛍光ペンを持ち出し、キュキュッと地図に描き、われわれの行くべき道を教えてくれた。

    オヤジの蛍光ペンによると、現在地はバス停の正反対の出口であった。
    よくも器用に、こんな真逆の場所にたどりついたものであることよ。わがことながら、久々にカンドーしてしまう。(するなよ)


    蛍光ペンに沿って、車がビュンビュンゆきかう車道を延々30分歩く。アスファルトが熱いがな。
    配偶者もワシもグッタリである。

    やはりこれは、べっぴんの町・シエナに、汚物として排出されたと考えるのが真相であろう。
    ばっちいおやぢは、カンポ広場で寝転がってはいけないのだ。

    4Tのクチコミに投稿しなくてはいけない。

  • さて、気を取り直し。<br />午後からはバスで、サン・ジャミアーノを目指す。<br /><br />昔々、はるか昔、高校生のころ読んだランボーの詩に「一番高い塔の歌」とゆうタイトルがあった。(⇒なぜか突然文学的に!)<br /><br />若かったワシは、詩の中身よりも「一番高い塔」とゆう語感に惹かれた。<br /><br />町中、あちこちに塔が建っていて、その中で、ひときわ高い塔が鐘楼としてある。<br />そんな風景をぼんやりと想像した。<br />当時、ヨーロッパの田舎町なんてのは、高校生にとってM78星雲くらい遠く、そもそも行けるわけがない場所だった。<br /><br />が、それから30年が過ぎたころ、イタリアに「塔だらけの町」があることを知った。<br />シエナの北、サン・ジャミアーノとゆう町。<br /><br />ならば行ってみようではないか、と、この旅の目的地のひとつに設定した。

    さて、気を取り直し。
    午後からはバスで、サン・ジャミアーノを目指す。

    昔々、はるか昔、高校生のころ読んだランボーの詩に「一番高い塔の歌」とゆうタイトルがあった。(⇒なぜか突然文学的に!)

    若かったワシは、詩の中身よりも「一番高い塔」とゆう語感に惹かれた。

    町中、あちこちに塔が建っていて、その中で、ひときわ高い塔が鐘楼としてある。
    そんな風景をぼんやりと想像した。
    当時、ヨーロッパの田舎町なんてのは、高校生にとってM78星雲くらい遠く、そもそも行けるわけがない場所だった。

    が、それから30年が過ぎたころ、イタリアに「塔だらけの町」があることを知った。
    シエナの北、サン・ジャミアーノとゆう町。

    ならば行ってみようではないか、と、この旅の目的地のひとつに設定した。

  • シエナからバスで1時間ばかり走る。<br />トスカーナの穏やかな台地の間を縫うように道が続く。<br />やがて遠くの丘の上に、何本もの塔らしい影が見えてくる。<br /><br />おお、あれがサン・ジャミアーノか。<br /><br />城外のバス停で下車。門をくぐり抜け、町の中に入ってゆく。<br />が、しかし、ここは近来人気の観光地らしく、観光バスのお客さんが次々とやってくる。<br />あっとゆう間もあればこそ、われわれはその波に飲み込まれてしまう。<br />シエナとサン・ジャミアーノは、フィレンツェから人気の日帰りコースなんですね。<br />

    シエナからバスで1時間ばかり走る。
    トスカーナの穏やかな台地の間を縫うように道が続く。
    やがて遠くの丘の上に、何本もの塔らしい影が見えてくる。

    おお、あれがサン・ジャミアーノか。

    城外のバス停で下車。門をくぐり抜け、町の中に入ってゆく。
    が、しかし、ここは近来人気の観光地らしく、観光バスのお客さんが次々とやってくる。
    あっとゆう間もあればこそ、われわれはその波に飲み込まれてしまう。
    シエナとサン・ジャミアーノは、フィレンツェから人気の日帰りコースなんですね。

  • たどりついた宿は、メイン・ストリートに面する小さなホテルだった。<br />3階の部屋に落ち着き、窓を開けると、狭い通りを各国の観光客がパレードのように行進している。<br /><br />東アジア系が多い。みんなランボーを読んでいるに違いない。(うそ)<br />熟年おばさん、カップルが多いのは日本人。<br />一族郎党、三世代で旅をしてるのは中国人。<br />男が大柄でショーユ顔で、女の子の顔がきれいに揃ってるのは韓国人。<br />オリンピックの閉会式みたいに、いっそ国旗を持って行進したらいかがであろう。<br /><br />ガイドブックには「時の止まった町」なんて書いてあるけど。<br />「のぞみ東京大阪直行」くらい、全然止まってない、サン・ジャミアーノなのであった。<br /><br />観光客をながめつつ、ワシがゆう。<br /><br />「町歩きは、明日の朝にしよ」<br /><br />「…そうしましょう」<br /><br />で、ふたりともベッドに潜り込みグースカ昼寝してしまう。<br />

    たどりついた宿は、メイン・ストリートに面する小さなホテルだった。
    3階の部屋に落ち着き、窓を開けると、狭い通りを各国の観光客がパレードのように行進している。

    東アジア系が多い。みんなランボーを読んでいるに違いない。(うそ)
    熟年おばさん、カップルが多いのは日本人。
    一族郎党、三世代で旅をしてるのは中国人。
    男が大柄でショーユ顔で、女の子の顔がきれいに揃ってるのは韓国人。
    オリンピックの閉会式みたいに、いっそ国旗を持って行進したらいかがであろう。

    ガイドブックには「時の止まった町」なんて書いてあるけど。
    「のぞみ東京大阪直行」くらい、全然止まってない、サン・ジャミアーノなのであった。

    観光客をながめつつ、ワシがゆう。

    「町歩きは、明日の朝にしよ」

    「…そうしましょう」

    で、ふたりともベッドに潜り込みグースカ昼寝してしまう。

  • 暗くなってからごそごそと起き出し、近所のレストランへ潜り込む。<br />今夜でトスカーナは最後であるから、それらしいモノを食わねばならん。<br />メニューをもらうと、ステーキの所に「100gあたり3.5ユーロ」なんて書いてある。<br /><br />おお。<br />これがウワサに聞く「トスカーナのステーキ量り焼き」かぁ。<br /><br />と、ゆうわけで、ワシは500g、配偶者は200gをオーダーする。<br />彼女がフィレを希望すると、店主らしい親父さんは深く頷き、<br /><br />「フィレもまとめて焼くから、二人で分けるごたる。ワンプレートでよかとね」(イタリア語はなぜか長崎弁に聞こえる)<br /><br />なーんて言いつつ、大皿に700gのステーキを、どどーん焼いてくれた。<br />ワシは脂身、彼女は赤身が好物なのである。<br /><br />ふと、マザー・グースの童謡思い出す。<br /><br />  ジャックは脂身大嫌い ♪<br />  ジャックのおくさん 赤身がきらい ♪<br />  一つのお皿を分け合って ♪<br />  仲良く綺麗に食べたとさ ♪<br /><br />さらにさらに、彼女はその容貌から察せられるとおり、縄文人(⇒肉食)の血統である。<br />よって、ボーンの周囲に残った赤肉を、しぶとくかじるのであった。<br /><br />「おいしいわー、ホントの肉の味がする」<br /><br />ニコニコしつつ、ぴちゃぴちゃ舌を鳴らす。<br />ほぼナマ肉である。よってお口の周りが血まみれである。<br /><br />吸血鬼とメシを食ってる気分だ。<br />何だか今夜は新鮮なプレイが期待できそうなのであった。(しねーよ)

    暗くなってからごそごそと起き出し、近所のレストランへ潜り込む。
    今夜でトスカーナは最後であるから、それらしいモノを食わねばならん。
    メニューをもらうと、ステーキの所に「100gあたり3.5ユーロ」なんて書いてある。

    おお。
    これがウワサに聞く「トスカーナのステーキ量り焼き」かぁ。

    と、ゆうわけで、ワシは500g、配偶者は200gをオーダーする。
    彼女がフィレを希望すると、店主らしい親父さんは深く頷き、

    「フィレもまとめて焼くから、二人で分けるごたる。ワンプレートでよかとね」(イタリア語はなぜか長崎弁に聞こえる)

    なーんて言いつつ、大皿に700gのステーキを、どどーん焼いてくれた。
    ワシは脂身、彼女は赤身が好物なのである。

    ふと、マザー・グースの童謡思い出す。

      ジャックは脂身大嫌い ♪
      ジャックのおくさん 赤身がきらい ♪
      一つのお皿を分け合って ♪
      仲良く綺麗に食べたとさ ♪

    さらにさらに、彼女はその容貌から察せられるとおり、縄文人(⇒肉食)の血統である。
    よって、ボーンの周囲に残った赤肉を、しぶとくかじるのであった。

    「おいしいわー、ホントの肉の味がする」

    ニコニコしつつ、ぴちゃぴちゃ舌を鳴らす。
    ほぼナマ肉である。よってお口の周りが血まみれである。

    吸血鬼とメシを食ってる気分だ。
    何だか今夜は新鮮なプレイが期待できそうなのであった。(しねーよ)

  • 翌朝、午前7時起床。<br />朝食の前に、町を一回りする。<br />ちいさな町だから、2時間もあれば一回りしてしまう。<br /><br />表通りは観光客向けのbar、レストラン、お土産物屋さんだけど。<br />裏にまわると、古い町並みが続くイタリアの田舎、といった風情だ。

    翌朝、午前7時起床。
    朝食の前に、町を一回りする。
    ちいさな町だから、2時間もあれば一回りしてしまう。

    表通りは観光客向けのbar、レストラン、お土産物屋さんだけど。
    裏にまわると、古い町並みが続くイタリアの田舎、といった風情だ。

  • ひと気はなく、清掃車だけがクルクルと走り回る。<br />世界遺産の町って、メンテナンスが大変だ。<br /><br />清掃車だけではなく、雑草取り・ゴミ拾い・などなど、大勢の人たちがお客さんの来る前の町をお掃除していた。<br /><br />そういえば富士山が世界遺産になった。<br />登山道わきにひり出された雲古を、キレイにするのはエライ手間であろう。

    ひと気はなく、清掃車だけがクルクルと走り回る。
    世界遺産の町って、メンテナンスが大変だ。

    清掃車だけではなく、雑草取り・ゴミ拾い・などなど、大勢の人たちがお客さんの来る前の町をお掃除していた。

    そういえば富士山が世界遺産になった。
    登山道わきにひり出された雲古を、キレイにするのはエライ手間であろう。

  • 町の一番高いところに、砦のあとがある。<br />えっちらおっちら登っていくと、高台から町が一望できた。<br />にょきにょき塔が屹立している。そして、その向こうになだらかな畑が広がる。<br />

    町の一番高いところに、砦のあとがある。
    えっちらおっちら登っていくと、高台から町が一望できた。
    にょきにょき塔が屹立している。そして、その向こうになだらかな畑が広がる。

  • 日当たりや高度によって、作物は作り分けられているらしい。<br />無駄なく細かく耕された土地は、それだけで美しいものだ。<br />ローマ帝国もルネッサンスも、この畑が産みだしたんだろうなぁ、などと思う。

    日当たりや高度によって、作物は作り分けられているらしい。
    無駄なく細かく耕された土地は、それだけで美しいものだ。
    ローマ帝国もルネッサンスも、この畑が産みだしたんだろうなぁ、などと思う。

  • 路地をつたって、坂を登ったり下ったり、最後には塔にも登ってみた。<br />そしてバスツアーが到着する前に、われわれは町を後にした。<br />

    路地をつたって、坂を登ったり下ったり、最後には塔にも登ってみた。
    そしてバスツアーが到着する前に、われわれは町を後にした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • keiさん 2013/06/24 18:49:51
    シエナの空になりたい
    吸血鬼の新鮮プレイはいかがでしたか?
    (加わりたいわ♪)

    雲古って何だろう?ってわざわざ調べましたよっ!!
    ほほーっ、なんてきれいな漢字なんでしょうねー。

    それにしても鯨さんはとってもロマンチストですね。
    私も53のココロ吸ってやろう(吸血プレイの続き)

    鯨の味噌汁

    鯨の味噌汁さん からの返信 2013/06/24 23:47:41
    RE: シエナの空になりたい
    keiさん

    こんばんは。香ばしいネタに反応ありがとうございます。

    >吸血鬼の新鮮プレイはいかがでしたか?
    >(加わりたいわ♪)

    ほぼ一行しかないお下劣ネタに、キッチリ反応ありがとうございます。
    こーゆーネタには、同年代の汚い系のおっさんが反応するものですが、keiさん希少種です。

    >雲古って何だろう?ってわざわざ調べましたよっ!!
    >ほほーっ、なんてきれいな漢字なんでしょうねー。

    平成の初めに死去したワシの偏愛するブンゴーからの出典でございます。
    雲古、御叱呼、珍古、御芽子、御鳴楽、などと続きます。みんな読めますよね♪

    >私も53のココロ吸ってやろう(吸血プレイの続き)

    どうぞどうぞ、吸い放題2時間1980円くらいでどうでしょう。(ワタミかよ!白木屋かよ!…と突っ込むところです)

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