2012/04/26 - 2012/05/04
63位(同エリア172件中)
nhさん
オランダ行きを決めた理由のひとつがこの絵を観ることだった。後日、来日(H24.6月~)することは知っていたが、どうせ日本ではゆっくりと観ることは不可能。だったら現地に行っちゃおうと、そんな勢いだ。
そして大きな期待を胸にデン・ハーグを訪れたのだが、事前の調査が甘く、この魅惑的な絵を探して走り廻ることになった(汗)
日程
4月26日ドイツ・ハイデルベルク→マインツ→オランダ・アムステルダム
4月27日オランダ・アムステルダム
4月28日オランダ・デンハーグ→デルフト
4月29日オランダ→ベルギー・アントワープ、ゲント、ブルージュ
4月30日ベルギー・ブルージュ、ブリュッセル→アイルランド・ダブリン
5月1日アイルランド・ダブリン→イギリス・ロンドン
5月2日イギリス・ロンドン
5月3日イギリス・ロンドン
5月4日イギリス・ロンドン→帰国
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「真珠の耳飾りの少女」をすいている時間に観よう!
そう思って、マウリッツハイス美術館の開館時間より前に着くように、アムステルダム中央駅から電車で小一時間かけて、ハーグ中央駅に到着した。 -
駅を出るとタクシーが何台かいて「乗ってく?」と声を掛けられる。丁重にお断りをし、雨の中、マウリッツハイス美術館までは歩いていく。
12、3分程度だったかな。殺人的な方向音痴の自分でも、わりとすんなり行けた。 -
マウリッツハイスにAM10時開館の15分前に到着した。順調、順調。しかも誰もいない。
これなら朝一で絵を独り占め出来ちゃうなぁ〜と、このときは喜んでみたものの、何分待っても開く気配すらない。そして相変わらず、人も全然来ない。
これって、ま、ま、まさか…。 -
な、なんと、完全に閉まってまんがな!あまりのショックに幽体離脱しそうになった。
そしてよーく見ると門の所に案内の看板が。涙と雨で濡れた目で看板を読んでみると「Gemeentemuseum」にあるって書いてあった。つうか、それってどこ?? -
とりあえず美術館の奥、その近くにいた警官にガイドブックを見せて「この絵が今どこにあるか知ってますか?」と尋ねてみた。
そのおまわりさんは一生懸命そのガイドブックを見ながらも「日本語だから読めないよぉ」だって(笑)。予期せぬ答えに気を失いそうになった。結局、この周囲の誰に聞いてもわからずじまいだった。 -
よし、こうなったらフェルメールが生涯を過ごしたデルフトへ行ってしまえ。フェルメールセンターとかに行けば、絵がどこにあるか分かるだろう。
動揺していたこともあって、そんな安易な考えでハーグ中央駅から再び電車に乗ってデルフトに着いた。いまから考えるともっと違う方法があったなぁ(笑) -
さて、駅からトコトコ歩いて10分程度で街の中心部へ。
むむむ、デルフトってとってもイイところ。スバラシイ。といった感じでこの街の景観によって、すでに心が落ち着いていた。 -
旧教会が見えた。ここにはフェルメールの墓標がある。まずはご本人様とご挨拶が先でしょ、と旧教会へ向かう。
-
デルフトの街には、こんな感じでフェルメール作品の看板も立っているのです。
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旧教会に到着。チケットは新教会と共通だった。
教会内には日本人の年配のグループ方もいて、挨拶を交わしたのち、自然な流れで一緒にフェルメールの墓標を探した。 -
手分けをして探し、やっと見つけた墓標。
心の中で挨拶を交わした後は、日本人グループの方に、ここに来た事情を話す。すると「絵はハーグ市立博物館にあって、場所はここですよ」とガイドブックを見せてくれた。もう大感謝でした。
そして何よりも、絵がまだオランダ国内のここから近くにあってホッとした。 -
ハーグ市立博物館に向かう前に、共通チケットもあるので、せっかくなので新教会へ。
この周囲では鐘の音が心地よく響いている。上まで登ってみたかったけど、今回は時間がなくて泣く泣くパス。 -
新教会の向かい立つ市庁舎。こちらも何とも味のある建物だ。
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デルフトって風情があってホントにいいところで、いっぺんで好きになった。そこそこお店もあるし、さほど不自由はなさそう。んで、とりあえず、デルフト焼の置物を記念に買った。
-
「デルフト眺望」を書いた場所も探したかったけど、早く「真珠の耳飾りの少女」を見に行かねばならない。
よし、次にオランダに来たら絶対にデルフトに泊まろう。そう心に誓い、未練た〜っぷりにハーグ市立博物館を目指して、再び電車に乗った。 -
デルフト駅から今度はハーグHS駅に行き、そこからトラムに乗って、ついにハーグ市立博物館に到着。うぅ、思えば遠くに来たもんだ。
本来、朝一から観るつもりが、すでに午後もだいぶ時間がたってしまったし。
しかし、改めて思うと異国の地でこんな風に電車やトラムを乗りこなせていた自分がちょっと不思議にも思う…。 -
さて、お目当ての絵はいったいどこに飾られているのだろうかと思ってるうちに、いきなり少女の姿が目に飛び込んできた。
瞬間的に鳥肌が…。ジーン。これまでの苦労も大きかった分喜びも倍増だ。感動で言葉も出なかった。 -
マウリッツハイスは写真不可って聞いたけど、ここは全然OKだった。
中には額に触れようとした人もいて、警備の人に「バレないように、もっと上手くやれっ」とウインクされてた。なんだ、このゆるさは(笑) -
そしてもうひとつのフェルメールの作品「デルフト眺望」。
実はあまり期待してなかったけど、ものすごーくイイ絵でビックリした。フェルメールの絵って、細部がキレイなんですよね。これはやっぱり実物じゃないと分からないところ。 -
レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」。
死体の絵が結構リアルな感じ。これも必見ッス。 -
そんな感じでとりあえず絵画を堪能し、ハーグ市立博物館を出てトラムに乗った。
これからアムスに戻って、昨日観れなかった国立美術館に行かねば。今日はアートな一日だ。 -
アムスに着いて、昨日のリベンジで国立美術館に。
そういえば以前、「ようこそアムステルダム国立美術館へ」って映画を観たけど、ここの改装計画のドタバタ劇や人間模様を描いてあって、地味に面白かったなぁ。 -
国立美術館で「夜警」とご対面。
デカっ。これもいつまででも眺めてられそうな絵だ。レンブラントライトがイイ感じで差してますなぁ。 -
そして団長さんのアップ。目がくりくりしてる。
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どちらかと言うと、副団長の方が威厳があるような気が…。衣装もキレイだし。
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ここでは贅沢にもフェルメールの三作品が並ぶ。
ミルクメイドは日本でも観たので再会となる。何度みてもキレイな絵だなぁ。 -
とくに、パンがピカピカしてキレイなのだ。
と、そんな満足感一杯で、閉館ギリギリまで観て、この美術館を後にした。 -
アムステルダムの街は翌々日に控えた「女王の日」の準備で、日増しにオレンジ色に染められていく。
明日はベルギーへの移動日。時間は決めてなかったけど、オランダでは空回りばかりだったからもう早く移動しよう…、と朝からすぐに出発することに決めた。 -
街を歩いていると、すごーく混んでた中華のファストフードが気になって食べてみた。結局、これがオランダでの最後の晩餐。うん、まずまずですな。
あっ、そういえばニシンを食べてなかった。残念っ。
明日はベルギーに向けて出発だ。
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