ミャンマー、ロンジーをひきずりながら…　その16　バガンで朝の散歩そしてアーナンダー寺院

2013/02/22 - 2013/03/03

バガン３日目です。
昨日は予定していたパゴダ巡りをすべて消化できずに日が暮れてしまいました。
バガンで最も美しいという寺院をまだ見てません。
『大きさではダマヤンジー、高さでタビィニュ、美しいのはアーナンダ』
エアーバガンの事務所が開くまでまだ時間があるので、そのアーナンダー寺院に巨大な立像を見に行きます。
その前に朝飯後のニャウンウー村をまた散歩。
何処に行ったかって？
そりゃあ、もちろんｴｰﾔﾜﾃﾞｨｰ川…

エリア バガン(ミャンマー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

朝、６時２０分
宿のピンサルパの前です。
日の出は昨日見たので今日は早朝の村を散歩してみます。
西の方に向かいます。

さすがに６時半は通りも静かです

でも、食堂は結構忙しそうです

ホテルは朝食付きとわかりましたが昼飯代わりに遅く食べることにして、とりあえず朝飯
モヒンガーと油条を食べます。

７時になりました。
ニャウンウーの村を散策します。

通りで豪快に朝飯支度ですか？

村の大通りを西に向かいます

塀が渋すぎる

子供もパジャマ姿で渋すぎる

それにしても広い通りです。

今日も暑い一日が始まります…

持ち物が奇妙ですが朝だからねェ

村を守護してきた楠木と広場
勝手に想像…

歩いていたら突如…
びっくりしました。

なんかゴミが目立つようになってきました

ますますゴミだらけに…

ゴミの山を突破して堤防を越えると…

エーヤワディー川です。

東から日が昇ってきました。

流れがよどんでいる中を一艘の舟です

魚、とってるんでしょうか

のどかですが…

土手に沿った道はトイレ代わりにウンコする人がおり、よそ見していると地雷を踏みます…

しかも、このあたりのヤブは棘が生えてるものがほとんどで、それがかなり手ごわい棘です。
シャツの右肩をいつの間にか引っ掛けてカギ裂きに…
植わっているのは落花生です

おっ、朝日を背に洗濯です

それにしても、皆さん
洗剤の袋は捨てずに持ち帰りましょう！

その横では洗髪。
髪の毛ないから洗顔…

ガキどもの絶好の遊び場ですね、ここは。

エーヤワディー川の本流は砂漠の彼方を流れてます…

今度は本当にゴミ捨て場の中を通って村に戻ります。
サンダルなんで足元、気をつけなくっちゃ

で、川から上がってきた場所はパゴダでした

朝日に映えます
実はシュエズィーゴン・パゴダもすぐそこに見えてます…

そのシュエズィーゴン・パゴダの参道です

参道を歩くには裸足になる必要があるので参道を横切ります。
反対側には参道に沿って道があります。
弁当箱ぶら下げて何処に？

朝日に輝くシュエズィーゴン・パゴダを見て戻ります

朝から金箔売りは気合を入れて商売です…

広場ではお供えの花を堂々と作ってます

僧院ではガラス拭き

昨日パレードをしていた学校の前。
今日も煙が漂う中一日が始まります。

宿、ピンサルパの食堂は建物を突っ切った別棟です。
朝食中のスタッフの前を遠慮がちに通って…

既に８時１５分
こんな時間に食べてる人はいないかと思ったら

ドイツはミュンヘンから来たという女性が食べてました…

バガン最終日です
今日は馬車ではなく自転車にしました。
というのも、エーヤワディー川の対岸に行く企みがあるから。

僧院の掃除が終わったので今度は托鉢ですね。

で、目指すはオールドバガン入り口にあるアーナンダ寺院
ここを見なければバガンを見たとは言えません。
なんせ、バガンを代表する…とガイドブックには書いてありますから。

昨日の早朝も必死で漕いでいたら、運よくバルーンツアーに出会ったなあと思いながら…
何回も往復した道を必死で自転車こぎます。

昨日から気になっていた建物です。
ちょっと見ていきましょう。

もう一つこちらも…

ちっちゃなパゴダもありました。

その横では…
何でしょうか？

奥の方に人が集まってました
行って見ましょう

煮炊きをしたり

こちらではなにやら簡易屋根でしょうか。
会場つくりです…
結婚式でもあるのかな？

仕事を手伝いもせず食べている人もいました。

「まあ、食べてけや」ということで
図々しくお呼ばれされました。
朝飯、食べたばかりなのに、こんなに沢山…

「もう一杯いけ」って
いくらなんでももう無理です…

聞いてみたら結婚式ではなく、昨日のパレードのサリムニ、得度式のお振る舞いのようです。
ここの家の子供が僧侶になるということでお祝いしているようです。
僧侶といっても１週間程度なのに。

腹一杯なんで自転車をこぐペースも落として、５分ほどでタラバー門の手前です。

砂地の道はなるべく踏み固められてる轍を通って…

アーナンダー寺院到着

さすがにメジャーなだけあって入り口には土産物屋さんが並びます。

真っ直ぐ進むと西向きの巨大な仏様が立っています。
オリジナルは合金製でしたがそれは壊され、２００年前にチーク材で造られた「釈迦牟尼仏」
ありがたや、ありがたや…

皆さん金箔を貼るものだから足元の２体はすごいことになってます。
「釈迦牟尼仏」立像の裾、足ぐらいはよじ登って貼る人がいるんですね。

アーナンダー寺院の売りは何といっても十字型に東西南北にはりだした入り口から最奥
つまり建物の中心に安置された９ｍの巨大な過去四仏の立像です。
北側の立像です。

１０９１年建立当時のほぼオリジナルに近いもので、頭に巻いてる帯飾りが1900年ごろ作りかえられているそうです。
下から見上げるとなんか怒っているようですね…

東側
建立当時のものは白檀の木で造られていたのですが、残念なことに火事で焼失してしまったそうです。

そして、南側のこれこそが松を彫って造った初転法輪印を結ぶ迦葉仏の立像で建立当時から伝わる、ｱｰﾅﾝﾀﾞｰ寺院をｱｰﾅﾝﾀﾞｰ寺院たらしめる天下の傑作
やはり、下から見上げると機嫌が悪そうですが…

正面から見ると
微笑んでいるようです

中心の過去四仏を取り囲む第一回廊です。
第一回廊は僧侶だけが歩く通路で、さらにもう一つ後退した第二回廊は王家の人たちの通路、
一般のひとはさらに遠く十字型の飛び出た回廊なので周回する時は外に出たり中に入ったりしなければなりませんでした。

そして壁という壁には仏龕が穿かれ仏様が鎮座まします。

そしてその仏龕に安置の仏様に外光があたって、暗い回廊のなかに浮かびあがります。

また第二回廊からもこのように覗くことができます。

中の仏像を堪能したので今度は外に出て建物の周りを回ってみましょう。

十字型の飛び出ている部分です。
右の入り口が第三回廊です

暑い空に寺院の屋根に乗る尖塔が黄金に光って映えます。
その尖塔にも仏龕がほられ仏様が安置されてます。

屋根基壇の壁にはなにやら浮彫の石板がはめ込まれてます

浮彫の石板は何も見にくい屋根の方だけでなく一番下にもずらりと…

平面図PLANでは十字型のうえ、第二回廊が大きく回っているため全体にどっしりとした安定感と幾層にも重なった屋根基壇のうえに尖塔が乗るので優美さを兼ねたとても美しい建物となっています。

こんな感じで…

南側の回廊は外壁補修中で足場が架けられてました。

大勢で何を補修してるんでしょう

竹製の足場の階段が屋根の上まで長々と架けてありました

敷地の一角の印度ボダイジュの周りには十二支でしょうか
でも、ちょっと足りず８つしかありません

我輩は巳年だけど…
八曜日じゃあねェ

バガンは漆器が特産のようであちこちで売ってました。
お土産に２，３買ってくればと少々反省…

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2013/06/06 22:47:28

  食堂で僧侶の召し上がっているものって・・・？？？

  アルデバランさん
  
  ムロろ〜んです。
  この度は京都旅行記を拝見して下さりありがとうございます。
  
  ミャンマーの旅行記を拝見しています。奥深い所へ行かれているようで、興味津々拝見しています。
  
  アーナンダー寺院にあるお釈迦さまが何とも幻想的で、とても見ごたえあるなぁと思いました。
  やはり朝に来るのが良いようですね。お参りされる方も多くいるようですね。
  
  一番この旅行記で気になったのが食堂にいらした僧侶の方。
  何を召し上がっているのだろう？？？
  
  疑問に感じたのは私だけでしょうか(笑)。
  
  ムロろ〜ん(-人-;)

  アルデバランさん からの返信 2013/06/08 07:00:49

  RE: 食堂で僧侶の召し上がっているものって・・・？？？

  今、チャンギ空港のｱﾝﾊﾞｻﾀﾞｰﾗｳﾝｼﾞでコレ書いてます
  ムロろ〜んさんの報告を参考に昨夜24時に着いてここで仮眠しました。
  シャワーを浴びてきたところです。
  PCもあって試してみたら日本語も打てました。
  これから7時のバスでﾏﾚｰｼｱのJBにイスラムのモスクを見に行こうと思ってます。
  今週はﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ、仕事で8本も飛行機に乗らねばならず腰が持つかどうか…
  
  ミャンマーの報告まだまだ続きますのでよろしくお願いします。
  かの地でも日本でもいるようですね、いろんな僧侶の方（笑い）
  
  アルデバラン