2007/11/21 - 2007/11/28
740位(同エリア1252件中)
naoさん
ブルージュはブリュッセルから電車で1時間ほどの所にある街で、この旅のお目当て、ベギン会修道院があります。
街中を運河が縦横に走るブルージュは、その運河を通じて北海とつながっていたことから、15世紀にはハンザ同盟の街として毛織物の交易により繁栄の頂点を迎えます。
その後、時の流れを止めてしまったこの街には、運河沿いに広がる中世の街並みがそのまま残され、その美しい景観から「屋根のない美術館」と呼ばれるほど魅力的なたたずまいを見せています。
通常、修道院と言えば、キリスト教の教義に則った誓いをたて、一定の戒律に従って生活する修道士や修道女が、キリスト教の教えを実践するための生活を送る場を指しています。
一方、ベギン会修道院は厳密な意味での宗教活動の場ではなく、瞑想による静穏な修道生活を理想とする半修道会的な女性たちが、指導者とともに質素で敬虔な集団生活を送るための、世間から隔絶された場のことで、正確には会院(ベヒンホフ)と呼ばれています。
したがって、厳格な共同生活の規約はあるものの、個人的財産の所有は認められ、また脱会して結婚することも可能でした。
ブルージュのベギン会は、このベギン会の精神に則り、1245年にフランドル伯夫人によって設立されたもので、現在はベネディクト会女子修道院として利用されています。
質素な白い建物群が木立の中庭を取り囲む姿は、清楚な雰囲気がただよい、訪れる者を敬虔な世界に導いてくれます。
16世紀のブルージュでは、製粉などのために30基以上の風車が稼働していましたが、近代化の波に押され、現在は4基を残すのみとなっています。
街の北東部の丘の上にある4基の風車の内、聖ヤンスハイス風車以外の3基は、当初の設置場所からこの地に移設・再建したそうです。
この日は、ブリュッセル中央駅から国鉄に乗って、ブルージュへの日帰りツアーです。
ベギン会修道院をはじめ、聖母大聖堂、マルクト広場、十字門、風車などを見て廻ります。
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブリュッセル中央駅でブルージュ行きの電車を待っていると、若い女性が、いかにも急いでいるといった様相で話しかけてきます。
意味の分かる単語をつなぎあわせると、「ブルージュへ行くんでしょう? 電車のホームが変更になったわよ。」と教えてくれているらしいんです。
駅員のアナウンスはあったんでしょうが、言葉の判らない悲しさです、そんなこと知る由もありません。
でっ、周りを見回してみると、一緒に電車を待っていた人たちが一斉に移動し始めているので、彼女について別のホームへ移動し、事なきを得ることが出来ました。
ここでも親切な方のお世話になりました。 -
とんだハプニングがありましたが、1時間ほどで目的のブルージュ駅に到着しました。
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では、お目当てのベギン会修道院を目指して街歩きを始めます。
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駅前の交差点で信号待ちしていると・・・
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こんな日本車が走り去って行きました。
この車は、この旅の間ちょくちょく見かけることになります。 -
この運河を越えれば旧市街です。
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旧市街に入ると、いきなり高さ122メートルの聖母大聖堂の塔が目に飛び込んできます。
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聖母大聖堂の塔を見ながらしばらく歩くと・・・
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ベギン会修道院に差し掛かかりました。
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行く手には中庭の木立が見えてきました。
ここだけ見ても清楚な雰囲気が伝わってきます。 -
先ほどの辻を右に曲がった所に、礼拝堂があります。
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この修道院は、1245年、ベギン会の精神に則りフランドル伯夫人によって設立されましたが・・・
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現在はベネディクト会の女子修道院として利用されています。
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質素な白い建物が木立の中庭を取り囲んで、清楚な雰囲気をただよわせています。
この、清楚な雰囲気を醸し出すのに重要な役割を果たしているのが中庭の木立で、これがなければ成立しないのではないかと思わせるほど、すばらしい効果を発揮しています。 -
中庭の木立を透かして、聖母大聖堂の塔が見えています。
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礼拝堂の内部。
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このために切り取ったかのように、ステンドグラスがはめ込まれています。
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この、清楚な雰囲気が漂う中庭に立てば、俗世界にまみれた私でさえ敬虔で清々しい気持ちになりました。
では、先ほどから塔が見えていた聖母大聖堂へ向かうことにします。 -
修道院の外には、愛の湖公園が広がっています。
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礼拝堂が望める湖では白鳥が遊んでいます。
これを「白鳥の湖」と言います、って・・・、オジンギャグでした。 -
建物の壁に取り付けられた交通標識。
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交通標識の付いている角を曲がると、商店が軒を連ねる通りに出ました。
ブルージュはレース編みが盛んな街として知られているので、通りにはレース編みを扱うお店がたくさん並んでいます。 -
運河沿いには、中世の街並みがそのまま残っています。
ブルージュは、この美しさ故に「屋根のない美術館」と呼ばれています。
この風景、本当に絵になりますよね。 -
街並みに沿って歩いて来ると、聖母大聖堂があります。
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聖母大聖堂は、13世紀から15世紀にかけて建てられたもので、ミケランジェロの「聖母子像」などが安置されています。
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荘厳な教会内部。
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高さ122メートルの塔が偉容を誇っています。
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街の通りには、既にクリスマスイルミネーションが取り付けられています。
夜はきれいでしょうね。 -
運河の水面に、街並みがその姿を映しています。
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この橋を渡ればマルクト広場に通じています。
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馬車の向こうにマルクト広場が見えてきました。
広場に面して、ブルージュの象徴である鐘楼、西フランドル州の州庁舎などが建ち並び、鐘楼の対面には昔のギルドの建物を利用した華やかなレストランが連なっています。 -
広場の南側には13世紀に建てられた鐘楼がそびえています。
この鐘楼は、高さは83メートルあり、366段の階段の途中でカリヨンと自動演奏装置を見ることができます。
てっぺんに登ろうと思ってはいたんですが、階段が366段あると聞いてやめました。
だって、ノロノロ登っていては他の方にご迷惑になりますから・・・! -
広場では、既にクリスマスマーケットの屋台が店開きしています。
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広場の東側には、1420年に完成した市庁舎が建っています。
この建物は、フランダース最古の市庁舎だそうです。 -
広場に面するカフェでティータイムしました。
窓から市庁舎が見えています。 -
マルクト広場の次は、街の北東部にある風車を目指します。
この通りでもクリスマスイルミネーションが見えます。 -
風車へ行く途中に、十字門があります。
十字門をはじめとして、ブルージュの城壁に付いていた門のほとんどが13〜14世紀にかけて造られたそうです。 -
十字門から暫く歩くと、ボンヌ・シェール風車が見えてきました。
写真で見たことのある、オランダの重厚な風車を想像していたんですが、ちょっとコンパクトな感じがします。 -
この風車は、この地に移設・再建された内の1基だそうで・・・
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最も南に建っています。
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並木越しのボンヌ・シェール風車。
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こちらは、ボンヌ・シェール風車のすぐ北側にある聖ヤンスハイス風車です。
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この風車は、建設当時そのままの位置に建っています。
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手前が聖ヤンスハイス風車で、奥にあるのがボンヌ・シェール風車です。
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運河沿いの街並み。
工事中の住宅の養生シートに描かれた猫が、じっとこちらを見つめています。
まさか、猫屋敷を造っているのではないんでしょうが・・・。 -
あちこち歩き回ってお腹が減ってきたので、そろそろ昼食のお店を探しましょう。
いろんなカフェを見て歩きましたが、結局「ル・パン・コティディアン」系列の「ヘット・ダグレイクス・ブロード」というカフェでほうれん草のキッシュを昼食にいただきました。 -
昼食後、マルクト広場に戻ってクリスマスマーケットをひやかします。
クリスマスマーケットは華やかで楽しそうです。 -
屋台の中には、クリスマスマーケットにつきもののホットワインの屋台があったので、軽く一杯やっていくことにします。
そんなに飲めないのにね〜・・・。
すっかりほろ酔い気分になったので、クリスマスマーケットはこれくらいにして駅の方へ戻ります。 -
ベギン会修道院まで戻ってくると・・・
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もう西日がさす時間になっていて、木立の影が長く伸びています。
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礼拝堂も西日を浴びて眩しそうです。
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愛の湖公園では、鴨も泳いでいます。
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公園の中に有料トイレがありました。
この旅行時点では、1ユーロ=約160円でしたから、トイレを使うのに50円程度必要ということになります。 -
駅まで帰ってくる途中で雨が降りだしたんですが、電車を待っている間に、きれいな虹が架かりました。
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せっかくの虹だったのに、太陽が照り出すとあっという間に消えてしまいました。
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ホームの行先案内板。
この電車を待っています。 -
可愛い電車が定刻どおり入って来ました。
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では、中世の街並みがきれいなブルージュに別れを告げて、ブリュッセルに戻ります。
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