第１部イスラエル周遊旅情第１章イスラエル回遊26三宗教の聖地エルサレムへの道その１鉱泉の湧くエンゲディの鹿

2011/11/02 - 2011/11/02

バスはエンポケックのホテル”レオナルド・プラザ・デッドシー”周辺の海岸通りを一回りし、90号線に出る。

左に行けば紅海の港エイラート。

エイラートから紅海の海水を運河を造って死海に注ごうと云う計画が検討されているらしい。

当然イスラエルだけでなく、ヨルダン、パレスチナが協力し合わなければこの計画は実現しない。

切に成功を”祈る！”。（・・とつい書いてしまっているが、我々は何に祈っているのだろう？）

我々のバスはエルサレムを目指し右（北方向）へ。

右手には9号線の直ぐ脇を満々水を湛え、水面に真珠をまき散らしたように白く輝く死海。

ほんの30数年前まで9号線の景観はこうだったらしい。

残念なことにこの光景は一瞬で過ぎ去り、程なく我々がバスから目にする光景は、水位が下がって二つに分かれた死海。

その間にできた泥地に造られた運河で、二つになった死海はやっと細々と繋がる。

最近はあちこちで湧水が発生し、地盤が低下したり、陥没したりしているらしい。

更に北上し、左手に昨日訪れたマサダ要塞を仰ぎ見ながら通過し、”En Gedi Spa"の道路サインが現れると左手にマサダと同じ荒野の山だが、裾のにマサダにはなかった緑が見えてくる。

ここは鉱泉の湧くスパがある国立公園エンゲディ。

サウル王に追われていたダビデはマサダでの難を逃れ、次いでエンゲディに身を隠す。

改めてダビデを追ってエンゲディに現れたサウルを、殺すチャンスが有りながら見逃したダビデの故事が遺る地。

時間の関係か、バスから降りての見学は無かったが、ガイドの信夫さんは寄り道して、バスからエンゲディを垣間見せてくれた。

信夫さんの云う通り、旧約聖書時代から生存するという、丘の上を戯れる鹿の群れを発見。

バスの窓から何とか写真に収める。

エンゲディを出た所で漸く北側の死海が真近に見えてきた。

エリア 死海周辺(イスラエル側)(イスラエル)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）