スイスの秋をドライブで堪能！　【３】ブリエンツ湖の絶景とローヌ河畔の一面の色づくぶどう畑

2005/10/29 - 2005/11/03

スイスの絶景と秋の彩を堪能するドライブ旅行です。
夢だったフルカ峠越えを実現してアーレ氷河に触れ、ブリエンツ湖のエメラルドグリーンの湖面と紅葉の対比にうっとり。カートレインでアルプスを越えて色づく一面のぶどう畑の中を見ながらモントルーを訪れ、フランスに入ってモンブランのエギュ・ド・ミディ展望台から絶景を眺めます。　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　【１】あこがれのフルカ峠ドライブ　　　　
　【２】紅葉のトゥーンの街と二つの湖巡り　
＞【３】ブリエンツ湖の絶景と　　　　　　　
　　　　ローヌ河畔の一面の色づくぶどう畑　
　【４】紅葉燃える国境越えとモンブラン　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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【３】雲が垂れ込める中、グリデルワルトを離れレマン湖畔のモントルーに向かいます。ブリエンツ湖畔のパーキングエリアで景色を眺めていると雲が切れ日が当たってきて、紅葉の中で湖面がエメラルドグリーンに輝き出しました。カートレインで車に乗ったまま貨車に乗ってアルプスを南に越えると、ローヌ川沿いは色づいたぶどう畑が一面に広がっていました。　　　
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旅程　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　【１】10/29 成田＝チューリッヒ　　　　　
　　　　10/30 チューリッヒ＝フルカ峠　　　
　　　　　　　＝グリンデルワルト　　　　　
　【２】10/31 トゥーン湖、ブリエンツ湖一周
＞【３】11/ 1 グリンデルワルト＝モントルー
　【４】11/ 2 モントルー＝モンブラン　　　
　　　　　　　＝ジュネーブ　　　　　　　　
　　　　11/ 3 ジュネーブ＝チューリッヒ＝　
　　　　11/ 4 ＝成田　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
※２０１３／５／１０投稿

エリア ブリエンツ(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

３日目は雨。雲が垂れ込めアイガーも霞んでいます。

Hotel Eigerblick ホテル

黄葉が雨に濡れてしっとりとしています。

ホテルのアイガーに面した側です。
斜面に建っているので、反対側のホテル入り口から見ると２階建てですが、こちらから見ると６階建てです。
泊まった部屋は「ＥＩＧＥＲＢＲＩＣＫ」の文字の右下で、こちらから見ると５階です。

Hotel Eigerblick ホテル

１１時前にホテルを後にします。
インターラーケンに下る途中、大規模な工事をしています。この年の８月の洪水で線路や道が流され、その復旧工事です。今回は車できたので影響ありませんでしたが、実はこのとき電車は運休中で、バスの代行輸送になっていたのです。

周りの山々に雲が低く垂れ込めています。

雨に濡れた黄葉の中をインターラーケンに下っていきます。

昨日ブリエンツからの帰りに寄ったパーキングエリアに行ってみました。
対岸の山に帯のようにかかった雲が面白い。

ブリエンツ湖 滝・河川・湖

だんだんと上空の雲が切れていくようなので、しばらく眺めていると青空が見え出して明るくなって来ました。

日が射して来ました。
湖面がとても美しい色に輝きます。エメラルドグリーンというか青緑色というか、なんともいえない深くて美しい色です。

ブリエンツ湖 滝・河川・湖

湖岸の紅葉、牧草の緑と湖の色の対比がとても美しい。

１３：５０、パーキングエリアを出発します。
眺めに魅せられてすっかり長居してしまいました。でも美しい光景を見ることができて満足です。
もともとの予定ではロイカーバートに寄って温泉に入ってからモントルーに向かうつもりでしたが、ロイカーバートはパスすることにします。

後はモントルーに行くだけなのでのんびり行きます。トゥーン湖畔で一休み。

シュピーツから湖を離れて南に向かいます。
峠はカートレインで越えます。貨車に車が乗ったカートレインの絵の書かれた標識に従って、トンネルの入口カンデルシュテークに向かって進みます。

結構車が多く何台も連なっています。
前の車に付いて山道をぐんぐんと結構なスピードで登って行きます。

１５時、高速道路の料金所のようなものが現れました。
ここでカートレインの料金を払います。

料金を払ってから前の車に続いて係員の手招きする方に行きます。

するといつの間にか貨車に乗っていました。
貨車の上を走るのは変な感じです。

前の車が止まったのでその後ろに停止します。
次の瞬間ふと気づいたら列車は動いていました。
この便に間に合うようにみんな急いでいたのですね。

長いトンネルを通り抜けます。
車に乗ったまま進んでいくのは不思議な気分です。

１０分ほどでトンネルを抜け、ゴッペンシュタインに着きました。
再び貨車の上を走って行きます。

一番端の貨車から駅のホームに降ります。
とてもおもしろい体験でした。
スイスには他にもこのようなカートレインがあり、おととい通ったフルカ峠も道路が閉鎖になるとカートレインが運行されます。

降りたところに駐車スペースがあって売店やトイレもあったので、車を止めて一休みします。
乗ってきたカートレインには、反対方向に行く車が続々と乗っていきます。

貨車は再び車を載せてカンデルシュテークに向けて去って行きます。
横の線路を旅客列車や貨物列車が頻繁に通り過ぎていきます。ここはアルプスを越えるメインルートの一つです。
（後に新トンネルの別線ができ、メインルートはこの場所の地下深くを通るようになりました。）

１５時４０分、ゴッペンシュタイン駅を出発し、長い下り坂の道を行きます。

ずっと下って行くと、おととい訪れたフルカ峠から流れて来たローヌ川に突き当たります。
ローヌ川を渡り、川に沿った道をレマン湖のある下流に向かって走ります。
並木が黄葉しています。背の高い細長い街路樹が続きますが、この木は何でしょうか。

ロイク（ＬＥＵＫ）という街を通りかかります。当初行く予定だったロイカーバートはここから北に行ったところにあります。
向こう岸の斜面の上にパラボラアンテナがたくさん建っているのが見えますが、これは衛星基地局で、ヨーロッパの衛星通信の中心になっている基地だそうです。
斜面にへばりつくような色づくぶどう畑と最先端のパラボラアンテナの対比が面白い。

シエール（ＳＩＥＲＲＥ）という街からは高速道路になります。スイスの高速道路は無料です。
牧草の緑と、斜面を埋め尽くすぶどう畑の黄葉が鮮やかでとてもきれいです。

色づくぶどう畑をかすめて走ります。
右手の南に面した斜面はぶどう畑に覆い尽くされています。

パーキング・エリアがあったので車を止めて景色を眺めます。
見渡す限り色づいたぶどう畑が広がっている光景は圧巻です。

これから行く西の方は山がシルエットになっています。
手前に面白い形の山が２つあります。
このときは気づかなかったのですが、後で地図を見てみたらシオンの街の２つの山城でした。シオンも時間があったら寄ろうと思っていた街です。

１７時、マルティニに大きなサービス・エリアがあったので寄っていきます。
サービスエリアの名前は「ＧＤ　ＳＴ−ＢＥＲＮＡＲＤ」（グラン・サン・ベルナール）、英語の発音では大「セント・バーナード」です。マルティニはフランスとイタリアを隔てるこの名の峠に近い街で、交通の要衝です。

セルフ・サービス式のレストランがあり、品数が豊富なので、ここで夕食をとることにしました。
ソーセージは焼きたてです。やわらかくてとてもおいしいソーセージです。
ケーキはモンブランみたいです。でも中にスポンジはありませんでした。ヨーロッパではスポンジのケーキは見かけません。

食事をしているうちにすっかり暗くなりました。
今日泊まるモントルーはもうすぐです。
高速道路が渋滞していいたのでモントルーの一つ手前の出口で降り、一般道を行きました。宿泊するホテル（ＧＯＬＦ　ＨＯＴＥＬ　ＲＥＮＥ　ＣＡＰＴ)は街に入ったすぐのところにあり、すぐにわかりました。
駐車場所はホテル裏手の道で、宿泊客であることを示すカードをフロントに置いておけば駐車違反にならない仕組みです。