2013/03/09 - 2013/03/09
1566位(同エリア5995件中)
たびたびさん
- たびたびさんTOP
- 旅行記840冊
- クチコミ41162件
- Q&A回答431件
- 6,769,127アクセス
- フォロワー687人
歴史の道は、奈良市街をほぼ一周するように整備されている全長27kmの道。
特に、古墳や寺社などの見所が比較的集中しているのは、西大寺から新大宮の間でしょう。秋篠寺、不退寺、法華寺にコナベ・ウワナベ古墳などてんこ盛りです。
ただ、今回、自転車で回りましたが、たっぷり一日かかるハードな道のり。しかも、人気のある山の辺の道に匹敵するくらいの景観があって、もっと有名になってもいいのかなあと思います。見所の中心、佐紀盾列古墳群は、大小50基ほどの古墳があって、うち、7基が全長200m以上の大型前方後円墳。これだけ大規模な古墳は、奈良県下でも、19基しかなく、この辺りがいかに古墳の宝庫かが分かると思います。佐紀盾列古墳群は、さらに、西群と東群に分かれていて、西群にある神功皇后陵が最大で、全長276m。ちょっと不便な場所でエリアも広いですし、西大寺からレンタサイクルで行くのがやはり最適です。
夜は、引き続き、奈良に春を迎える行事、お水取り。早く行かないと場所がないと言われ、5時ちょっと過ぎに到着。それでも、2月堂の下の斜面は、人でいっぱい。一人だったので、何とかもぐりこみましたが、その直後、竹矢来の柵が閉められて、斜面へは入ることが出来なくなって、何とかセーフ。斜面の中段辺りで見ることができました。松明が夜空に向かって突き出されると、おーっと言う歓声。本来は、仏事なので、静かに見るよう注意があったのですが、自然と出る声で、これは仕方ないかも。だいぶ離れていたはずなのですが、火の粉はけっこう遠くまで降ってきて、私もかなりの火の粉をかぶりました。真下の人は、松明が落ちたりすることもあるので(今回も落ちました)、それなりに覚悟が必要です。
-
レンタサイクル西大寺センターは、近鉄西大寺駅から出てすぐ。一日、千円の料金で、午後5時まで。近鉄奈良駅の近くにも、事務所があって、こちらで乗り捨ても可能。私も、ここで乗り捨てました。他に、西ノ京でも乗り捨てができるようです。
なお、ホームページで200円の割引券もあって、印刷して持って行くと、割引が受けれます -
味季屋って、近鉄西大寺の駅ビルにあるはずだけど、どこにあるのかあと思ったら、駅の構内にあるショップでした。といっても、けっこうたくさんのお店が集まるフードエリア。朝飯代わりに、塩大福をいただきました。お餅の部分がちょっと薄いのと、名前に反して豆の塩味がほとんどないのが、特徴でしょうか。まあ、普通です。
-
ガトー・ド・ボワは、気が付くと西大寺の門前でしたか。
洋菓子の本場フランスで行われる洋菓子コンクールの世界最高峰、『La Coupe du Monde de la Patisserie(クープ ドュ モンド パティスリー)』で、優勝したことがあるというすごいお店。
お水取りまでは、まだまだ時間があるし、それではちょっと寄って行きましょう。 -
イチオシ
本店限定のタルトグリオットをいただきました。グリオットは赤い木の実。ちょっと酸味があります。ただ、主役は高く積まれた生クリーム。これがふんわり、かつ、芳醇な味わい。これで作ったシュークリームとかもうまいだろうなあ。やっぱり、格の違いを見せられてような気がしました。すごいです。
-
石落神社は、西大寺の東門前にある小さな神社。室町時代初期に西大寺の鎮守社として祀られたもので、ここは西大寺の飛地境内にあたります。祀っているのは石落神というのですが、ちょっと変わった名前。西大寺の東塔の心礎を破却する際、石の祟りを恐れて小石に割って道に捨てたが、その後天皇が病気になったので石を寺内の浄地においた云々と「続日本記」にあるようです。
-
で、最初の目玉の西大寺。
ここは、近鉄西大寺駅から歩いてすぐなので、東大寺や興福寺よりも、ある意味、アクセスは容易です。南都七大寺の1つとして、奈良時代には壮大な伽藍を誇り、47ヘクタールもの広さがあったとのこと。 -
さて、拝観は、まずは、四王堂。ここは、長谷寺と同じくらい巨大な十一面観音立像(重文)に、一部が焼け残って、鎌倉時代に修復されたという四天王立像(重文)があって、係の人がかなり丁寧に説明してくれました。
-
次に、西大寺の本尊である釈迦如来立像(重文)を安置する本堂。釈迦如来立像は、清凉寺式釈迦如来像というらしいですが、衣のひだがとても美しい。また、灰谷健次郎が「兎の眼」と言った善財童子の愛らしい姿も必見です。
-
最後は、愛染明王の安置された愛染堂。例の一人では持てない大きな茶碗もありました。
-
次に向かったのは、西大寺の奥の院。西大寺から、西へ歩いて数分の場所で、ちょっと離れています。
ここには、鎌倉時代に、西大寺を復興した僧、叡尊の墓があります。見所は、大きな五輪塔。高さは、3.3m。叡尊の弟子たちによって建てられたと言われます。 -
秋篠寺までは、これは、もう歴史の道なのですが、とても分かり辛い。何度も迷って、やっと到着。
その秋篠寺の門前にある神社が、八所御霊神社。赤い鳥居がけっこう立派です。秋篠寺の鎮守として創建され、当初御霊神社だったものが、後に八所御霊神社と改称したようです。
本殿は三間社流造で、室町時代の様式。境内はよく手が入って、きれいに整備されています。 -
こちらが秋篠寺。秋篠寺は、776年、光仁天皇の勅願により建てられた寺。
-
参道の
-
苔の美しさも目を引きます。
-
この本堂が国宝で、
-
イチオシ
伎芸天立像は今JRの奈良キャンペーンで使われていますよね。
-
脇に回ると梅が満開。
-
ここが入口です。
高さは、205.6cm。意外に大きな像です。頭部は奈良時代の脱活乾漆造、体部は鎌倉時代の木造。つまり、大きな修復をした像なので、本来の姿からは少し違うのかもしれませんが、首をちょっと傾けた角度が絶妙で、整った顔立ちを引き立てています。すっくと立った立ち姿もさわやかで、これからももっと人気が高まるような気がしました。
私は、10年以上前に来たことがあったはずなんですが、全然覚えてませんでした。事前の予習がなくて来てたんでしょう。そういう回り方をするとこうなるんですね。反省です。 -
秋篠窯は、秋篠寺を出てすぐに、案内の標識があって、訪ねてみました。
-
店先には、染付の大皿。力強い筆のタッチが近藤悠三みたいだなあとか思ったら、先代が近藤悠三に師事したとのことでした。他にも富本憲吉と関係もあるとのことでしたが、そういう意味だと、京都の清水焼との関わりが深い窯だと思いました。店内の商品は少なめ。個展とかの作品作りが中心なのかもしれません。
-
今度は、古墳に向かうんですが、回ってきたら、こっちが正門だったようですね。
-
地図を頼りに、
-
細いくねくね道を訪ねます。しかし、本当に分かりにくい。。。
-
近鉄の平城駅を過ぎて、神功皇后陵に向かいます。
-
佐紀盾列古墳群の最初は、神功皇后陵です。
ここは、西群。ちょっと高台です。 -
正面に何とか出ましたが、神功皇后陵の説明板は見当たらない。どうしたんでしょうかねえ。
-
登ってみると、見慣れたお堀。
-
これはまさしく古墳の路。
-
イチオシ
山の辺の道とほとんど同じ雰囲気ですね。
-
成務天皇陵は、神功皇后陵の南。佐紀盾列古墳群の西群の一つです。
-
神功皇后の夫は、14代仲哀天皇。成務天皇は、13代ですが、仲哀天皇は、成務天皇の叔父。仲哀天皇が偉大な日本武尊の王子であったことから、立太子を行ったという関係です。
-
ここは、隣りの日葉酢媛命陵。11代垂仁(すいにん)天皇の皇后の御陵です。佐紀盾列古墳群の西群の一つで、成務天皇陵から回りました。全長206メートルの前方後円墳で、ここも大きな規模です。
この陵では、野見宿禰の建言によって、人を殉死させる代わりに埴輪を立ることになったのだそうです。 -
さらに進むと小さな神社がぽつぽつ。釣殿神社は、御前池の傍らに建つ小さな神社。このお前池には二つの佐紀神社もあって、神社が集まっています。
-
ただ、こちらは、釣殿神社の名前の通り、池が境内の間際まで迫っていて、本当に釣りでもできそう。境内の雰囲気はそんなところです。
-
これが佐紀神社。御前池という池の周囲に、ちょっと離れて、同じ名前の神社が二つあって、どちらがどう違うのか分からないですが、天武天皇まで歴史が遡るというのは、さすがに奈良でしょう。
-
で、西のこちらの神社は明るい感じ。一心に絵を描いている人もいたりして、休憩がてら寄ってみた次第です。
-
これが、東の佐紀神社。場所を確認して、先を急ぎます。
-
と、柱をイメージした剪定の木がたくさん並んでいて、平城宮跡の辺りに出てきました。
-
第一次大極殿は、その平城宮跡の北側に建つ復元された「大極殿」。正面約44m、側面約20m、高さ約27mの平城宮最大の宮殿は、堂々たる構えです。
-
天皇の即位式や外国使節との面会など、
-
イチオシ
国の重要な儀式のために使われていたもので、内部も無料公開されています。
-
-
-
こちらは、宮内省の復元地。
-
建物に、
-
柱の跡も、きれいに整備されています。
-
で、こちらの平城宮遺構展示館が、けっこう見応えあり。平城宮の発掘調査で見つかった遺構をそのまま展示館にした建物です。
-
ミニチュアの内裏や役所の復原や
-
下部が残った大きな柱の展示もありました。
-
地面に穴が掘られた柱の跡など、当たり前ですが、けこうリアルです。
なお、見学は無料です。 -
再び、歴史の道に戻ります。
これは、平城(へいぜい)天皇陵。 -
イチオシ
平城天皇は、平安京への遷都を行った第50代桓武天皇の第一皇子。平城天皇陵は、平城宮祉のすぐ北側にあって、平城宮祉を見守るような場所にあるので、ちょっと違和感がないわけではありませんが。
-
ただ、前方後円墳だったものを円墳にしたとか、かつての墓を再利用したのかも、とか。不明な点も多い陵のようです。
-
お地蔵さんに
-
石灯籠に
-
溜池。
-
奈良らしいひなびた風景です。
-
この辺りから、佐紀盾列古墳群は、東群のエリアに入ってきたようです。
-
まずは、磐之媛命の陵。
-
周囲の土手もよく整備されています。
-
磐之媛命(いわのひめのみこと)は、16代仁徳天皇の皇后。仁徳天皇が、新たに八田皇女を妃に迎えようとしているのを知って嫉妬したことで知られるようですが、優れた歌人でもあったようです。
陵は、全長219mと巨大です。 -
佐紀盾列古墳群の東群のもう一つの目玉がコナベ・ウワナベ古墳。しかし、これがまたなかなか見つからない。地図にかかれた位置関係がなんか違うんですよねー
-
佐紀盾列古墳群の東群の中心部にある広大な池が、この水上池。草陰も豊富で、水鳥の飛来も多いような池です。
磐之媛命陵がこの北だったから。。。この西にコナベ古墳、ウワナベ古墳があるはずなんですよねー。 -
地図はおかしくて、結局、コナベ古墳は、池の東にありました。全長204mの大型前方後円墳。それに、この辺りにある他の陵では、墓につながる土手や案内板があるのですが、ここはお堀の真ん中に島が浮いているだけといった景色。
-
宮内庁の管轄ではないのかもしれません。標識はこれだけ。
それに、大きいことは大きいので、一周するだけでもしんどいです。 -
ウワナベ古墳は、コナベ古墳と対のような古墳。自衛隊の敷地を挟んで位置しています。ただ、この前方後円墳も、全長は256m。お堀に囲まれた中に小山のような墓があって、とにかく巨大です。コナベ古墳と同様に、ここも天皇の墓ではないようです。
以上で古墳はおしまい。しかし、まだ、海龍王寺に法華寺も残っていて、ちょっと焦ってきました。 -
海龍王寺は、西金堂内に安置されている国宝の五重塔小塔が有名。
-
ただ、目を見張ったのは、本尊の十一面観音像。 -
イチオシ
光明皇后が自ら刻まれた像が元になっているそうですが、金泥を塗った豪華な姿は、軽い腰のひねりもあって優美でした。 -
こちらが小塔。
-
前回、見た時はあまり感動がなかったのですが、改めてみると、天平時代の建築技法を伝える小塔は、とても精工で、大きな姿も十分想像できるものでした。
-
次は、ほとんどお隣の法華寺へ。
東大寺は、聖武天皇が全国に建てた建てた国分寺の総本山、総国分寺であるのに対し、法華寺は、光明皇后が女人のために建てた国分尼寺の総本山、総国分尼寺の位置づけです。 -
白い梅が満開。
-
見事です。
-
今回は、これに、ひな人形展+華楽園の共通券。まずは、華楽園。
-
天気もいいし、
-
しばし、お花見タイムとなりました。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
光明皇后は、病人を助けるためお風呂も活用したことが伝えられています。これは、浴場。
-
さて、本尊は、光明皇后の姿を映したと言われる国宝十一面観音菩薩。
-
拝観できるのはレプリカでしたが、歌人・会津八一が「ふじはらの おほききさきを うつしみに あひみるごとく あかきくちびる」と詠んだ美しさは、十分に窺われました。写真で見ると、体のつくりがずんぐりしているようにも見えますが、そんなことはありません。なお特別公開は、毎年3月末・6月上旬・10月末の3回あるようです。
-
最後はひな人形展。御所人形がけっこう凄いけど、撮影は禁止です。
-
代わりに紅梅の写真です。
-
歴史の道をさらに進んで。
-
終盤は、不退寺。ここは、仁明天皇の勅願を受け、在原業平が開基した寺で「業平寺」とも。
-
-
-
ただ、平たく言うと、在原業平の父が暮らし、在原業平自身も住んだ住まいがお寺になったもの。
-
本尊は、在原業平の作と言われる聖観音立像。冠を留める紐がリボンのように見えるので、リボン観音とも呼ばれるようですが、白い肌と堂々とした力強い印象の観音様でした。
-
ここも、いくつかの寺で、噂を聞いたお寺です。
興福院は、「こんぷいん」と読みます。本尊は阿弥陀如来、開基は和気清麻呂とも。
奈良の市内観光地図に載っているので、訪ねることにしたのですが、近くの不退院で聞いたら、「あそこは予約制で、それもどんな時期に拝観できるのか分かりません」とのこと。 -
一応、訪ねてみましたが、境内の手入れは、とてもいい。檜皮葺の玄関など美しいし、この景色だけでも一見の価値があるように思いました。念のため、拝観を申し込むと「うちはやっていません」との答え。ちょっと、不思議なお寺です。
-
-
-
-
おかるは、奈良市内、東向商店街にある明石焼やお好み焼きのお店。ちょっと、老舗風の入口で、店内もアットホームな感じ。
-
明石焼をいただきましたが、中のタコがしっかりしていて、透き通った出汁とよく合う。
-
明石焼としては最高ランクの出来栄えだと思います。
-
続いて釜粋。奈良市内、東向商店街の一角ですが、ちょっと奥に入ったところなので、目立たないかも。しかし、ネットの評判がよかったので、寄ってみました。
-
結果は、その通り。手打ちらしく、ちょっと不揃いの麺は、程よいコシがあって、文句なし。おろしうどんをいただきましたが、出汁は少し甘めでしたが、麺のうまさをよく引き出しています。大阪の前田のうどんを思い出しました。奈良にうまいものなしというのですが、ここにはそのジンクスはありません。
-
まだ、夜まで時間があるので、近所を散策。
猿沢池は、遠景の興福寺五重塔と池の周囲の柳が一緒に水面に映る風景が奈良八景の一つとして、有名な池。ただ、夏には、何かこもったような匂いもして、私としてはあまりきれいな庭ではないような印象です。ただ、今回は、冬の時期だったので、その辺は大丈夫。穏やかな天気で、湖面の映りがいい感じでした。 -
イチオシ
興福寺は、藤原氏の祖、藤原鎌足とその子息・藤原不比等が建てた寺。この五重塔(国宝)は、その娘で聖武天皇の皇后、光明皇后の発願で建てられました。現存の塔は、室町時代(1426年)の再建。高さ50.1mは、東寺五重塔に次いで、2番目に高い塔。奈良市内からは、どこからでも目印になっています。
-
東金堂もこうしてみると美しいですね。
-
興福寺国宝館は、奈良の仏像巡りのハイライト。ここを見ないでは、話になりません。国宝40点 重要文化財19点。国内にある国宝仏像彫刻の「17%」がここにあるというのはだてではありません。
私のお勧めは、「阿修羅像」を含む乾漆八部衆立像。十大弟子立像。金剛力士立像。木造天燈鬼・龍燈鬼像。日本を代表する仏像たちだと思います。 -
もうかなりヘトヘトでしたが、奈良県庁屋上広場へも。
ここからは、若草山と東大寺や興福寺など、市内の主要な建物が一望できます。ただ、隣のビルもそれなりに大きいので、360度という感じではありませんが、この眺望はほかでは見れない眺めでしょう。 -
屋上なのに、芝生も植えられていて、しっかり観光を意識した施設ですので、気軽に利用すればよいと思います。
-
奈良国立博物館は、仏像館と毎年行われる正倉院展が有名。正倉院展は、リピーターも多いし、土日とかすごい混雑。私は、これまで二回行っていますが、あまりの混雑で、その後、ちょっと腰が引けています。今回は、お水取りの企画展があって、寄ってみました。今年は、1262回目。一度も途絶えたことがないという行事の始終を解説していました。
-
宝蔵院流鎌槍発祥之地の碑が奈良国立博物館の敷地の中。
ちなみに、宝蔵院流槍術は、宮本武蔵が大いに戦った相手。それまでの素槍中心の槍術に対し、十文字槍を使用した槍術で、創始者は、南都興福寺の学侶、宝蔵院胤栄です。 -
氷室神社は、東大寺に行く途中。登大路沿いにあります。名前の通り、厳寒に結氷させた氷を氷室に貯え、翌年に平城京へ献氷する慣わしがあったのだそうです。
-
なお、ここは、桜の美しさが有名なのですが、この時期、紅白の梅が満開でした。
-
東大寺に向かう途中の和菓子屋さん。南大門方向に曲がる少し手前の大通り沿いです。
-
店に入ると、今朝の焼き立てですという、「みかさ」が一押しのようで。これをいただきました。「みかさ」は、いわゆるどら焼きですが、奈良ではそのように言うのが一般的。甘さがちょっと控えめで、卵風味の効いた皮がうまいと思いました。
-
南大門から、いよいよやってきました。
-
奈良公園には、至る所で鹿を見ることができます。1200頭もいて、国の天然記念物。鹿は春日大社の神使であり、春日大社創建の際に、茨城県にある鹿島神宮の祭神・武甕槌命が神鹿に乗ってやってきたと伝えられ、手厚く保護されてきました。
写真は、鹿煎餅をやっている観光客。ちょっと、おっかなびっくり。私は、いつも見ているだけで、あげる勇気はありません。 -
鏡池の脇を抜けて、二月堂に向かいます。
-
5時ちょっと過ぎでしたが、もうひとがいっぱい。
-
何んとか、もぐりこんで、始まりを待ちます。
-
暗くなってきました。みなさん、ここまでよく頑張りました。もうすぐですよー。
-
松明は、10個だそうですが、初めの松明がやってきました。想像した以上に大きいですね。
-
イチオシ
最初は、静かに動かしていましたが、火の勢いを見ながら、火の勢いが出てきたと分かると、途端に大きく、強く振り回します。
-
その度に、火の粉がまき散らされて、
-
これって、ちょっと危なくないですか。
-
毎年のことなので、十分慣れていらっしゃるとは思いますけど。。
心配した通り、一個松明が下に落ちちゃいましたあ。その辺りにも、観光客が大勢いたと思いますけど、大丈夫だったんですかねえ。 -
しかし、次々と松明はやってくる。
火の粉が舞うたびに、どよめき。 -
本当は、仏事なので、静かにしているよう注意はあったのですが、思わず出てしまうどよめきです。
-
ほー。
-
これはすごいですねえ。
-
イチオシ
縁を走るように進む松明からは、火の粉、火の粉。
-
私は、少し離れているので、けっこう余裕があったのですが、
-
だんだん激しくなるにしたがって、
-
また、風の方向も変わってでしょうか、
-
イチオシ
火の粉がこちらにも
-
降ってくるじゃないですか。
-
それも結構な量。ダウンを着てましたが、これじゃ穴が開くかも。少なくとも、灰だらけです。
-
払っても払っても降ってきて。かなり、慌ててしまいました。
-
時間は30分くらいだったと思います。無事終了。
-
これは明日の分の松明でしょうか。
-
終わってみると、やっぱりかなり大勢の人たちです。
-
帰り道は、とても暗い。懐中電灯を持ってきている人がポツポツいて、その人たちに助けられました。
-
今夜の宿は、菖蒲池。そこまで移動して晩飯です。
近鉄菖蒲池駅からすぐにあるインドカレーの専門店プラーナに入ります。 -
まだ、お店は新しい感じで木のにおいがするような。若いおにいちゃんが二人でやっていました。
ご飯は、五穀米か何かでしょうか。工夫がしてありますが、ちょっと硬いところもあって、私的には気になりました。ルーの方は、最初はぼんやりした味だと思いましたが、食べるにしたがって、良さが分かってくるような。全体としては荒削りですが、意欲を感じるような一皿でした。 -
こんな飾りも面白いですね。
-
宿は山翠。初めてだったので、場所が分かるかなあと不安だったのですが、駅前の大通りをスーパーの方に歩いて、その先。とても分かりやすい場所でした。
民宿に毛の生えたような旅館。この日は、学生さんの団体が入っていて、とても賑やか。夜中遅くまで、大きな声もしていましたが、安い宿なので、これは仕方がないかもしれません。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
149