2012/03/03 - 2012/03/12
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ちゃおさん
平田師の居住している建物の直ぐ裏側はチャオプラヤーに通じる運河になっていて、以前はここからもチャオプラヤーを横切って、川の東岸、王宮前にある波止場「チャーン埠頭」(ท่าช้าง)までフェリーが運航されていたようだが、今は廃止されたか、朝のラッシュアワー時の短い時間出ているそうだ。
居室の前には滝のように溢れている噴水があり、これが自然に吹き上げているのか、川から動力で汲み上げているのかは不明であるが、参詣者に聞くと、「ナンプー」(น้ำพุ)と言っているから、地下水がこんな形で表出しているのだろう。川に近いせいか、その水量には圧倒される。
その滝の前には売店もあり、平田師の部屋を尋ねる前、いつもここの店のおばさんに老師(พระภิกษุ・プラピクス)の所在を確認するのだが、いつも親切に教えてくれる。今日は時間があったので、おばさんから魚の餌を買い、川に行ってタンブンをしてやる。黒豆のような丸粒を手づかみにして放り投げると、川の魚は待ち構えたように集まってきて、川面が盛り上がるように盛んに食べる。大勢の参詣者が毎日餌やりをしていると思うが、ここの魚は満腹ということを知らないのかも知れない。
この黒い鱸(スズキ)のような魚は「プラ― サワイ」(ปลาสวาย)と以前平田師から聞いたが、それが当たっているかどうかは分からない。彼自身も魚については素人だし、タイ人と来たら、更に素人に違いない。しかし、正しかろうが、間違っていようが、当方には関係ない。そう覚え込んでいるだけの話だ。
「プラ―サワーィ」へのタンブンの餌やりを済ませ、この寺の祖師堂へ行く。ここは奥まった2階にあり、普通の参詣者には分からない場所であるが、最初にこの寺を訪問した際、寺男のようなヴィーラチャイに案内されて知ったのだったが、その後この寺を訪問する際には、殆ど必ずと言ってよいほど、この祖師堂にお参りすることにしている。
最初に来た時、蝋で作られた祖師は生身の人間かと思えるほど人間そっくりで、数十年も前に亡くなった筈の高僧が、弘法大師と同じように今に生き続けているのかと、自分の目を疑ったが、近づいて、よくよく観察した結果、それが蝋人形であることが判明したのだった。
それ程印象深い祖師像であるが、この部屋は瞑想室にもなっている。何人かの信者が祖師に向かって瞑想している。ここへ来て瞑想する人など、元々現世の悩みなど少ない人に違いないが、瞑想中のお顔を見ると、いよいよ垢抜けて、精神的苦悩から解放されているようだ。彼等の瞑想の邪魔にならないように、そっと祖師像に礼拝し、部屋を後にした。
清々しい気分になって外に出ると、先刻見た新しいチェデイ、仏塔が目の前に聳えている。まだ完成はされていないが、巨大な仏塔だ。ワットアルンの尖塔よりも高い感じだ。この寺は創建されてまだそれ程長い年月は経っていないが、更に更に寄進者を集め、いよいよ豊かな寺院になって行くのだろう。
- 旅行の満足度
- 5.0
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