2013/02/12 - 2013/02/17
1743位(同エリア4523件中)
さらりんさん
念願のイスタンブールブール旅行へ。
今回は旅行前の準備時間が少なかったので、フリープランタイプのツアーにしました。往復はトルコ航空直行便、ホテルは観光に便利なように旧市街に特定されているものを選びました。旅行券のいただきものがあったので、差額分を追加してコンフォートクラス(プレミアムエコノミー)を利用しました。トルコ航空は2012年には「ベストプレミアムエコノミーシート」など、いろいろな賞を受賞しているらしく、機内サービスも楽しみのひとつでした。
私たちの旅行では「ご当地オーケストラ」のコンサート鑑賞も旅のテーマとなっています。ちょうど滞在中にイスタンブール国立交響楽団のコンサートがあるので、トライすることにしました。
写真の枚数がとても多くなったので、日によっては前半と後半に分かれています。
その1 成田からイスタンブールへ ~トルコ航空~
その2 観光1日目の前半 ~旧市街~
その3 観光1日目の後半 ~旧市街~
その4 観光2日目の前半 ~クルーズ~
その5 観光2日目の後半 ~新市街~
その6 観光3日目 ~バザールとコンサート~
その7 帰国の日 ~考古学博物館とスレイマニエモスク~
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
-
この日は朝からあいにくの雨です。
ですが、バレンタインデーなので食堂には赤いハートの飾りがたくさん飾られて華やいだ雰囲気です。
イスラム教徒もバレンタインのお祝いをするのですね。 -
午前中にふたつのバザールで見学と買い物です。
エジプシャンバザールで食料品を大量に買うことになりそうなので、荷物のことを考えて、はじめにグランドバザール、次にエジプシャンバザールと回ることにしました。
ホテルから歩いてグランドバザールへ。 -
まずざっと歩いてみます。
「傾いたキヨスク」 -
「傾いたキヨスク」の正面。
普通に貴金属を売っていました。 -
近くにあったオールドバザールと思われます。
-
チャイを飲んでいる人や、チャイの出前から帰ってきた店員たち。
-
チャイの出前風景。
チャイを乗せているお盆はすぐれものです。常にお盆が水平の状態を保ち、チャイがこぼれることがないような仕組みになっています。 -
バザールの中にも手を洗うところがありました。
イスラム教徒は清潔好きですね。 -
歩いていると、実に多くの店員から客引きの声をかけられます。
巧みな日本語で、
「ちょっとみるだけ!」
「ひとつせんえん!」
何かで読んだのですが、
「JAPAN?」
と声をかけられたら、
「KOREA」
ととりあえず答えてかわすといい、と書いてありました。
さっそく、
「日本からですか?」
と日本語で声をかけられたのに、とっさに私は
「コリア!」
と答えてしまいました。
すると
そのトルコ人は、
「ほんとぉ〜〜?」
と、実に上手な日本語のイントネーションで反応したので、
思わず笑ってしまいました。
バレバレです。 -
タイルを買いました。
タイル屋の若いお兄さんと値切り交渉をしました。
これはハンドメイドなので、40TLとちょっと高い値段です。
「チョク パハル (とても高いです)」
「ダハ ウジュズ オルルム? (もっと安くしてくれませんか)」
と言ってみました。
お兄さんは、
「ラストプライス」と言いながら、
電卓をたたき、「28」と主張します。
なかなかそれ以上はまけてくれません。
そのうちに年齢の話になり、
「あなたは何歳ですか」と聞かれたので、
夫は80才、私は20才、とうそぶいたところ、お兄さんは大笑いです。
それで私は、
「私は20才なのだから、20TLにまけてちょうだい」
と言っても、まけてくれません。
結局、1TL引いて、27TLで交渉成立です。
お兄さんは
「ありがとうごぜえました」
と日本語で言ってくれました。
(時々、この「ありがとうごぜえました」を耳にしました。真剣に言っている姿がかわいいです。)
別れ際に
「ホシュ チャカルン(さようなら)」
とあいさつすると、
お兄さんは
「ギュレギュレ(さようなら)」
と言ってくれました。
同じ「さようなら」でも、
去って行く側と見送る側で違うのはおもしろいです。
少し高いタイルでしたが、お兄さんとの会話がとても楽しめた買い物でした。 -
グランドバザールは終了。
-
次はトラムでエミノニュ駅へ移動して、エジプシャンバザールです。
-
エジプシャンバザール入り口。
-
入り口をはいってすぐのところ。
ワクワクしてきます。 -
香辛料やお茶が所狭しと売られています。
-
エジプシャンバザールでもスカーフなどが売っています。
実はグランドバザールでもスカーフを探したのですが、お店がありすぎて、いろいろ見ているうちにどれを買っていいのか迷ってしまい、買えませんでした。
ウールのざっくりした現代模様風のもの、
シルクのペイズリー柄のトルコのブランドものなど・・・
心惹かれるものがあるにはあったのですが、私にとって決定的なものではありませんでした。
エジプシャンバザールでやっと気に入ったスカーフが見つかりました。
結局私が選んだのは、ブルータイルのイメージの色をしたパシュミナです。
シリア人のお店で、ここでも値切り交渉をして
70TL を 40TL にしてもらいました。 -
よく売れて品物の回転がよい、というお店で食料品の買い物をしました。
ヒマワリの種(黒)
ヒマワリの種(白)
DUZ ドゥツ (干しぶどうみたいなもの)
ドゥツはホテルの朝食で食べたときにおいしくて、気に入ったものです。
干しぶどうよりアッサリした甘みです。 -
乾しいちじく
クミンパウダー
カルダモンパウダー -
ヘーゼルナッツ
それからチャイの茶葉も買いたかったのですが、1?入りしかなくて、多すぎるので断念しました。 -
ティーバッグを売っていそうなところで
チャイ
ローズヒップ
ザクロ
アップルティー
を買いました。
ここでもチャイの茶葉を探しましたが、500グラム入りです。
まだちょっと多すぎるので断念しました。 -
キョフテの素を買い忘れていたことを思い出したので、出口付近のお店に寄りました。
-
このお姉さんはとても日本語が上手です。
大学で習ったそうです。
レジの回りにはお客さんの名刺がたくさん貼られていて、日本語の名刺も多かったです。
とても買い物がしやすかったです。 -
キョフテの素と
カラスミを買いました。 -
いったんホテルに戻り、山のような荷物を置いて、午後の行動計画をたてました。
夜のコンサート会場が新市街なので、夕食およびコンサートまでの時間を新市街で過ごすことにしました。
雨でなければ街歩きを楽しみたいところですが、冷たい雨と風も強いので、イスティクラル通りそばにあるペラ博物館に行くことにしました。
その前に昼食です。
昼食はグランドバザール隣接食堂のバハールへ。
ホテルから歩いて行きました。
少し迷いましたが、やっと到着です。 -
家庭的な料理をリーズナブルに食べられるロカンタ(大衆食堂)です。
写真の右奥の方に総菜が並んでいて、好きなものを選びます。 -
写真奥から、
ナスとたぶん仔羊肉のトマトソース煮込み
スパイシーなピラフ
ナスのペーストと仔羊肉
おいしかったです。 -
トラム、テュネルを乗り継いで、イスティクラル通りを進み、ペラ博物館をめざします。
雨がはげしくなり風も強い中で、地図をたよりに目的地を探すのはとても大変です。何度もページをめくった地球の歩き方は雨にぬれて波打ってしまいました。
やっとペラ博物館に到着です。 -
ニコラスマレーという有名なカメラマンの特別展をしていました。
-
館内案内図
5階と4階では特別展
3階 中東、アフリカの画家が描いた砂漠と海の絵画
2階 オスマン・ハムディ・ベイの絵画をはじめとしたトルコの絵画
1階 測量に関する展示 -
2階の展示。
-
ハレムの様子を描いた絵画。
遠近法がちょっと変です。 -
オスマン・ハムディ・ベイが描いた「亀使い」
この絵がこの博物館の目玉のようです。
蛇遣いは知っていましたが、亀使いというものがいたことは知りませんでした。
何とも言えずゆったりとした時間が流れているような、ふしぎな絵でした。
亀たちは何か芸を仕込まれているのかしら、
でも、このおじいさんはあまりきびしく芸を仕込む感じではありません。
この亀使いのおじいさんも亀のように長生きしたんだろうなぁ。 -
オスマン・ハムディ・ベイさんです。
考古学者であり、考古学博物館の館長をした人であり、政治家もやって、画家でもあった、というすごい人らしいです。
亀使いはオスマン・ハムディ・ベイ自身を描いた、とも言われているそうです。 -
エレベーターの扉にも亀使い。
-
1階は測量に関する展示です。
三角定規や、 -
折りたたみ式定規の展示がありました。
-
この人は誰だったか忘れました。
-
1階の測量に関する展示の見学終了です。
ここで今後の予定の作戦会議です。
外はまだ雨がひどそうなので、ぎりぎりまで博物館で時間をつぶすことに。
問題は、コンサートが終わった後のホテルへの帰り方です。
候補は3つ。
1.タクシーを利用。タクシー乗り場がうまく見つからなかったら、近くのヒルトンホテルへ行ってタクシーを拾う。ヒルトンホテルはきのうの下見の時に確認済み。
ちょっと心配なのはタクシム付近の工事状況で、迂回が必要かどうかはわかりませんが、遠回りされたりしても、全くわからないこと。
2.昨日と今日通った道順で帰る。
この道順は慣れてはいるものの、シシハネ駅とテュネル駅の間は一度しか通っていないし、イスティクラル通りを歩くには距離があり過ぎる。ノスタルジックトラムはあまりあてにはできない。
3.地球の歩き方に出ていた方法。タクシム駅からフニキュレルでカバタシュ駅まで行き、カバタシュからトラムでスルタンアフメット駅(ホテル最寄り駅)へ行く。
問題は、この方法はまだ経験していないこと。フニキュレルの乗り場が近いのか、わかりやすいのか、がわかりません。
検討した結果、3の方法をとることにしました。
そのために、今からタクシムへ向かい、フニキュレルの乗り場を確認することにします。
なんとか無事に確認ができました。そんなに難しそうではありません。
足りなくなりそうなイスタンブールカードに10リラをチャージしました。
機械でチャージしたのですが、途中でわからなくなると、またしてもどこからともなく親切なお兄さんが現れて手伝ってくれました。 -
夕食はニシャンタシュにあるカシータへ。
ニシャンタシュはオスマンベイ駅から坂道を歩いて15分くらいのところです。
高級ブランドショップが多く、表参道みたいな感じです。 -
ルイ・ヴュトンやロクシタンの店の前を通ってやっとカシータに到着です。
-
レストラン店内。
ウェイターは上下とも黒い服をきていて、スタイリッシュです。 -
テーブルクロスもしゃれています。
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パンは乾かないように袋に入っています。
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念願のマントゥ料理です。
店内のお客さんはみんなこれを注文しているようです。
小さい餃子を揚げたものにヨーグルトとトマトソースがかかっています。
揚げてある、というのはイメージと違っていました。
ソースが冷たいので、すぐに冷めてしまうのが残念でした。 -
夫の肉料理。
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いよいよコンサート会場へ。
この会場は「リュトフィクルダル国際会議展示場」といいます。
有楽町の国際フォーラムみたいな感じです。 -
ISTANBUL DEVLET SENFONI ORKESTRASI (イスタンブール国立交響楽団)
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左がホテルのフロントで手配してもらったチケットのプリント。
右が会場で買ったプログラムです。 -
会場ロビーでコンサート開始を待つ人々。
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CDを売っていました。
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リュトフィクルダルさんの胸像です。
これを見るまでは、リュトフィクルダルが人の名前だとは知りませんでした。 -
リュトフィクルダルさんの写真です。
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リュトフィクルダルさんの洋服や文房具が展示されていました。
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リュトフィクルダルさんは医師であり、政治家だったようです。
イスタンブール市長をしたそうです。 -
コンサート会場へ。
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アントニオ・ピローリ指揮
演奏曲目は、
ベートーベン ピアノ協奏曲4番
ピアノは MUHIDDIN DURRUOGLU
チャイコフスキー 交響曲5番
なかなかいい盛り上がりのある演奏でした。
楽団員のお姉さんたちにはきれいな人が多かったです。
指揮者のキレのある動きが印象に残っています。 -
心配していた公園内を通る近道も、危険を感じることなく通ることができ、無事にオスマンベイ駅へ。
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あと6分で電車が到着します。
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タクシムに到着後、フニキュレル乗り場をめざします。
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動く歩道に乗り、
(話はそれますが、トルコでは黒い服を着ている人が多いです。男性は黒の皮ジャンスタイルが圧倒的に多いです。) -
無事にフニキュレル乗り場に到着です。
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タクシムのフニキュレル乗り場ホーム。
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壁にはかわいい壁画。
魚が走っています。 -
フニキュレルの車両。
これもケーブルカーです。 -
車両を横からみたところ。
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カバタシュに到着。
-
階段を上ると、
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トラムの入り口でした。
右側の青い看板には、
カラキョイ
エミノニュ
スルタンアフメット
と書いてあります。
間違いない、これでスルタンアフメット(ホテル最寄り駅)まで帰ることができます。
タクシムからは初めてのルートだったのでドキドキしましたが、無事にホテルまで帰ることができました。
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