カンタベリー物語

65いいね！

2012/10/08 - 2012/10/15

4位(同エリア141件中)

#街歩き

エリア

カンタベリー(イギリス)

交通手段: 鉄道

航空会社: ブリティッシュエアウェイズ

下調べでは、大聖堂に行くにはカンタベリーウエスト駅下車とあったが、イースト駅に着いてしまった。前の席の女性に聞くと、バスで行けと言います。
駅前の横断歩道の先に城壁らしきものが見えます。
道路の上にかかった橋をわたると・・
城壁に着きました。
城壁の一角に物見台か、駐在所みたいな所がありました。小さな鍵穴のような形の窓がありました。
ここから弓矢などで敵を射ったのでしょう。

外側から見た窓穴です。
内側からはこんな形の穴です。
瑪瑙のような硬い石を半分に欠いてセメントで固めています。表面はガラスのようです。
万里の長城にも、兵士の待機所みたいなのがありますよね。
あそこにも射撃穴が・・・
城壁から降りてここでトイレに入り、さあ、街に入ります。
まだ寂しい通りです。どうやら観光コースの逆順らしいですね。
キリスト教会堂のようです。
塔のような建物
かなり古そうです。何のための塔なのか？誰かが幽閉されていた？

塔イコール幽閉、単純な想像力です。

やや人々が出てきました。
左右に商店が並んでいます。
石の造形物が展示されているギャラリーらしい
右側は布の造形物の展示です。
渋い建物があります。手前は本屋さんですね。
隣は美術館＆図書館らしいですね。

ヘンリー・ムーアという看板も見えます。
「ウエスト　コーンウォール　スパティ」という店です。

イギリスのトラディショナルな食べ物です。
「う〜ん、どれを食べようかな〜」ピンクの髪をした女性が迷っています。
店に入りました。壁には田舎風のディスプレイが・・・　

無骨な棚・・いい味出しています。
額縁もいいね〜
コーンウォール　パスティ　

丸い平面のペイストリーに具を置いて折り曲げて包み縁に折り目を付けて閉じ焼き上げた半円形のパイのような食べ物です。牛肉薄切りじゃがいも、玉ねぎなどが入っています。

コーヒーと一緒に頂きました。
人の流れに合わせて歩いて行くと
大聖堂の前には広場があって、こんなモニュメントがありました。
大聖堂の門の隣はスターバックスがありました。

これって法隆寺山門にくっついて、スターバックスがあるようなものだよね〜
広場では、皆さんくつろいでいるようです。
門の上には青ざめた顔をしてシワだらけのガウンを着た人が手を広げています。
左右には天使でしょうか、皆同じような顔をして絵が描かれた石版をもっています。絵ははしごだったり、衣類だったり、入れ物など、これらは生きるための知恵を示唆しているのではないですか？

下部には名家の紋章でしょうか、並んでいます。もしかしたら、このカテドラル建設に貢献した家を称えるためのものでしょうか。
料金を払って入場します。
ドーンと大きな建物が現れました。
イギリス南東部のカンタベリーは、６世紀末にイギリスに初めてキリスト教が伝わった場所で、中世にはヨーロッパで有数の巡礼地となりました。

その中心となるのがカンタベリー大聖堂で、現在はイギリス国教会の総本山だそうです。
入り口の壁には聖人の像が掲げられています。

読書に没頭する二宮金次郎型の聖人、演説をする議員型、瞑想をする修行者型、箱を差し出すプレゼント型の聖人、托鉢僧型の聖人、キリッとした女優型聖人、何もかも失って嘆いている聖人もいるようです。
このカテドラルは俺たちの力も忘れてはいけないよ、と言いたげな妖怪達、
猪八戒もいるじゃありませんか。
う、う　見上げると倒れそうです。
中に入りました。たか〜い天井です。

荘厳なゴシック建築の傑作です。
早速カメラを向けると、「ここは、撮影禁止ですよ。」とボランティアらしき婦人に言われました。

シュンとしていると、ここから先で無ければ、どうぞ撮って構いません」と言ってくれました。
この天井！　高〜いっ
定番の美しいステンドグラスです。
に、比べてさっぱりした窓ですね。
大聖堂の中はこの写真で十分かな・・
始終にこやかな上品なご婦人に「May I・・・」と記念写真を撮らせて頂きました。
大聖堂から出ると、素敵な家々が見える場所がありました。

入ってみたい誘惑と戦います。
こちらも奥に何かあるらしい。
出口に向かいます。

１２世紀の大司教トマス・ベケットは時の国王と対立し大聖堂の中で暗殺されました。死後ローマ教皇から聖人とされると、ベケットは奇跡を起こすようになったということです。
重病人や瀕死の怪我人の元に現れて治したという奇跡です。この評判が元で、カンタベリーには多くの巡礼者が詣でるようになったということです。

今も大聖堂を訪れる人々は、この写真のように絶え間なく続いています。

・・・・巡礼者と観光客とでは、どちらが多いでしょうか？
門を出ると道路は小雨に濡れて、しっとりとした雰囲気です。
ロンドンとドーヴァーの中間にある歴史ある街らしくふるい建物が並んでいます。
雨に濡れても働く人。
カンタベリーウエストからの最初の門です。

普通、この門から大聖堂に向かうのですね。
離れてみると、こんな感じ・・・
綺麗な川がありました。昔見た外国のカレンダーの写真にこんな雰囲気を感じたような・・・

これを見ただけでカンタベリーに来て良かった〜、と言える瞬間です。
川沿いの木造の家。

中央が少し傾いているような・・・
いいな〜　この風景。

清き流れに　古き石の家を映し　みな面に浮かぶ　水鳥の声・・・

異国を訪ねしpedaruは思う、かの家の人々は、今も父を　ファーザーなどと

呼ぶや否やと・・・
好きだな〜　この雰囲気。
公園に来ました。な、何ですか〜　この木っ。

ちょ、ちょっと太りすぎでしょう！
この木の前に置かれたベンチには、このようなプレートが付いていました。

「私達の心の中には、いつも生き続けています。RoukisとAnne Palosが・・」「ストップ　アンド　スメル　ロウゼズ」とも書いてあります。

「バラの香りを」と訳された、１９８１年に発表されたリンゴ・スターのアルバムがあるそうですが、これと関係あるのでしょうか？
大きく枝を張ったマロニエの木です。
静かなみな面に水鳥の姿が・・・
おや、こちらは忙しく動きまわるリスですね〜
橋を渡って対岸の道を歩きます。さっきの門が見えます。
さっきの木造の家、う〜ん、確かに傾いているな〜
カンタベリーウエスト駅に着きました。

駅員からドーヴァー行きのチケットを買いましたが、ここからはドーヴァーには行かないと言う、カンタベリーイーストから出ると言う、・・・この路線はどうなっているのか？　　それでも切符は売るのかっ

ブツブツ愚痴を言いながらイーストに向かうpedaruでした。
Omake? Sapphire

この旅行記のタグ

#街歩き

この旅行記へのコメント（16）

開く

閉じる

cheriko330さん 2016/05/24 10:47:10

カンタベリー大聖堂

pedaruさん、おはようございます♪

新たなネタ探しにおじゃましてます。
カンタベリーは、イギリスらしい街ですね。
行きたいと思ってる所です。
私も、いつも素敵な家を見ると、中を覗かせて貰いたくなります。
某テレビ局の"街歩き"みたいには、絶対に！行かないものですね。

カンタベリ物語は、読んだ事がなく貿易商人の話面白かったです。
大聖堂も、リーズ城とドーヴァーを含め行きたいのですが、いつになるやら。
頭の中は行きたい所ばかりで、一生かけても無理そうです。
今は旅行記で簡単に海外旅行が出来るので、本当に楽しみです。

いつもOmakeも楽しみ、これで女性の心を鷲掴みですね☆

cheriko330

pedaruさんからの返信 2016/05/27 05:18:19

RE: カンタベリー大聖堂

cheriko330さん　お早うございます。

カンタベリーにも来てくださってありがとうございます。
カンタベリーはどういう訳か電車の行き先が違っていてコースの逆から訪れたようです。　どうも個人手配では簡単べりーという訳には行きませんでした♪

Omakeは写真が無くなったので自然消滅しましたが、また写真が溜まってきました。果たして、また出したらいいものか？迷っています。 cheriko330さんの心をわしづかみ出来るならまたはじめようかな？

pedaru

ログインして返信する
わんぱく大将さん 2014/10/27 08:12:47

チョーサーの世界

pedaru殿

カンタベリーにも行かれてましたか。　イギリスはどこに行っても文学がついてまわると言うのが好きですね。　ちょっと暗いものや、アメリカのようなストレートではなく、韻を踏んだというか遠回しの表現。これが怖い。

”カンタベリー物語”読んだはずですが、とっくに忘れてしまってますね。
もしかして”デカメロン”と勘違いしてるかも？　ここにも行ってるはずなんですが。。。　大きな木のプレートの答えがあげられず、すんませんね。

　大将

pedaruさんからの返信 2014/10/30 05:08:40

RE: チョーサーの世界

わんぱく大将さん　お早うございます。

チョーサー？どこの国の屋根の飾りですか？沖縄のシーサーを連想してしまう程度の教養のpedaruです。

NHKの英会話番組で習った詩ですが必ず韻を踏むものなんですね。大将さんのように原文で読める人はいいですが、なかなか邦訳ではその味わいがわかりません。

ブラウニングの「春の朝」などは上田敏の訳の詩の方がいいのではないか？と思われるような優れた訳もありますがね。

pedaru

ログインして返信する
mom_momさん 2014/09/30 19:33:26

素敵です！

pedaruさん、こんばんは。

先日は、ご訪問を頂きありがとうございましたm(_ _)m

カンタベリーの旅行記を拝見しました。
古い、古いお城ですね。

イギリスは歴史が古いので、歴史好きには、堪らない魅力がありますね。
古い城、古い町並み、イギリスらしい川沿いの風景。
絵に描いたような、風景ばかりですね。

いつかは、ゆっくりと訪れてみたいと思います。

mom_mom

pedaruさんからの返信 2014/10/02 06:14:21

RE: 素敵です！

mom_momさん　お早うございます。

子供の頃から耳にする地名を訪れるのは嬉しいものですね。
カンタベリー物語は題名だけは耳馴染みでしたので、行ってみたいと思っていました。

川沿いの風景には感動しました。mom_momさんが仰るように、絵のようでした。

イギリスには関心がありませんでしたが、４０年ぶりの友との再会で、一番印象の深い国になりました。スコットランドなどにも行ってみたいですね。

pedaru

ログインして返信する
前日光さん 2014/04/08 00:30:16

やっぱりいいですねぇ〜(^o^)

pedaruさん、こんばんは。
ここ数日花冷えの日々ですが、如何お過ごしですか？
体調は？

さてさて、清き流れに石の家、水面に浮かぶ水鳥の声

久しぶりにイギリス旅行記らしいブログを拝見して、やっぱりいいなぁと思いました。

雨が降っていたこともあるかもしれませんが、イギリスの渋い街並みと山陰の雰囲気が、私にはどうしても共通したものがあると思えてなりません。
輝かしくなくて良いんです。
しっとりとした落ち着いた空気感。

「カンタベリー物語」、書名は聞いたことがありますが、読んだことはありません。
書名を聞いただけで行ってみたというの、分かります！
何か、言葉の響きが自分の中で共鳴して、そこを訪ねてしまうんですよね。
「高遠」という地名が、私にとってはそうでした。
今から30年も前に訪れましたが、もう一度行ってみたいなと、今pedaruさんの旅行記を拝見して、そう思いました。

前日光

pedaruさんからの返信 2014/04/09 07:23:15

RE: やっぱりいいですねぇ〜(^o^)

前日光さん　お早うございます。

「高遠」・・pedaruも全く同じです。たかとう・・・　名前の由来は知りませんが、音の響きを聞いただけで、しっとりとして、歴史を感じる街、そこに住む人々は、優しくて親切で、しかも誇り高いこころざしをもっている。・・・そこまで想像するのは、行き過ぎですか？

雨と言えば・・・まだ若者だったpedaruは田舎町の映画館から、見終わって外に出ると、雨上がりのアスファルトに淡い街灯の光が映って、人けのない街は、別世界のようでした。　「夜のストレンジャー」のフランク・シナトラが、人けのない雨上がりの街で、ショーウィンドウのガラスに映った自分の姿を、ふと見るシーンがありますが、こんな雰囲気でしたね。・・・こんな雨も好きですね。

pedaru

ログインして返信する
ひろ★ひろさん 2014/04/07 21:50:05

さすが！

pedaruさん、こんばんは。

pedaruさんの旅行記は色々な切り口があって凄い！楽しい！！デス

ひろ★ひろ

pedaruさんからの返信 2014/04/09 06:56:01

RE: さすが！

ひろ★ひろさん　お早うございます。

先日は大将さんのところでお目にかかりましたね。大将さんが代わりに
返事をくれました。

どんな切り口？・・ここは大将さんならどんな面白いコメントを言うかな？
無理せず、素直にお礼を述べておきます。

pedaru

ログインして返信する
rinnmamaさん 2014/04/07 12:30:48

懐かしく拝見いたしました

pedaruさん、こんにちは

お顔の写真ですが、見事ですね。私の技術では、なかなか撮れません。

pedaruさんと私は、コースを逆まわりでしたので、私はドーヴァーから
イーストに着いて、ウエストからLondon chaning crossに帰りました。

イースト駅のあの橋に出た所の城壁・ものすごい風雨で折りたたみ傘は
役に立たず、泣きたくなりました。進むのも大変でした〜
しばらく歩くと左手に、立ち寄りたい場所が見えたのですが、断念。
観光どころではありませんでした。

羊ちゃんのあたりにお店がありましたよね〜
その辺りで着替えを購入した覚えです。

カテドラルでお金払いました？
払った覚えがないのですが・・・・
庭の右側辺りにショップがあった記憶ですが、ミサをおえたら閉まっていて
残念にも、カテドラルの記念は買えませんでした

ちょうどミサが行われる時間で、とても素敵な賛美歌を聞けました。
子供たちは有名みたいで、公演もするようでした。

そのおかげで、内部をじっくり見れませんでしたが、信者でも
ありませんので、歌声で心を清めてもらえたので、良しですね＾＾

とても懐かしく拝見させて頂きました。
UKはふるさとのように思えて、行きたくなります・・・rinnmama

pedaruさんからの返信 2014/04/10 05:32:15

RE: 懐かしく拝見いたしました

rinnmamaさん　お早うございます。

カンタベリーイースト駅前の城壁のところでの大雨、大変でしたね〜　せめて駅の中なら雨宿りが出来たものを・・・

でも、こういう経験というものは、後になってから、楽しい思い出になりますよね。pedaruも奥日光で突然の大雨に合い傘を二つ、テントのように重ねて雨宿りしました。思い出すと笑えます。

カンタベリー大聖堂はVIP以外は有料だったと思います。rinnmamaさん、VIP扱いだったのでは・・・・？

イギリスは友人に会うためだけのつもりでしたので、あまり関心がありませんでしたが、街も清潔で趣もありますし、人々は親切で、とっても好きになりました。rinnmamaさんが、故郷のようと思われているのも肯けます。

ありがとうございました。

pedaru

ログインして返信する
norisaさん 2014/04/07 08:30:04

しょうがない！

Pedalさん、

おはようございます。

カンタベリー物語は名前だけ知っていました。
冒頭の若妻、しょうがないですね！
まあピンクの髪の女の子に興味津々のpedalさんもお若いですけどね♪

歴史ある街歩きと好対照ですね！

norisa

ログインして返信する
norisaさん 2014/04/07 08:26:45

しょうがない！

Pedalさん、

おはようございます。

カンタベリー物語は名前だけ知っていました。
冒頭の若妻、しょうがないですね！
まあピンクの髪の女の子に興味津々のpedalさんもお若いですけどね♪

歴史ある街歩きと好対照ですね！

norisa

pedaruさんからの返信 2014/04/07 14:56:34

RE: しょうがない！

norisaさん　こんにちは

職場でも見てくれてるかな〜　　いい職場ですからね。

norisaさん　あの若妻の立場になって下さい。こりゃー　たまりませんよ、・・・だったら結婚しなけりゃ良かったのに〜　とも思いますがね。

pedaru妻が一緒じゃないからといって、そんな趣味はありませんよ〜　

pedaruが好きなのは黒髪ですよ。髪だけが欲しい、薄くなった私の後頭部に・・・

pedaru

norisaさんからの返信 2014/04/07 16:45:58

RE: RE: しょうがない！

pedaruさん、

二回もカキコしてすみません。

職場じゃなくて出張中にスマホで送ったのでトラぶりました。

いやーピンクもお好きのはずです(笑←失礼）

norisa

ログインして返信する