トルコ・ブルガリア・ルーマニア10日間の旅(4)　ブルガリア２日目　ヴェリコ・タルノヴォ日帰り！

2011/07/05 - 2011/07/05

ブルガリアの滞在は２日半。まる１日使える今日は郊外へ・・と思い、当初の予定ではプロブディフに行くつもりでした。ガイドブックでも下調べしておいたのです。

ところが、気が変わってヴェリコ・タルノヴォを目指すことになりました。琴欧洲のふるさとです。

エリア ベリコ・タルノボ(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ソフィアのセントラルバスステーション、"ツェントラルナアフトガーラ"。
ソフィア駅の隣にあります。ホテルから歩いて１０分くらいでした。

チケット売り場で、チケットを,買い間違って,変えてもらおうと思ったら窓口のおばさんは『ダメ』と取りつく島もありません。ベルリンの壁が壊れて２０年以上たってもこういうところはかわっていないのだなあ・・と思いました。

ところが、様子を見ていた英語を話すブルガリア人のおじさんが、窓口に強く抗議してくれ、望みのチケットに交換出来ました。あじさんどうもありがとうございました。

約３時間バスに揺られ、ヴェリコ・タルノヴォに到着したのはお昼前。

バスターミナルで、ツェレベッツの丘に行く方向を聞いたら『タクシーで行きなさいよ！」とターミナルにたむろしていた人懐こい感じの１０代の女の子。

そうか、タクシー代が安いから気軽にそういうのねと思っていると、アルバナシまで行ってツェレベッツの丘で下すコースにして貸切でどう？と売り込んでくるドライバーあり。

時間に制約もあるし、と頼むことにしました。

”I am Boss!　The Boss of a bee!"
運転手さんに何度もこう言われて、”B"ではなく、”BEE”とわかるのに数分かかりました。
どちらが副業かわかりませんが、タクシー運転手と養蜂業と2足のわらじをはいておいでのようで・・。

「あんたたち飯でも食ってきなよ！おいら、その間子分のBeeたちの面倒見て待っているよ。オススメの飯屋さん連れて行ってあげるからさ。」とこんなかんじで、Mr.Bee【以後運転手さんのことをわたくしたちはこう呼ぶ】に案内されたアルバナシのバス停前のレストラン。"


まずはショプスカサラダ。たっぷりの新鮮な野菜にチーズ。

ブルガリア料理の代表？カヴァルマを注文しました。今回の旅のＢＥＳＴ３に入ると思うお味！

お母さんが厨房、ハイティーンの息子がサーヴしてくれる家庭的なお店。ほぼ貸切状態で、後ほど地元の人がちらほら。

デザートの水牛ヨーグルトも絶品でした。

食後、アルバナシの街を散策。

ほとんど観光客はいません。カナダと韓国から来ている女子大生２人連れにあったきり。

程よい時間に、蜂の世話を終えたMrBeeがピックアップしてくれます。

『カザンラクまで、行かないかい？もう少し料金足せば行って帰って来られるさ』というMrBeeのお誘いをやんわりお断りして、
お茶になるよという菩提樹の葉とプロポリスの素までお土産に頂戴してMrBeeとはお別れ。（Mr.Bee儲けはあったのかしらん？）

アルバナシまで足を伸ばせると思っていなかったのにMrBeeのおかげで楽しませてもらいましたし、ブルガリア料理堪能出来ました。

さて、ツェレベッツの丘から、ぐんぐん下ってきていつものように街歩き。

サモヴォドスカチャルシャ。
芸術家のたくさんいる街です。

ヴェリコタルノボの街を描いた可愛らしい絵を一枚買いました。

その後も工芸品店など冷やかして歩きます。

琴欧洲の名前を出すと、みんな友好的なお顔になります。

やっと探し当てたゲオルギ教会。

中に入ると、今までおせんべい【・・のはずないのだけれどそんな感じ】食べていたようなおばあさんが、ノートを持って出てきた。
日本語で『ろうそくを買って寄進してください』みたいなことが書いてあった。従いました。

中は歴史を感じさせる作りです。素朴なのに重みがあります。ソフィアで見た教会ほど洗練されていないのですが、歴史の風雪に耐えた何かを感じさせるのです。

おばあさんに、ただしい十字のきり方も教えて頂きました。

建物は素敵でしょ！

どこまどもお家がぎっしり。

すぐそこに行くのにも道が蛇行しているので時間がかかります。

１５時半出発のヴァルナ始発ソフィア行きのバスが途中事故があったとかでなかなかきません。

１６時過ぎ、やっと到着。
バスから日本人のひとり旅の女性が降りて来ました。ほんの少し会話を交わしました。連れ以外の人と日本語を話すのは久しぶり。

道は結構混んでいて、雨も降ってきてバスがソフィアに付いたのは９時過ぎ。

ホテルのレストランはもうおしまいということで、ホテルの隣のケンタッキーで夕食です。

世界的なファストフードチェーンにもお国柄があるようで、1回くらいはこんな食事もいいかもしれません。

ホテルに帰ったらすぐにバタンキュー。明日も早朝からリラの僧院です。