2012/08/29 - 2012/08/29
83位(同エリア171件中)
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アリヤンさん
アルバナシ?
と聞いた瞬間に
ン!? 「ある昔ばなし?」
とアタマに浮かんだ。
(おじさんのダじゃれですナ('-'*)アリガト♪)
それは古い教会の中にビッシリと描かれた隠れキリシタンの絵があるそうな。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- ヒッチハイク 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アルバナシという所はヴェリコ・タルノヴォの北、約4kmくらいのところにあるそうな。
4kmならば、ワタクシたちシニアでも歩ける距離だ!
早速、ホステル・モステルのスタッフに聞きました。
スタッフの説明を図にすると、この図の青い線を行くことになる。
歩いて行くのは近道で、しかも山道だという。
おまけに「分かりやすく、簡単だ」と言う。
山の好きなパートナーは「山道」と聞いて、食いつきました。
決定です。
その山道でアルバナシへGO!です。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/HMtoArbanasi.jpg -
9時にスタート。
ホステルの朝食のパンにチーズとハムをはさんで、ランチボックスに入れて持っていきます。
中庭で入れた炭酸鉱泉水もペットに一杯入っています。
スタッフに言われたとおりに、まずはツアレヴェッツ城砦のすぐ横に出ます。
ヤントラ川向こうの集落がくっきり見えます。
今日は良いお天気です。 -
イチオシ
ヤントラ川に架かる橋。
オモムキがあります。
ワタクシたちはこの橋は渡りません。
渡らずにまっすぐ進むのです。 -
ハイキングのおまけです。
「40人殉教者教会」のそばを通ります。 -
-
次に見えてきたのは、「聖ペテロ・パウロ教会」。
聖ペテロは聖書に出てくるので、キリストさんの弟子か?
パウロは前のバチカンの法王さんと同じ名前だ。
まあ、由緒も歴史もあるお寺なんでしょう。
見て美しい教会です。 -
ここはツレヴェッツ城砦の北側あたりですが、伝統的な建物が残っています。
-
イチオシ
川の向こうにも美しい教会が見えます。
パートナーお気に入りの教会となりました。
そのうちに見学に行こう。 -
隣の丘の上にも城砦の壁が見えます。
新しそうなので、復元したものだろう。 -
「聖ペテロ・パウロ教会」の境内に入ってみます。
管理人さんが入れ入れと言うので入ってみた。
ワタクシたちはキリシタンでないので、あまり迷惑にならない程度に見学させてもらいました。
教会の中に入れといわれたのですが、礼拝の仕方もワカランので遠慮します。 -
庭には発掘中の跡がありました。
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教会より向こうの丘の城砦のほうが、気になります。
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聖ペテロ・パウロさんにお別れして、先を急ぎます。
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ツアレヴェッツ城砦の外側をグルッと右回りに回ったら、このようなつり橋があった。
スタッフが言ってた「小さな橋」です。
これを渡ります。 -
イチオシ
ひっそりと流れる、ヤントラ川。
上流側。 -
つり橋を渡って道なりに進みます。
途中高い煙突のある工場前に現地の人が3人いたので、「アルバナシ!」と聞いた。
「アッチ」と指差す方向を進みます。 -
天気も良いし、森に囲まれてフィトンチッドを思いっ切り吸いながら、快調に歩きます。
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こんな鬱蒼とした森を歩くのは気持ちがいい。
-
歩けど歩けど「アルバナシ」の標識が無い。
初めての標識になにか書いてあるが、読めない+意味不明。
ひょっとしてこの矢印の方向にアルバナシがあるカモ?
でも、聞こうにも人っ子一人見えません。
こうなったら、だれでも良いから通りがかったたら聞こう!
最初に来たのが車でした。
ヒッチハイクの要領で車に合図。
車、停まる。
中には家族4人。
両親と子供2人。
お父さんが「どうしたの?」
アリヤン「アルバナシはドッチですか?」
お父さん「エッ!?アルバナシ!アルバナシならこの道じゃあないですよ。元に戻らねば、、、」
アリヤン「イエ、途中で聞いたらコッチ、といわれました。ワタクシたちは山の道でアルバナシに歩いて行きたいのです」
お父さん「山の道。。。?」
お母さん;地図を広げて「方向はあっていますヨ。でもワタクシたちも良く分かりません。ワタクシたちはヴァルナからアルバナシ方面に帰っている途中なので、一緒に乗って行きませんか?」
アリヤン「イエイエ、良いです。ワタクシたち歩きたいのです」
どうぞ、どうぞ、イエイエのやり取りを何回か繰り返したが、あまり断るのも相手も困るだろう、から乗りました。
少し走ると、キャンプ場があり、地元の人が居ました。
お父さんが車を出てその人に聞いてくれました。
お父さん「アルバナシの山道はアッチです。でも良かったら乗って行っても良いですよ」
アリヤン「ご親切はありがとうございます。ワタクシたちは山歩きが好きなので、ここから歩きます。本当にありがとうございました」
親切一家とはそこでお別れしました。
いやあ、ブルガリア人、親切デス! -
地元の人にもお礼を言って、歩き出します。
-
さすが、ちゃんと「アルバナシ」の標識がありました。
これで安心して歩けます。
ここら辺りから山登りです。
地元民が言っていたように、テレビ塔を目指します。 -
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-
不思議なもので、方向が定まれば、疲れも吹っ飛びます。
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ほおずきと同じような実のなった植物発見。
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中々テレビ塔が見えてきません。
-
ついに遠くにTV塔が見えてきました。
ワレワレは間違ってなかった! -
振り返ってヴェリコ・タルノヴォの町を見る。
-
TV塔は近づく。
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ヴェリコ・タルノヴォの町は遠くになる。
-
テレビ塔は近くになる。
-
「ヴェリコ・タルノヴォはコッチ」という標識を発見。
ということはアルバナシは近い!
スタートして約2時間くらい経っています。
午前11時ころです。
ランチはアルバナシでゆっくりしよう。 -
乗馬クラブの看板。
だが、人影見えない。 -
やっとヴェリコ・タルノヴォの全景が望めるようになった。
左のほうにツアレヴェッツの城砦教会が見えます。 -
城砦のズームアップ。
-
ちょっと視線を左に振ると、VTは完全に山々に囲まれています。
まさに「自然に溶け込む中世の町、ヴェリコ・タルノヴォ」です。 -
ついにアルバナシに着きました。
と言ってもアルバナシ村の裏側のようです。
(ワタクシたちはどこでも裏側から入るような運命なのか?)
(経歴の学校だけはちゃんと表から入っていますヨ)
石畳の遊歩道。 -
道路標識に「アルバナシ」とあります。
-
裏口から入って最初に出会った家屋。
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アルバナシの家々はみんなこのようなスタイルです。
田舎っぽくていいですねえ。 -
それにしてもホテルやレストランの看板がバンバンあります。
看板とは反比例して、人影はゼロ。
看板の数ほど本当にホテルやレストランがあるならば、皆さんどうやって採算を取っているのだろうか?
不思議でならない。
だって、夏だというのに、人っ子一人観光客は見えないのですヨ。 -
「街並み」というより「村並み」です。
牛でものっそり出てきそうです。 -
まあ、昔からヴェリコ・タルノヴォのリゾート地だったんだから、お金持ちが一杯遊びに来るんでしょう。。。
-
それにしても、観光客みたいな人々にはサッパリ出会いませんが、、、
どこも静かです。。。 -
立派なお家の門構えです。
-
塀がシブイですネエ。
石積みで、瓦がこれまたシブイ。 -
ンッ!?
このかわらの載せ方、どこかで見たことがあります。
どうも中国の古代国家「越」の都だった紹興だったように思います。 -
これが紹興の古鎮の家の屋根の写真。
積み方はちょっと違うが、瓦せんべいのような瓦を何枚も重ねたり、交互に上下逆にして組み合わせたりしています。
昔の人間も洋の東西問わず、似たようなところがあるものです。
紹興のページ:http://4travel.jp/traveler/ariyan-eurasia/album/10403722/ -
武家屋敷のような感じの門構えもあります。
-
まあ、レンガや石を積むのはちょっと日本とは違いますナ。
-
今までの塀や屋根は、聖アルハンゲルス・ミカエル&ガブリエル教会でした。
ここも見所のひとつらしいが、ワタクシの見たいのは、壁画がビッシリ描かれてる教会です。
「スヴェタ~○○」とかいう教会です。
(ちなみにスヴェタとは「聖なる」という意味で、ロシア語でも同じ。女の子の名前によく使われている。日本語の今では死語となっている「ズベタ、ズベ公」(あばずれ)というのと似ているのでワタクシの記憶にしっかりと留まっています)
近所で庭いじりをしていたおじさんに聞いてみました。
「スグ、ソコ」と方角を指差してくれました。 -
ココがそうらしい。
あんまり教会には見えない、どちらかと言うと田舎屋の大きな倉庫?といえそうな平屋づくり。
しかも十字架が見えない。
管理人らしきおじさんがチケットを売ってくれた。
入場料1人6レヴァ(300円) -
入り口の上にちょっとだけ宗教画(イコン)がある。
こんなトコロにホンマにビッシリとイコン壁画があるんカイナ?
と半信半疑で門をくぐって中に入った。 -
イヤア~ッ!!!!
そのビッシリさに圧倒されました。
一分の隙もなく、ビッシリ、と宗教画イコンが、、、
ホント、一寸一分のスキもなく、ビッシッーリッ、なんです。 -
こりゃあ、世界遺産じゃ、世界遺産じゃ。。。
(まだ世界遺産ではアリマセンが)
そのビッシリさに圧倒され、驚きました。
感動さえしました。
(本当は、描かれている宗教画の意味と芸術性を理解して感動すれば良いのですが、ワタクシにはその能力orパワーが不足しているのです) -
ブルガリアは長い間ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の支配下にあり、キリスト教は古くから正教(オーソドックスとか東方教会とも呼ばれる)系キリスト教です。
こうしたイコン(聖画)を残すのは正教の特徴らしいです。
それにしてもおびただしい数のイコンです。 -
そうそう、この教会内は写真撮影禁止デス。
ここに入ってスグに知らずに一枚だけフラッシュを焚いたところ、管理人さんにダメダと言われました。
フラッシュだけでなく写真を撮ること自体、だめだそうでした。
(管理人さんが遠くに行ったので、ワタクシフラッシュをオフにしてコッソリ撮っています。パートナーの反対を押して、やってます。決してマネをしないで下さい)
このカーテンの向こうに何やら秘密?のイコンがあるようなんですが、カーテンをこっそり開けかけると、パートナーが「管理人、来たデー」とウソを言うので、とうとう撮れませんでした。
(決してマネをしないで下さい) -
-
早く撮ろうとするので、ブレが生じて、あまり良い写真は中々撮れませんでした。
(決してマネしないで下さい) -
-
どうも旧約or新約聖書の物語を題材にした絵が多いようです。
(ワタクシ、大学はミッション系だったので、聖書の講義は1年のときに聴いておりますので、チョットだけは分かります) -
-
やたらと後光の差した人物像が多い。
-
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ここは聖職者たちが座るところ?
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薄暗いところでイコンがビッシリでは、終いに息苦しくなってきました。
外の空気を吸いに出てみました。
オオ、ソフィアの考古学博物館やトラブゾンのアヤソフィア聖堂でも見たような、古いふるい、十字架の石碑がいっぱい壁に立てかけてありました。 -
イチオシ
ヘタな写真ばかりで申し訳ないので、VT観光協会のホームページから1枚だけここのフレスコ画の状況を拝借して載せときます。
中はこんな感じです。 -
この教会の外見はどう見ても、教会のようには見えません。
隠れキリシタンがイスラム教徒に分からないように外見を整えて、中で毎日額にアブラ汗を流しながらイコンを描いていた、のだろう。 -
周りは緑豊かな林に囲まれ、小鳥たちがさえずっています。
-
-
ワタクシはここはスヴェタ・ゲオルギ教会だとばかり思っていましたが、実は「聖誕教会」という名前の教会だったのでした。
近所のおじさんに「スヴェタ」とだけ言って場所を聞いたのですが、それでも通じていたわけです。
だって、スヴェタは「聖なる」というロシア語なのですから、「聖誕教会」と思ったのでしょう。
*スヴェタは関西弁?でグレたヤンキーみたいな女の子を指して「アノ子はズベタorズベ公や」とか言うので、スヴェタがズベタに似ているので覚えていました。ちなみにロシアやロシア文化圏には女の子の名前にスヴェタという名前の子が沢山います。 -
息苦しいほどのビッシリ・イコンを見て、今日はナットク。
もう帰ります。
ワタクシたち、歩きですので、明るいうちに帰らねば。
ここは高台ですからとにかく南方面を目指して坂を下りるのみ、です。 -
少し降りたところに、キレイな教会が見えました。
-
読んでみると、「マナスティール・ニコライ・なんとか」と読めます。
修道院のようです。
他に約2名の観光客が居たので、有名なトコロなのだろう、と入ってみました。
ま、「ニコライ○○修道院」と言うところか。。。 -
中は綺麗な庭があって、トンガリ帽子に十字架と、なにか日本でも見たような(札幌?)親しみのある教会です。
-
ここの建物の屋根瓦も、中国古代国家「越」の都だった紹興の家屋の瓦と似たようなツクリでした。
-
ある昔ばなし、のような、アルバナシのウオーキング・マップです。
図中の青い点線が往路、赤いのが帰路。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/ArbanasiMap.jpg -
山肌にむき出した岩肌。
こうした地形からツアレヴェッツの城砦やトラベジッツアの丘のようなものが可能なんだ、と感心する。 -
-
帰りは車の走る道路で、山の道よりは郷里は長いだろうけど、下りばかりですから、早い、早い。
往路の山の道では2時間以上架かりましたが、帰路は下に下りるまで30分チョイでした。
もうヴェリコ・タルノヴォの標識が見えます。 -
この看板より少し進んだところで、市内バス110番を見た。
110番はワタクシたちがVTに着いた日にホステル・モステル近くまで乗ったバスです。
ソコが東の終点だと分かりました。
すると、西の終点はドコなのだろうか?
今度は西の終点まで乗ってみようか、と思い出しました。
こうしたバカげた乗り物搭乗がワタクシたち好きなのです。
パートナーといつもこんなバカげたトコロ、気が合います。 -
往路で渡ったつり橋に出てきました。
我が家はもう少しです。 -
イチオシ
ヤントラ川は行く時とは陽のあたり具合が反対になっているので、見え方が違って見えます。
下流側。 -
上流側。
-
イチオシ
ヤントラ川にかかる吊り橋。
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-
ツアレヴェッツ城砦とは対面のトラペジッツア丘に立っている城壁。
-
ツレヴェッツ城砦へ繋がる回廊を支える岩の切れ目を通ってホステルに帰ります。
-
わが住まいのヴェリコ・タルノヴォ(VT)に帰ってきて見て見ると、VTにある家屋もアルバナシの家屋も同じようなスタイルだ、って分かります。
-
たった数時間の別れでしたが、ツアレヴェッツ城砦に再会して、懐かしさがこみ上げてきました。
-
本日の「ある昔ばなし、のような、アルバナシ」への往復ウオーキング・マップです。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/HMtoArbanasitoHM.jpg
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