バングラで草の根国際交流の旅 (11)　ダッカ名物の列車

2013/01/02 - 2013/01/15

ダッカ２日目(1/13)です。

日本を離れる前の情報収集で日本ではありえない写真を目にしました。それが列車の屋根に乗っている人・人・人。
これを見たくて、あわよくば乗ってみたくてこの日は列車を中心に行動してみました。

体調は解熱剤のおかげで熱は平常に戻りましたが咳が少々。
　
できればBGMにボリウッド映画のBunty aur Babliのオープニング Dhadak Dhadakを聞いていただければ盛り上がると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=9eR9WcrdfsA


1タカ≒1.14円

エリア ダッカ(バングラデシュ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エアトリ

昨夜泊まったHotel Ramnaは500タカと安かったのですが
・窓がない
・完全な密室にはならず(壁の上の方に隙間があるため)冬は少々寒くうるさかった
・これからもっと寒い中国に行くので体調を万全にしておきたい
という理由でバングラデシュ最後のホテルはちょっと豪華にしてみました。

Hotel Roya Palace

なかなか快適です。
1260タカ

チェックインした後すぐ近くの路地の屋台でチャー(5タカ)。
体を温めて糖分を補給して散策開始です。

バングラ最大のモスジット、バイトゥル・ムカロムに向かいました。
このモスジット前にはイスラム関連の書籍を売っている店が並んでいます。

圧巻です。

モスジット前からリキシャに乗ってコムラプール(中央)駅に向かいました。
スタジアムを抜けていきます。

ビーマン・バングラデシュ航空の本社を見つけました。
今は日本に就航していません。
復活したらインドやネパールに行くときに利用するかもしれません(いつ？)。

コムラプール駅に到着です。
リキシャで40タカでした。

ダッカ中央駅 (コムラプール駅) 駅

バングラデシュでやってみたかったことのひとつに列車に乗ること、があります。
訳も分からずホームに入るときに20タカのチケットを買いました。

といっても車内ではなく車両の上、屋根に乗ること。
どんどん多くの人が登っていきます。
彼らは無賃乗車です。

早速、といいたかったのですがそんなに遠くに行くつもりはありません。
次の駅で下車予定。
でもどう降りたらいいかわからないので帰りに屋根にのぼることにしました。
行きは車内へ。

車内はこんな感じです。

この混み具合がダッカの人口密度を表している感じです。

出発しました。

スラム街をぬけていきます。

コムラプールの次、テジガオンで下車しました。
と同時に乗り込む人多数。
と言っても無賃乗車で屋根に上る人が圧倒的に多いです。

外国人である私を見つけて手を振ってくれる人が沢山いました。
昨日買ったバングラデシュ代表のクリケットシャツ効果もあると思います。

列車を見送りました。

見送った後その線路を少し歩いてみました。
列車が去った後多くの人がすぐに線路を歩く人が出てきます。

線路沿いはスラム街です。

子どもたちが寄ってきました。

ここにも丸坊主にして額にあざのようなものをかかれた子を見ました。

ここの子に限らずバングラデシュの子供は純粋な目をしています。

この辺りの家には台所がないようでどの家も外で調理をしていました。

この場面を見てたらボリウッド映画Bunty aur Babliのオープニングを思い浮かべてしまいました。

これがバングラデシュでやってみたかったことのひとつです。

この便も多くの人が屋根にのぼっていきます。

そして列車はコムラプールへと去っていきました。

テガジオン駅を少し北上(コムラプールから離れて)すると線路沿いにも市場が出現しました。

貧しい人が多いためか活気もありますが売り手も買い手も他の市場より真剣でした。
野菜の売り手は女性が多かったですね。

でも魚は圧倒的に売り手は男性です。

私が訪れたバングラデシュの市場で最も活気のある所だと思います。

線路沿いの道にも店が並んでいます。
そして活気に満ち溢れています。

鶏を買っている人がいたのでずっと見てみました。
首を切った後円錐を逆さにした型に鶏を逆さにして出血させていました。
動かなくなったらお湯を張った鍋に入れてしばらく置いておきその後遠心分離機に入れると見事に羽が抜け落ちていました。
お客さんはこうして新鮮な鶏肉が買えるのですね。

職人
ミシン１台あれば仕事ができます。
手に職があると強いですね。

歩いていると服を引っ張られました。
振り返るとこの子が写真を撮ってと言ってきたので。

駅に戻るとまた列車が入ってくるところでした。

お祭りのような盛り上がりです。

そして屋根にのぼる人多数。

のぼるときはみんな手伝ってくれます。

日本人がバングラデシュのクリケットシャツを着ている
親日家のバングラ人はこれだけで盛り上がってくれます。

この列車も見送りました。
お気をつけて〜

電車が動き出しても盛り上がりは続いています。

駅の入口には警察官(?)がいました。
でも30m程行ったところにも裏口らしき出入口がありました。
そちらは駅員も警察官もいませんでした。

デジガオン駅

ただ今11時過ぎ
朝食をとっていなかったのでブランチになってしまいました。
駅近くの食堂に入ります。

野菜のカレーは28タカでした。

駅から西の方に向かいました。
小さな通りですが車やリキシャで混雑しています。

大通りに出ました。
地図で確認するとAirport Roadのようです。

歩道橋で通りを渡りました。
オールドダッカ辺りでは歩道橋があっても車の往来が激しい車道を渡っていますがここでは歩道橋を利用する人が多かったです。

歩道橋を降りたところには屋台が連なっています。
おもに服を扱う店が多いのですが時計を売っている店もありました。
ここでベンガル数字の腕時計をさがしましたが見つけられませんでした。

戦闘機を発見しました。

バングラデシュ国会議事堂 (ジャティヨ ションショッド) 現代・近代建築

国会議事堂に着きました。

国会議事堂の向かいにあるジア・ウッダン。

観光客らしき人よりもバングラデシュの人が来ては写真を撮っていました。
もっとも外国人観光客はダッカでもほとんど見ませんでしたが。

広場がありました。
もちろん若者はクリケットをやっています。
結構本気でプレイしていました。

昨日のビックカメラに続いてセブンイレブンがダッカ進出(ではありません)。
食堂のようです。
日本のセブンイレブンとは全く関係ないようです。

道に迷いながらもなんとか駅の方に戻ることができました。

テジガオン駅に戻る途中キリスト教会がありました。

テジガオン駅に向かいました。

さあ、コムラプールに戻ります。
わからないのはわからないのに思わず時刻表を眺めてしまいます。

列車が来ましたが反対方面でした。

いつ来るかわからないので駅前をブラブラしてみました。
すると写真を撮ってくれと言う家族が現れました。

その後クリーニング屋の人としばらく話し込んでいたら列車が着いていたようなので慌てて駅のホームに向かいました。

丁度発車する所でした。
なので残念ながら屋根にのぼる時間がなく車内へ乗り込みました。
目的が果たせず残念ですがまたバングラデシュに来る言い訳になるとポジティブにとらえることにします。

人通りが多い所になるとやたらと盛り上がっていました。
どうやら列車の屋根に乗るということは無賃乗車だけでなく危険な行為をして勇気があるという証という意味もあるようです。

コムラプール駅に着きました。

一斉に降りています。
そろりと降りることを想像していたのですがみんな飛び降りていました。
屋根に乗って移動するよりも飛び降りる方が危険なような気がします。

ホームだけでなく線路の方にも飛び降りる人がいました。
怪我しないのが不思議です。

別の列車も到着しました。
さすがバングラ一忙しい駅です。

いつもチケット売り場は列をなしています。

鉄道のモニュメントがありました。

駅の反対側に行ってみることにしました。

歩道橋は駅のホームを越えていきます。

橋の床は鉄板でしたが所々穴が開いて下が見えます。
もちろん皆平気で歩いています。

ドルモラジカ仏教僧院に到着。
その瞬間思わずホッとする自分に気づきました。
無宗教な私も日本人である以上仏教の世界に使っているということでしょうか。

バングラ人からよくどの宗教か聞かれます。最初は無宗教と答えていたのですが途中から面倒になって仏教と答えていました。

中央の池で洗濯をしている僧侶がいました。

大きな仏像がそびえ立っています。

沐浴している人・僧侶もいます。

こちらは学校でした。

仏像は足元まで近づけます。

小さい仏像も祀られています。

仏像の後ろには菩提樹がありました。
この写真だけを見るとここがバングラデシュとは思えません。

駅に戻りました。
日が暮れてきています。

朝は駅までリキシャで来ましたが戻るときは歩いてみました。
徐々に寒くなってきます。
そして咳も出てきました。

途中チャーでひと休みしました。

子どもが寄ってきたので兜を折ってかぶらせてみました。

ダッカ名物？絡み合った電線です。

スタジアムに着きました。
もう地図を見ずに位置を把握できます。

夜になって屋台が増えてより一層活気に満ちてきました。

屋台でサングラスを買いました。
140タカはお得です。

ホテル近くのTopkhana Roadを歩いていると人の出入りが激しい店がありました。
地下のお店でしたが覗いてみると食堂の様でした。
入らない訳がありません。
店内に入って「BAGHDAD」という店名とわかりました。

座った席から厨房が覗けました。一生懸命作っています。

オーダーが続いたためかルティがちょっと遅れましたがおかげで出来立てを食べられました。
チキンそして食後にチャーで105タカ。
ラジシャヒで食べたチキン以来の美味でした。
私の中ではダッカ一の食堂です。

帰りに商店でコカ・コーラを買って帰りました。
もちろん表記はベンガル語です。
600mlで35タカ。日本では500ml150円。

ホテル滞在時はよくテレビでクリケットを見ていました。
ホテルのフロントに確認したら明日ホッタールの予定はないとのこと。ひと安心です。