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 イタリアの4都市巡りの3都市目はヒィレンツェである。<br /> 絵画に造詣が深いわけでは決してないが、もう30数年前のことである。お取引先のご主人の弟さんで、銅板画家であるほか、大学の美術の講師をしていた。<br /> 年代的には当時新進気鋭の銅板画家池田満寿夫氏と同世代の方で、ともに絵画から、銅板画に転向した人たちであった。<br /> 池田満寿夫氏は国際版画展で何度も入賞を重ねていたが、弟さんも初めて国際美術展に入選したのか、入賞したのか記憶ははっきりしないが、フィレンツェ・(国際?)ビエンナーレ展であった。<br /> 地元でお祝いの個展の話が持ち上がり、私の勤務する会場で行われることとなった。大きな街ではないので、小じんまりしたところが良いというわけで会場になったわけであるが、本人のほか関係者が集まり、レセップションは盛大に行われた。<br /> その時、この個展会場の設営などのお手伝いをした。1週間ぐらいだったと思うが成功し、作品の販売も行われた。版画であるので金額的には、さほど高額ではなかたと思う。<br /> そんなわけで、フィレンツェは芸術の都市として記憶に残っていたので、機会があったら訪れてみたい思いはあった。<br /><br /> イタリアのミラノはレオナルド・ダビンチであるが、ここフィレンツェはミケランジェロと深いかかわりをもつ。<br /> 今回のイタリア4都市巡りはすべてバスで行われた。ミラノ、ベネチア、フィレンツェ、ローマ間の距離はほぼ同じで、午前中の大半はこの移動時間に費やされる。<br /> ベネチアからフィレンツェに到着したのは、午前11時を回っていた。早めの昼食を摂り、最初に訪れたのはミケランジェロ広場である。小高い丘の上にあり、ここからフィレンツェの街を一望できる景勝地である。街の中心地近くをアルノ川が流れ、有名なベッキオ橋が目に入る。<br /> ウフィツィ美術館、ドゥオモ(花の聖母寺)のドームも、はっきり見渡すことができた。<br /> また、広場の中心付近に彫刻の像が立っている。ミケランジェロ ダヴィデ像(レプリカ)である。<br /><br /> ミケランジェロ広場を下り、街の入り口付近にバスは止まり、アルノ川沿いをテクテク歩いた。途中ベッキオ橋近くで写真撮影、再び歩いてドゥオモに向かった。<br /> ドゥオモ「花の(聖母寺)」はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂である。この大聖堂はドゥオモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の3つの建築物で構成される。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の教会の名は「花の聖母(マリア)」の意である。<br /> 教会の中は撮影できた。鐘楼に上ると見晴らしがよいとのことであったが、その機会はなかった。<br /><br /> シニョーリア広場にあるウフィッツ美術館(ヴェッキオ宮殿は隣接するが、今回は入場しない。)に向かった。<br /> この美術館はイタリアルネッサンス絵画で有名な美術館である。近代式の美術館としてはヨーロッパ最古の美術館の1つであるという。レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロなどイタリアルネッサンスの巨匠の絵画、彫刻などの作品を中心に展示されている。<br /> 美術館内では大勢の入館待ちの人々で混雑していたが、ツアー客は予め予約がなされており、スムーズに入館できた。<br /> 展示作品は2階、デッサンと版画、3階は油絵作品が展示されていた。<br /> 見学は最初3階から始まった。3階まで70段ほどの階段を上ると聞き、エレベーターを選択したが、上がってみると階段組とほぼ同時に到着した。<br /> 美術館内は展示室を囲むように「コ」の字型の回廊があり(一方は階段)、ここにも彫刻などの作品が展示されていた。作品は一切撮影禁止であり、個々の作品は記憶にたどるしかないが、自信がないのでコメントは差し控える。<br /><br /> この美術館の入り口とヴェッキオ宮殿入口前にミケランジェロのダビデ像(レプリカ)のほか作品があり、一部撮影したがレプリカである。<br /><br /> フィレンツェは革製品の産地であり、製品工場に向かった。工場の見学はそこそこに土産品の物色になった。<br /> 大物から小物まで、買い物目的でツアーに参加している人々も数多くあり、買い収まるまで相当の時間を要した。製造直売であるので、悪いものはあり得ないが、決して安い買い物ではなかった。帰国時税関での申告は面倒などで限度額未満で収めた。毎回海外旅行での経験している光景であった。<br /><br /><br /> <br /><br />

イタリア4都市周遊と華の都パリ8 ヒィレンツェ編

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2012/11/19 - 2012/11/22

154位(同エリア3872件中)

2

31

na1430

na1430さん

 イタリアの4都市巡りの3都市目はヒィレンツェである。
 絵画に造詣が深いわけでは決してないが、もう30数年前のことである。お取引先のご主人の弟さんで、銅板画家であるほか、大学の美術の講師をしていた。
 年代的には当時新進気鋭の銅板画家池田満寿夫氏と同世代の方で、ともに絵画から、銅板画に転向した人たちであった。
 池田満寿夫氏は国際版画展で何度も入賞を重ねていたが、弟さんも初めて国際美術展に入選したのか、入賞したのか記憶ははっきりしないが、フィレンツェ・(国際?)ビエンナーレ展であった。
 地元でお祝いの個展の話が持ち上がり、私の勤務する会場で行われることとなった。大きな街ではないので、小じんまりしたところが良いというわけで会場になったわけであるが、本人のほか関係者が集まり、レセップションは盛大に行われた。
 その時、この個展会場の設営などのお手伝いをした。1週間ぐらいだったと思うが成功し、作品の販売も行われた。版画であるので金額的には、さほど高額ではなかたと思う。
 そんなわけで、フィレンツェは芸術の都市として記憶に残っていたので、機会があったら訪れてみたい思いはあった。

 イタリアのミラノはレオナルド・ダビンチであるが、ここフィレンツェはミケランジェロと深いかかわりをもつ。
 今回のイタリア4都市巡りはすべてバスで行われた。ミラノ、ベネチア、フィレンツェ、ローマ間の距離はほぼ同じで、午前中の大半はこの移動時間に費やされる。
 ベネチアからフィレンツェに到着したのは、午前11時を回っていた。早めの昼食を摂り、最初に訪れたのはミケランジェロ広場である。小高い丘の上にあり、ここからフィレンツェの街を一望できる景勝地である。街の中心地近くをアルノ川が流れ、有名なベッキオ橋が目に入る。
 ウフィツィ美術館、ドゥオモ(花の聖母寺)のドームも、はっきり見渡すことができた。
 また、広場の中心付近に彫刻の像が立っている。ミケランジェロ ダヴィデ像(レプリカ)である。

 ミケランジェロ広場を下り、街の入り口付近にバスは止まり、アルノ川沿いをテクテク歩いた。途中ベッキオ橋近くで写真撮影、再び歩いてドゥオモに向かった。
 ドゥオモ「花の(聖母寺)」はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂である。この大聖堂はドゥオモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の3つの建築物で構成される。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の教会の名は「花の聖母(マリア)」の意である。
 教会の中は撮影できた。鐘楼に上ると見晴らしがよいとのことであったが、その機会はなかった。

 シニョーリア広場にあるウフィッツ美術館(ヴェッキオ宮殿は隣接するが、今回は入場しない。)に向かった。
 この美術館はイタリアルネッサンス絵画で有名な美術館である。近代式の美術館としてはヨーロッパ最古の美術館の1つであるという。レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロなどイタリアルネッサンスの巨匠の絵画、彫刻などの作品を中心に展示されている。
 美術館内では大勢の入館待ちの人々で混雑していたが、ツアー客は予め予約がなされており、スムーズに入館できた。
 展示作品は2階、デッサンと版画、3階は油絵作品が展示されていた。
 見学は最初3階から始まった。3階まで70段ほどの階段を上ると聞き、エレベーターを選択したが、上がってみると階段組とほぼ同時に到着した。
 美術館内は展示室を囲むように「コ」の字型の回廊があり(一方は階段)、ここにも彫刻などの作品が展示されていた。作品は一切撮影禁止であり、個々の作品は記憶にたどるしかないが、自信がないのでコメントは差し控える。

 この美術館の入り口とヴェッキオ宮殿入口前にミケランジェロのダビデ像(レプリカ)のほか作品があり、一部撮影したがレプリカである。

 フィレンツェは革製品の産地であり、製品工場に向かった。工場の見学はそこそこに土産品の物色になった。
 大物から小物まで、買い物目的でツアーに参加している人々も数多くあり、買い収まるまで相当の時間を要した。製造直売であるので、悪いものはあり得ないが、決して安い買い物ではなかった。帰国時税関での申告は面倒などで限度額未満で収めた。毎回海外旅行での経験している光景であった。


 

  •  ミケランジェロ広場から中心市街にたつサンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂<br />が見える。 <br /> この教会の名は「花の(聖母)マリア」の意である。<br /> <br /> 

     ミケランジェロ広場から中心市街にたつサンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂
    が見える。 
     この教会の名は「花の(聖母)マリア」の意である。
     
     

  • ドゥオモ(花の聖母寺)のアップ写真<br /> <br /> サンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂はドゥオモ(大聖堂)、サン・ジョヴァニ洗礼堂、とジョットの鐘楼の3つの建物により構成されている。

    ドゥオモ(花の聖母寺)のアップ写真
     
     サンタ・マリア・デル・フォーレ大聖堂はドゥオモ(大聖堂)、サン・ジョヴァニ洗礼堂、とジョットの鐘楼の3つの建物により構成されている。

  • 中央左高い塔が見えるのはシニョーリア広場にあるヴェッキオ宮殿、ウフィッツィ美術館などである。

    中央左高い塔が見えるのはシニョーリア広場にあるヴェッキオ宮殿、ウフィッツィ美術館などである。

  • 地域名はわからないが、ミケランジェロ広場右側下に広がる市街地。

    地域名はわからないが、ミケランジェロ広場右側下に広がる市街地。

  • フィレンツェ市街地<br />

    フィレンツェ市街地

  • 市街地を流れるアルノ川とベッキオ橋(真ん中の橋)<br />

    市街地を流れるアルノ川とベッキオ橋(真ん中の橋)

  • ミケランジェロ広場のシンボル、ダヴィデ像(レプリカ)

    ミケランジェロ広場のシンボル、ダヴィデ像(レプリカ)

  • 正面からは逆光になるため、アングルはこの付近からが限界

    正面からは逆光になるため、アングルはこの付近からが限界

  • ミラノ空港から、ローマ空港までお付き合いした貸し切りバス。

    ミラノ空港から、ローマ空港までお付き合いした貸し切りバス。

  • アルノ川のほとり。

    アルノ川のほとり。

  • アルノ川に架かるベッキオ橋

    アルノ川に架かるベッキオ橋

  • ドゥオモ(花の聖母寺)の鐘楼

    ドゥオモ(花の聖母寺)の鐘楼

  • ドゥオモ(花の聖母寺)鐘楼

    ドゥオモ(花の聖母寺)鐘楼

  • ドゥオモの礼拝堂

    ドゥオモの礼拝堂

  • 礼拝堂

    礼拝堂

  • ドームの下 正面は礼拝堂

    ドームの下 正面は礼拝堂

  • 礼拝堂に掲げられていたが撮影した時点ではわからなかった。<br />写真を拡大してみると、24時間の時計らしく見える。

    礼拝堂に掲げられていたが撮影した時点ではわからなかった。
    写真を拡大してみると、24時間の時計らしく見える。

  • ドゥオモのドーム

    ドゥオモのドーム

  • シニョーリア広場<br />この広場にドゥオモ(花の聖母寺)、ヴェッキオ宮殿がある。<br />写真はヴェッキオ宮殿

    シニョーリア広場
    この広場にドゥオモ(花の聖母寺)、ヴェッキオ宮殿がある。
    写真はヴェッキオ宮殿

  • シニョーリア広場

    シニョーリア広場

  • ウフィッツィ美術館の入り口付近にあるミケランジェロのダヴィデ像のレプリカ

    ウフィッツィ美術館の入り口付近にあるミケランジェロのダヴィデ像のレプリカ

  • ヴェッキオ宮殿入口付近の彫刻

    ヴェッキオ宮殿入口付近の彫刻

  • ヴェッキオ宮殿入口付近の像レプリカ(作者はわからない。)

    ヴェッキオ宮殿入口付近の像レプリカ(作者はわからない。)

  • ダヴィデ像レプリカ

    ダヴィデ像レプリカ

  • シニョーリア広場

    シニョーリア広場

  • アルノ川に架かるベッキオ橋

    アルノ川に架かるベッキオ橋

  • ベッキオ橋<br />

    ベッキオ橋

  • ホテル前に停車する小型車 日本の軽乗用車より一回り小さい。<br />

    ホテル前に停車する小型車 日本の軽乗用車より一回り小さい。

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  • cacahさん 2013/07/31 10:52:19
    効率良く回られたのですね〜♪
    na1430さん〜おはようございます♪

    先日はコメントも残さず失礼致しました〜〜

    私の旅行もご覧頂きたくさん投票ありがとうございました〜m(((__*)m☆

    イタリアとフランス両方の国を効率良く回られたのですね〜〜

    昨年の夏初めてイタリアに行きすっかりイタリアに魅せられてしまいました。
    行く前はフランスに・・・と思っていましたが、とても暑く思うように写真が撮れずじまいてせ戻ってきたので、次回はna1430さんのようにイタリアとフランスの両方の国を回られるいいですね


    お写真が綺麗ですね`!


    またお邪魔させてくださいね〜
                                    MIN

    na1430

    na1430さん からの返信 2013/08/01 10:46:47
    RE: 効率良く回られたのですね〜♪
     Charmin さんこんにちは。
     お立ち寄りいただきありがおうございます。
     北海道ではお楽しみのようでしたですね。
     私は14年前リタイヤし、それまで仕事の性格上、長期間の休暇が取れず、せいぜい2泊が限度でした。
     リタイヤして身の回りがせいせいしすぎて暇をもてあそぶようになり、旅行を始めました。冬は沖縄(6回)、夏は北海道(8回)それに春から夏秋にかけて海外旅行をしてきました。最近は飛び飛びになりましたが・・・
     四国88か寺巡礼も4回に分け2年にわたった末、成就しましたにもかかわらず3回長期入院をしました。最後は昨年で、かねてからの抱えていた胆石が暴れ出し、11月5日摘出、7日退院の筈が、胆管に石が残っている気配なので、内視鏡で石を取り出し9日めでたく退院しました。退院を急いだ理由は、19日(10日後)イタリアに向けのフライトが待っていたからです。
     病み上がりの海外旅行は、家内の手前泣き言が言えず、悪戦苦闘しました。

     これがイタリア、フランス旅行でした。
     ローマとパリは過去に行っていますが、特にパリはベルサイユ宮殿ほか主要なところは行っていますが、なぜかルーブル美術館だけ行っていませんでした。それにモンサンミッシェルが観光できるツアーを見つけ、飛びついたというわけです。
     

    > na1430さん〜おはようございます♪
    >
    > 先日はコメントも残さず失礼致しました〜〜

    > 私の旅行もご覧頂きたくさん投票ありがとうございました〜m(((__*)m☆
    >
    > イタリアとフランス両方の国を効率良く回られたのですね〜〜
    >
    > 昨年の夏初めてイタリアに行きすっかりイタリアに魅せられてしまいました。
    > 行く前はフランスに・・・と思っていましたが、とても暑く思うように写真が撮れずじまいてせ戻ってきたので、次回はna1430さんのようにイタリアとフランスの両方の国を回られるいいですね
    >
    >
    > お写真が綺麗ですね`!
    >
    >
    > またお邪魔させてくださいね〜
    >                                 MIN


     同じ国内外の旅行でもお爺の旅行と女性の旅行内容が違いますね。
     若い皆さんの旅行記を拝見するのは楽しいです。
     また、おじゃまします。
     ありがとうございました。   na1430

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