西洋館グルメ(上野駅編)

2012/08/04 - 2012/08/04

この日は新宿御苑に残る近代建築を見てから銀座三越のスヌーピーイン銀座をのぞき、それから上野浅草両国の近代建築を回りました。
そんな途中のランチを上野駅の駅ビルで。

上野駅
1932(S7)年築
酒見佐市(鉄道省)設計

アトレ上野レトロ館
http://www.atre.co.jp/shiten/index.php?scd=7#title01

エリア 上野・御徒町(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

昭和初期の建築であるこちらの上野駅の駅舎は、JR東日本が展開する駅ビルアトレのレトロ館となっています。中にはレストランやカフェが多数入居。
ちなみに改札内にはエキナカ展開のエキュートもあります。
以前は乗り換え通路にスヌーピータウンキオスクもあったものですが。

そんな上野駅、啄木が「そ」を聞きに行った初代上野駅は震災で焼けてしまい、現在の駅舎は二台目にあたるそうです。

上野駅構内図
http://www.jreast.co.jp/estation/stations/204.html

広くて明るい通路に面してハードロックカフェがあります。全世界にあるのでこれをめぐってる人もいるようですね。みなとみらいやユニバーサルシティなどよく行くエリアにもありますがいまだに入ったことがありません。

エスカレーターを乗り継いで二階へあがると吹き抜けを囲むようにレストランが数店舗配置されています。

地味に凝ったデザインの柱飾り。間接照明で照らされています。

吹き抜けを囲むのは鋳鉄っぽいレトロなデザインの柵。たぶんモノ自体は新しい。

模様をアップで見てみるとこんな感じ。カーブの多さはアールデコっぽいですかね。

その上はゆるいカーブの天井です。

そのアーチの窓寄りのところです。

漆喰の飾り、ではないのかなぁ。

吹き抜けから下をのぞくと地下鉄へのエスカレーターが見えますね。

アトレ上野のロゴを背景に。

縦長の窓が歴史を感じさせます。

最初のほうのハードロックカフェ前のアーチを裏の上から見たところ。

レストランとカフェの案内のフロアマップ。
2階に8店、1階に2店、地下に1店のレストランおよびカフェがあります。

エキナカだからか値段設定は全体に高め。そして昼時だったためかどこもけっこう混んでいます。
そんななかでせっかくなのでメニュー的にも昭和初期を感じさせる洋食屋へ。つばめグリル1930です。
http://www.atre.co.jp/shop/index.php?sid=430&scd=7

このむきだしの天井は建築時の面影を残すものでしょうか。

内装はナチュラル系かな。アフティーほどではないですが。

テーブルセッティング。
シンプルなデザインの紙マットにシルバーが置かれています。

ここはカレーよりも洋食っぽいハヤシライスをいっときます。
単に好きだからでもある。

牛肉満載なルーは別添えで提供されます。

うん、さすが、うまい。
1160円でした。もちろんスイカでの支払いOK。

建物としてはこちらが正面なんですかね。どうしてもアメ横側のほうが人の出入りが多くてメインな気がしますが。

駅からきて手前に建築現場があったのですわ、解体されたかと思ったらその向こうにちょこんと残っていました、比留間歯科医院。
1929(S4)年築。
設計の比留間作次郎氏は初代の院長の方だとか。

銀座線の稲荷町駅地上出入口。なかなかにレトロです。
1927(S2)年築。
東京地下鉄道工務課の設計。

そこからちょっと裏手に入ったところにある同潤会の上野下アパート。
現存する最後の同潤会アパートですが、ここも再開発が決定しました。
http://www.mec-r.com/news/2012/10_09.pdf

1929(S4)年築。
上記リリースによると今年(2013年)の5月に解体工事に着工となっています。
建て替えて14階建てのマンションが竣工するのは2015年3月。

この後一度浅草橋方面に南下してから浅草へと北上していきました。