2012/12/08 - 2012/12/09
2618位(同エリア4474件中)
アツシさん
ここ数年の京都は暖冬からか、紅葉も12月に入ってから見ごろを迎えることが多かったけど、2012年は例年よりずいぶん紅葉の進みが早く、ほとんどのエリアで11月末には落葉を迎えてしまった。
そんな紅葉時期を外して出かけてみたところ、一部紅葉も残っており、また観光客も少なく逆に落ち着いて観光することができた。
そんな人波引いた京の町と、嵐山で行われていたライトアップイベント「嵐山花灯路」のスナップを紹介します。
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【南禅寺】
まずは岡崎方面。
石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と名言を残したといわれる、巨大な三門がお出迎え。 -
古代ローマの水道橋を模して作られたという「水路閣」。
日本文化とヨーロッパ文化というミスマッチが、逆に独特の空気を醸し出している。 -
橋の土台をちょっと覗いてみると、合わせ鏡のように奥行きが感じられるアートな世界へ誘われる。
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【永観堂】
半身をひねった珍しい姿の「見返り阿弥陀」が特徴。
右上には、多宝塔が顔を覗かせてる。
しかしこの時期、お寺に上がると床の冷たさに体の芯まで冷え冷え。
お坊さんの毎日も大変だなぁ。 -
与謝野晶子も称えた洛東屈指の紅葉の名所でもある永観堂。
まだまだ見所十分。 -
岡崎方面で見つけた古い家屋を改造して作られたオシャレな町屋カフェ。
おいしいランチとケーキを、ゆったりした空間で楽しむことができる。 -
食後のお楽しみ!
贅沢な時間を堪能。 -
その近くのドイツパン専門店。
昔の「Hanako」で紹介されてたけど、あまり東京でも見たことない「かたくない」ドイツの各種パンが楽しめる。
散策のお供にちょっと購入。
う〜ん、もちもちして、食べ応え十分。 -
【東福寺】
ちょっとエリアを移動。
洛南エリアで一番紅葉がキレイといわれる東福寺へ。 -
通天橋へ。
数年前、11月の連休に来たときは開場の時刻で既に500mの行列ができてたが、今回はがらっがら。
混雑覚悟で行ってみたから、本当にびっくり。 -
それなりに紅葉が残っているところもあり。
いやーホントにゆっくり・ゆったり鑑賞できる。
混雑と紅葉見ごろを量りにかけることになるけど、こういう静かな東福寺もありかなーと思った。 -
愛染堂周辺はまだまだカラフルな面持ち。
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黄色と、建物の朱色のコントラストが美しい!
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こちらは落葉のじゅうたん。
いちめん柔らかい赤で敷き詰められている。 -
紅葉なくても、建物自体の雰囲気十分。
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臥雲橋から通天橋を望む。
今度は金色のじゅうたんが楽しめる。 -
【下鴨神社】
世界遺産の下鴨神社へ!
京の守り神だけあってか、鳥居をくぐり一歩足を踏み入れると凛とした空気に包まれ、思わず背筋を正す。 -
仄かなライトアップが、厳かな雰囲気を高めていた。
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境内をぶらぶら。。絵になるなあ。。。
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御手洗川にかかる輪橋(そりはし)
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「君が代」でうたわれている「さざれ石」。
もともとは、ちいさな石という意味だそうな。 -
下鴨神社境内のお茶所「さるや」
「申餅(さるもち)」と、まめ豆茶のセットをいただく。
うーん、うまい!冷え切った体に染み渡る〜。
お茶を楽しんだ後、まめ豆茶のお豆も楽しめる。
塩をつけて食べられ、あっさりした味付けはかなりオススメ! -
「糺の森(ただすのもり)」は、下鴨神社の境内に広がる原生林。
古くは『源氏物語』や『枕草子』に謳われ、今なお親林の場として人々に憩いを提供する史跡。
広い参道をゆっくり歩いていくと、何故か心が安らいでいく。 -
瀬見の小川に落葉があつまり、秋の終わりを形作る。
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糺の森を抜けると、「河合神社」に行き当たる。
ここは日本で初めての「美麗の神様」を祀る神社で、「鏡絵馬」と呼ばれるとっても珍しい絵馬があったりする。 -
平安時代の書院造りの建物に、落葉が幾重にも降り積もる。
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下鴨神社は、賀茂川と高野川の合わさる三角州に建てられているが、その川は鳥達の格好の遊び場。
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神社から徒歩5分。
出町柳駅がある左京区は地元でも有数のなごみスポット。
こちらは先斗町でも評判の酒坊が作った「上燗や茶坊」。
ヘルシーメニューが楽しめるお店としてHanakoで紹介されていた。 -
今回は数量限定の「おでん定食」を注文!
味が染みてて、美味し〜い。 -
デザートにはやっぱ「みたらし団子」でしょう!
ここ「古都香」は大原でも人気のお店。
きな粉はみたらしの上から丁寧にまぶしてあり、大きさもそれなりにあり、ジューシー。
あと変り種は写真下の「バター醤油団子」。
甘じょっぱい中に、バターの濃厚な旨みが絡みつき、独特のハーモニーを醸し出す! -
下の次は上ということで、「上賀茂神社」
こちらも京都で最も古い神社ということで世界遺産。 -
縁結び、子授などの「片岡社」で、軽くお祈り。
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京都市内からは結構離れているにもかかわらず、それなりに人で賑わっていた。
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たまたま遭遇した結婚式。
厳かな雰囲気の行進を見て、心の中でお祝いしてみる。
こういうの見ると、改めて日本人っていいよなって思う。 -
【真如堂】
白川通りから、坂をしばし登ると真如堂の裏手に出る。
時期によってまだ紅葉が残ってるところはあったが、真如堂はその中でもかなり多いほう。
全く人がいない静かな境内で、ゆっくり紅葉鑑賞を楽しめた。 -
青空をバックに一枚。
ぱちり。 -
紅葉越しの三重塔。
下には黄色の絨毯。 -
紅葉が残っていたのは、種類にも依るんだろーか?
こんなおっきな紅葉はあんま見たことないなあ。すげ。 -
洛北エリアへ。
宮本武蔵が吉岡道場の門下生たちと決闘を行ったことで有名な「一乗寺下り松」。
この松は4代目の松だそうで。 -
【詩仙堂】
江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡。
入り口から竹林に囲まれて、隠れ家的雰囲気ぷんぷん。 -
よく手入れされた庭園には、たくさんの草花が植えられており、木々が複雑な紋様の影を落としていた。
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【圓光寺】
詩仙堂からわずか5分のところに建てられた寺院。
本堂前の水琴窟には、秋季限定(?)で紅葉の一枝が添えられていた。 -
また本堂横で歩を止めると、四季を描いた美しい襖絵を鑑賞することもできる。
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通路に敷かれた紅い絨毯に腰を下ろし、らせん模様の石庭をぼーっと眺めていると時間を忘れる。
幸せなひととき。 -
【源光庵】
アクセスはあまりよくないが、見所十分のお寺。 -
紅葉には少し遅かったようで、木々の葉の上に落ちた紅葉が彩りを添えていた。
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「悟りの窓」と呼ばれる窓。
紅葉時期には窓からの景色が赤一色に染まるそうな。
しかし枯れた冬の木々が覗く光景もいとおかし。 -
黒光りした床越しに見える庭園も、味わい深いです。
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部屋の真ん中に添えられた一輪の花が、調和した空間を演出しているように感じられる。
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さて最終目的地の嵯峨野「嵐山」へ。
風情ある景色が続く散策路「竹林の小路」。 -
嵐山では期間限定でライトアップのイベント【嵐山花灯路】開催中。
2012年は12/8から12/17まで。
嵯峨・嵐山地域の自然、水辺空間、竹林や歴史的文化遺産、景観などを生かし、日本情緒豊かな陰影のある約2500基の露地行灯の「灯り」をロームのLED電球により演出。
会場一帯、左の行灯で道沿いの足元を照らしだす。
嵐山は当イベントにより、今までの静寂とはうって変わって大混雑!
http://www.hanatouro.jp/arashiyama/index.html -
日没。
先ほどの行灯に灯りがともる。
他にもいろんなパターンで道案内。行灯はデザインコンペも兼ねており、来場者による投票も行われている。
どれも明るすぎず、雰囲気アップに貢献! -
「いけばなプロムナード」として灯りと花の路沿いに「いけばな作品」が展示されている。
美しく、スゴイ手間をかけて作られたっていうのは十分伝わってくる。きれいだなあ。 -
【二尊院】
釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀る古刹として有名。
境内までの階段がさきほどの行灯で縁取られる。
またライトアップされた紅葉も、昼間とは違い、より鮮明な姿を映し出している。 -
本堂への入り口となっている門もライトアップ。
それではお邪魔しまーす。 -
本堂で二尊にお参り。
写真の脇から本道に上がることができ、
正面に向かって向かって右に釈迦如来、左に阿弥陀如来。 -
【落柿舎(らくししゃ)】
常寂光寺を過ぎると、日本の原風景ともいわれてい落柿舎もライトアップ。
奥に干し柿が吊るされてるのが見えるかな〜? -
台所土間との仕切りとなっていたひょうたん型の襖。
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落柿舎の周りは、沢山の柿形のランプで彩られていた。
また短冊に願いを書いて、ろうそくに火を灯し祈願する「祈りと灯火」のイベントが行われていた。
短冊は後日、「野宮神社」で加持祈祷されることに。 -
地元の学生たちによる行灯行進。
寒い中、お疲れ様! -
先ほどの「竹林の小路」はまっすぐ歩けないほどの人・人・人!
確かにライトアップはキレイだけど、まともに鑑賞できないので写真を撮って早々に退散。 -
山々もブルーライトでライトアップ。
花灯路期間中は、屋形船も特別運航。 -
【宝厳院】
ライトアップしているところは全て回ってみたが、一番よかったのはこの宝厳院。 -
単なる単色のライトアップではなく、沢山の色を用いており、紅葉の輝きとも相まって、あたかも一つの映像作品と化していた!
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ライトの陰影が晩秋の庭園をアーティスティックに照らす。
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大岩と紅葉の図。
この取り合わせも雑誌やガイドブックでよく取り上げられる美しい風景 -
渡月橋は、桂川の流れを利用した水力発電によってライトアップされている。
その渡月橋を渡ると、次なる目的地「法輪寺」 -
こちらでは「D-K(デジタル掛け軸)」と呼ばれる光のアート。
音楽に合わせて、移り変わる映像が境内全体を照らす。
POPな色づかいを見ると、BGMはテクノ系でチカチカ色が変わるのを想像しがちだが、落ち着いたヒーリング系ミュージックをバックに、ゆ〜っくりと色が変わってゆく。
予想に反して冬の京都の空間とマッチした、非常に心に響くイベント。 -
最近は3Dプロジェクションの映像効果が流行りだが、七色に移り変わるこの効果。
一見の価値あり! -
最後は京都の台所ともいえる「錦市場」で食べ歩き。
18時くらいにはCLOSEしてしまうので、お早めに。
写真の「錦天満宮」が食べ歩きのスタート地点。 -
で、先斗町(ぽんとちょう)で〆。
最近は気軽に入れるおばんざい屋などもあって、利用頻度UP!
初冬の京都と嵐山花灯道。
ちょっと寒いが混雑も少なく、紅葉以外にも楽しめる要素十分。
日程少しずらすのもいいもんですよ〜。
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