2012/05/08 - 2012/05/09
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frau.himmelさん
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ドレスデン、マイセン、それにチェコのジェチーン。
エルベ川を廻る旅はもう少し続きます。
今夜のホテルは、エルベ河畔の小さな温泉保養地バートシャンダウ。
少し前に、この街を走るかわいい路面電車、キルニッチュ渓谷鉄道をBSテレビで見ました。
あの電車に乗ってザクセン・スイスの自然の緑の中にも行ってみたいな。
チェコのジェチーンでは体調が悪くて、しかも一文無しという最悪のシチュエーション。
弱音を吐くまいと思っていたのに、ついつい旅行記でポロリ。
ダメだなー私。
さて、旅行記作成のほうものんびりし過ぎました。
今年中にもう1冊仕上げてしまいたい。
もう少し頑張ります。
-
エルベ川を下り、再び国境を越えてドイツのバートシャンダウに向かいます。
エルベ川はチェコとポーランドに端を発し、ドイツを貫流して北海に注いでいます。
ドイツでは2番目に長い川です。 -
車窓には、白亜紀からの浸食作用で造られた面白い風景が見えてきました。
私の席の近くに、珍しく日本の若い女性の二人連れ。
プラハ方面から乗ってきたと思われますが、彼女らはザクセン・スイスのことを知らないのかな?
しきりに反対方向の写真ばかりを撮っています。
顔を見た時から、お互いに知らん顔をやっているので、こっちの方がきれいよと教えてあげたいけど、やっぱりおせっかいオバサンはやめました。
外国で日本人にあったら、結構シニアの方々とはお喋りするのですが、何故だか若い方は、あまり話しかけてくれませんね。 -
バートシャンダウの駅に到着。
駅中にある観光案内所で地図をもらい、渡し船で旧市街に向かいます。
船着場はこの階段を降りたところです。
背後に見えるのは駅舎。 -
街の方からの船が着きました。
下校時間なのでしょうか大勢の小学生?が乗っています。
通学列車ならぬ通学船としても活躍しているようです。 -
さあ、乗り込みます。
-
街の風景。
バート・シャンダウは13世紀頃より温泉保養地として発展した街です。 -
クララ・シューマン号という名前の遊覧船が停泊しています。
クララ・シューマンは、同じザクセン州のツヴィッカウ出身ロベルト・シューマンの奥様です。
ツヴィッカウは、今回の旅で時間があれば訪れたいと思い、下調べをしていました。 -
バートシャンダウ街の船着場。
高級保養地らしく立派な建物が並んでいます。 -
見にくいですが、船の時刻表。
朝の4:55分から21:55分の間に30分毎に出ています。
運賃片道1ユーロ。 -
先ずはホテルに向かいます。
教会の路地を入って10分くらいでした。 -
ホテルにチェックインして、その後私が向かったところは?
キルニッチュ渓谷鉄道の停留所。
ここから小さな観光電車が走っています。路面電車です。
バートシャンダウに保養に訪れた観光客を、ザクセン・スイスの自然の風景の中に運んでくれます。 -
車内はこんなレトロな内部。
運賃は片道4ユーロ、ターゲスカルテ(1日券)7ユーロ。
私は、期限が今日までのドレスデンカードを見せたら、往復3.6ユーロでした。
渡し船も無料だったし、
結構ドレスデンカード、使えました。 -
車内の停車駅の案内。
シュタット・パーク(市の公園)から、7キロ先のボイテンの滝の入口まで30分で運んでくれます。 -
さあ、運転手さんも乗り込んで出発です。
ところが、乗客は私と英語圏のカップルの3人だけ。
何か申し訳ない気持ちです。 -
地図を見ている男性がいます。
ねぇねぇ乗りませんか〜?って声をかけたくなります。
こういう観光電車は人が多いほど楽しいですから。 -
という願いも空しく、乗客3人だけを乗せて、小さな路面電車は動き出しました。
ザクセン・スイス国立公園の自然の中に分け入って走ります。 -
途中電車の駐車場を通ります。
キルニッチュ渓谷鉄道は、1898年の開業という古い歴史を持っています。
温泉に保養にやって来た観光客に、雄大な自然をも体験してもらおうという目的で開業しました。 -
初年度には半年で8万人の利用客があったそうです。
その後、火災、第二次世界大戦、列車事故などが重なり、ルート短縮や一時的な操業停止を余儀なくされました。 -
今日も3人しか乗客がなくて心配していましたが、すれ違う電車には結構大勢の人が乗っています。
良かったー。
◇◆
東西ドイツ再統一後1990年には全線での運行を再開しました。 -
電車は、白亜紀からの浸食作用でできた奇岩の間を走っていきます。
-
この列車は環境保全を考えた乗り物としても、注目をあびています。
動力として、太陽光発電の電力を利用しています。 -
停車駅、Nasser Grund。
次が終点のボイテンの滝です。. -
ここから、乗客は山道を登り、ボイデンの滝や森の中の散策を楽しみます。
そしてまた帰路の電車で引き返すのです。
私はジェチーンでの疲労もあり、とっても山道のハイキングなんかできません。
ここで待っていていいですか?と運転手に聞きました。
そしたら、別な道を指差し、こっちは平坦な道だから疲れないよ。
気持ちがいいからこちらを散策していらっしゃい、と。 -
その話を聞いていた一緒に乗ってきたカップルも、同じ道を歩きます。
ごつごつした奇岩や、鬱蒼とした森。
オゾンが身体いっぱいに満ち溢れるようです。 -
10分ほど平坦な山道を歩いていたら、我々の前の電車で滝の方に行った一行が戻ってきました。
そこから引き返して、一緒に電車の停留所を目指します。 -
道々、ワラビがあちこちに群生しています。
懐かしいー。
それを1本摘み取り、隣を歩いていた同年代のおば様に話しかけました。
「日本ではこの草を食べるんだけど、ドイツでは食べないのですか?」 -
そしたらその女性、
「えっ日本ではこれを食べるの? でもこれはドイツでも食べるわよ。」って別な草を摘み採って教えてくれます。
「細かく刻んでスープに入れるのよ。
みんなで野原に行って、ここにあった!あそこにもあった、って大喜びで採るのよ。」
って話になりました。 -
話は盛り上がります。
いろいろ話をしていると、彼女の母親がブラジル人だとの事。
「ブラジルには日本人が大勢住んでいるわ。日本人街もあるのよ。」
とっても日本に好感を持っているのか、
「だから私達は友達ね!」って握手をしました。 -
電車の中でもずーっと話をしていました。
持参していた日本のキャンディーをあげたり、カメラの写真を見せたり、あっという間に終点に着きました。 -
皆様、キルニッチュ渓谷鉄道はお薦めです。
冊子からコピーした地図を貼り付けますね。
①のシュタットパークから⑤のボイテンの滝まで走ります。
地図の終点リヒテンハイナーの滝までは電車は行きませんでした。 -
時刻表も貼り付けておきます。
4月から10月終わりまでは日中は30分に1本走っています。
冬場は1日7本だけです。
今回私は滝の方へのハイキングは取りやめましたが、30分ほどだそうです。 -
気持ち良さそうに皆さんがくつろいでいるシュタットパーク(市の公園)を横切って、次に私が向かったところは…。
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あそこに見える高い鉄塔。
実はエレベーターなんです。 -
下でチケットを買って、高さ50メートルの見晴台に登ります。
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料金は片道1.8ユーロ、往復2.8ユーロ。
さすがにここではドレスデンカードは適用しませんでした(笑)。 -
でもこちら側に渡るにはあの通路を通ってこなければならないのです。
足の下が空間だと思うと、高所恐怖症の私はもう絶叫もの!
ここが素通しの網やアクリルでなくて良かった〜! -
こうなっています。
-
上からみるエルベ川上流の風景
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旧市街の方向。
教会の屋根が印象的。
それから山の上にコブみたいに見えるあの岩はこの街の名物らしいです。
いろんなパンフレットに載っています。 -
風景を写していたら、近くにいた人がここを御覧なさい、って。
何でも珍しい動物がいるらしい。 -
ヒョウだかネコだかわかりませんが、寝そべっています。
あとで調べたら、山猫の仲間らしい。 -
後ろの山は散歩道になっています。
ここから、遊歩道を経由して、尾根沿いを散策する美しい森の小道が続いているそうです。
エレベーターを降りた皆さんはそちらの方に登っていきました。
元気ですねー。 -
私はカフェタイムです。
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周りの自然が私のお供。
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下に降りてきました。
少しバートシャンダウの旧市街の街歩きをいたします。 -
バートシャンダウは、13世紀ごろから温泉リゾートとして発展してきました。
ホテルには温泉が付いているところも多いそうです。
ここは「トスカーナ・テルメ」、日帰りで温泉を楽しむことが出来るようです。 -
街の中心、聖ヨハニス教会。
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マルクト広場のかわいい噴水。
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マルクト広場、噴水と聖ヨハニス教会のコラボ。
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エルベ川にやってきました。
今日は朝から体調も余り良くないのに、ずいぶん動き回りました。
少し休憩しましょう。 -
空いているベンチに腰をかけます。
さすがに疲れました〜。
周りの人たちは、温泉リゾート地に優雅に滞在している人たちなのでしょうか。 -
目の前の船着場には渡し舟が到着して、たくさんの人が降りてきます。
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川向こうには、IC(特急列車)やEC(国際特急列車)などが通り過ぎていきます。
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ベンチに座って小一時間ぼーっと過ごしました。
のんびりとした寛げる時間でした。
さて今夜晩御飯はどうしようかな。
あんまりお腹は空いていないけど。 -
結局街歩きの途中にケーキ屋さんを見つけて、チェリーケーキと飲み物を買ってホテルに帰りました。
-
ホテルの部屋は広くてゆったりしています。
バルコニーも付いていました。 -
建物は重厚な石造りです。階段も素晴らしい。
翌朝。
朝食は、ハムやチーズがまるで「フグの薄づくり」のようにきれいに並べてありました。まるで芸術作品のよう。
お箸でさっと集めて自分のお皿に取りたかったけど、人数分になっているんでしょうねー(笑)。 -
8時55分の渡し船に乗ります。
船着場には乗客が集まり始めました。
ところが5分前になっても機関士が来ないのです。
早く来ないと列車に乗り遅れちゃう!イライラしましたが、52分になってやっと出勤。
そして55分にはちゃんと出発したからさすがです。
料金1ユーロ。 -
さようなら、バートシャンダウ。
9時11分発のドレスデン行きに間に合いました。 -
もちろん、エルベ川の窓側に席を取りました。
乗客は本当に少ない。
ちょっと離れた席で親子連れが会話をしています。
その話し声がよく聞こえます。 -
2歳くらいと4歳くらいの二人の子供に母親が話しかけています。
「ドレスデンって、とっても大きいのよ。
とってもシックで、とってもきれいな街なのよ。
もうすぐ着くわよ。」
凄く判り易く、とっても優しく話しかけています。
あーーあ、私にもみんなあのくらい簡単なドイツ語で喋りかけてくれたら、もっと理解できるのにー。 -
ドレスデン駅に到着。
先ずはホテルに預けておいた荷物を受け取って来ます。
そしてインフォに行って、11:04分発のベルリンまでの座席指定券を取りました。 -
今日の列車はEC(国際列車)。
チェコのブルノからプラハを経て、昨日行ったジェチーン、バートシャンダウ、ドレスデン、そしてベルリンを経由してハンブルクまで行く長距離列車です。
乗り込むと、私の席には荷物が置いてあって席取りしてあるのです。
確かに間際に指定席を予約したので、席の上には表示はしてありませんでした。
まもなく若いカップルがやってきました。
私は、指定券を見せて「ここ私の席ですよね?」 -
すると若い男性は、荷物をどかさないで、連れの彼女に「ごめんね」っていう風に抱擁し始めたのです。
何なのよー。まるで私が意地悪したみたいじゃない!
4ユーロ払ったんだからー!
車窓は旧東ドイツの工業地帯。原子力発電所でしょうか?
それにしても、天候が気にかかる。
「どうか雨よ降らないで!」
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この旅行記へのコメント (5)
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- utamiumiuさん 2015/03/24 23:56:35
- バート・シャンダウの記、おじゃましまーす。
- frau.himmelさん
こんにちは。
この春ドレスデンに5泊するのでドレスデンから日帰りでどこか行こうかなバウツェンはどうかな?なんて4トラサーフィンしていたら偶然行き当たり「何だかhimmelさんの文体みたいだなぁと読んで来たらhimmelさんでしたっ!
(*^_^*)
友人とその息子を案内して旅します。
ドレスデンも見どころいっぱいですがバートシャンダウ魅力的です。
キルニッチュ渓谷鉄道の旅とっても参考になりました。
行ったことがないので「行ってみたいな〜」と思いました。
ありがとうございました。
また来ます。
uta
-
- ハッピーねこさん 2013/01/17 00:40:57
- 素敵な渓谷鉄道!
- himmelさん、こんばんは。
バート・シャンダウの記にお邪魔しました。
森に続く鉄道、素敵ですね〜!
ドイツを訪ねるようになって以来、すっかり鉄道ファンになりましたが、
山や森に入っていく鉄道には特に憧れます。
緑の中をこんな小さな可愛い車体の列車に揺られていくなんて、しかも
すこぶるいいお天気だったではありませんか!なんとうらやましい!
ここもBSでご覧になったのですね。
テレビで観た場所を訪ねるのって、楽しいですよね。
映像で見た同じ場所に自分が立つあのわくわく感。いいですよね〜!
私の今のところの実現したき鉄道の旅のひとつは、インスブルックから出発する
シュトゥーバイタールという山岳鉄道です。
1時間ほどの旅で、チロルの素敵な山々が楽しめるようです。
ハッピーねこ
- frau.himmelさん からの返信 2013/01/17 20:53:23
- RE: 素敵な渓谷鉄道!
- ハッピーねこさん こんばんは。
いくつも見ていただいて投票もありがとうございます。
バート・シャンダウ編、お目に留まったんですね。
そうです、テレビで見ました。ご覧になったでしょう?
テレビで出てくるドイツの風景って、本当に旅情を掻き立てられますね。
今回は、ドレスデンからの蒸気機関車とこのザクセンの森を走る路面電車に乗ってみました。
ハッピーねこさんはインスブルックの山岳鉄道に乗られたんでしたね。
旅行記拝見してステキだなーって思ったのでした。
さて、ハッピーネコさんの旅行記、グルメ編(も)とてもで充実していて、次回の旅行の参考にさせていただいています。
またお邪魔させてくださいね。
どうか、あまり無理をなさいませんよう、寒さ厳しき折、お体の方気をつけてくださいね。
himmel
-
- ベームさん 2012/12/28 22:55:51
- たぶん4トラ初登場。
- himmelさん、
寒い暮れですね。
珍しい写真見せて頂きました。ジェチーン、キルニッチュ渓谷鉄道。それに(その国の)お金を持たないで出かけていく突撃精神。やはりhimmelさんの旅はハラハラドキドキです。
「山上の十字架」の絵を見てもその故郷まで足を延ばす酔狂な人はまずいないでしょう。酔狂なんて言葉を使って気を悪くしないでください、私としてはユーモアのつもりですから。あの絵の岩山、樅?、杉?の木はザクセンスイス辺りなのでしょうか。風景画の祭壇画なんて珍しいですね、かえって斬新で神秘的な気がします。
目の障害は良くなってきました。多分一時的な眼筋疲労ではないか、との医者の診断。現金なものでそれを聞いてああまた来年もドイツに行くことが出来ると嬉しくなった次第。
5月23日から20日間の予定でフライトを確保し、目下四苦八苦スケジュールを作成中です。中部ドイツの宗教改革にゆかりのある町、チューリンゲンヴァルト縁辺の町、それにバイエルン地方の小さな町を巡ってこようと思っています。himmelさんもお決まりですか。
来年も良い年でありますように。
ベーム
- frau.himmelさん からの返信 2012/12/29 09:41:46
- RE: たぶん4トラ初登場。
- ベームさん おはようございます。
良かったですね!
目の障害が単なる眼精疲労で。
お医者様にも保障していただいたんですもの、来年の旅はバッチリですね。
5月23日からご出発ですか?昨年も同じ頃でしたね。
かくいう私も昨年と大体同じ4月22日から、3週間ほど。
昨年のドッキリ騒動を思い出します。
何かお互いに同じパターンで旅をしていますね(笑)。
さて、ジェチーンとキルニッチュタール・バーン。
確かに4トラでは初登場かも知れませんね。
> それに(その国の)お金を持たないで出かけていく突撃精神。やはりhimmelさんの旅はハラハラドキドキです。
ねーおかしいでしょう?
駅中にATMがあると思ったんです。
一昨年リンツからチェスキー・ブディヨヴィチェに行ったときも
駅中でキャッシング出来たので心配していませんでした。
ところが現実は…(笑)。
ところで先日ベームさんの北ドイツ(バルト海側)を見せていただきました。
そうそう、まさに私が行きたいのはココ!
北ドイツ旧西側は今回は考えていません。旧東側の北ドイツに憧れます。
不明なところが出てきたら、質問しますので教えてくださいね。
どうぞよいお年を!
himmel
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